カスタムメッキ塗装って?クロムメッキとは違うの?知っておく注意点

カスタムメッキ塗装とはどういうものなのでしょうか?
クロムメッキとの違いや、カスタムメッキ塗装について知っておくべき注意点を見ていきましょう。
同じようにも思える2つの加工方法ですが、カスタムメッキ塗装とクロムメッキはまったく別なものです。
基本的にカスタムメッキ塗装はクロムメッキと比較して、耐食性や耐久性などが劣ってしまいます。
性能面を考慮するならクロムメッキの方が優れているのです。
メッキ工房NAKARAIはそんなクロムメッキ加工の専門店となります。
愛車のメッキ加工を考えているならまずはメッキ工房NAKARAIまでご相談ください。

カスタムメッキ塗装とは?

銀鏡メッキ

カスタムメッキ塗装というのは文字通り塗装の一種です。
銀が含まれた塗料を対象物に吹き付けることで見た目を綺麗にします。
光沢も出て見た目はクロムメッキとよく似ていますが、塗料を吹き付けているというのが大きな違いとなります。
この後に詳しく紹介しますが、クロムメッキは対象物を金属の被膜で覆い保護するものです。
一方でカスタムメッキ塗装は塗料を吹き付け、塗料によって被膜を形成します。
金属として銀が含まれているものの塗料ですから金属の被膜とは違い、耐食性や耐久性をはじめ変色性などあらゆる面で劣ってしまいます。
個人でカスタムメッキ塗装をしたいという場合、メッキ調のスプレーを用意し使用するという形になるでしょう。
手軽に塗装できるという点では便利ですが、あくまでも見た目がクロムメッキ加工に似ているというだけでクロムメッキ加工を施せる方法ではありません。
鏡のような綺麗な光沢が生まれますが、これは銀鏡反応という仕組みによるものです。
アンモニア性硝酸溶液と銀の反応により対象物に鏡を作り出すようなイメージでしょうか。
こうしてまるでクロムメッキ加工を施したような綺麗な光沢、輝きが作り出されます。

カスタムメッキ塗装にはどんなメリットがある?

性能面でクロムメッキ加工に劣るカスタムメッキ塗装ですが、なにかメリットはあるのでしょうか?
考えられるメリットは主に2つです。

  • 加工が簡単
  • クロムメッキ加工ができない物にも使える

まず1つ目の加工についてです。
先程も少し触れましたが、カスタムメッキ塗装のやり方は主にスプレーで塗料を吹き付けるというものになります。
そのため個人でも実践しやすく、またカスタムメッキ塗装のためのスプレーも手軽に入手できます。
カー用品店などでスプレーを購入し、愛車に吹き付けるだけでよいため手軽にクロムメッキ風の加工を楽しむには向いているでしょう。
もう1つのメリットがクロムメッキ加工できない物にも使えるという点です。
物によってはクロムメッキ加工ができないという場合もあるのですが、カスタムメッキ塗装は塗料を吹き付けるだけでよいため多くの物に使用できます。
本当はクロムメッキ加工が望ましいがどうしても加工できないというケースでは、代わりとしてカスタムメッキ塗装を採用することがあります。

カスタムメッキ塗装のデメリットは?

カスタムメッキ塗装のデメリットは耐食性や耐久性といった性能がクロムメッキ加工と比べて劣る点です。
より具体的にこのデメリットを見ていきましょう。
そもそもなぜ性能面で劣ってしまうのか、それはカスタムメッキ塗装によって形成される被膜が金属被膜ではなく、塗料によるものだということです。
クロムメッキ加工は薄い金属の膜で対象物を覆います。
薄いとはいえ金属の膜ですから硬さもあり、密着性も高いため汚れやサビの原因となる水分などをしっかりと弾きます。
ですがカスタムメッキ塗装による被膜は塗料の膜のため、密着性が低く汚れが付きやすかったり、水分が内部に侵入しやすくなってしまいます。
結果的に汚れがひどくなったり、サビが増えやすくなるわけです。
車やバイクをはじめ、対象物を保護するという能力はあまり期待できません。
見た目はとても綺麗になりますが、それはクロムメッキ加工でも同じです。
ムラが出ないという点を考慮すれば見た目の面でもカスタムメッキ塗装よりクロムメッキ加工の方が優れていると言えるでしょう。
カスタムメッキ塗装は手軽に行える方法ですが、それ以外の部分ではどうしてもクロムメッキ加工を下回ってしまうのです。

性能面を重視するならクロムメッキ加工を選ぶ

カスタムメッキ塗装は手軽に塗装が可能なため個人でもやりやすく、費用もそれほどかからないため手軽で便利なのは間違いありません。
ですが塗料を吹き付けるだけなのでどうしても性能面で劣ってしまいます。
金属の被膜で対象を覆い保護するクロムメッキ加工とはこの点で大きく差が出てしまいます。
愛車をサビから守りたい、汚れを付きにくくしたい、そう考えるならやはりカスタムメッキ塗装ではなくクロムメッキ加工を選ぶべきでしょう。
クロムメッキ加工なら愛車をしっかりと保護することができ、綺麗な状態をより長く維持できます。
クロムメッキ加工は性能面でとても優れていますが、個人で加工することは不可能です。
必ずクロムメッキの専門業者に依頼する必要があります。
メッキ工房NAKARAIはそんなクロムメッキ加工の専門店で、豊富な実績もあります。
愛車をしっかりと加工いたしますのでまずは気軽にご相談ください。

クロムメッキ加工とはどんな可能なのか

ではここからはクロムメッキ加工について詳しく見ていきましょう。
カスタムメッキ塗装は銀を含んだ塗料を吹き付けることで被膜を形成しますが、クロムメッキ加工は塗料ではなく薄い金属の被膜を形成します。
この際、3つの金属を使用します。

  • ニッケル
  • クロム

これら3つの金属を対象物に定着させることで被膜を形成しています。
表面に来るのがクロムのためクロムメッキ加工と呼ばれます。
実際にはクロムの下にニッケルと銅の被膜もあり、3つの金属層で保護している形です。
だからこそ耐久力にも優れると言えるでしょう。

クロムメッキはどうやって加工している?

電気メッキ

クロムメッキ加工は電気メッキ、ドブ漬けメッキなどとも呼ばれることがあります。
いったいどうやって加工しているのでしょうか?
クロムメッキ加工を施す場合、まず大きな容器の中に銅、ニッケル、クロムといったクロムメッキに必要な材料を入れます。
この時、各種材料は液体状に溶かされていていわゆる水溶液の状態になっています。
この水溶液が入っている容器にクロムメッキ加工したい対象物を漬け込み、さらに電気を流すことで金属、つまり銅、ニッケル、クロムを定着させていきます。
水溶液のことをドブに例えるためドブ漬けメッキと呼ばれることがあるのです。
また、金属を定着させるために電気を利用することが電気メッキと呼ばれる理由です。
この加工方法を見てもわかるように、クロムメッキ加工は専用の設備が必要で、さらに設備を使いこなすための知識と技術も求められます。
そのため個人でクロムメッキ加工を施すのは不可能なのです。
だからこそカスタムメッキ塗装という簡易的な方法が用意されているとも言えるでしょうか。
大掛かりな加工になるだけあり、クロムメッキ加工はサビや汚れにも強く、性能的にはとても優れています。
愛車などにクロムメッキ加工を考えているなら、やはりカスタムメッキ塗装ではなくクロムメッキ加工がおすすめです。
メッキ工房NAKARAIであればクロムメッキ加工が可能で、高い技術力でしっかりと綺麗な加工を行います。
クロムメッキ加工で気になることがあれば気軽にご相談ください。

クロムメッキ加工のメリットとは?

クロムメッキ加工のメリットとして耐久性や耐食性が高いことは紹介しました。
この他のメリットとして、均一性の高さも挙げられます。
クロムメッキ加工は金属を溶かした水溶液の中に対象物を漬け込み、電気を使って定着させる方法です。
対象物をまるごと漬け込むという性質上、均一性が非常に高くなります。
つまりムラが出ないわけです。
カスタムメッキ塗装のようにスプレーで吹き付ける場合、どうしてもムラが出てきてしまいます。
ですがクロムメッキ加工なら水溶液の中に漬け込むことで対象物の細かい部分までしっかりと被膜が形成されます。
被膜の厚みに差が出ることもなく、見た目も非常に綺麗です。
単純に硬くサビに強いだけでなく、美観においても優れているのがクロムメッキ加工です。

カスタムメッキ塗装とクロムメッキ加工は似ているようでまったく違います。
カスタムメッキ塗装は安価で手軽な方法ではありますが、性能的な面ではクロムメッキ加工の方があらゆる部分で優れています。
もし愛車にメッキ加工を検討しているなら、カスタムメッキ塗装とクロムメッキ加工の違いを踏まえたうえでどちらが適しているかを決めましょう。
おすすめはクロムメッキ加工です。
メッキ工房NAKARAIではそんなクロムメッキ加工を専門に扱っていて、技術力には自信があります。
カスタムメッキ塗装にはない優れた耐久性を発揮させることが可能です。
クロムメッキ加工のことならいつでも気軽にご相談ください。
状況を伺い、適切な対応をさせていただきます。