ビートルがベースのオープンカー。フォルクスワーゲン 『1960年式カルマンギア・カブリオレ』

史上最鏡を手に入れろバナーフォルクスワーゲン 『1960年式カルマンギア・カブリオレ』

画像参照元…フォルクスワーゲン公式ページ

ビートルから派生した『カルマンギア』 みなさんこんにちは!今回はかなりレアなクラシックカーについて語っていきたいと思いmす!今回ご紹介するのはフォルクスワーゲンの1960年式『カルマンギア・カブリオレ 』です。

フォルクスワーゲン(Volkswagen)とはみなさんご存知の通り、ドイツの老舗カーブランドです。今から遡ること80年以上も前の1937年創業で、『世界で最も売れたクルマ』と称されたビートル(タイプ1)を始め、ワーゲンバス(タイプ2)、ゴルフ、ポロといった大衆車を多く世に輩出し続けています。因みにビートルの販売台数はおよそ2,152万9000台で、ギネス認定もされていました。

クルマに詳しくなくてもフォルクスワーゲンの名を知らない方の方が少ないのではないかと言うくらいのネームバリューを誇っており、世界的にも認知度の高いカーブランドとも言えます。

そんなドイツのみならず、世界中に愛されているフォルクスワーゲンの主力商品であるビートルをベースにしたクーペスタイルのスペシャルティカーこそが、この『カルマンギア・カブリオレ』。わざわざ車名にカブリオレと付けているのは、元々はハードトップのクーペだからです。

カルマンギアが登場したのは1955年7月。当時はその排気量から取られた『1200クーペ』や『タイプ14』、ビートルと同じく『タイプ1』というシンプルな呼び名でした。『カルマンギア』とはドイツのコーチビルダーであるカルマンが企画と製造、イタリアのカロッツェリア・ギアがボディデザインを担った事でこの2社の名前を取り、その名が付けられています。

初登場した時は1200クーペのみでしたが、その後は1962年に1500、1965年に1600の排気量アップ版もタイプ3と言う名で登場しています。『カルマンギア・カブリオレ』の初登場は1957年の9月。シンプルなクーペスタイルの1200をオープンに改造した事で、開放感のあるスペシャルティーカーへと変貌を遂げました。今回は1200のタイプ1のカルマンギア・カブリオレにスポットライトを当ててご紹介します。

このカルマンギア・カブリオレも年代毎に仕様が異なり、1950年代・1960年代・1970年代ではそれぞれ僅かながらも顔つきや細かいエクステリアに個性が見られます。この素人目には分からない違いを嗜むコアなファンも多く、ビートルに次ぐ『フォルクスワーゲンのクラシックカー』として長く愛されています。

カルマンとカロッツェリア・ギア

ところで、フォルクスワーゲンと共にこのカルマンギアを手掛けた『カルマン』と『カロッツェリア・ギア』がどの様な企業なのか、簡単に解説したいと思います。

まずは『カルマン』について説明しましょう。カルマンの正式な名称は『ヴィルヘルム・カルマン(Wilhelm Karmann)』です。ドイツに拠点を置き、主に自動車の車体を架装するコーチビルダーの会社です。元は1874年創業のクリスティアン・クラーゲスと言う馬車制作の会社でしたが、1901年にヴィルヘルム・カルマン氏によって買収され、このカルマン社が誕生しました。

フォルクスワーゲンのカルマンギア以外にもゴルフ・カブリオレ、ビートル・カブリオレもカルマンによって企画されています。その他にもクライスラーやアウディ、ベンツなどといったドイツのカーブランドを中心に手掛け、特にオープンカーの実績が多く世界的にも類を見ないコーチビルダーとして世界から厚い信頼を得ているメーカーです。

続いては『カロッツェリア・ギア』について説明します。カロッツェリア・ギア(Carrozzeria Ghia)は1915年創業のイタリアはトリノに位置する企業です。カルマン同様にコーチビルダーの会社で、車名にある『カロッツェリア(Carrozzeria)』とはイタリア語で『車体の架装』を意味します。

カロッツェリア・ギアもイタリア屈指のコーチビルダー企業として名高く、アルファロメオやフィアットなどのイタリアの主要メーカーのボディのデザインと製造をしていました。

そんなドイツとイタリアのコーチビルダーとフォルクスワーゲンが手を組み作り上げられたのがこのカルマンギアです。更にカブリオレと言う付加価値を与える事でスペシャルティーカーとして醸成されています。

芸術品の様な美しいボディライン

カルマンギア・カブリオレはロングノーズでリアに向かって窄んだスポーティーなシルエットが特徴的です。ドアノブやボディ全周に取り付けられたガーニッシュはメッキ加工が施されており、品のある印象を受けます。

またボンネット部分は曲線の美しいデザインで、ベースとなったビートルとは全く違う雰囲気を醸し出しており、大衆車として成功を収めたビートルに対しカルマンギアはフォルクスワーゲンにとって攻めの一手であることが伝わってきます。

タイヤに装着されたホイールにはフォルクスワーゲンらしい鏡面仕上げのディッシュホイール風のキャップが採用。これはフォルクスワーゲンにとって標準とも言える仕様で、ビートルもまた同じ様なホイールキャップが装着されていました。

限りなくドアに近付けられた小ぶりなフェンダーミラーもまたクラシックカーの醍醐味とも言えます。視認性はさておきこの趣のあるミラーは特に必要がなくても頻繁に覗きこみたくなる衝動に駆られそうです。

スポーツカーの様な低く長いシルエットと流麗で洗練されたデザインは高く評価されつつも、走行性能自体に突出したものが無かった為、庶民の為のスポーツカーとして根付きいつしか『プアマンズ・ポルシェ』と呼ばれる事もありました。プアマンズと聞くとあまり良い響きでは有りませんが、裏を返せば親やすさを表現したとも言えます。

そのとっつきやすさから発売当時から非常に人気があったらしく、カルマンギアの世界販売台数は累計で44万台を超えているそうです。

愛嬌のあるフロントフェイス

カルマンギアはフロントフェイスも非常に特徴的です。両端に設置されたつぶらなヘッドライトは、まるで出目金の様に前に突出しています。ヘッドライトのリムはドア部分のガーニッシュ同様にメッキ加工が施されています。

ヘッドライトの内側には小さなグリルが二つ。大きなモデルチェンジは無かったものの、このフロントグリルのデザインも年代によって異なります。1950年代はこのグリルデザインは非常に小ぶりなもので、まるで鼻の穴の様に可愛らしいものでした。1960年代になるとより大きくシャープになり、1970年代にはグリルの下にフォグランプが追加されています。

後ほど解説はしますが、カルマンギアはビートルと同じくRR仕様なので、エンジンはリア側に搭載されています。よってボンネット部分はトランクスペースとなっており、荷物とスペアタイヤが収納可能です。このフロントグリルもエンジン冷却用ではなくただの通気口の役割だと思われます。

そしてフロントバンパーですが、やはりクラシックカーらしい大きなバンパーが装着されています。表面はメッキ加工が施されていますので存在感は抜群です。

特徴的な三日月テール

1960年式カルマンギア・カブリオレの特徴としてはテールランプが話題に上がることが多々有ります。こちらも年代によってデザインが異なります。1950年代は角型テールランプだったので『角テール』と呼ばれていましたが、1960年代になるとテールランプは細長い三日月型に変更されており、『三日月テール』と呼ばれていました。リアビューだけで年式がある程度、判別が可能です。

また、リア部分にもフロント同様にメッキフェンダーが装着されており、上品な印象のある後ろ姿となっています。

ビートル譲りのRR仕様

ベース車がビートルなだけにカルマンギア・カブリオレもRR仕様となっています。エンジンはもちろん空冷水平対向4気筒で排気量は1192ccでした。

リアボンネットには冷却の為のグリル加工が施されており、その傍らには『 KARRMANN GHIA』のオリジナル立体エンブレムが誇らしげに飾られています。

フォルクスワーゲンを代表するビートルのDNAを引き継いだカルマンギア・カブリオレは鼓動感やフィーリングはまさにビートルそのものです。美しいボディラインにこのエンジンはファンにはもちろんのことクラシックカー好きには堪らないでしょう。

カルマンギアのお手入れの注意点は!?

以上、フォルクスワーゲン1960年式『カルマンギア・カブリオレ』のご紹介でした。かなりレアなオープンカーなので、なかなか見る機会は有りませんが、その魅力は伝わったでしょうか。

ビートルに次ぐフォルクスワーゲンの名車として今後もその名を歴史に刻み続け、多くのファンを魅了し続ける事は間違いないと思います。

この様なクラシックカーを所有する時に気を付けたいのがやはり外装コンディションです。特にこのカルマンギア・カブリオレとなればもちろんの事パーツもデッドストックの為、如何に美しく維持していくかが重要になってきます。エンジンや足回りのメンテナンスももちろん重点的に行わなければいけませんが、いつまでも綺麗に維持していきたいのは、誰しも思う事でしょう。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

メッキ加工も承ります

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アウターハンドルの再メッキ加工

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フロントグリルにもメッキング

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング画像

メッキング愛用者の声

「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。

ヴェルファイアにメッキング

メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!

新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!

メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。

拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!

使用車種ヴェルファイアG's N様

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

1.
メッキング重ね塗布1回目

2.
メッキング重ね塗布2回目

3.
重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

  • 見た目重視の場合は薄く
  • 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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