スズキ『ハスラー250』の魅力に迫る。ビンテージオフローダー。

史上最鏡を手に入れろバナー1969 | ハスラー250

画像参照元・スズキ公式ページ

【スズキハスラー250】

スズキのハスラーと言えば、今をときめく軽自動車の方が真っ先にイメージされると思います。角ばったボディに丸目の愛嬌のある顔つきと、アウトドアにも街乗りにも活躍するまさに軽クロスオーバーと言った人気のクルマです。

しかし、スズキのバイク部門においてもハスラーの名を持つ名車があった事はご存知でしょうか。むしろバイク好きの方はハスラーと聞いたら真っ先にバイクの方のハスラーを思い出すかも知れません。

TS250通称『ハスラー250』は60年代70年代スズキを代表するオフロードバイクで、当時のホンダ・エルノシア、ヤマハのDTと並ぶほどの人気を博したモデルです。

スマートな見た目で、軽快なスタイリングのハスラー250は現代ではビンテージオフローダーと呼ばれる部類に入り、今でもその人気は衰えず、状態の良いものは高値で取引されている程です。

特にオフロードバイクやレトロクラシックなバイクが人気の現代では、より魅力的に見えるマシンでは無いでしょうか。

私も一時期ハスラー250が欲しくて中古が売り出されていないかネットで調べていた時期がありましたが、希少価値が高いのと人気があったのでそれは高い値段で売り出されていました。私が探していた時は大体100万円前後で、とても衝動買いで買える金額ではありませんでした。そもそもバイク自体が衝動で買える様なシロモノではないんですが。

ハスラー250は1969年4月に発表された2ストロークエンジンのオフロードバイクで、モデルチェンジを繰り返しながら、1981年までの12年間作られていました。

250cc以下のクラスのハスラー(TSシリーズ)も存在しましたが、やはりそちらも人気で、中古でも高価格な付けられている個体が多く見受けられます。

車名にもある『ハスラー(Hustler)』の意味ですが、日本語に訳すると『ハッスルする人』です。そのまま過ぎて訳になっているのか分かりませんが、もっと掘り下げると『勝負師』や『やり手』、または『行動力のある人間』的な意味もある様です。さすがオフロードバイクらしい、少しヤンチャなイメージのする名前の由来ですね。

この『ハスラー』というネーミング自体はスズキのお気に入りの様で、TSシリーズ意外にも用いられていたそうです。なんだかややこしくなりそうですが、バイクとしてのハスラーの知名度は、オフロードバイクのTSシリーズの方が浸透しているイメージですね。

そんな時代を超えても愛され続けている『ハスラー250』の魅力についてたっぷりとご紹介していきたいと思います。

【主な仕様】

今回ご紹介するのは初代ハスラー250です。主な仕様はこの様になっています。

・空冷単気筒2ストロークエンジン

・排気量246cc

・燃料供給方式キャブレター

・全長2115mm

・全幅905mm

・全高1105mm

・ホイールベース1380mm

・車両重量133kg

・最高出力18.5ps/ 6000rpm

・最大トルク2.36kgf•m/ 5000rpm

・ボアストローク 70×64mm

・タンク容量9L

2ストロークエンジンのパワフルさと、スリムで軽い車体はガレ場や林道でも活躍しそうですね。タンク容量が意外にも多いなって思ったのは私だけでしょうか。

大体同クラスのバイクだと7L程度なイメージですが。ぱっと見タンクはかなり小型に見えますが、見た目よりはちょっと余裕のあるタンク容量は嬉しいですね。

タイヤはフロント19インチとリヤは18インチです。制動装置は前後共にドラムブレーキとなっております。

ハスラー250は大きなくくりで言えばオフロード、もっと細かい分類で表現するならトレール車と言ったところです。トレールとは森林や山道などの意味を持ち、自然に出来た道無き道を思うがままに駆け抜ける様なイメージです。そんな自然と共存したくなるのがハスラー250です。

【ビンテージオフロードの魅力】

ハスラー250は現代の視点で見るならばもはやビンテージオフローダー。今の時代にしてみれば逆にハマる様な外観をしています。

私もかなりの旧車好きですが、このハスラー250の外観には一気に引き込まれるほどでした。私に限らず旧車好きのバイク乗りには必ず心に刺さるでマシンでは無いでしょうか。

ではハスラー250の外観の魅力についてたっぷり解説していきたいと思います。

まずはタンクから見ていきます。先ほども触れて通りタンクはかなり小柄でスリムなタンクが装着されています。曲線と直線を上手く融合させた様なデザインで、タンクの後方は丸みを帯びており、前部の先端は逆に尖った様に窄んだ形状をしています。タンクの中央には羽を模したエンブレムにSUZUKIの『S』の頭文字が誇らしげに飾られています。

ヘッドライトはかなり小ぶりで薄型のヘッドライトカバーが装着されております。このヘッドライトが特徴的で、まるでお茶碗みたいなそ小ぶりなヘッドライトがよりビンテージ感を醸し出しています。

そのヘッドライト上部に鎮座するスピードメーターとタコメーターはアナログな丸目タイプです。スピードメーターの上限は160km/hでタコメーターのレッドゾーンは7000回転からです。メーターの文字盤パネルにもSUZUKIの『S』の文字が。

ハンドルはもちろんオフロードらしいアップハンドルにブリッジ(ハンドルブレース)が装着。とても当たり前ですが、アップハンドルは立ち乗りがしやすいのでトレール走行のみならず、オフロードバイクにには必須アイテムですね。何気に私はこのブリッジ付きのハンドルが好きです。

フロントフェンダーはオフロードバイクらしいアップフェンダーが装着されています。個人的にはダウンフェンダーのオフロードもある意味カッコいいと思いますが、やはりオフロードと言えばこのアップフェンダーと言えますね。

金属製のフェンダーなので、やはりこの硬い素材感からは当時ものの様なビンテージ感がビシバシと伝わってきます。この金属製のフェンダーですが、タイヤが巻き上げる小石がフェンダーの内側に当たった時のカランカラン・・・って音が個人的に好きです。

もちろんリヤフェンダーもフロント同様に金属製のフェンダーが採用。少し短め目で軽快な印象を受けるリアフェンダーで、末端部分にテールランプとナンバープレートホルダーが装着されています。

続いてシートですが、こちらも当時物らしい短くて分厚いセミダブルシートが採用されています。やはりオフロードバイクに限らず、ビンテージバイクのフラットなシートのデザインは旧車好きの心をグッと掴んできますね。この感覚はひょっとして私だけでしょうか。

真横から見るとなかなかボリューミーなシートに見えますが、実際の座り心地は一体どの様な感じなのでしょうか。

マフラーも当然ながらオフロードバイクらしいアップマフラーとなっています。エンジンのフランジ部分から大きく反り上がった形状が印象的です。マフラー自体の長さはシート後方の3分の2程度までの長さぐらいでしょうか、短過ぎない長過ぎない絶妙なサイズ感ですね。

モールタイプのヒートガードも特徴的で、ブラックアウトされたマフラーに対してメッキ加工が施されているので、存在感も抜群です。

リヤサスペンションもロングストロークなサスペンションがボディに対してほぼ垂直に近い感じで装着されています。これがまた旧車っぽいのが良いですね。(旧車なんですが)このロングストロークなリヤサスが思いっきり縮むぐらいの悪路を駆け抜けたくなりますね。

全体的にシンプルな見た目をしていますが、よく言えばクセのないプレーンなバイクなのであまり好き嫌いははっきり別れず、幅広人から愛されそうな外観をしています。

この誰にでも愛されるデザインこそがハスラー250の魅力のひとつでもあります。

【美しいエンジンの造形】

ここも厳密に言えば外観のパートになるのですが、特筆したくなるほど個性的なので、あえて分けてご紹介しようと思います。

最大出力18.5psのパワフルな250cc2ストロークエンジンですが見た目はギュッと『詰まった感』のある形をしています。

大きく反り上がったセンターアップマフラーの下から覗き込むのは、エンジンの冷却フィンで、ヘッド部分はさらにザクッとした大きなフィンが並んでおり、小さいながらなかなかの迫力を醸し出しています。

エンジンの腰下部分クランクケースですが、ボンと突き出たクランクケースには深く刻まれた『SUZUKI』の刻印がここにも。

そしてキックスターターですが、真っ直ぐに伸びたキックアームも魅力的です。キックスターターオンリーなのも旧車の醍醐味ですね、セルスターターも便利ですきですが、やはり『儀式』としてキックスターターでエンジンの咆哮を上げさせるのが快感ですね。

【ハスラー250の中古相場は?】

気になる初代ハスラーの中古相場ですが、私なりに調べた結果は状態にもよりますが、状態が良いものであれば100万円は超えている様です。かなりプレミアがついている様で、なかなか高嶺の花になっている様です。

現代のオフロードブーム以前からかなり高い推移を維持していたので、今後値上がりすることはあっても下がることってあるのでしょうか。個人的にはセカンドバイクとかで所有したい感じですが、なかなか躊躇う金額ですね・・・

【ハッスルしたくなるマシン『ハスラー250』】

スズキの思惑通り思わず悪路でハッスルしたくなる不思議な魅力満載のハスラー250。小ぶりな見た目ながら2ストロークエンジンのパワフルさは、まさにその名に恥じない走りを見せてくれるに違いありません。

今となってはその名前は軽クロスオーバーの方が知名度が高いですが、かつてはこのオフロードバイクにも同じ名前が付けられていたことを覚えておいて下さい。

既に絶版車となり、初期型はかなり希少となっています。元気に走っている個体が見られれば結構ラッキーかも知れません。

以上、スズキ『ハスラ−250』のご紹介でした。

ハスラ−250・愛車はどのKING?

KINGチャート05

バイクメッキ手入れ

クロムメッキパーツの多い、バイクの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

 

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキングで磨く

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