クロムメッキの白錆・点錆は、雨や湿気の多い悪環境下に長期間、晒している場合に発生しやすいです。
メッキの白錆・点錆を除去するには、メッキになるべくダメージを与えない錆取り剤が必要です。
- 「赤錆」
- 「白錆」
- 「点錆」
- 「腐食」
また、白錆・点錆の再発防止には、クロームメッキ表面にメッキ用保護皮膜剤をコーティングする方法がベストだと考えます。
そこで、この記事では「メッキの白錆・点錆」について、発生原因から除去&再発防止方法までわかりやすく解説していきます。
クロームメッキの白錆・点錆を除去&再発防止したい方に役立てていただければと思います。
目次
1、メッキに白錆・点錆ができる原因を徹底解説!
まずは、メッキの白錆・点錆の原因を知り、「白錆・点錆の除去&再発防止時に何に注意すれば良いの?」「今後、白錆・点錆を発生させにくくするには?」を解決しましょう。
具体的な説明の流れは、
1.白錆・点錆とはどういうもの?
2.白錆・点錆の発生原因は?
の2つに分けて解説いたします。
1-1.白錆・点錆・赤錆・腐食とはどういうもの?
白錆とは、メッキ表面にかさばった亜鉛酸化物が形成された状態です。
外観は、白色または白色に淡褐色の混ざった斑点です。
それに対して赤錆と呼ばれる錆もあり、赤錆はメッキ表面の不安定な金属分子が空気や水と反応し、酸化することで形成されます。
赤錆は、その名の通り赤褐色です。
金属による錆の色の違いと種類
- 赤錆 鉄、銅
- 青錆 銅
- 緑錆 ニッケル、銅
- 黒錆 鉄、銀
- 白錆 アルミニウム、亜鉛
- 茶錆 鉄、銅
- 黄錆 鉄、亜鉛めっき処理した鋼板
そして、点錆は一般的に白錆・赤錆・青錆・黒錆・茶錆・黄錆等の初期段階の錆でクロームメッキにできる点点とできる錆を指す傾向があります。
腐食とは、バイク・車乗りの間では、ベンツ等の欧州車のメッキモールによくできる、腐食の事をさす事が多いです。詳しくは→ベンツメッキモールの腐食防止
1-2.白錆・点錆の発生原因は?
白錆・点錆の発生原因は、メッキ表面が雨や湿気により濡れた状態で長時間さらされている場合に発生しやすいです。
また、メッキ表面に強酸性物質・強アルカリ性物質・有機酸・食塩などの亜鉛を腐食させる物質が付着している場合にも、白錆・点錆が発生しやすくなります。
ただし、クロームメッキに関しては耐食性が高い性質のため、白錆・点錆が発生しにくいです。
それにも関わらず白錆・点錆が発生してしまう原因は、メッキの構造によるものです。
そもそもメッキとは、素材に金属がいくつも被覆している状態です。
メッキは素材をパフ研磨したのち、銅メッキ・ニッケルメッキ・クロームメッキ加工して作ります。
加工によりできた最終表面のクロームメッキは、鏡のような美しい光沢と、大気中で酸化や変色しにくい耐食性を持っています。
そのため、クロームメッキ自体は錆びにくいです。
しかし、メッキの構造上、クロームメッキ表面には目に見えない無数の穴が空いており、そこから水やホコリが侵入し、下地のニッケルメッキを腐食させてしまうのです。
こちらの画像はプラスチックにクロームメッキをしたパーツですが、プラスチックに金属を被覆させているため、プラスチックにも関わらず、点錆が発生しております。
クロームメッキには目にみえない穴があいており、クロームメッキが被覆されていない箇所から錆るために、このように点錆になるのである。
その後、無数の穴の上に白錆・点錆が形成され、時間が経つに連れて盛り上がるように大きくなり、層となっているメッキを剥がしてしまいます。
2、メッキの白錆・点錆を除去する方法を解説!
次に、メッキの白錆・点錆を除去する方法を解説いたします。
メッキの白錆・点錆は、除去方法を間違えると表面が傷つく・黒くくすんで見えるといったアクシデントが起こってしまいます。
そのため、メッキの白錆・点錆を除去したい方は、ぜひこの見出しをお役立てください。
また、メッキの白錆・点錆除去において「どの錆取り剤が効果的か?」と疑問を持つ方へ、効果抜群の白錆・点錆除去専門錆取り剤についても解説していきます。
2-1.白錆・点錆を除去する方法
白錆・点錆除去には、メッキに作用しない研磨剤の入ったメッキ用錆取り剤を使用します。
一般的なメッキにも作用する研磨剤入りの錆取り剤を使用してしまうと、表面が傷つく・黒くくすんで見えるといったアクシデントが起こります。
傷がつく理由は、クロームメッキの鏡面度が高くかつ、硬い性質を持つことから、小さなキズでも目立ってしまうからです。
また、黒くくすんで見えてしまう原因は、研磨剤の影響で表面に凹凸ができるためです。
なお、クロームメッキの錆取り時には、錆取りクロスも特殊なものが必要になります。
なぜなら、一般的なクロスとメッキの相性が悪く、除去した錆でメッキを傷つけてしまうことがあるからです。
よって、メッキに作用しない研磨剤入りのクロームメッキ用錆取り剤と特殊な錆取りクロスの使用がおすすめです。
2-2.メッキの白錆・点錆除去専門アイテム「サビトリキング」
メッキの白錆・点錆を除去するには、メッキ専門店「NAKARAI」がクロームメッキ用の錆取り剤として配合した「サビトリキング」の使用をおすすめします。
「サビトリキング」は、メッキを傷つけない特殊な研磨剤の入った「錆に厳しく、メッキに優しい錆取り剤」です。
たっぷりつけて、撫でるように!
さびとり前
さびとり後
サビトリキングで動画でご説明
また、「サビトリキング」はこの抜群な効果から数々の雑誌に取り上げられています。
例えば
- 旧車雑誌「オールドタイマー」
- ハーレー雑誌「クラブハーレー」
- 絶版バイク雑誌「Zeppan Bikes」
- トラック雑誌「カミオン」
- ジェットスキー雑誌「HOT WATER」
- 台湾でもっとも人気な自動車・バイク雑誌「一手車訊」
などがあります。
雑誌の他にも、バイク好きタレント・俳優の「岩城滉一」さんにも、「サビトリキング」後に「メッキング」を塗布することで「メッキに深みが出る」とお褒めの言葉をいただいております。
メッキ愛好家からも大人気です!
「サビトリキング」は、錆取りには欠かせない特殊なクロスもついて1,980円(税込)
詳しくはこちら:「サビトリキング」
3、メッキの白錆・点錆の再発防止方法を解説!
次に、メッキの白錆・点錆を除去するおすすめの方法を解説いたします。
特に、メッキの白錆・点錆除去後、再発を防止するためには必須です。
また、補修時も除去時同様に、クロームメッキの取り扱いには十分注意する必要があります。
3-1.白錆・点錆の再発防止・補修する方法
クロームメッキの白錆・点錆再発を防止するためには、メッキ用ケミカル保護皮膜剤の使用がおすすめです。
何より、メッキをピカピカにするには、クロームメッキの無数の穴にメッキ用ケミカル保護皮膜剤を流し込み、硬化させて全ての穴を塞ぐ方法が一押しです。
ここで注意する点は、メッキ用ワックスを使用しないことです。
クロームメッキの白錆・点錆を除去する際に、メッキ用ワックスで磨く方法が一般的とされていますが、弊社ではこの方法をおすすめしていません。
なぜなら、メッキ用ワックスに入っている研磨剤で表面を傷つけてしまうためです。
白錆・点錆の再発防止には、メッキ用ワックスではなくメッキ用ケミカル保護皮膜剤の使用をおすすめします。
3-2.白錆・点錆再発防止に効果抜群のアイテム「メッキング」
白錆・点錆の再発防止には、クロームメッキのためにメッキ専門店「NAKARAI」が5年の歳月をかけ、独自に研究開発したメッキ用ケミカル保護皮膜剤「メッキング」が効果抜群です。
メッキング動画でご説明
「メッキング」は、史上”最鏡”のメッキ用保護皮膜剤です。
「メッキング」なら、クロームメッキにある無数の穴を確実に塞ぎ、耐食性を飛躍的に向上させ、きれいに保つことができます。
また、錆を防ぐだけでなく、塗布後はクロームメッキ独特の青光りが増し、深い艶が持続します。
「メッキング」の価格は、5,980円(税含)で効果抜群です。
クロームメッキの白錆・点錆再発防止をお考えの方は、ぜひ「メッキング」をお試しください。
詳しくはこちら:「メッキング」
4、まとめ
メッキの白錆・点錆除去には、メッキに作用しない研磨剤の入ったメッキ用錆取り剤を使用します。
また、おすすめのメッキ用錆取り剤は、メッキ専門店「NAKARAI」がクロームメッキ用の錆取り剤として配合した「サビトリキング」です。
錆に厳しく、メッキに優しい「サビトリキング」は、クロームメッキ表面を傷つける・黒くくすんで見えることなく錆を除去できます。
そして、「サビトリキング」塗布後は、同じくメッキ専門店「NAKARAI」が5年の歳月をかけ独自に開発したメッキ用ケミカル保護皮膜剤「メッキング」での補修がおすすめです。
「メッキング」は、クロームメッキにある無数の穴を確実に塞ぎ、耐食性を飛躍的に向上させるだけでなく、クロームメッキ独特の青光りが増し、深い艶を持続させることができます。
クロームメッキの白錆・点錆除去と補修をお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
また、メッキ用錆落とし剤を使用しても錆が落ちない場合は、メッキの錆が進行しすぎて錆落とし剤では手遅れの状態になっているため、再メッキが必要になります。
例)ハマーのボンネットグリルを再メッキ
- 再メッキ前
- 再メッキ後
「NAKARAI」は、クロムメッキ専門店のため再メッキのご相談も受け付けております。
ぜひお気軽にご相談ください。
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。