画像参照元…スズキ公式ページ
独自性に富んだ『スズキ VX800』
1986年よりアメリカのスズキ・デザインスタジオで設計され、1990年に発売されたスズキの『VX800』。その特異な外観と性能で鮮烈なデビューを果たしました。しかし米国市場では販売数が振るわず1993年に米国販売が終了。日本市場ではスズキ創立70周年を祝う特別仕様車として米国とは違ったアプローチで登場。750ccを超える初の大型モデルとして期待を集めました。
VX800は一見して普遍的なネイキッドに分類されつつもトルクフルな大排気量Vツインエンジン・メンテフリーなシャフトドライブによって快適なツアラーとしての一面も持っています。
個性と実用性に優れたマシンですが、やはり日本国内でもカワサキ・ゼファー750などのライバルが存在し目立った人気を得ることはありませんでした。
結果として1994年にVX800の販売は終了。あえなく”不人気車”の烙印を押されてしまった不遇のバイクとなってしまいました。
しかし、その独自のデザインと性能は称賛に値すると言っても過言では無いでしょう。 VX800は、90年代に短命ながらも輝かしいデビューを果たし、その後沈黙に包まれましたが、スズキの長い歴史において独自の一ページを持つ重要なモデルの1つと見なされています。
現代では”不人気車”も「誰とも被らないバイク」と逆ブランド的な意味合いもあり、その珍しさからレアな絶版車として評価する愛好家もいることでしょう。
目次
VX800 主要諸元
型式 | VS51A |
---|---|
エンジン種類 | 4ストローク V型2気筒 SOHC |
エンジン冷却方式 | 水冷 |
排気量 | 805cc |
シリンダーボア | 83mm |
ピストンストローク | 74.4mm |
圧縮比 | 10:1 |
最高出力/回転数 | 57ps/6500rpm |
最大トルク/回転数 | 7kgf•m/4500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター |
エンジン始動方式 | セルフ式 |
トランスミッション | 5速MT |
全長 | 2240mm |
全幅 | 800mm |
全高 | 1115mm |
ホイールベース | 1565mm |
最低地上高 | 145mm |
車両重量 | 234kg |
燃料タンク容量 | 19L |
乗車定員 | 2名 |
駆動方式 | シャフトドライブ |
フレーム型式 | ダブルクレードルフレーム |
ブレーキ(前) | ディスク式 |
ブレーキ(後) | ディスク式 |
タイヤ(前) | 100/80-18 |
タイヤ(後) | 150/70-17 |
VX800の外観の魅力
VX800は流れるようなラインが印象的です。タンクからシートまでの一体感あるデザインは、1990年代のスポーツネイキッドの象徴とも言えるもので、その曲線と直線の絶妙な組み合わせが、スピード感あふれる外観を作り出しています。
もちろん外装だけでなくエンジンも魅力的です。800ccのビッグツインエンジンを搭載しており、スマートな外観とは裏腹に迫力満点です。またクランクケースはシンプルでありながらアイコニックなデザインです。
リアに向かって突き上がった左右2本出しスリップオンマフラー、ステップに装備されたアルミプレートなどスポーティな要素もこだわりが感じられます。さらに5本スポークの星型キャストホイールが、全体のデザインを引き締めています。
VX800のメッキパーツを史上”最鏡”に!
VX800にはヘッドライト・ハンドル周り・マフラーなど随所にメッキパーツが見受けられます。レアな個体が故にこれらのメッキパーツはなかなか代えが効かないのが現実です。
よって錆などを防ぐために十分なメンテナンスやお手入れが必要になってきます。
塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護材にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキパーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。