クーリーレプリカ!『スズキGS1000S』の魅力!

史上最鏡を手に入れろバナー スズキGS1000S

画像参照元…スズキ公式ページ

カフェレーサースタイルのGS1000S
1979年に登場したスズキのネイキッドバイク『GS1000』。今でも尚、語り継がれるスズキの名車としてその名はバイク史に深く刻まれています。

旧車好きならば知らない人の方が少ないのでは無いでしょうか。スズキが誇るGS1000シリーズの中でも個性的かつ独創的なモデルです。『クーリーレプリカ』と呼ばれ、当時から多くのバイカーから愛され、憧れの的となっていました。

GS1000の外装をカフェレーサー風に仕上げた特別仕様のモデルです。角ばったデザインのビキニカウルを装着し、カスタムライクな見た目が非常に魅力的です。

元となったGS1000は1977年に発売されたロードスポーツモデルのバイクです。スズキとしてはかなり力を入れた750ccを遥かに超える大排気量の4ストロークモデルとしてGS750をベースに1000cc(997cc)化したエンジンを搭載した本格的な大型バイクです。

もちろんスズキの看板を背負うことになるリッターモデルですから、エンジンの性能にも妥協せずヨシムラでお馴染みのPOP吉村でさえも「過剰品質」とまで言ったチューニングが施されていたようです。

当時としても他のメーカーに対して遅れをとっていたスズキの4ストローク750ccバイクの開発。逆に言えば超えるべき目標や参考にすべき技術が定まりやすかった為、大排気量モデルであるGS1000が生まれたのかも知れません。

そんなスズキの熱意とロマンが詰まったGS1000はまさにスズキが世界に誇る名車と言っても過言ではありません。そんな完成度の高いバイクの外装をよりスポーティーに飾ったGS1000Sもかなり魅力のあるバイクです。見た目だけではないマシンとしてのポテンシャルの高さも特筆すべきポイントです。

それでは、スズキのGS1000Sの魅力について解説していきたいと思います。

GS1000Sの主要諸元(1979年モデル)

エンジン

  • 種類:直列4気筒2バルブ4ストロークDOHC
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:997cc
  • 燃料供給方式:キャブレター
  • 内径(シリンダーボア):70㎜
  • 行程(シリンダーストローク):64.8㎜
  • 最高出力/回転数:90ps/8500rpm
  • 最大トルク/回転数:8.5kgf•m/6500rpm
  • 始動方式:セルフスターター式
  • プラグ型式:B8ES
  • 変速機:リターン式5速MT
  • 操作方式:フットシフト

寸法

  • 全長:2225㎜
  • 全幅:735㎜
  • 全高:1255㎜
  • ホイールベース:1505㎜
  • シート高:840㎜
  • タイヤサイズ(フロント):3.25-19
  • タイヤサイズ(リヤ):4.00-18

性能

  • 乗車定員:2名
  • 燃料タンク容量:19L

構造

  • フレーム型式:ダブルクレードル
  • 動力伝達方式:チェーン
  • 懸架方式(フロント):テレスコピックフォーク(正立)
  • 懸架方式(リヤ):スイングアーム式
  • ブレーキ(フロント):油圧式ダブルディスク
  • ブレーキ(リヤ):油圧式ディスク

無骨なカフェスタイルと『クーリーレプリカ』の由来

GS1000Sは非常にシンプルな外観ではありますが、ビキニカウルを装着しているだけで印象はガラリと変わります。スクエア型の無骨なビキニカウルはフロントフェイスに迫力を与え『只者ではない』雰囲気を放っています。

ビキニカウルと言っても、まるでハーフカウル並みの多さを持ちハンドル部分まで深くカバーし、決して飾りではない風防効果の大きさも期待できそうです。全体的にはスクエア型の角ばったデザインですが、フロントからスクリーンに至るまではなだらかな曲線を描いています。カウルの下部には左右に大きく突き出た“ツバ”があり、まるで車のスポイラーのような見た目も特徴的です。

この大きなビキニカウルこそがGS1000Sの最大の特徴となっており、象徴とも言えます。AMAスーパーバイクでスズキが車体担当し、ヨシムラが特別にエンジンチューンを施したGS1000Sが参戦。そのスペシャルチューンのGS1000Sに乗りタイトルを取ったのがウエス・クーリー選手だった事からGS1000Sは『クーリーレプリカ』と呼ばれる様になりました。

ハンドルはタイトなローハンドルが装着されており、バーハンドルながらもカフェレーサー的な雰囲気をしっかりと醸し出しています。

タンクはスリムなスクエアタイプが装着されています。カラーリングは爽やかなスカイブルーとホワイトのツートンカラー。このカラーリングこそが、GS1000Sのもう一つの特徴となっています。高潔でスポーティなカラーだけでGS1000Sが高次元のバイクである事を物語っている様です。タンクのサイド部分には『SUZUKI』のデカールが貼られていますが、タンクとリンクした配色となっています。そんな爽やかなカラーリングが故にウインカーのオレンジカラーレンズがより映えます。

この特徴的なスカイブルーとホワイトのツートンカラーは前後期通して採用されていますが、後期型になるとグラフィックデザインが少し異なっている様です。

シートは分厚くフラットなロングシートを採用。座面のデザインもまさに旧車と言った雰囲気あるパターンが施されています。最近ではシートの座面にはデザインは入れずフラットなものが多い分、この様な緻密なデザインが施されたシートには懐かしさだけではなく、新鮮さも感じます。テール部分にはシートカウルも装着されており、よりスポーティな雰囲気に。タンクやカウル同様に直線を基調としたデザイン。シートカウルのサイド部分には真っ赤なリフレクターを装着しています。

足回りについてはフロント19インチ、リヤは18インチを装着しブレーキシステムは前後共に油圧式ディスクブレーキを採用。(フロントはダブルディスク)制動性能に関しても申し分ない仕様となっています。

フロントにはボディカラーと同じ塗装が施されたフェンダーが深くタイヤを包み込む様に装着されていますが、リヤ側は樹脂製のショートフェンダーとなっています。リヤフェンダーの主張はかなり少なく、フェンダーレスの様なスッキリしたリヤ周りとなっています。

ホイールは星型のキャストホイールが装着されています。大きなブレーキディスクに隠れてしまうほどスマートなスポークのキャストホイールですが、リム手前でスポークをクロスさせる事で剛性をアップさせている様です。大径ホイールにソリッドなデザインのホイールがよりスポーティでスタイリッシュな見た目です。

個性的な造形の1000cc空冷エンジン

GS1000Sに搭載されている997cc空冷直列4気筒2バルブ4ストロークDOHCエンジンの最高出力90ps/8500rpm、最大トルク8.5kgf•m/6500rpmとなっています。

エンジン造形も特徴があり、Y字のシリンダー部分の形状はかなり個性的なデザインとなっています。サイドビューはスマートなシリンダー部分ですがクランクケースは大きくプックリと太った形状で曲線の美しいデザインです。

フロント側から見たエンジンは大きく横に広がり迫力満点。ダブルクレードルフレームの2本のダウンチューブの間をすり抜ける様に伸びた4本のエキゾーストパイプは、左右2本ずつに分かれ最終的にはロングタイプのメガホンタイプのサイレンサーに集約されています。

左右2本出しのサイレンサーも迫力があり、リヤに向かって反り上がった攻撃的な見た目となっています。

紳士的な外観のボディでありながら、エンジンには野性的な力強さを感じるのもGS1000Sの魅力のひとつです。デザインだけではなく、マシンとしての性能も高い一台となっています。

GS1000Sを美しく保つには?

以上、スズキのGS1000Sのご紹介でした。スズキが世界に誇る1000ccエンジンを搭載した本格派ロードスポーツモデル。旧車としての趣のあるスタイリングとカフェレーサーカスタムしたような特別感のあるエクステリアが魅力的な一台となっています。

またスズキらしいビキニカウルはファンを唸らせる個性的なもので、古いバイクでありながらも斬新さや新鮮味を感じる秀逸なデザインです。

バイクとしてのポテンシャルも高く、オーナーを満足させる一台であることは間違いないでしょう。GS1000Sの様な旧車・絶版車を所有するならやはり外装コンディション維持には最新の注意を払っていきたいところです。

もちろん、塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・

車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。

それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。

またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。

愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。

愛車はどのKING?

KINGチャート05

3つのKING

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキング003

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

サビトリキング画像

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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は

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