画像参照元…ヤマハ公式ページ
扱いやすさが魅力の『ヤマハ・ジール』
ふとたまに「どんなバイクが満足できるのだろう?」と思う時が有ります。満足する基準は人それぞれなので一概にはコレ!とは言えませんが取り回しがしやすくてパワーがあってデザインもかっこいいのが良い。付加価値として何かあれば尚更良い。更に欲を言えば維持費が安いと申し分無いのですが、そんなわがままな要望を叶えてくれるバイクってどれくらいあるでしょうか?
今回はそんなわがままを何となく解決してくれそうな一台『ヤマハ・ジール(ZeaL)』をご紹介します。1991年2月に発売されたネイキッドバイクで、製造期間は1991−1999年と10年にも満たない年数ですが、バイカーの間では比較的認知度の高いモデルです。
ジールに搭載されているのはレーサーレプリカモデルであるFZR250R譲りのGENESIS(ジェネシス)エンジンをベースにした250cc直列4気筒DOHCエンジン。最高出力は40ps/1200rpm。幅広い走行シーンを考慮した中低速にウエイトをおいた特別なチューンが施されていました。
ダイヤモンドフレームを採用しエンジンを低重心化。車両重量も164kgと250ccのアドバンテージとも言える軽さもあり、シート高も735mmと足付きも良く設計されていました。そのためビギナーにも扱いやすいバイクとしてとても重宝されていました。
車名の『ジール(ZeaL)』とは『熱中・熱狂』といった意味で、まさにバイク乗りに宿る熱意を感じられるネーミングとなっています。まさに情熱の宿ったバイクと言えます。
スペックから分かる通りライバル車はホンダ・ホーネット、カワサキ・バリオス、スズキ・バンディットといった名車揃い。もちろんそういった強者たちにも負けない魅力をジールは持っています。
目次
ヤマハ・ジール 主要諸元 参考:1992年モデル
車体型式 | 3YX |
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エンジン型式 | 3YX |
エンジン種類 | 4ストローク 4バルブ 直列4気筒 DOHC |
エンジン冷却方式 | 水冷 |
排気量 | 249cc |
シリンダーボア | 48mm |
ピストンストローク | 34.5mm |
圧縮比 | 12:1 |
最高出力/回転数 | 40ps/12000rpm |
最大トルク/回転数 | 2.7kgf•m/9500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
トランスミッション | 6速MT |
全長 | 1990mm |
全幅 | 715mm |
全高 | 1045mm |
ホイールベース | 1370mm |
最低地上高 | 135mm |
車両重量 | 164kg |
燃料タンク容量 | 15L |
燃料消費率 | 51.0km/L |
乗車定員 | 2名 |
動力伝達方式 | チェーンドライブ |
フレーム型式 | ダイヤモンドフレーム |
ブレーキ(前) | ディスク式 |
ブレーキ(後) | ディスク式 |
タイヤ(前) | 110/70−17 |
タイヤ(後) | 140/70−17 |
ジールの外観の特徴
ジールのデザインコンセプトは「ジャンプするイルカ」。流麗なタンクとテールカウルがとても印象的で、特にタンクはアール部分は確かに海面で跳ねるイルカの背中を彷彿とさせる様な美しい弧を描いています。
低くセットされたハンドルに単眼丸目のヘッドライト、二連メーターなど全体的にはシンプルで様々な層に受け入れられる様なネイキッドスタイルとなっています。
ボディカラーはレッド・ブルー・シルバー・ブラック(年式毎で異なります)があり、サイドカバーとラジエーターカバーはシルバーとイタリアンバイクの様なメリハリのあるツートンカラーとなっています。(シルバーはブラックとのツートン)
全年式において大きなデザイン変更は有りませんでしたが、1992年のマイナーチェンジ時にエンジンはシルバー塗装が施され、リヤサスとサイレンサーがクロームメッキに変更されています。
ジールのメッキパーツを史上”最鏡”に!
生産が終了して20年以上が経過しても尚コアなファンから熱い支持を受けている『ヤマハ・ジール』。流麗なフォルムの秀逸さと見た目以上の扱いやすさは令和でも、大きな魅力と言えます。
しかしその反面、絶版車として個体数は減り中古市場でも球数はかなり少なくなってきているので、今後は希少車として入手しづらくなるのは間違い無いでしょう。
またジールにはメッキパーツが多く使用されているので、メッキのお手入れや維持にも十分注意が必要になります。絶版車の場合、パーツも入手しづらくなるので一度大きくサビてしまえば再メッキなどが必要になってきます。
メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護材にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。