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新次元のネオレトロスポーツ『ヤマハ新型XSR900』
進化したヤマハのネオレトロスポーツ『XSR900』。同じくヤマハのロードスポーツモデルであるMT−09をベースに2016年に登場。性能は最新で、見た目はレトロという外面と内面、両方からオーナーを満足させるバイクです。
2021年11月にはモデルチェンジした新型XSR900がEICMA(イタリア・ミラノモーターサイクルショー)で発表され、世界に先駆けて欧米市場で販売が開始され、翌年の2022年6月に日本国内でも販売が開始されました。新型XSR900の型式はRN80Jとなっています。
ネオレトロという基本的なテーマは前モデルから踏襲されつつも、より洗練された外観へと変貌を遂げ、マッシブな雰囲気が強まった新型XSR900は前モデルとは違った魅力を放っています。とにかくデザインは一線と画すものがあり、さすが『デザインのヤマハ』と頷きたくなる秀逸な外観となっています。
搭載エンジンは前モデル同様に水冷並列3気筒4バルブDOHC。新型へのモデルチェンジをきっかけに、排気量は845ccから888ccにアップさせるなどして性能面でも向上しています。
新型XSR900のコンセプトとなったのは『The Expert of Equestria(ザ・エキスパート・オブ・エクストリアン)』で、『伝統馬術のエキスパート』を意味します。バイクとライダーが心を通わせ合いながら風を切って走る、まさに人馬一体をイメージしたコンセプトは、XSR900が単なるスポーツバイクではない、紳士的な一台である事を示唆している様です。
見た目も性能もコンセプトもどれをとっても、隙のない拘りが詰め込まれた新型XSR900は魅力の塊である事が分かります。
目次
XSR900 主要諸元(2022年モデル)
車体型式
- 型式:8BL−RN80J
エンジン
- エンジン型式:N718E
- 種類(バルブ/気筒):並列3気筒4バルブ4ストロークDOHC
- 冷却方式:水冷
- 総排気量:888cc
- 燃料供給方式:フューエルインジェクション
- 内径(シリンダーボア):78mm
- 行程(ピストンストローク):62mm
- 圧縮比:11.5:1
- 最高出力/回転数:88kW(120ps)/10000rpm
- 最大トルク/回転数:93N•m(9.5kgf•m)/7000rpm
- 使用燃料:レギュラーガソリン
- 始動方式:セルフスターター式
- 変速機:リターン式6速MT
寸法
- 全長:2155mm
- 全幅:790mm
- 全高:1155mm
- ホイールベース:1495mm
- 最低地上高:140mm
- シート高:810mm
- 車両重量:193kg
- タイヤサイズ(前):120/70ZR17
- タイヤサイズ(後):180/55ZR17
性能
- 乗車定員:2名
- 燃料タンク容量:14L
- 燃料消費率:31km/L
構造
- フレーム型式:ダイヤモンド(デルタボックス)
- 動力伝達方式:チェーン
- ブレーキ(前):油圧式ダブルディスク
- ブレーキ(後):油圧式ディスク
洗練されたスタイルに魅了される!
新型XSR900はとにかく目を引くデザインで見る者を魅了します。前モデルもレトロ感が強くとても趣のある外観でしたが、モデルチェンジにより洗練されたスタイリングへと様変わりしました。まるで全く別のバイクかの様な出で立ちです。
まずは全体的なシルエットに関しては”詰まった感”のある肉厚なボディは健在。ネオレトロのコンセプトが踏襲されているのは間違いない事が分かります。
ヘッドライトはLEDタイプへを採用し、メリハリのある閃光が行き先を明るく照らしてくれます。肉厚なボディに対して小ぶりなヘッドライトケースとなっており、ブラック塗装が施されています。ヘッドライトステーはドリルド加工で無骨な雰囲気を演出し、細かな部分への拘りが伝わってきます。
ハンドルは前モデル同様に低く構えたバーハンドルを装着。ハンドルミラーがバーエンドミラーへ変更された事で、見た目の重心が下がりよりスポーティな印象を強めています。ミラーの形状もオーバルタイプがチョイスされ、レトロなカフェレーサーの様な雰囲気を醸し出しています。
XSR900のモデルチェンジで最も目を引くのがタンク。シンプルな形状から曲線が美しいデザインへと変更されています。ニーグリップ部分は大きくえぐれており、起伏の激しい形状が立体的で、筋肉隆々な肉体美を見せつけているかの様です。タンク前方にはエアインテークの様なスリットが入っており、絶妙なアクセントとなっています。
サイドカバーには脱着しやすくさせるDリングが取り付けられており、デザインを損わせる事なくメンテナンス性を向上させています。
シートはタンデム部分が大きく膨らんだデザインへ。こちらもレトロカフェレーサーの様な趣のシングルシート風となっています。キュッと短く尻上がりなシートですが、ボリューミーな形状が厚みのあるタンクと相性抜群です。
カラーリング2色。ブルーメタリックCは爽やかな雰囲気で、倒立フォークがゴールドに塗装されておりスポーティな雰囲気。ブラックメタリックXはホイールを含む全てのパーツがブラック塗装されており、レッドの差し色がアクセントとなっています。
鮮やかなブルーメタリックCか、シックなブラックメタリックXか。どちらも魅力的なカラーリングでそれぞれ違った良さがあります。
軽量で剛性に優れた新フレームと迫力のエンジン
新型XSR900にはアルミダイキャスト製のデルタボックスフレームを採用。ヘッドパイプからリアピボット軸を結ぶラインを直線へ近づける事で軽量でありながらも多方向からの剛性に優れています。特に横方向からの剛性が格段に上がっている事で高い直進安定性を誇っています。
そのフレームから垂れ下がる様に装着された888cc水冷3気筒DOHCエンジンはMT−09をベースにしたもの。ボアストロークは78×62mmで、圧縮比は11.5:1。前モデルのXSR900と比べると最高出力は120psと据え置きですが、ロングストローク化された事で最大トルクは88N•mから93N•mへ向上しています。
スペックの向上も魅力的ですが、エンジンの造形も迫力があり、ブラック塗装が施された無骨なエンジンとなっており、しなやかな形状のタンクとのギャップがより目を引きます。マフラーもエンジンの真下にもぐらせる事で地面とのクリアランスが詰まり、ストリートファイタースタイルにカスタマイズしたかの様な雰囲気となっています。また溶接跡が印象的なマフラーもより無骨さを強調しています。
XSR900のホイールのメッキ加工施工例
さて、ここからがXSR900のメッキ加工の施工例になります。『SPIN FORGED WHEEL(スピン・フォージド・ホイール)』という名で、ヤマハの匠たちによって回転塑性加工と呼ばれる技法で製造された、軽量で強靭なホイールです。
こちらが施工前のホイールです。シンプルで飽きのこない、細いスポークと風車の様なデザインが特徴的です。足回りに引き締まった印象を与えてくれるシックなブラックカラーが施されています。こちらの前後のホイールにメッキ加工を施していきます!
そしてこちらが施工後のホイールです。ブラック塗装もカッコいいですが、メッキにする事で印象はガラリと変わります。いかがでしょうか?この輝き!キラッと光ったリム部分が眩しいです!走行中のホイール回転によってキラキラと輝くホイールで注目度アップですね!走っている姿を想像するとワクワクしてきます!
お洒落は足元から!とはよく言ったもので、ドレッシーなホイールで周りと差をつけてみてはどうでしょうか!?ホイールは円形なので、メッキ加工を施してあげる事でより滑らかさが強調されます!
愛車をいつまでも美しく!
以上、ヤマハ『XSR900』の魅力とメッキ加工施工例のご紹介でした。デザインがとにかく秀逸でカッコイイXSR900は、ノーマルでもまるでカスタムを施したかの様な、独創性の溢れる外観となっています。
レーシーなカフェスタイルが魅力的で、そのまま純正でも満足いくバイクですが、今回の様にパーツをメッキ加工するなどしてよりオリジナリティを出してみると、より魅力的かつ愛着が湧いて来ると思います。
そしてメッキ加工を施したパーツも、正しいお手入れをする事でいつまでもその輝きを維持し続ける事が出来ます。
もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。