画像参照元…トヨタ公式ページ
キング・オブ・四駆『ランドクルーザー』
トヨタ『ランドクルーザー』。クルマの免許を持っていよういがいまいがその名を知らない人の方が少ないのでは無いでしょうか。クルマに興味が無くても普段、生活しているだけでもその名を耳にしない事の方が難しいくらいです。おそらくこれも過言では無いでしょう。
そんなランドクルーザーも現行モデルのプラドは大ヒットし、2021年には14年ぶりにモデルチェンジした300系ランドクルーザーも非常に話題になりました。
目まぐるしく変わっていく車市場。流行り廃りも激しく、ほんの4、5年でデザインや技術は大きな進歩を遂げていきます。時代によっては高級セダンや2ドアのスポーツカー、現代ではクロスオーバー、その時その時のニーズや情勢によって車の流行りは大きく異なります。その様な流行り廃りが激しい中で、いつの時代も人気を誇っているのが『ランドクルーザー』です。
時代という時間系列だけではなく、年齢・性別・国籍に至るまで様々なボーダーラインの垣根を越えて長い間愛され、時には憧れの的として注目を浴び続けるランドクルーザー はもはやトヨタにとって最も誇れるクルマと言っても過言ではないでしょう。
言わずもがなランドクルーザーは『キング・オブ・四駆』に相応しい四輪駆動車の代名詞的存在です。悪路も走破するクロカンSUVとしてはもちろんのこと、高級車としても魅力の高さを持ち、アウトドアが趣味では無い人にも高い人気を持っています。
車名の『Landcruiser』は『Land(陸)』と『Cruiser(巡洋艦)』を合わせ付けられています。力強さと優雅さを感じ、語呂の良さとインパクトですぐさま多くの人々の脳内にインプットされる秀逸なネーミングです。日本国内においては『ランクル』という愛称で呼ばれてる正に国民的人気車です。
今回は満を持してこの『ランドクルーザー』の歴史とそれぞれの魅力についてご紹介していきます。
歴代ランドクルーザー
ランドクルーザーは大きく分けて『ヘビーデューティー』『ライトデューティー』『ステーションワゴン』の3モデルに分類されます。それぞれ異なった魅力を持っており、独自の進化を遂げています。それぞれの系統と時系列でご紹介していきます。
Heavyduty(ヘビーデューティー)
1951−1955年:BJ
ランドクルーザーの原点。当時はランドクルーザーという名前は付けられておらず、『TOYOTA JEEP BJ(トヨタ・ジープBJ型)』という名前でした。用途においても現在の陸上自衛隊である警察予備隊向け車両として開発されていました。小型トラックSB型の梯子型フレーム(ラダーフレーム)を改良し、3400cc直列6気筒OHVのB型ガソリンエンジンを搭載しており、大排気量の四駆車として登場しました。
しかし警察予備隊の車両採用試験後の結果、三菱ジープが採用される事となりました。しかしそのトヨタ・ジープBJ型はそのまま乗用車用として販売される事なり1953年に市販化が開始されました。『BJ』とは『B型エンジン』と『Jeep型車両』のそれぞれの頭文字を取ったものです。外観も正にジープ車両といった角ばった車体にラウンドタイプのヘッドライトが特徴的です。
1954年にはよりパワーのある3900ccF型エンジンを搭載した『FJJ型』も登場。主に消防車両に用いられており、高負荷運転に特化したエンジンを専用シャシーに搭載していました。
同年にBJ型を含み車名を『ランドクルーザー』と改めて販売されています。
1955−1960年:20系
先代から受け継がれた3400ccB型エンジンと3900ccF型エンジンのどちらかを選べる様になっており、シャシーもホイールベース2285mmのショートタイプと、2430mmのミドルタイプ、2650mmのロングタイプから選べるという初のモデルチェンジにして自由度の高さを誇っていました。
ボディタイプもソフトトップ、ハードトップ、ピックアップ、バンと多彩なバリエーションを設定しており、後にロングボディの4ドアタイプも登場した事でより乗用車らしさを強めていきました。
1速トランスファーの四輪駆動仕様もありましたが、ほとんどが警察車両としての需要もあった事で後輪駆動仕様も用意された事をきっかけに、二輪駆動モデルが多く存在しているのも特徴です。1959年には20番台が頭打ちとなった為、30番台に型番を切り替えました。
1960−1984年:40系
20系からのフルモデルチェンジ。飛び番になったのは20系が型番を使い尽くし30番台へ食い込んだ為。軍用車の様な車体はそのまま踏襲され、より無骨なスタイリングが特徴です。
およそ24年間に渡り販売された超ロングセラーモデルでもあり、クラシックランクルでも圧倒的人気を誇るモデルです。『ヨンマル』や『フォーティー』などの愛称で呼ばれ、現在でも多くの愛好家が存在しています。
ボディタイプはショート・ミドル・ロング、ルーフはソフトトップ・ハードトップとバリエーションも豊かです。シフトレバーもフロアタイプからコラムタイプへ変更するなど室内の居住スペース確保も工夫されています。
2017年には『日本自動車殿堂 歴史遺産車』に認定されるなど、国内における自動車史に深く名を刻んだ、日本が誇る名車のひとつでもあります。
1984−2004年:70系
1967年に55型、1980年に60系が存在しますが『ステーションワゴン系統』での登場の為、『ヘビーデューティー系統』で40系の直接的な後継機はこの70系となります。40系同様にコアなファンが多く、人気の高さを誇っています。『ナナマル』という愛称で呼ばれています。
無骨な40系から大きな進化を遂げた事でランクルにとって新時代を迎えた代表的なモデルです。従来の高い四駆性能に加えて、操縦性能や快適性も大幅に向上し、より多くの人に受け入れられやすいクロカン乗用車となっていました。
ホイールベースは2310mm〜3180mmまで設定されており、ユーザーはボディタイプのみならず自分のお好みで5種類のホイールベースを選択できる仕様となっていました。
直角直線の40系に対し、70系はより立体的なデザインとなっておりスタイリッシュなデザインとなりました。
足回りに関してはフロント・リヤ共にリーフスプリングとリジッドアクスルを採用。1999年にはフロントのみ3リンクのリーディングアームとコイルスプリングに変更されました。
日本国内における販売は2004年に終了しましたが、海外ではその堅牢性や走破性の高さが評価され、輸出モデルのみ販売が継続されていました。新型の4.5リッターのV8ディーゼルエンジンを搭載するにあたって、エンジンルームを一部拡大。フロント意匠も刷新されよりスマートなデザインへと変貌を遂げました。
2014−2015年:70系復刻モデル
70系誕生30周年を記念して期間限定で復刻モデルとして再度販売開始。国内生産終了してから10年経った復活にナナマルファンは大いに歓喜した事でしょう。
高級感溢れるロングボディのバンタイプに加えて、無骨なピックアップタイプも登場。見た目こそは70系をそのまま復刻したかの様なデザインではありますが、エンジンは当時日本での採用は初となる4.0リッターのV6エンジンを搭載。最高出力は231ps、最大トルクは360N•mと高いエンジン性能を誇っています。
トランスミッションは2・3速にスムーズなシフトワークを実現するトリプルコーンシンクロメッシュを採用した5速MT。操縦性にも拘りを持ったまさに『ランクル好きの為のランクル』となっています。
駆動方式にはパートタイム4WDを採用し、街乗りではSUVの様な優雅で静粛性の2輪駆動で走行。ランクルの真骨頂であるオフロードでは2種類の四輪駆動モードに切り替えるなど、自由度の高い走行性能を発揮しています。
愛車をいつまでも美しく!!
以上トヨタ『ランドクルーザー』の魅力ご紹介〈前編〉でした!日本が誇るキング・オブ・四駆ランドクルーザーの魅力はここで語らずとも既知の事実ですが、こうやって歴史を振り返りながら見ていくと本当に奥深い車であることが分かりますね。
クラシックランクルだけでなく、モデルのひとつひとつが名車の軌跡を辿るまさに名車中の名車。オーナーの方々も愛するランクルをいつまでも綺麗に乗っていたいという願望はあると思います。
古いランクルとなるとエンジンメンテナンスもですが、外装コンディションにも気を遣いたいところですね。
もちろん、塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
それではランドクルーザーの魅力〈後編〉をお楽しみに!
メッキ加工も承ります
トヨタ ランドクルーザー リアバンパー

再メッキ前

再メッキ後
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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