ホイールのメッキ磨きには、メッキ用ケミカル保護被膜剤の使用をおすすめしています。
また、弊社メッキ専門店「メッキ加工NAKARAI」では、メッキ磨きで一般的とされるメッキ用ワックスの使用はおすすめしておりません。
理由は、メッキ磨きによってメッキホイールの表面が傷ついたり、くすんだりすることがあるためです。
そこで、「じゃあ、どうすればメッキホイールに傷がつかないの?」「メッキ磨きでメッキホイールをピカピカにしたいな」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、ホイールのメッキ磨きにおすすめの方法や、傷つけずピカピカにできるアイテムなどを分かりやすく解説していきます。
「10年経った今でも新品に間違われるほどピカピカです」
10年前にハーレーを中古ですか購入し、ホイールを購入した際にこのメッキングを知り、タイヤ装着前にメッキングを2度塗りしました。
その後、ツーリング後には汚れ等は拭き取りしてましたが10年経った今でも新品に間違われるほどピカピカです!
自分の住んてるところは海岸線沿いの間違われるほどで潮の影響を受けやすいところにも関わらずピカピカを保っていられるのはメッキングで処理したからだと思ってます。
北海道ということもあり11月にはシーズンオフになり、オフの間は最初の2年ほどメッキングの重ね塗りをしてました。
その後はツーリング後に汚れを取る程度の手入れと2ヶ月1度程の磨きのみでこの状態です。
メッキング効果だと思います! メッキングに感謝しております! ありがとうございます!
北海道 O様より
目次
1、メッキホイールにはメッキ磨き専用アイテムを使うべし!
メッキホイールには、メッキ磨き専用のアイテムを使用する必要があります。
メッキ磨き専用アイテムの中でも、弊社ではメッキ用ケミカル保護被膜剤をおすすめしています。
1-1.メッキ用ケミカル保護被膜剤とは?
メッキ用ケミカル保護被膜剤とは、メッキ表面を薄い保護被膜で覆い、錆を防ぐものです。
大きなメリットは
- 「クロームメッキの耐食性の向上」
- 「クロームメッキ独特の青光りを活性化」
の2つです。
クロームメッキの構造上、ホイールのメッキ磨きにはメッキ用保護被膜剤でメッキを覆う必要があります。
そもそもメッキ加工とは、素材に金属がいくつも被覆している状態です。
メッキは素材をバフ研磨したのち、銅メッキ・ニッケルメッキ・クロームメッキを加工して作ります。
加工によりできた最終表面のクロームメッキは、光沢性・耐食性に富んだ性質を持ちます。
しかし、クロームメッキには目に見えない無数の穴が空いており、この穴から水やホコリが侵入することで、下地のニッケルメッキを錆びさせてしまうのです。
そこで、メッキ用保護被膜剤でメッキホイールの表面を被覆し、クロームメッキの無数の穴を塞ぐことで、耐食性を向上させます。
メッキ用ケミカル保護被膜剤には、大きくわけて、ガラスコートとポリマーとフッ素コートの種類があり、クロームメッキにはガラスコートをおすすめしています。
なぜなら、ガラスコートはケイ素系のガラスに近い成分であることから、クロームメッキ独特の青光りした光沢を、より一層際立たせるためです。
ポリマーは、樹脂系のプラスチック(樹脂)に近い成分で透明度が低く、クロームメッキの光沢を活かせません。
フッ素コートは歯磨き粉によく使われてるいる成分でそれほどコーティング力がないためです。
ホイールのメッキ磨きには、ガラスコート系のメッキ用ケミカル保護被膜剤をお試しください。
1-2.なぜメッキホイール磨きにメッキ用ケミカル保護被膜剤が必要か
メッキホイール磨きにメッキ用ケミカル保護被膜剤をおすすめする理由は、2つあります。
メッキ加工が施されたホイールは、単一金属・ステンレス・アルミニウム製のホイールとは、磨き方が異なります。
アルミホイールと同じ磨き方で、メッキホイールを台無しにしてしまう失敗談もよく耳にします。
メッキ磨きの際には、メッキの性質を理解することが重要です。
1-2-1.【理由1】メッキホイールは研磨剤との相性が悪い
メッキホイールの層構造と、研磨剤の相性は非常に悪いです。
メッキホイールを研磨剤入りアイテムで磨くと、表面が傷ついたり、黒くくすんで見えたりします。
原因は、先程説明したメッキの構造や性質によるものです。
メッキホイールは層になっているため、研磨剤入りアイテムで磨くと最終表面のクロームメッキが剥がれ、下地のニッケルメッキが見えてしまいます。
その結果、黒くくすんで見えたり下地のニッケルメッキが腐食したりと、メッキ磨きの失敗を招いてしまいます。
また、最終表面のクロームメッキは鏡面度が高く硬い金属のため、小さな傷でも目立ってしまいます。
ホイールのメッキ磨きに、研磨剤入りアイテムの使用はNGです。
1-2-2.【理由2】メッキ用ワックスでは手間がかかる
メッキホイールは、メッキ用ワックスで手入れするのが一般的とされていますが、弊社ではこの方法もおすすめしていません。
メッキ用ワックスによるメッキ磨きを行う場合には、こまめな手入れが必要なためです。
メッキ用ワックスの仕組みは、ワックスの主成分である油の性質を利用し、金属が錆びる前に油が錆びることで、メッキを錆から守るというものです。
しかし、錆びたワックスをそのままにしておくと、腐食汚れがメッキに付着し、結局メッキが錆びてしまいます。
そのため、メッキ用ワックスでは、錆びるたびにメッキ磨きを行う必要があり、非常に手間がかかります。
一方、メッキ用ケミカル保護被膜剤には腐食を進行させない効果もあるため、高い耐食性を維持できます。
2、メッキホイール磨きには「メッキング」がおすすめ!
ホイールのメッキ磨きには、メッキ専門店「NAKARAI」のメッキ用ケミカル保護被膜剤「メッキング」がおすすめです。
「メッキング」は、「NAKARAI」が5年の歳月をかけ、独自に研究開発した史上”最鏡”のメッキ磨き用アイテムです。
おかげさまで複数の車・バイク雑誌に取り上げていただき、俳優・タレントとして活動しているバイク好きで有名な「岩城滉一」さんにも、「サビトリキング」後に「メッキング」を塗布することで「メッキに深みが出る」と、お褒めの言葉をいただいております。
また、「バイクブロス」や「みんカラ」など口コミ・ランキングでも、ユーザー様から高評価をいただいています。
・『バイクブロス』でランキング1位 →画像挿入 ・『みんカラ』4.67点(5点満点) →画像挿入
詳しくはこちら:「メッキング 」
3、メッキホイールの点錆磨きにはメッキ用錆取り剤を使うべし!
メッキホイールの点錆磨きには、メッキ用錆取り剤の使用がおすすめです。
メッキ用錆取り剤は、メッキに作用しない研磨剤を含む錆取り剤です。
ただし、メッキ用錆取り剤でも研磨剤入りのものがあるため、含まれる成分には十分注意してください。
3-1.なぜメッキ用錆取り剤なのか?
一般的な錆取り剤を使用すると、メッキ自体が剥がれてしまい、下地のニッケルメッキが見えてしまいます。
その結果、メッキホイール表面が傷つき、黒くくすんで見えてしまい錆びやすくもなります。
一方、メッキ用錆取り剤はメッキに作用せず、錆のみを除去してくれます。
3-2.メッキホイールの点錆磨きには「サビトリキング」がおすすめ!
メッキホイールの点錆磨きには、メッキ専門店「NAKARAI」のメッキ用錆取り剤「サビトリキング」がおすすめです。
「サビトリキング」は、メッキを傷つけない特殊な研磨剤の入った「錆に厳しく、メッキに優しい」錆び取り剤です。
「サビトリキング」は、明白な効果を実感できることから、「メッキング」同様に複数の雑誌や著名人・ユーザーから高評価をいただいております。
メッキホイールの点錆磨きには、「サビトリキング」をぜひお試しください。
詳しくはこちら:「サビトリキング 」
4、まとめ
ホイールのメッキ磨き後の保護には、メッキ表面をガラスに近い成分で被覆できる、ガラスコート系のメッキ用ケミカル保護被膜剤がおすすめです。
メッキホイール磨きには、「表面を傷つけてしまった」「メッキホイールが黒くくすんで見える・・・」などの失敗談もあるため、研磨剤入りアイテムやメッキ用ワックスでのメッキ磨きはNGです。
また、メッキホイールの点錆磨きには、メッキに作用しない研磨剤の入ったメッキ用錆取り剤をおすすめします。
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。
ホイールのメッキ磨き後の保護をお考えの方は、ぜひ一度「メッキング」&「サビトリキング」をお試しください。
ホイールへのメッキ加工ももちろん承っております。