③補修メッキ参考画像1
補修メッキ前
補修メッキ後
→素地剥離→素地修正→メッキ用特殊パテ盛り→通電塗料→無電解メッキ→銅メッキ→再研磨→ニッケルメッキ→クロームメッキ
バフ研磨だけでは腐食跡が削り切れないようなパーツを削るのではなく 埋めてしまうというメッキの方法になります。
③補修メッキ参考画像2
板金溶接&補修メッキ
スズキ GT380フェンダー
再メッキ前 | メッキ剥離後穴があいた |
板金溶接にて穴埋め | 裏側 |
穴があいた箇所は板金溶接で埋めたが、腐食が深いうえ、広範囲にわたるため、板金溶接では全ての腐食を埋めるのは難しいため、補修メッキで対応。 |
補修メッキ後(室内撮影) |
補修メッキ後(野外撮影) |
ホンダCB400FOUR フェンダー
再メッキ前 | 補修メッキ後 |
メッキを剥離する前では、きっちり再メッキで、見積しておりましたが、
メッキを剥離すると、腐食凹凹が深く、バフ研磨では腐食を落としきれないと判断し、
補修メッキで再見積をさせていただき、きっちり再メッキではなく→補修メッキで
加工した画像になります。
このように最終的にはメッキ剥離してみないと、②きっちり再メッキで綺麗になるのか、③補修メッキではないと綺麗にならないかの最終判断ができない場合もあります。
バフ研磨では磨ききれない巣跡画像
③補修メッキ参考画像3
材質・アンチモン 昭和SR311ガソリンキャップ
補修メッキ前 | 補修メッキ後 |
※材質がアンチモの場合は補修メッキ以外はお勧めできません。今メッキが浮き上がって凸いる箇所がメッキ剥離すると、巣跡凹凹凹だらけになり、巣跡だらけのメッキになってしまうからです。
アンチモパーツに通常の再メッキをした場合の事例
再メッキ後 | 補修メッキ |
他社で再メッキしたが、巣跡だらけでしたので、弊社に補修メッキ依頼があったパーツ。
このようにアンチモパーツですと、腐食が深いと巣跡凹凹凹だらけのメッキになってしまいます。
アンチモは溶接ができないので、真鍮溶接、ろうづけ等で巣跡を埋められませんので、アンチモの巣跡をなくすには、補修メッキでないと綺麗にならないパーツが多いです。
バフ研磨で取りきれない腐食跡をそのままメッキした場合の事例
再メッキ前 | 再メッキ後 |
このように、メッキでは巣跡凹凹凹は埋まりません。メッキの仕上がりは素地と下地の影響を大きくうけます。
②きっちり仕上参画像
車・ヘッドカバーCIVIC EK9
武川・モンキー用クランクカバー
きっちり仕上げでも腐食が残る参考事例
60㎝は離れてみると腐食跡は目立たないが近くでみると腐食跡凹がわかる |
※再メッキだと、腐食の深さによっては、磨き(削り)きれないので、完全に腐食跡を消すには補修メッキでないと難しいです。
①ざざと仕上参考例
作業工程
アルミ(新品)
①分厚いメッキ(ざざっと仕上げ)品物を見た時に、顔が歪んで写るメッキになります
→剥離→素地→バフ研磨(粗目)→ニッケルメッキ→クロームメッキ
②最鏡メッキ(きっちり仕上げ)
→剥離→素地→バフ研磨(鏡面)→銅メッキ→再研磨→(場合により銅メッキ→再研磨をもう一度)→ニッケルメッキ→クロームメッキ
鉄(再メッキ)
①分厚いメッキ(ざざっと仕上げ)
→クロムメッキの剥離→ニッケルメッキ→バフ研磨(粗目)→銅メッキ→ニッケルメッキ→クロームメッキ
※現状のメッキをいかしてメッキします。
②最鏡メッキ(きっちり仕上げ)
→素地剥離→バフ研磨(鏡面)→銅メッキ→再研磨→(場合により銅メッキ→再研磨をもう一度)→ニッケルメッキ→クロームメッキ
※メッキを剥離して、素地から磨いていきます。腐食が深いとメッキ剥離したときに、穴があく場合があります。その場合は別途、板金溶接代金が実費でかかります。
メッキ剥離後に腐食が深くきっちり再メッキでは腐食跡凹が残ると判断した事例
メッキ剥離前
メッキ剥離後
新品タンクの塗装剥離したら、パテがもってあった事例
タンクは新品パーツのみ受け付けておりますが、塗装剥離したら下地にパテがもってあり、タンクは補修メッキ不可案件なため、新品パーツを購入しなおしていただくか、溶接で穴埋めするしかないですが、穴も埋めながら、見た目を綺麗にするという事は、タンクへの溶接ではなかなか難しいです。仮に溶接してメッキした場合は、溶接跡が浮き上がってきてしまいます。新品タンクでもこのような事がありますので、中古タンクはメッキ不可とさせていただいております。中古タンクは塗装の内側でかなり腐食凹凹している事が想定されパフ研磨で磨ききれない事が予想でき、なおかつパテしてある可能性が高いからです。
こちらのパーツは新品を再購入していただくようにお願いしました。