トラックは外装部分にメッキパーツが使われていることが多く、メッキクリーナーが欠かせません。
たくさんのメッキクリーナーが販売されていますが、選び方の基準はなにかあるのでしょうか?
ここではトラックに使うメッキクリーナーについて、主な種類や特徴を紹介します。
選び方の基準がわかれば最適なメッキクリーナーを使うことができるようになり、メッキパーツを綺麗に保てます。
メッキパーツはくすんでいたり錆びたりすると見た目も悪く、せっかくのかっこよさが台無しになってしまいます。
そうならないためにもメッキクリーナーで正しくお手入れしてあげましょう。
目次
トラックのメッキクリーナーにはどんな種類がある?
メッキクリーナーの種類についてですが、まず大きく2つの種類に分けることができます。
それが下記の2種類です。
★研磨剤あり
★研磨剤なし
このようにメッキクリーナーには研磨剤が使われているもの、使われていないものがあります。
どちらを選ぶか、これは非常に重要な点になりますので必ずおさえておくようにしましょう。
結論から言うと、メッキクリーナーとしておすすめなのは研磨剤なしのタイプです。
つまりメッキクリーナー選びの基準の1つは、研磨剤が使われていないこととなります。
なぜ研磨剤が使われていない方が良いのか詳しく見ていきましょう。
研磨剤ありのメッキクリーナーはメッキを傷つけるおそれがある
メッキクリーナーの中には研磨剤が成分として使われているタイプもあります。
研磨剤が入っていることでメッキパーツを削り、しつこい汚れも落としやすくなります。
これは1つのメリットではありますが、同時に大きなリスクも抱えています。
研磨剤で削ることでメッキを傷つけてしまうことがあるのです。
特に汚れを落とそうと力を入れてこすってしまったりすると傷がつきやすくなります。
また、目に見えないほどの小さな傷がつくことで光沢が失われ、メッキがくすんで見えるようになることもあります。
目で見て傷がついていないと思っても研磨剤によって小さな傷がつき、くすみが生じることがあるわけです。
このような状態になってしまってはメッキクリーナーを使う意味がありません。
もちろん研磨剤ありのメッキクリーナーだからといって、必ず傷がつくわけではありません。
使い方に注意すれば問題ないことがほとんどですが、こうしたリスクがあるということは知っておくべきでしょう。
そしてメッキクリーナーには研磨剤の使われていないタイプもありますから、どうせ選ぶならそちらの方が安心できます。
研磨剤なしのメッキクリーナーでトラックのメッキパーツは綺麗になる?
研磨剤なしで本当に綺麗にできるのか、こう疑問に感じる人も多いのではないかと思います。
たしかに研磨剤が入っていないと、汚れなどを削り落とすことが難しくなりそうです。
ですがまったく問題ありません。
多くのメッキクリーナーは研磨剤を使っていなくても、別な成分を使うなどしてメッキパーツを磨けます。
また、研磨剤を使っている場合でも超微細な粒子にするなどして研磨剤のデメリットをなくしているタイプもあります。
こうしたタイプなら研磨剤が使われているとしても安心して使えるでしょう。
実質的に研磨剤なしのタイプと考えてかまいません。
いずれにしてもメッキクリーナーは研磨剤なしのタイプであっても十分に綺麗にできます。
なるべく研磨剤の使われていないタイプを選ぶようにしましょう。
研磨剤なしのメッキクリーナーにはどんなものがある?
ここでは具体的に研磨剤の使われていないメッキクリーナーを見ていきましょう。
カリフォルニアゴールドクロームポリッシュという商品がありますが、こちらは研磨剤が使われていません。
超微粒子のポリマーが使われていて、この成分の働きによってクロームメッキを綺麗に磨けます。
研磨剤によって傷がつく心配もなく、非常に使い勝手の良いメッキクリーナーとなっています。
使い方も簡単で、適量をウエスに取りメッキパーツを磨くだけです。
最後に乾いた布で乾拭きしてあげましょう。
これで作業は完了です。
非常に便利ですが、サビ取りの効果はありません。
あくまでもメッキパーツを磨くだけですので、サビが気になるという場合は別途サビ取り剤を使いましょう。
クローム・クリーン&シャインというメッキクリーナーも研磨剤なしのタイプです。
光沢を長く維持できるというのが大きな特徴で、ツヤ出しに特化したタイプとも言えるでしょう。
やはり傷をつける心配がなく、安心して使えます。
この他、ミガキングというメッキクリーナーは鏡面用の微粒子コンパウンドが使われています。
微粒子なので使いやすく、リスクも少ないタイプです。
このように研磨剤なしのメッキクリーナーにもさまざまなものがあります。
傷をつける心配がないというのは共通していますので、最終的には自分に合っているものを見つけることが大切です。
ワックスの使用は要注意
トラックのメッキパーツをお手入れする際、ワックスを使用するという人も多いのではないでしょうか?
ワックスはツヤも出ますし普段のお手入れに使うアイテムとしては便利です。
ですがここでも注意したいのが研磨剤の有無です。
実はワックスの多くにも研磨剤が使われていて、メッキパーツを傷つけてしまうおそれがあります。
ワックスを使用する場合も研磨剤の有無を確認し、できれば研磨剤の使われていないワックスを選びましょう。
メッキ用のワックスでも研磨剤が使われていることが珍しくありません。
メッキ用だからと安心するのではなく、必ず研磨剤の有無をパッケージなどでチェックすることが大切です。
サビの扱いについて
メッキパーツにサビがついてしまうこともあるでしょう。
メッキクリーナーは汚れだけでなくサビにも効果があると誤解されやすいですが、基本的にサビの除去はメッキクリーナーでは行いません。
専用のサビ取り剤を使うようにしましょう。
メッキクリーナーはあくまでもメッキパーツを磨き、汚れをとりつつ光沢を出すものです。
研磨剤入りのメッキクリーナーならサビも一緒に削り落とせる可能性はありますが、やはり傷の原因になるためおすすめできません。
もしトラックにサビが目立つような場合は、メッキ専用のサビ取り剤を使うようにしましょう。
また、ひどいサビの場合はサビ取り剤も十分な効果がなく、業者に再メッキを依頼するしかなくなります。
こうなると手間も費用もかかりますので、サビが軽度なうちに除去することが大切です。
サビ取り剤を使う場合は、メッキクリーナーで磨く前、1番最初の作業としてサビ取りを行います。
その後にメッキクリーナーでの磨き、そしてこの後紹介するコーティング剤の塗布というのが理想的な流れです。
サビは放置するとメッキパーツ内部までどんどん広がっていくため、早めに対処するようにしましょう。
メッキクリーナーで磨く時に一緒にサビのチェックもしてしまうのが効率的です。
メッキクリーナーだけでなくコーティング剤も活用しよう
トラックに使うメッキクリーナーの選び方の基準としては、とにかく研磨剤が使われていないことが大きなポイントです。
この点に気をつけておけばメッキクリーナー選びで失敗することは少なくなるでしょう。
ただし、メッキクリーナーだけを使っていればトラックのメッキパーツが綺麗に維持できるわけではありません。
そもそもメッキクリーナーは汚れを落とし、光沢を出すのが主な目的です。
磨けば綺麗になりますが、また汚れがつけば見た目は悪くなってしまいます。
また、外装部分のメッキパーツは雨に打たれたり、洗車時の水や洗剤によってダメージを受けやすいという特徴もあります。
特に水分は厄介で、メッキパーツを腐食させる、つまりサビの原因になります。
基本的にサビはメッキクリーナーでは落とせませんので、汚れ防止も含め、サビ防止も重要になってきます。
そこで活用したいのがコーティング剤です。
まずはメッキクリーナーで綺麗に磨き、仕上げとしてコーティング剤を使うようなイメージでいるとメッキパーツをより綺麗に維持できます。
コーティング剤の仕組み
なぜメッキクリーナーと併せてコーティング剤を使うのが良いのでしょうか?
コーティング剤は文字通りメッキパーツをコーティングしてくれます。
メッキの表面を薄い皮膜で覆い、保護してあげるような仕組みになっています。
たとえばガラスコートが可能なコーティング剤がありますが、このタイプならガラス成分でメッキパーツを覆ってしまうイメージです。
薄いとはいえガラス成分ですから非常に硬く、しっかりとメッキを守ってくれます。
透明度も高いため光沢もしっかりと出ますし、見た目に影響が出ることはありません。
むしろより綺麗な光沢が出てプラスと言えるでしょう。
砂やホコリといった汚れをはじめ、雨水などの水分、油などが付着したとしても、コーティング剤によって形成された皮膜がガードしてくれるため、メッキパーツそのものが汚れることはありません。
水分の侵入を防げるのでサビ対策としても有効です。
つまり、メッキクリーナーで綺麗になったトラックのメッキパーツを守り、綺麗な状態を長持ちさせるのがコーティング剤なのです。
非常に大きなメリットを持っていますので、積極的に使うのが良いでしょう。
トラックにメッキクリーナーを使う場合、選び方の基準として重要なのは研磨剤の有無です。
研磨剤が使われているとメッキパーツに傷をつけてしまうリスクがあります。
傷がつけば光沢が失われてしまいますし、傷から水分が入ってサビの原因にもなります。
最悪の場合、メッキ塗装が剥げてしまうこともあります。
そうならないためにも、メッキクリーナーは研磨剤の使われていないタイプを選ぶようにしましょう。
また、コーティング剤を活用してメッキパーツを保護してあげれば、綺麗な状態が長続きしお手入れの手間も省けます。
メッキクリーナー前後の手入れにおススメ商品
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキング&サビトリキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。