画像参照元…トライアンフ公式ページ
水冷エンジンとなって蘇った『現行ボンネビル スピードマスター』
イギリスが誇るオートバイメーカー『トライアンフ』のクラシックラインを支え続けてきたボンネビルシリーズ。伝統的なフォルムと趣のあるデザインが長年に渡って多くのバイカーを魅了し続けました。歴史深いボンネビルのクルーザーモデルとして2018年新たに登場したのが『ボンネビルスピードマスター』です。
外観はアメリカンバイクの様なクルーザー。シート高は705mm、ホイールベースは1510mmとロー&ロングなスタイリングが特徴的です。ハンドルはワイドハンドルを装着し、幅のあるゆったりとしたシート。フォワードステップを採用するなどしてライディングポジションも王道のクルーザースタイル。スマートなボンネビルT120に対し、スピードマスターは逞しい重厚感のあるクルーザーです。
スピードマスター自体は2003年に790cc空冷バーチカルツインエンジンを搭載した先代モデルが存在しましたが2015年の排気量を865ccに拡大したモデルを最後に生産は一時終了。
2018年に1200cc水冷バーチカルツインエンジンを搭載し、鋼管製クレードルフレームからチューブラースチール製ツインクレードルフレームに変更され、エクステリアもブラッシュアップされた『新生ボンネビル スピードマスター』として蘇りました。しかし基本的なコンセプトは先代モデルから受け継がれており、どっしりとした佇まいと、古き良きクラシッククルーザーの美しい外観は踏襲され続けています。
クラシカルなボンネビルの一員としてブレの無いスタイリングを守りながらも、2021年にはユーロ5(2020年にスタートした欧州の新排ガス規制)にも適合するなど、昨今のニーズにも順応する事で、より息の長いクラシックバイクとして今後もラインナップに名前を残し続ける事でしょう。
目次
ボンネビル スピードマスター主要諸元
- エンジン種類:4ストローク直列2気筒SOHCエンジン
- 冷却方式:水冷
- 総排気量:1200cc
- 燃料供給方式:フューエルインジェクション
- 内径(シリンダーボア):97.6mm
- 行程(ピストンストローク):80mm
- 圧縮比:10:1
- 最高出力/回転数:78ps/61000rpm
- 最大トルク/回転数:106N•m/4000rpm
- 始動方式:セルフスターター式
- 変速機:リターン式6速MT
- 全幅:910mm
- 全高:1040mm
- ホイールベース:1510mm
- シート高:705mm
- 車両重量:264kg
- タイヤサイズ(前):130/90B16
- タイヤサイズ(後):150/80R16
- 乗車定員:2名
- 燃料タンク容量:12L
- フレーム型式:ツインクレードルフレーム
- 動力伝達方式:チェーンドライブ
- ブレーキ(前):油圧式ダブルディスク
- ブレーキ(後):油圧式ディスク
現行ボンネビル スピードマスターの特徴
エンジン
2003年に初めて登場したスピードマスターは空冷バーチカルツインエンジンを搭載していましたが、2018年に改めてラインナップに蘇った現行スピードマスターは水冷バーチカルツインを搭載しています。見ての通り、冷却方式が水冷化されたのが大きなポイントです。
長年のボンネビルの進化で醸成された新たな水冷エンジンはT120との差別化を図るために特別なチューナップが施され、トルクに振った仕様。先代スピードマスターと比べると最高出力は61ps/6800rpmから78ps/6100rpm、最大トルクは72N•m/3300から106N•m/4000rpmへと大幅に上昇しています。
エンジンの造形としてはトライアンフを象徴する肉厚なバーチカルツインの外観は健在。下に向かって窄むような円錐型のシリンダー部分のフィンは上半分が鋭角、下半分がフラットというメリハリのあるデザインに。トライアングル型のクランクケースにはゴールドの差し色がさりげなく入れられており、高級感もあって印象的です。
左右に出されたスラッシュカットの極太サイレンサーも存在感抜群で、重厚感のあるサイドビューです。
灯火系
ヘッドライトはH4タイプからフルLEDへ変更。クラシカルな外観でありながらヘッドライトからメリハリのある鋭い閃光が放たれます。ヘッドライトの外観も大幅に変更され、シンプルなレンズからトライアンフのエンブレムが埋め込まれたデザイン性の高いものへ。
ウインカーもLEDへ換装されており、カラーレンズからクリアレンズへ変更。マウント位置もハンドルからフロントフォークへ移設されています。
タンク&シート
タンクはティアドロップタイプからT120と同様のニーグリップ部分にエグリ加工が施されたデザインとなり、タンク容量は19.5Lから12Lと縮小しました。タンクカラーはジェットブラック・サファイアブラック/フュージョンホワイトに加えて新たにコードバンレッドも追加されています。どのカラーリングも落ち着いたシックな色合いです。
シートはメインとピニオンがそれぞれ独立したセパレートタイプへ。メインシートは馬の鞍の様なデザインで、腰部分には更に独立したクッションも装備され、快適なライディングを楽しむことが出来ます。
足回り
フロントフォーク径はΦ41mmからΦ47mmへ、タイヤサイズもフロント130/90B16、リア150/80R16の小径ファットタイヤを装着し、逞しい足回りになりました。スイングアームは角パイプにツインショックという組み合わせでしたが、現行スピードマスターは片側2本のマルパイプにものショックという構造へ変更されており、リジッドフレームの様な見た目のスイングアームです。
またタイヤが巻き上げる砂や石から守ってくれるフェンダーは先代同様にクラシックフェンダーを採用。スポークホイールとの相性も良く、よりクラシカルな外観を演出してくれます。
メーター周り
シンプルさを追求したシングルメーター。文字盤にはマックス200km/hまで表示されたアナログタイプを採用しており、中央にはトライアンフ のエンブレムがさりげなく飾られています。黒の盤に白文字というシックな配色も魅力的です。
ボンネビル スピードマスター のメッキ パーツ を史上”最鏡”に!
スピードマスターはクルーザーバイクとしての完成度の高さに加えて、多くのクロームメッキで加飾されたエクステリアが魅力的です。ヘッドライトリム・ハンドル・ミラー・グラブバー・マフラー・タンクエンブレムなど、外観の主要部に煌びやかなメッキを落とし込む事で、高級感を醸し出しています。
もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護材にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキング&サビトリキングを購入する
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。