メッキパーツが装飾しているトラックを見ると、思わず目で追ってしまいますよね?
綺麗に磨かれたトラックを見ると、とても気分が良くなりますし、誠実な人間性も感じることができます。
さらに「トラックを綺麗に洗車している人は、仕事も丁寧そう」なんて印象を受けることが多いのも事実です。
ところで「綺麗でセンスのあるトラック」をうまく演出できるメッキパーツですが、たまに、錆びついてカッコ悪くなっているトラックも見かけますよね。
そのような方達は、間違ったクチコミやネットの情報で商品の選択をしてしまい、洗車している人たちがほとんどです。
この記事では、そのような失敗をしないために、25年関東でトラックドライバーしてきた私と仲間達の情報をもとに
● メッキパーツの磨き方
● サビの原因と除去法
● おすすめ商品(メッキング・サビトリキング)
をまとめて説明していきます。
とにかく簡単ですし、忙しいトラックドライバーでも、スキマ時間で洗車可能です。
これであなたのトラックも見違えほど綺麗になってしまいますよ。
目次
メッキパーツの磨き方|研磨剤ってダメなの?
ところでトラックを洗車する時、あなたはどのように洗っていますか?
● 洗車機にいれる
● 洗車ブラシで擦る
● 市販のケミカル類で洗う
などが主流ではないでしょうか。
でもちょっと待ってください。
メッキパーツは強く擦ることで、傷がつきサビや剥がれの原因になることがあります。
知らずに後悔する前に、1度メッキパーツの特徴と耐久性について知りましょう。
メッキパーツとは?その特徴と耐久性について
トラックのメッキパーツといえば、バンパーやフロントグリル、コーナーパネルやミラーカバーなどいろいろあります。
このメッキ加工には、いくつか種類がありますが、トラックパーツのほとんどがクロームメッキ加工という手法が施されています。
クロームメッキとは、簡単に説明すると
● 胴メッキ
● ニッケルメッキ
● クロームメッキ
この3層で構成されています。
この加工をすることで、耐久性が上がるのはもちろん、光沢のある銀白色に仕上げることができます。
1番上のクロームメッキ層の厚さは、約0.2~1μm(マイクロクロメートル)ほどです。
髪の毛が50~100μmなので、その薄さを理解していただけるのではないでしょうか?
さらに特徴として、表面には無数の穴があります。顕微鏡などで見ないと確認できないほどの小さな穴です。
この小さな穴の処置方法が悪いと、クロームメッキの劣化を進めてしまいます。
では、この無数の穴はどうすればよいのでしょうか?
順を追って説明していきます。
研磨剤を使用してしまった時には?
メッキパーツを磨く際、研磨剤が入っていないケミカル類を選んでください。
理由は、研磨剤がクロームメッキの小さな穴から傷をつけてしまうからです。
傷ついてしまったメッキ部分には、再メッキするしか方法がなくなってしまいます。
トラック用のケミカル類は、トラックステーションやインターネットで購入する事ができます。
値段や種類もさまざまで、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
「これ1本で洗車OK!」という商品には、研磨剤が入っている場合があります。
たとえ耐久性に優れたクロームメッキでも、研磨剤で擦り続けると表面がくすみ、本来の輝きがなくなってしまいますので注意が必要です。
メッキパーツを磨くときは
● カーシャンプーなどを使用し、柔らかいスポンジで優しく洗う。
● 水で洗剤を流した後、水気をしっかり拭き取りコーティング剤をメッキ表面に塗る。
これがクロームメッキの正しい洗車方法です。
コーティング剤を使うことで、クロームメッキ表面にある無数の穴をふさぐ事ができます。
これにより、下地であるニッケル部分の劣化を防ぎ、クロームメッキ本来の輝きをキープしてくれるのです。
しかし、すでにニッケル部分が劣化してサビが出てきているメッキパーツでは、効果がありません。
どうすれば良いのか心配している方もいると思います。
次に説明していきます。
サビの原因とは?正しいサビの除去法と手入れ
詳しくは・・メッキの点錆の原因とは?除去&再発防止抜群のアイテム紹介!
せっかく綺麗に洗車していても、メッキパーツにサビがあると仕上がりが決まりませんよね。
さらに1度着いたサビは、放っておいても進行するだけです。
ではメッキパーツのサビを落とすには、どうすれば良いのでしょうか?
サビの原因と除去法の説明をしていきます。
メッキから出るサビの原因と種類
サビの原因は、下地のニッケルメッキの酸化や劣化によるものです。
先の説明で、クロームメッキにある無数の穴があるとお伝えしまいた。
その穴に何も処置をしていないと、時間の経過とともに埃や水などが入り込んでしまいます。
これにより、下地のニッケルメッキが劣化してしまいサビが発生するのです。
さらにサビ具合には種類があり、軽度なものなら落とすことができますが、時間が経ち重度なものになると、再メッキやパーツの交換が必要になってしまいます。
サビをしっかり落とすことができれば、 メッキ部分に光沢があらわれ再生可能です。
では、どうしたら良いのでしょうか。
サビを落とすには、サビ取り剤が効果的です。
サビ取り剤を使うことで、クロームメッキ層に傷をつけることなく、ニッケル層から出たサビのみを落とすことができます。
さらにコーティングを施すことにより、サビの再発を防ぐだけでなくメッキの耐久性も復活するのです。
ここでは、そのサビの種類を2つの段階で紹介します。
メッキの上に、白い点々が見えます。こちらは初期の段階で起きる俗にいう「点サビ」です。
クロームメッキの無数の穴を放っておくと、次第にこのような白い点状のサビが浮いてきます。
段階を得て粒が大きくなり、見た目だけでなく手触りもザラザラと悪くなってくるのが特徴です。
しかし初期の段階なので、サビ取り剤を使えば簡単に除去することができます。
「点サビ」が進行していくと、このような状態になってきます。
中期の状態からでのサビ取りは、時間がかかるのはもちろんですが、クロームメッキにも傷がつく恐れがあり、たいへん危険です。
ここまで放っておかないことがベストですが、サビ取り剤のセレクトによっては、綺麗に除去も可能でしょう。
ここで私たちドライバー仲間が、実際に使ってよかった「サビ取り剤」と「コーティング剤」の紹介をしていきます。
「諦めていたパーツのサビが落ちた」
「このコーティング剤、本当にサビないね」
「待機時間にササッと出来て楽!」
など、トラック乗りには何かと助かる商品です。
「NAKARAI」メッキング・サビトリキング
「NAKARAI」の商品といえばバイク愛好家の方は、耳にした事があるのではないでしょうか?
あの「バイク好き芸能人 俳優 岩城滉一さん」が推奨している商品メッキング サビトリキングです。
そもそもメッキパーツの保護剤なので、バイクだけではなくトラックのクロームメッキにももちろん効果があります。
メッキングは、1本の量が100mlと非常にコンパクトで、しかもこれ1本で2t車レベルなら約10台仕上げられるというから驚きです。
商品の特徴として、速乾性の高さが魅力です。
とにかく忙しいトラックドライバーにとって、洗車にかける時間は短くしたいですよね。
メッキングなら、コーティングし始めて5〜10分程で硬貨し始めます。
これであれば、20〜30分程度の短い待機時間でもコーティング作業ができてしまうのです。
24時間程で完全に乾くので、その後足回りやキャビンなどを水でガンガン洗車しても、メッキパーツに浸水することがありません。
そしてこちらのサビトリキングの性能が良く、諦めていたサビもしっかり落とすことができてしまいます。
トラックメッキパーツの磨き方|サビの原因と解決法まとめ
この記事のまとめです。
● クロームメッキは、構造上目では確認できない無数の穴があいている
● サビの原因は、コーティング不足で下地のニッケルメッキが劣化したため
● NAKARAI メッキング・サビトリキングの紹介
ドライバーにとってトラックは、いわゆる「戦友」みたいなものですよね。
洗車を丁寧にしてあげたい気持ちは、誰にでもあるはずです。
しかし、トラックドライバーはとにかく忙しい職種であり、それに加え豪雨や台風、さらには雪などにも対応していかなければなりません。
効率よく「戦友」を綺麗に保つには、しっかりしたアイテムの選択とまめな洗車が必要になってきます。
今回紹介したメッキング・サビトリキングは、私が「25年かけて見つけた逸品」といっても過言ではありません。
お近くのカーショップやトラックショップにもありますので、何かの用事で訪れたときは、1度手にしてみてください。
使っていただければ、その効果を実感できるはずです。
トラックパーツのクロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
デコトラ用メッキング
クロムメッキパーツとステンレスが多い、デコトラ用の手入れ方法
メッキ加工の事ならNAKARAI
トラックパーツメッキ参考画像
三菱ふそう・スーパーグレート
エアクリナーシュノーケル ヘッド
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クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
エアクリナーシュノーケル ダクト
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クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
エアクリナーダクト
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クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
ミラーワイパー
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クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
メッキング&サビトリキングを購入する
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。