クロムメッキの覚えておきたい欠点は?点サビや剥がれなどデメリットまとめ

クロームメッキにある目に見えない無数の穴の画像

車やバイクの外装部品にはクロムメッキ処理が施されているものも珍しくありません。
非常に便利なクロムメッキですが、欠点はないのでしょうか?
ここではクロムメッキの欠点について、具体的には点サビやメッキの剥がれ、浮きなどについて紹介します。
こうした欠点を知ることでそれぞれの予防策も見えてきます。
しっかりと対策を講じれば欠点もある程度防ぐことができますので、愛車を綺麗に保つためにもぜひとも正しい知識を身につけましょう。

クロムメッキとは?

はじめにクロムメッキとはどういうものかを整理しておきましょう。
クロムメッキとは金属に施す表面処理の1つです。
クロムという金属を溶かして溶液を作り、この溶液を対象となる金属に浸透させることで薄い被膜を形成します。
車やバイクの場合、鉄などでできた外装部品にクロムによる被膜を形成し、傷やサビといったトラブルから守ります。
クロムメッキによって金属の表面にシールドを張るようなイメージです。
たとえばサビる場合もまずクロムメッキが先にサビてくれたり、こすったりぶつけた場合もクロムメッキの被膜があることでその下の素材が守られたりします。
単純に傷やサビに強いだけでなく、輝くような光沢を出せるのも大きな特徴です。
ピカピカと綺麗な光沢によって高級感が演出され、ドレスアップ効果も期待できます。
愛車をより綺麗にするため、そして保護するためには欠かせない存在とも言えるでしょう。

クロムメッキが持つ欠点

見た目も綺麗で傷やサビといったトラブル防止にもなるクロムメッキですが、欠点もあります。
その欠点というのが以下です。

★点サビ
★剥がれ・浮き
★くすみ

以上の欠点はどれもクロムメッキの状態を悪くしてしまい、ひどくなるとクロムメッキの下にある金属素材にも悪影響を与えます。
それぞれがどういったものなのかを知り、効果的な対策を講じられるようになりましょう。

点サビはサビの初期症状

クロムメッキ処理された外装部品に、白い斑点上の汚れを見つけたことはないでしょうか。
これは汚れではなく点サビと呼ばれるサビです。
症状としてはまだ初期の段階で、点サビを放置するとさらにサビが進行しひどくなっていきます。
点サビが見つかったら早めに対処することが重要と言えるでしょう。
初期症状である点サビの状態であれば、メッキ専用のサビ取り剤などを使ってDIYでも対処が可能です。
逆に言うと、サビがこれ以上進行しひどくなれば自分では対処不能になり、業者に依頼することになります。
そして最悪のケースでは専門家である業者でも対処ができなくなり、再メッキ加工という流れになってしまいます。
こうなると手間も費用もかかるため、やはり早めの対処と予防が肝心です。
点サビを見つけてサビ取り剤を使う場合ですが、必ずメッキ専用のタイプを使用してください。
そうでないとサビだけではなく、クロムメッキの被膜そのものが削れて剥がれてしまう可能性があります。
こうなると余計にひどい状態になってしまうので注意しなければいけません。
クロムメッキは非常にデリケートなものですので、必ずメッキ専用のものを使うんだと強く意識しましょう。

クロムメッキの剥がれ・浮きは内部が錆びている

クロムメッキが剥がれて下地が露出してしまっていたり、クロムメッキが浮いてしまうというトラブルも珍しくありません。
原因はどちらも腐食、つまりサビです。
点サビを放置するなどしてサビが進行した場合、表面のクロムメッキ被膜だけでなくその下にある金属下地までサビていきます。
内部が錆びることでクロムメッキが剥がれたり、浮いたりしてしまうわけです。
こうなると非常に厄介で、剥がれてしまったクロムメッキはもうどうしようもありません。
再メッキ加工する以外の方法はなく、こうなる前に対処するよう心がけましょう。
クロムメッキそのものが内部のサビを防止するために処理されるものですが、それでも完全に防ぐことはできないのです。
雨水などが除々に内部へと入り込み、気付かぬうちに腐食を進行させます。

クロムメッキがくすんでいる場合は要注意

クロムメッキがくすみ、光沢が失われることがあります。
単に汚れているだけなら特に問題ないのですが、くすみの原因が磨きすぎの場合は要注意です。
どういうことかというと、クロムメッキのお手入れとして磨いた際にクロムメッキが剥がれ、下地が露出してしまうケースがあります。
表面の被膜がなくなっていますから当然光沢も失われ、くすんでいるように見えます。
くすみの原因がクロムメッキの剥がれによるものの場合、上述したサビによる剥がれ・浮きとほぼ同じような状態になっています。
良かれと思ってしたお手入れがかえってクロムメッキにダメージを与えてしまうことがあるので気を付けましょう。
特に研磨剤入りのワックスなどを使って磨くとクロムメッキが剥がれやすくなります。
クロムメッキのお手入れをする際は研磨剤の入っていないものを使うようにしましょう。

クロムメッキのサビを防ぐにはどうすれば良いのか

クロムメッキに起きるトラブルの多くはサビが原因です。
点サビが発生し、それを放置することで剥がれや浮きが生じます。
これらクロムメッキが持つ欠点に対処するにはサビ対策が重要となります。
サビさえ発生しなければこうしたトラブルも減らせて、いつまでも綺麗な状態を保てます。
では具体的にサビを防ぐためにはどうすれば良いのしょうか。
そこで活用したいのがコーティング剤です。
コーティング剤とはクロムメッキの表面に塗布する特殊な成分のことです。
高い耐食性を持っていて、サビからクロムメッキを保護できます。
コーティング剤を塗布することで薄い被膜が形成され、内部への水分の侵入を防ぎ、サビを予防します。
原理としてはクロムメッキと同じようなものです。
実はクロムメッキには目に見えない小さな穴がたくさん空いていて、そこから水分が入り込んでしまいます。
だからこそ内部がサビて剥がれや浮きが生じるのですが、コーティング剤を塗布することでこの穴を塞げます。
穴さえ塞いでしまえば水分が入ることもありません。
また、被膜によって傷にも強くなります。
単純に層が厚くなるためぶつけた時なども下地が傷つくリスクを減らせるのです。
点サビや剥がれ・浮きを予防するためにもコーティング剤を上手に活用しましょう。

くすみを防止するには正しいお手入れを

クロムメッキのくすみは研磨剤を使って磨くことでメッキが剥がれてしまうことが原因です。
研磨剤入りでなくても、ごしごしと力を入れて磨くとやはり剥がれてしまうおそれがあります。
光沢を維持するためにもお手入れは重要ですが、正しい方法で行いましょう。
まず大事なことは先程も触れたように研磨剤入りのワックスなどは使わないことです。
普段のお手入れであれば、中性洗剤を使い、柔らかいスポンジなどで優しく磨きます。
なでるようなイメージで作業しましょう。
これでも十分に汚れは落ちます。
そして水でしっかりとすすぎ、すすいだ後は水をよく乾かします。
晴れた日に日光でよく乾燥させたり、タオルなどで水を拭き取るのも良いでしょう。

こまめなお手入れが愛車を守る

クロムメッキの大きな欠点として、サビによってトラブルが引き起こされやすいという点が挙げられます。
こまえにお手入れをしてサビを防止さえできれば、トラブルを大幅に減らせるということでもあります。
忙しいとついつい後回しにしてしまいがちですが、なるべくこまめに洗車などのお手入れをしてあげましょう。
また、コーティング剤も1度塗ったら効果が永続するわけではありません。
商品やタイプによっても違いますが、効果を発揮する期間がある程度決まっていますので、定期的にコーティングをやり直すようにしてください。
そうすれば高い耐食性を維持でき、厄介なサビを防げます。

水気を完全に乾かすことでサビ予防にもなります。
また、くすみ対策としてもコーティング剤が役立ちます。
コーティングすることでより綺麗な光沢が出ますし、クロムメッキを保護することも可能です。
まず洗車で汚れを落とし、仕上げとしてコーティング剤を塗ってあげれば愛車を良い状態にできます。

クロムメッキは美しい光沢で車やバイクの外装部品に欠かせない存在になっています。
ですが良い点ばかりではなく欠点も持っていますので、その欠点をいかに克服していくかがポイントです。
特にサビによるトラブルが多いのでサビ対策をしっかり講じることが求められます。
メッキ専用のコーティング剤やサビ取り剤を活用して愛車を守りましょう。
また、クロムメッキはデリケートですから優しくお手入れすることも大切です。
力を入れてこするようなことはせず、優しく洗ってあげましょう。

愛車はどのKING?

KINGチャート05

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クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング愛用者の声

「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。

ヴェルファイアにメッキング

メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!

新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!

メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。

拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!

使用車種ヴェルファイアG's N様

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

  1. メッキング重ね塗布1回目
  2. メッキング重ね塗布2回目
  3. 重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

■見た目重視の場合は薄く

■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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フロントグリルをクロムメッキしましまた。

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愛車のメッキ錆を綺麗に落とす方法&予防策【プロ解説】

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