画像参照元…ヤマハ公式ページ
ヤマハ攻めの一手『GX750』
1960年代〜1970年代にかけて交通インフラの劇的な変化と排気ガスによる環境懸念も影響し、日本のバイク市場は2ストロークエンジンから4ストロークエンジンへと大きく舵が切られた時代でもあります。そんな中、ホンダのCB750FourやカワサキのZ1など、排気量も大型化されたモデルも数多く輩出され、まさに大型4ストロークの戦国時代とも言えます。
今回ご紹介する『GX750』は1976年4月に発売した、ナナハンという排気量に拘った4ストロークエンジン搭載の大型バイクです。それまでヤマハが手掛けたのは2気筒エンジン搭載のTX750でした。多気筒化される他社のエンジンに対抗すべく選ばれたのは”3気筒エンジン”。4気筒と遜色ない性能とコンパクトなレイアウトを可能にするとして、他社のフラグシップモデルと差別化が図られていました。
ヤマハが拘った1J7型の747cc4ストローク直列3気筒DOHCエンジンのボアストロークは68×68.6mm、最高出力は60ps/7500rpm。これはホンダのCB750Fourの67psに迫る数字となっています。3気筒特有の振動を解消するためにマウント方法なども綿密に工夫されていました。快適性にも妥協を許さないロードスポーツモデルとして、当時のヤマハの攻めの一手として世に送り出されていました。
GX750の真骨頂である3気筒エンジンは引き締まったブラック塗装が施され伸びた3in1マフラーが特徴的です。足回りにはフロントにはダブル、リアにはシングルのディスクブレーキを採用し、駆動方式はシャフトドライブでした。エンジン以外にも快適性や制動性能にも配慮された仕上がりです。
製造期間は1976〜1980年と僅か4年程度でしたが、その間にもマイナーチェンジが施されています。最高出力を67psに引き上げるなどエンジン性能の向上に加えて、マフラーレイアウトを3in2に変更するなど、外観のブラッシュアップもされていました。
目次
GX750 主要諸元
参考:1976年モデル
グレード | ー |
型式 | 1J7 |
エンジン種類 | 4ストローク直列3気筒2バルブDOHC |
エンジン冷却方式 | 空冷 |
排気量 | 747cc |
シリンダーボア | 68mm |
ピストンストローク | 68.6mm |
圧縮比 | 8.5:1 |
最高出力/回転数 | 60ps/7500rpm |
最大トルク/回転数 | 6kgf•m/6500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター |
エンジン始動方式 | セル/キック |
トランスミッション | 5速MT |
全長 | 2180mm |
全幅 | 835mm |
全高 | 1150mm |
ホイールベース | 1465mm |
最低地上高 | 145mm |
車両重量 | 229kg |
燃料タンク容量 | 17L |
燃料消費率 | 32.0km/L |
乗車定員 | 2名 |
動力伝達方式 | シャフトドライブ |
フレーム型式 | ダブルクレードル |
ブレーキ(前) | ダブルディスク |
ブレーキ(後) | ディスク |
GX750の外観の特徴
GX750は3気筒という絶妙な気筒数をチョイスした事で全体的にもスッキリとした車体で、ライバル車に比べるとスマートな印象が強く感じられます。
容量17Lの燃料タンクはヤマハらしい個性的な形状で、ベースのシルバーカラーがかなり渋く感じます。シートは直線的なデザインでツンと上がったテール部分が特徴的です。シートカウルも装備されており、スポーティな雰囲気も抜群です。
GX750の真骨頂である3気筒エンジンは引き締まったブラック塗装が施され伸びた3in1マフラーが特徴的です。足回りにはフロントにはダブル、リアにはシングルのディスクブレーキを採用し、駆動方式はシャフトドライブでした。エンジン以外にも快適性や制動性能にも配慮された仕上がりです。
製造期間は1976〜1980年と僅か4年程度でしたが、その間にもマイナーチェンジが施されています。最高出力を67psに引き上げるなどエンジン性能の向上に加えて、マフラーレイアウトを3in2に変更し更にはキャストホイールを装備するなど、外観のブラッシュアップもされていました。
GX750のメッキ パーツを史上”最鏡”に!
以上、ヤマハのロマンが詰まった名車『GX750』のご紹介でした。”デザインのヤマハ”の拘りが詰まった魅力的な一台で、性能においても当時の技術者の熱い想いが込められたのが体感できるバイクです。
今では僅少なレア車で、状態の良い個体もかなり減ってきている様です。GX750の様なレアな旧車・絶版車を所有するのであればやはり気を付けたいのが外観のコンディション維持でしょう。
もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護材にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。