ヒーローへの憧れ『SUZUKI・GT380』

史上最鏡を手に入れろGT380

『SUZUKI・GT380』

画像参照元・スズキ100周年記念サイト

【男が最初に胸熱になる瞬間】

世の男が洩れなく始めに『胸熱』に感じる瞬間ってやっぱりヒーロー物のTV番組じゃ無いでしょうか?私が小学校の頃にやっていたヒーロー物で印象的なのは『グリッドマン』『ジャンパーソン』でした。これ結構世代バレますね。

 

ここで気付いたのが意外に少年時代の、それも小学校ぐらいにウルトラマンや仮面ライダーをリアルタイムで観ていた記憶がないんですね。『この二つは日本の二大ヒーローなのに観た記憶がないなんておかしいな!』なんて思って調べてみたら丁度、私が小学校就学時期の1990年後半は両方とも放送が無い『空白の時期』があったみたいです。

 

特に仮面ライダーは1993年の『仮面ライダーJ』を最後に6年間は放送がありませんでした。この時期はまるっと私が小学校就学時期と被っています。

 

その反動からなのか、2000年に平成ライダーとして『仮面ライダークウガ』が放送開始となった時は中学へ進学していましたが、結構ハマって観ていました。特に主人公が乗ってたクワガタみたいなバイクがすごく好きだったのをよく覚えています。

 

こんな風に男が胸熱になる瞬間には『マシン』が付き物ですが、その代表格がやはり『バイク』でしょう。ちょっと前置きが長くなりました。

 

で本題ですが歴代の『仮面ライダー』で登場しているバイクは名車揃いで、調べれば調べる程また『胸熱』になってきます。今回はその中でも初代仮面ライダーの本郷猛が乗っていたサイクロン号こと『SUZUKI GT380』について語っていきます。

 

因みに本郷猛が乗っていたGT380は白を基調としたデザインで、フロントには大きめのカウルスクリーン。シートはツートンカラーと今見るとなかなかカッコいい仕様となっています。

 

【GT380の主な仕様】

知る人ぞ知る名車ですから、どんなバイクかなんて語るのも野暮な気もします。しかし名車たる所以が随所に感じられるので、改めて再確認の意味を込めてご紹介いたします。

 

最初にGT380が登場したのが1972年。初期のスペックはこの様になっています。

 

・空冷3気筒2ストロークエンジン

・排気量371cc

・全長2090mm

・全幅815mm

・全高1125mm

・車両重量183kg

・最高出力38ps /7500rpm

・最大トルク3.8kgf•m/6500rpm

・タンク容量15L

 

 GT380の名前の由来は排気量から来ています。その事から愛称は『GTサンパチ』と呼ばれています。ちょっと驚いたのが最高出力と最大トルクも『サンパチ』なんですね。狙ってたんでしょうか?偶然なら凄いですね。1978年が最終型で、その後は4サイクルのGSシリーズへと続いていきます。

 

ちなみにGT380のライバル車として名を連ねていたのがカワサキの『マッハシリーズ』です。

 

 

【ラムエアーシステム】

GT380は空冷3気筒2ストロークエンジンですが、最大出力は38psと結構控えめです。ライバルのカワサキ マッハⅢは500ccではありますが、最高出力60psなのでかなり差があるのが分かりますね。マッハが凄いだけかも知れませんが。

 

2ストなのに走りには消極的か?と思うかも知れませんが、エンジンのヘッド部分にガポッと大きなダクトみたいな物があります。実はこれは『ラムエアーシステム』と呼ばれる物です。ただの飾りではなく効率良くシリンダヘッドと冷却するために付近の空気の流れを早くするという構造で当時としては画期的なシステムだったそうです。

 

 

 

【ソリッドなエンジンの造形】

エンジンの性能もさることながら造形にも気合が入っています。カワサキのマッハⅢのエンジンは丸みを帯びたヘッド形状のエンジンですが、GT380のエンジンはまるでザクザクと包丁で切ったかの様な、気持ち良いぐらいの直線が印象的なエンジンです。

 

角ばったソリッドな造形のエンジンなので、見た目の重厚感もあり堅牢な感じがします。当時も目新しいデザインではなかったんでしょうか。前方から見たエンジンフィンもまるでハーモニカの様に綺麗にビシッと整列しているのでお洒落に見えます。

 

そしてやはり3気筒エンジンの迫力はなかなかの物で3つのシリンダーが真横にズラっと並んでいるので、完全にフレームからはみ出しています。それを支える腰下もかなりの幅があり、クランクケースもドンと真横に突出しています。このエンジンを見た時に「発電機みたい」と変な例え方をして、微妙な空気にしてしまった事を今でも後悔しています。

 

エンジンの表面は平坦な部分が多いので、かなり磨き甲斐がありそうですね。鏡面加工にしてあげたくなります。

 

 

 

【洗練されたデザイン】

続いて車体のデザインですが、当時としては高性能バイクだったのもあるかも知れませんが、今見ても垢抜けた感じのするデザインです。どことなく日本離れしていると言うか、イタリア車っぽいお洒落な印象を受けます。

 

まずフェンダーですがフロントにはクラシカルなサイクルフェンダーがついています。年式によってシンプルでスポーティなフェンダーになっている様です。比べるまでもなくサイクルフェンダーがカッコいいですね。

 

タンク形状も年式で若干違う様ですが、全モデルを通して少し角ばった長方形型のタンクです。カラーリングもそれぞれバリエーションがある様ですが、私が個人的に好きなカラーリングはメタリックブルーですね。正式名称は『ブライトブルーメタリック』だそうです。少しターコイズっぽい色なのが好みです。なんだかブルーって『スズキの色』って感じがするのですが、私だけでしょうか。

 

マフラーの形状も独特で3気筒なのでエキパイは3本なのですが、どう言う訳だかサイレンサーは左右4本出しになっています。どんな取り回しでしょうか?何はともあれ、結構な迫力のあるマフラーなので、後ろからの見応えは結構あります。そしてサウンドが良いです。

 

最後にシートの形状ですが、ダブルシートタイプでフロントからリアにかけて厚みが均一の私が好きなタイプのシートです。現行車の様に車体フレームが真ん中を中心にカーブしておらず、ストレートな形状をしているので、シートも自然と綺麗なストレートのシートとなっています。

 

【GT380は旧車入門機の様なバイク】

決して現行車の様に全てが扱いやすいと言う意味ではありませんし、メンテナンスをしていても突然グズったりする事もあると思いますが、旧車にとっては誤差と言うか『愛嬌』だと思います。そのあたりを諸々考慮しても、今回紹介したGT380は旧車にしては扱いやすいバイクでは無いでしょうか。仮面ライダーも乗っていたし。

 

とにかく外観も乗り味もバランスが良い印象を受けますし、きちんとトルクフルで程よい鼓動感があるので旧車の雰囲気も存分に味わう事もできそうです。加速は凄いですが。因みに中古相場は上玉で250万円オーバーです。やはり結構なプレミアがついていますね。

 

以上、昔から名だたる旧車たちと肩を並べ続けたスズキの名車『GT380』のご紹介でした。

GT380のメッキ手入れ

クロムメッキパーツの多い、GT380の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ保護剤「メッキング」

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

サビトリキング画像

 

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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は

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