スズキ・SUZUKI『GT380』2stトリプルどうでしょう?

スズキ・SUZUKI『GT380』フェンダー 板金溶接&補修メッキ

スズキGT380フェンダー再メッキ前スズキGT380フェンダーメッキ剥離後穴があいた
再メッキ前メッキ剥離後穴があいた
スズキGT380フェンダーメッキ剥離後穴を板金溶接スズキGT380フェンダーメッキ剥離後穴を板金溶接裏側
板金溶接にて穴埋め裏側
スズキGT380フェンダー補修メッキ前
穴があいた箇所は板金溶接で埋めたが、腐食が深いうえ、広範囲にわたるため、板金溶接では全ての腐食を埋めるのは難しいため、補修メッキで対応。

スズキGT380フェンダー補修メッキ後

補修メッキ後

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史上最鏡を手に入れろバナー2stトリプルどうでしょう?スズキ『GT380』

スズキ・SUZUKI『GT380』

画像参照元・・スズキ公式ページ

 

【心踊るスズキのトリプル『GT380』】

皆さんこんにちは。最近はめっきり寒くなりましてバイクに乗ろうか二の足を踏む方もいらっしゃるのではないでしょうか?はい、私です。バイクは大好きですが、寒さが苦手なのでバイクに乗るのにちょっと悩んだりしますが、どうやったら真冬でも快適にツーリングできるか?って考えながら寒さ対策するのも意外に楽しかったりしますね。

電熱ジャケットとかグリップヒーターとかいろいろ便利な防寒グッズはありますが、文明の利器を使わず季節の温度をダイレクトに肌で感じるのもまた良いかも知れません。とは言ってもやはり寒いのは辛い・・・

そんな寒さも吹っ飛ぶ様なHOTなバイクを今回はご紹介したいと思います。スズキ『GT380』です。分かる人ならこの名前を聞いただけで胸熱になって体温も上昇するのではないでしょうか。私もその一人です。

GT380はその名の通り、380ccのネイキッドバイク。空冷2ストローク直列3気筒エンジンを搭載しており、1972年にスズキから発売されていました。ライバル車は同じく2ストローク3気筒モデルのカワサキSSシリーズ。真っ向勝負すべく開発されたのが他でもないこのGT380なのです。

GT380はGT250の2気筒エンジンに1気筒を足すというシンプルな考案のもと作られたバイクですが、シリンダーヘッド部分のレイアウトを変更し冷却性能を向上させるなどした繊細な改良が施されています。外観はスタンダードなオンロードバイクでありながら、太いトルクにも定評があり意外にもオフロードもこなせるという器用な一面もあったそうです。

またスズキの誇るGTシリーズの最後のモデルでもあることから、バイクとしての性能に加えGTシリーズの最後を飾ったバイクとしても価値のある1台となっています。ちなみにGTシリーズはGT380の他にGT100・GT125・GT185・GT250・GT550・唯一の空冷2ストローク3気筒エンジンのGT750があり、排気量設定が細かく設けられていました。

380という独特の排気量から『GTサンパチ』の愛称がつけられており、現代でも多くの旧車ファン・バイクファンから愛され敬われているバイクでもあります。今となっては2サイクル3気筒という響きがエキサイティングに聞こえてきますね。

ちなみにGT380はもはや伝説のヒーロー番組『仮面ライダー』では藤岡弘が扮する本郷猛の愛車としても有名な話でしたが、今ではこの事実を知る者もかなり少なくなってきたでしょう。

それではスズキ『GT380』の魅力について熱く語っていきたいと思います。

【GT380の主要諸元】

GT380の発売は1972年。この年の主な出来事は札幌オリンピック開催・東北自動車道開通・国内初ジャンクションの小牧JCTの直結・自動車初心者マークの登場などです。特に交通インフラに関する出来事が多い様ですね。

GT380の主要諸諸はこの様になっております。

〈車両型式〉

・型式:GT380B

〈エンジン〉

・型式:GT380

・種類:直列3気筒2ストローク

・冷却方式:空冷

・排気量:371cc

・吸気型式:ピストンリードバルブ

・燃料供給方式:キャブレター

・内径(シリンダーボア):54mm

・行程(ピストンストローク)54mm

・最高出力/回転数:38ps/7500rpm

・最大トルク/回転数:3.8kgf•m/6500rpm

・始動方式:キックスターター式

・変速機:リターン式6段変速

〈寸法〉

・全長:2090mm

・全幅:815mm

・全高:1125mm

・ホイールベース:1380mm

・最低地上高:145mm

・車両重量:183kg

・最小回転半径:2.3m

・乗車定員:2名

・燃料タンク容量:15L

・タイヤサイズ(前):3.00−19

・タイヤサイズ(後):3.50−19

〈構造〉

・フレーム型式:ダブルクレードル

・動力伝達方式:チェーン

・懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)

・懸架方式(後):スイングアーム式

・ブレーキ(前):油圧式ディスク

・ブレーキ(後):機械式リーディングトレーリング

スペックにはチラホラと『サンパチ』が隠れていますね。これは果たして偶然でしょうか。ともあれ、GT380が搭載した空冷2ストローク2気筒エンジンが叩き出す最高速度はおよそ150km/h。エンジンのパワフルさもですが200kgを切る車体の軽さも速さの秘訣とも言えます。

車格に関しては400ccクラス同等で大らかな車体は安定したライティングを生み出してくれます。

1974年にはキャブレターは強制開閉式に変更されている様で、その速さに加え機敏なレスポンスをも手に入れています。まさに走る事の本質を追求したバイクと言えます。

当時の新車価格は1971年初登場で24万5000円。1978年の最終型で31万円という価格設定でした。

【GT380の外観】

GT380はクセのないスタンダードなネイキッドスタイルのバイク。カワサキSS同様にスマートな外観が特徴となっています。

タンクは角ばった形状のものが採用されており、全体的にシャープな印象を与えています。タンクのサイド部分には『SUZUKI』の立体エンブレムが飾られており、年式毎で異なりますがグラフィックデザインも施されています。今ではこのタンクデザインも古き良きバイクを思わせる懐古的な雰囲気を醸し出してくれますね。

フェンダーを始めとした各パーツにはメッキ加工が施されており、金属の質感と煌びやかな印象を強く感じます。

シートは程よい厚みのダブルシートが装着。直線系のフレームと相性の良いフラットな形状のシートはGT380に限らず70年代ネイキッドの特徴的なデザインと言えます。

メーターはもちろんアナログの2連メーター。深いメーターフードが標準で着いており前期モデルにはギアポジションも追加されていました。視認性の向上と見える化によってステータスがワルンルックで確認できるコックピットは、ライダーにとって快適なツーリングへと変わります。

年式による外装の違いに関しては主にカラーリングですが、前期だと大きなサイクルフェンダーが装着されていたのに対し、後期型は丸みを帯びたシンプルなフェンダーへ変更などがされました。また後ほど解説しますが、発売された翌年の1972年にドラムブレーキからディスクブレーキへと改良がされています。

【独特なエンジン造形】

GT380のエンジンは他に類を見ない独特なエンジン造形となっています。バイク自体はマイルドなデザインではありますが、それとは対照的なソリッド感のある硬いイメージのエンジンは、まさにGT380の個性とも言えます。

鋭利なデザインのヘッドカバーにはラムエア方式のと呼ばれるエアーインテークが採用されています。これは飛行機の冷却システムを参考に応用されたとして、GPマシンであるTR500にも採用されており、当時としても画期的な冷却システムでした。排熱に課題のある2サイクルエンジンに効率が良いとしてデザイン性も損ねることなく採用されたラムエア方式はGT380の代名詞となり、スズキの独特な着眼点も高く評価された様です。

ラムエアシステムは一目で分かる大胆なデザインで、特にバイク前方から見ると分かりやすくなっています。フレームの隙間から見えるエンジンヘッドカバーにガコッと開いたエアーインテークは独特の雰囲気を放っています。

また、CCIと呼ばれる分離給油システムにすることで2ストロークバイク特有の白煙を抑制。負圧式のコックをキャブレターを採用しオーバーフロートラブルも防止してありました。

マフラーレイアウトも面白く、3気筒エンジンでありながらサイレンサーは左右4本出しマフラーが装着されています。真ん中のシリンダーがフレーム底部で左右に分岐するという構造で、これによって安定した重量バランス、デザインのシンメトリー化が得られています。左右4本出しにする事で、リアビューの迫力も増し見応えのあるものとなっています。

【マイルドな乗り心地だけどパワフルな走り】

GT380は意外にもロングツアラータイプのバイクとして売り出されていたらしく、そう言った面ではカワサキ2stトリプルとの差別化はされていた様です。

ラムエアシステム導入による冷却の効率化、機能性豊かなメーター周り、自然なライディングポジションへと誘うハンドルバーの高さなど、確かに細かく掻い摘んで行けばライダーにとってもロンツーがしやすい仕様だったと思えます。

しかしマイルドと言ってもやはり本質は2stバイク。グランツーリスモを意味する『GT』の名に恥じないそのパワフルな走りは、オーナーでも時には恐怖に感じる事もあったとか。実は初期のGT380は前輪もドラムブレーキだったらしいですが「制動性能に問題がある」として発売から間も無くして、1973年4月には早急に前輪がディスクブレーキに一新されたと言う背景があります。

【GT380の中古相場は?】

知る人ぞ知る名車GT380。時代が移ろった現代でもその名は廃れる事はなく実しやかにバイク好き・旧車好きの間で語り続かれています。状態の悪いものでもそれなりの値段が付けられるなど、価格の高さが認知度と人気の高さを物語っています。

気になる中古の価格は平均的に200万円前後とかなりの高額な価格が付けられています。最も状態が良さそうな個体では380万円オーバーと4輪の高級車が余裕で1台買える値段となっています。さすがは名車、凄まじいプレミア価格になっていますね。

【素晴らしい2stトリプルいかがですか?】

刺激が欲しい方に「スズキの2stトリプルいかがですか?」と思わず勧めたくなる素晴らしき名車GT380。もはや資産レベルの価値になっていて気軽にそんな事言える訳はないのですが、やはりバイクとしての魅力がたっぷり詰まった1台です。

以上スズキの黎明期を支えた名車『GT380』のご紹介でした。

愛車はどのKING?

KINGチャート05

3つのKING

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レストアに欠かせない再メッキできます

バイクマフラーの再メッキ実験的に受付開始
お問い合わせが多かった、バイクマフラーの再メッキですが、
ただいま、実験的にマフラー再メッキの加工の受付を開始しました。
消音機が入っているものでも対応可能。

~マフラーの再メッキをされたお客様の声~

お世話になります。先日依頼した再メッキした純正マフラーの取り付けが完了しました。30年前の純正マフラーの再メッキをして頂ける業者がいない中再メッキして頂き有難うございました。出来あがりも申し分ない仕上がりでとても満足しています。
又機会がありましたらお願いします。 山口県 M様

CB400F

バイクマフラー 再メッキ

再メッキ後(車種・・・CB400F)

バイクマフラー 再メッキ

再メッキ前(車種・・・CB400F)

※マフラー&液パイにつきましては再メッキ後(再生品の為) ピンホールが原因(ガスが発生)で熱が加わった時点(エンジンをかけた)で膨れる可能性があります。
この場合は過去に何度も再再メッキしたことがありますが、同じ箇所が膨れました。よってメッキ不良ではなく、再メッキ品のためピンホールが原因だといことがわかっております。
ですので、御社にお渡しする時はもちろんメッキ膨れがない状態でお渡しいたしますが、その後膨れは一切ノークレームになります。

ウルフ125t

ウルフt125マフラー再メッキした画像

ウルフ125tマフラーを再メッキいたしました

マフラー再メッキ後

再メッキ後

マフラー再メッキ後

再メッキ前

カワサキ750RS(Z2)

1マフラー再メッキ前左側2マフラー再メッキ後左側
再メッキ前再メッキ後

 

3マフラー左側凹み4マフラー凹み修理後再メッキ後
板金前の凹み板金後→再メッキ
 
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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

 

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキング003

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

サビトリキング画像

 

メッキ加工の事ならNAKARAI

メッキ工房NAKARAI

再メッキも、もちろん対応しております。メッキ工房NAKARAI

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メッキの手入れは、メッキング&サビトリキングがおすすめです。

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