日野新型プロフィア
画像参照元・・日野自動車株式会社
日野自動車が2017年にフルモデルチェンジをした新型プロフィアですが、今年で4年目を迎えようとしています。
フロントグリルにある大きな3本ラインのマスクもすっかりお馴染みになりましたよね。
真ん中にある日野のエンブレムがブランドの自信を象徴し、さらには安心感も与えてくれます。
日野自動車は中型・大型車部門での国内シェアが高く、物流業界ではもはや「定番の1台」と言っても過言ではありません。
そんな日野プロフィアですが、皆に選ばれる理由とはどこにあるのでしょうか?
今回この記事では、プロフィアの魅力である新9Lエンジンや最新機能について解説していきます。
皆に選ばれ続けるトラックには、どのような魅力があるのでしょうか。一読してみてください。
目次
新型プロフィアの性能や機能その魅力とは?
日野プロフィアの歴史は古く、初代が登場してから29年ほど経過しています。
初代は、1992年「スーパードルフィンプロフィア」という名称で、先代の「スーパードルフィン」をモデルチェンジした形で登場しました。
さらに2003年にフルモデルチェンジをして「グランドプロフィア」と名称を変えて、2017年まで昭和から平成の物流を支えてきています。
そして、2017年5月に3代目「プロフィア」としてフルモデルチェンジをして、現在令和の時代でも大活躍しているのです。
ダウンサイジングした新9Lエンジン
フルモデルチェンジのなかでも注目されているのが、ダウンサイジングした新9Lエンジンです。
2017年以降プロフィアで採用しているエンジンの種類は
- E13C
- A09C
この2種類がラインナップされています。
今回は「平成28年排ガス規制」に適合した9L新型エンジン「A09C」の性能と特徴の紹介です。
ダウンサイズ化をするにあたり課題として、9Lまでコンパクトにしたエンジンはどうしてもパワーが不足してしまいます。
そこで日野は、エンジンに
- 2段過給ターボを採用
- 世界初となるインタークーラーを2基搭載
この2つを採用することで、パワー不足を解消することに成功したのです。
エンジンのパワー不足はターボが有効ですが、ターボで再生された空気の温度は高くなり密度が低くなってしまいます。
そこでインタークーラーを2段階に使用することで、効率よく空気の温度と密度が下がり
吸気効率を上げることができるようになりました。
このことにより、9Lエンジンでも大型車両を動かす出力とトルクを生むことに成功したのです。
さらにpro shift(プロシフト)と組み合わせることで、燃費の向上が期待されます。
pro shift(プロシフト)とは、12段ギアを駆使した自動変速(AMT)で、いわゆる「オートマのトラック」です。
走り出しから常に最適なギアのセレクトをしてくれるので、まるでベテランドライバーが運転するような低燃費走行が実現できます。
そして、マニュアルモードにも簡単に切り替え可能になっています。
もし、急な上り勾配などで「もう少しパワーが欲しいな」と思った時には、ハンドルの左脇にあるレバーでシフトダウンや低いシフトのキープなどの操作が可能です。
さらにはpro shift(プロシフト)を使用した運転は、幹線道路の走行時や渋滞時にはクラッチ操作がなくなります。
左足の負担が軽減するので、ドライバーにはかなりありがたい機能だと言えるでしょう。
日野の最新技術が満載の安全性能
近年、トラックの安全性能には驚く機能がたくさんあり、物流業界に大きな刺激と期待をもたらしています。
14年ぶりのフルモデルチェンジを果たした日野のプロフィアですが、 もちろん安全性能にも力を入れて進化をしているのです。
日野プロフィアの安全性能といえば
- PCS(プリクラッシュセーフティ)
- スキャニングクルーズ
- サイトアラウンドモニターシステム
- 可変配光型LEDヘッドランプ
- ドライバーモニター
- 車両ふらつき警報
- 車線逸脱警報
大きくはこの7つが新たに追加されています。
この機能の特徴は、事故やトラブルを未然に防ぐことでドライバーの負担をなくしてくれるのです。
PCS(プリクラッシュセーフティ)とは、いわゆる衝突軽減ブレーキシステムのことで、ミリ波レーダーと画像センサーを駆使して車両前方の安全を確保してくれる機能になります。
万が一衝突の危険を察知した時には、緊急ブレーキが作動して前車や人などへの追突を防ぐことが可能です。
スキャニングクルーズとはオートクルーズの進化版と言えるシステムで、高速自動車道などで前方の車両に追いついた時、前車のスピードに合わせ車間を保持して走行してくれます。
さらにスキャニングクルーズにはⅡとⅢがあり、Ⅲのバージョンになると幹線道路の渋滞時などの低速運転(時速60km以下)でも使用できるようになり、ドライバーの負担を軽減してくれるのです。
サイトアラウンドモニターシステムとは、いわゆる死角に反応するレーダーであります。
特に、右左折時などには危険が生じてしまうので、死角を中心にレーダーをつけることで歩行者や自転車の存在を見逃すことなく安全に通過が可能になりました。
運転してみればわかると思いますが、「プロフィアここまで来たか」と唸らせる機能ばかりでハンドルを握っているとワクワクしてきてしまいます。
また、ドライバーモニターは、運転中のドライバーがよそ見をしたり眠気を感じて首が傾いて来た時などに、警告音と運転席パネルで危険を通知してくれるのです。
車両ふらつき警報や車線逸脱警報なども同様に、ドライバーの集中力が切れて来た時などに起きる「車両のふらつき」や「車線またぎ」を感知し警告音と運転席のパネル通知で運転者に危険をお知らせするのです。
1人で運転しているとどうしても長時間運転になりがちで、眠気に襲われてしまいますよね?
そのような時、警告音でお知らせしてくれると「はっ」として集中力が戻り、再び安全運転ができるようになります。
もちろん機能に過信して無理な運転は禁物です。適度に休憩を入れましょう。
ドライバー思いの居住性空間
日野プロフィアの進化は安全性能だけではありません。ドライバーがより快適な運転ができるように運転席の居住性にもこだわり人気を集めています。
その主な性能として、
- コンビネーションメーター
- スイッチ操作パネル
- ステアリングスイッチ
- アシストグリップ・ステップ
- pro shift(プロシフト)
などが新しく導入され、ドライバーにとって快適な空間づくりを提供しているのです。
まず大きな変化といえば、コンビネーションメーターです。
速度計やエンジン回転計を大きくすることでシニア層でも確認しやすい設定になっています。
さらにマルチディスプレイは、7インチ(ハガキや文庫本のサイズと同等)と大きく見やすく運転時のストレス軽減に役立っているのです。
スイッチ操作パネルは、操作する場面ごとに配置を分けることで「運転時」「停車時」にでもわかりやすく感覚的に操作ができるようになりました。
ステアリングスイッチとは、ハンドルに直接ボタンを配置したシステムになります。
マルチインフォメーションの操作が手元でできることはもちろん、Bluetoothと接続することでスマホの通話もハンドルから手を離すことなく可能なのです。
pro shift(プロシフト)では、ハンドルの左脇レバーで排気ブレーキ(リターダ)とマニュアル設定時でシフトチェンジが可能になります。
今までハザードランプを点灯するときのレバー操作が、シフトチェンジに変更してしまう形になってしまいました。
慣れるまでは少し大変かもしれませんが、操作性が上がりハンドルからほぼ手を離すことなく運転に集中できる作りになっています。
そしてアシストグリップ・ステップは、トラックの乗り降りが楽になるようにステップの幅が広く設定されました。
さらにアシストグリップを直線状にすることで、女性やシニア層でも乗り降りが快適になっています。
その他の装備やオプションも充実しているので、業務形態次第で様々なアレンジが可能です。
またハイルーフにすることで、寝台への移動が立ち上がった状態でも可能になりました。
無理な体勢から寝台への移動がなくなって、ドライバーにとってより快適な居住性になっています。
日野と歩む物流業界の未来
時代は令和になり、CO2などの環境問題や排ガス規制がより問題視されています。
日野自動車はそのような問題に対し、真正面から挑み実績を積んできているのです。
今回のフルモデルチェンジで発表した新9Lエンジンやpro shift(プロシフト)そして快適な内装設備などは、これからの時代と物流業界には必要不可欠な存在となっていくでしょう。
さらに日野自動車は、新しい分野にも挑戦しています。それが、HINO CONNECT(ヒノコネクト)です。
これからの物流業界がより良い方向へ変わっていく素晴らしいシステムになっています。
HINO CONNECT
HINO CONNECT(ヒノコネクト)とは、日野自動車とトラックがネットワークで繋がるシステムです。
車両情報がインターネットを通じて、
- 故障などトラブル時は、位置情報の確保と故障や異常箇所を把握
- PCS作動時は、物流(運送)会社のPCにメールで通知
- 車両ごとの燃費や稼働状況のデータがいつでもダウンロード可能
など、リアルタイムで車両と日野、物流(運送)会社がつながるシステムになります。
深夜帯での故障やトラブルは、ドライバーを不安にさせる原因であり夜間走行が多い長距離運転手などには、とても心強いサービスになりますよね。
このように今後の物流業界は、日々進化をしていくと思うと期待と安心が増していきます。
トラックパーツのメッキの事ならNAKARAI
トラックパーツにメッキをされたいドライバーの方や、メッキの手入れに悩んでいる方もも多くいらっしゃると思います。弊社でメッキ加工した参考画像と弊社から発売しているメッキ手入れケミカルをご紹介させていただきます。
NAKARAIメッキで加工した参考画像
※樹脂パーツへのクロムメッキ加工は新品純正を取っていただく必要があります。中古不可
エアクリナーシュノーケル ヘッド
![]() | ![]() |
クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
エアクリナーシュノーケル ダクト
![]() | ![]() |
クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
エアクリナーダクト
![]() | ![]() |
クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
ミラーワイパー
![]() | ![]() |
クロムメッキ前 | クロムメッキ後 |
↓メッキ加工のお見積はこちらから↓
日野トラックメッキパーツの手入れにおススメ商品
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキング&サビトリキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。