メッキ加工したい部分の知っておきたい内容と料金の考え方について

車やバイクをメッキ加工したいと感じることもあると思います。
ここではそんな時に知っておきたいメッキ加工の内容や、料金に対する考え方などを紹介します。
メッキ加工を自分で行うのは難しく、プロの業者に依頼することになります。
料金も発生しますので、事前にしっかりと検討することが大切です。
愛車を綺麗にするためにも、必要な知識を身に付けておきましょう。

メッキ加工とは？
メッキ加工にはどんなメリットがある？
メッキ加工する際の料金について
メッキ加工にかかる料金はどのくらい？
必ず事前に見積もりを
信頼して任せられる業者かどうかを考える
メッキ加工の料金を抑えるには日頃の手入れも大切
コーティング剤の活用がおすすめ
メッキ加工現物見積の注意事項
ラインメッキ加工見積
メールメッキ加工見積
メッキパーツの多い愛車はどのKING？
バイクメッキ手入れ

メッキ加工とは？

そもそもメッキ加工とはいったいどういう加工なのでしょうか？
メッキ加工は金属やプラスチックといった素材の表面に、特殊な加工を施す技術のことです。
対象となる素材の表面に薄い金属の膜を張るというイメージです。
たとえば車やバイクではクロムメッキ加工が採用されるのが一般的ですが、これはその名の通りクロムという金属で膜を張ります。
厳密にはクロムだけでなく、ニッケルや銅も使われていて、3層の膜で素材を覆うことになります。
車でもバイクでもシルバーに輝く綺麗なパーツが数多く使われていますが、これらのパーツは基本的にクロムメッキ加工が施されています。
特に国産車はそのほとんどがクロムメッキ加工を採用していると考えてかまいません。

メッキ加工にはどんなメリットがある？

次にメッキ加工を施すメリットについて見ていきましょう。
メリットはいくつか考えられますが、主に以下のような点が挙げられます。

★耐食性の向上
★外観がより綺麗になる

一般的にメッキ加工を施すという場合、これら2つのメリットを目的とします。
1つ目の耐食性の向上ですが、これは簡単に言うとサビが付きにくくなるというものです。
車に使われているパーツのほとんどは金属で、サビるリスクを抱えています。
雨に打たれることも多く、水分によってパーツが腐食、つまりサビていきます。
サビがひどくなると金属がどんどん劣化していきますので、非常に厄介なトラブルと言えます。
メッキ加工はそんなサビから愛車を保護してくれるのです。
素材を金属の膜で覆いますので、内部に水分が侵入しにくくなり、結果的に腐食の進行を防いでくれます。
メッキ加工には非常に高い耐食性があり、防サビという点では非常に優れています。
次に外観の問題です。
メッキ加工を施すとピカピカと綺麗な光沢を放ちます。
高級感を演出することができ、メッキ加工なしの状態と比べて見た目もぐっと良くなるのです。
これも大きなメリットになります。
サビから守りつつ見た目も綺麗になる、これがメッキ加工を施す理由です。

メッキ加工する際の料金について

では実際にメッキ加工を施すとなった場合にかかる料金について考えていきましょう。
業者に依頼して作業を行ってもらうことになりますので、必ず料金が発生します。
最終的にどのくらいの金額になるのかを確認するのはもちろん、他のお店と比べて高くないかなどもチェックする必要があります。
また、単純に料金が安ければ良いというものでもありません。
どんなに料金が安くても作業の質が低く、こちらが要求するクオリティに到達しないのであれば意味がありません。
しっかりとメッキ加工をしてくれ、なおかつ料金もお手頃というのが理想的です。
ここからは料金の調べ方や注意点などを詳しく解説します。

メッキ加工にかかる料金はどのくらい？

メッキ加工をするという時、まず料金が気になるという方も多いはずです。
予算内に収まるか、想定よりも高額になったらどうしようか、不安を感じることも珍しくありません。
結論から言うと、メッキ加工の料金は事前には決まっていません。
メッキ加工するパーツの大きさや、状態などによって変わってくるからです。
メッキ加工の料金は工賃が割合のほとんどを占めます。
つまり手間がどのくらいかかるかで料金が変動する仕組みになっていると考えてください。
そのため簡単にできる場合は安く、逆に手間がかかる場合は高くなる傾向が見られます。
たとえば新品同様の小さなパーツの場合、メッキ加工の手間もそれほどかからないので料金も安くなります。
数千円程度が目安になるでしょう。
反対にサビだらけで状態が悪く、かつサイズも大きいようなパーツの場合、メッキ加工にかかる手間も大きくなるため料金は高くなります。
数万円、場合によっては数十万円になるようなケースも出てくるでしょう。
それくらいバラバラになってしまうのがメッキ加工の料金です。
気になる部分ではありますが、パーツを業者に見てもらわないと具体的な料金もわからないというのが現状です。

必ず事前に見積もりを

メッキ加工をする際には必ず見積もりをお願いしましょう。
業者にパーツの状態を見てもらい、どのくらいの料金になりそうか調べてもらうわけです。
これなら作業を依頼する前に料金を把握でき、金額を見たうえで最終的な判断を下せます。
できれば見積もりは複数の業者にお願いしましょう。
1社にだけ見積もりをしてもらっても、提示された料金が高いのか安いのかなかなか判断できません。
それが3社、5社と増えていけばそれぞれの料金を比較し、安い業者と高い業者を見極められます。
先程も触れたようにただ安ければ良いというものではありませんが、安く済めばお得なこともまた事実です。
安く作業してくれ、かつ技術力もしっかりしているというのが理想の業者です。
そういった業者を見つけるためにも、まずは見積もりをしてもらって料金の比較を行いましょう。
現実的には大半の業者がまず見積もりをします。
こちらからお願いしなくてもメッキ加工をするとなれば見積もりから始まります。
逆に言うと見積もりをせずにいきなりメッキ加工するような業者は避けたほうが良いでしょう。
後で料金トラブルになるリスクがあります。

信頼して任せられる業者かどうかを考える

パーツの状態によっては高額にもなるメッキ加工ですから、どうしても料金のことを考えてしまいます。
ですが同様に大切なことは信頼できる業者かどうかということです。
技術力があってしっかりとメッキ加工してくれそうか、接客は丁寧で安心できるか、こういった点もチェックしなければなりません。
安いからといって任せてしまうと後で後悔することになるかもしれません。
見積もりをお願いし、その際にスタッフから話を聞くなどして料金だけでなく業者の技術力や接客なども見極めましょう。
そうすれば業者選びで失敗する可能性も少なくなります。

メッキ加工の料金を抑えるには日頃の手入れも大切

車にしてもバイクにしても、基本的には新車の時にメッキ加工が施されています。
そのため私達が業者に依頼してメッキ加工してもらう時というのは、再メッキ加工してもらうことが多いでしょう。
サビがひどくなったとか、傷がひどいなど、なんらかの理由で再メッキ加工しなければいけなくなる形です。
メッキ加工の料金はパーツの状態によって変わってきますから、少しでも料金を抑えるなら日頃の手入れも欠かせません。
基本的な手入れとしては洗車が挙げられます。
洗車で汚れを落とすことで見た目も綺麗になりますし、ホコリや小石といった小さな汚れを落とせば傷も付きにくくなります。
各パーツを良い状態に保つことができるようになり、いざ再メッキ加工という場合も料金を抑えられるかもしれません。

コーティング剤の活用がおすすめ

メッキを劣化させる最大の原因は腐食によるサビです。
そこでコーティング剤を活用しましょう。
コーティング剤はメッキの上にさらに特殊な被膜を形成し、メッキを保護できるアイテムです。
メッキには目には見えないものの小さな穴が無数にあいていて、その穴から雨水などの水分が侵入、内部を腐食させます。
コーティング剤を塗布することで穴を被膜によって塞ぐことができ、水分の侵入も防ぎます。
サビの進行を抑えることができ、メッキの寿命を伸ばせるのです。
コーティング剤を使うか使わないかで大きな差が出てきますので、愛車を守るならコーティング剤を上手に利用しましょう。
コーティング剤は使い方も簡単で、適量をクロスやウエスにとり、気になる部分に塗布していくだけです。
ムラにならないよう塗り拡げ、最後に乾燥させれば作業は完了です。
業者に依頼するのではなく、自分で作業できるのでお手軽な方法と言えるでしょう。

メッキ加工の料金は各パーツの状態によって変わってきます。
料金がどのくらいになるか知るためには見積もりをしてもらいましょう。
見積もり結果を見て、最終的にメッキ加工を依頼するかどうか判断すれば良いのです。
また、メッキ加工するだけでなく日頃の手入れも愛車を維持するためには必要です。
こまめに洗車したり、コーティング剤を使ってあげるなどしましょう。
そうすればメッキの状態も綺麗に維持され、メッキ加工の料金を抑えることにもつながります。