画像参照元…スズキ公式ページ
愛嬌のあるラパンをカスタムした『アルトラパンSS』
最近では各メーカーが輩出する軽自動車も個性的なものが多く、プレミアムモデルも発売されるなど、単純にコンパクトで経済的にも優しい安い車ではなくなってきている様に感じます。もちろん維持のしやすさを追求したようなまさに軽自動車らしいモデルも存在しますが、アクティビティにも富んだ軽SUVや、本格的なスポーツカーなど、『遊び車』としても軽自動車は人気です。
今回ご紹介するのはスズキの人気モデルでもあるアルトラパンのスポーティーな特別仕様車『アルトラパンSS』についてご紹介致します。
アルトラパンと言えばシンプルなハッチバック型のコンパクトな車体と可愛らしいデザインで、スズキの代表的な軽自動車アルトをベースとしたお洒落な外装のモデルです。初代ラパンは2002年に登場し愛嬌のあるクラシカルなデザインは発売当初から、女性や若者を中心に人気を博しました。
車名にある『ラパン(Lapin)』はフランス語で『うさぎ』を意味しラパンにはうさぎを象ったオリジナルエンブレムも飾られています。初代ラパンのデザインはお弁当箱をモチーフとしており、直線を基調とした角ばった車体と以外にもゆったりとした室内空間が特徴です。特に空間を圧迫しないフロントのベンチシートはかなり人気で、見た目以上にのんびりと過ごせる車内となっています。
そんな愛嬌たっぷりの可愛らしいラパンですが、対照的に無骨なスポーツモデルとして登場したのがこの『ラパンSS』です。
ラパンSSはアルトワークスファンの男性ユーザーをターゲットとし2003年に登場。アルトラパン2型をベースにスポーティーな外装にターボエンジンを搭載し、まさにアルトワークスの様な軽快さと速さを追求した特別なラパンです。
またコラムATを採用していたラパンに対し、ラパンSSにはフロアMTを採用したモデルを用意するなど、操作する楽しさも兼ね備えたことでスポーツカー好きなユーザーも満足する仕様となっていました。『SS』とは『ストリート・スポーツ』のイニシャルと取ったもので、アルトワークスに次ぐ軽スポーツカーとして、現在でも一定のファンを抱える名車でもあります。
そんなスズキらしい『プレミアム軽自動車』として小さな車体にロマンが詰め込まれたラパンSSの魅力についてたっぷりと解説していきたいと思います。
目次
アルトラパンSSの主要諸元(2007年モデル5MT仕様)
車体
- 型式:ABA−HE21S
- ボディタイプ:ハッチバック軽自動車
- ドア数:5ドア
エンジン
- 型式:K6A
- 種類:直列3気筒12バルブDOHC
- 過給機:ICターボ
- 冷却方式:水冷
- 総排気量:658cc
- 燃料供給方式:EPI(電子制御燃料噴射)
- 内径(シリンダーボア):68.0㎜
- 行程(シリンダーストローク):60.4㎜
- 圧縮比:8.4
- 最高出力/回転数:47kW(64ps)/6500rpm
- 最大トルク/回転数:106N•m(10.8kgf・m)/3500rpm
- 使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
- 変速機:5MT
寸法
- 全長:3395㎜
- 全幅:1475㎜
- 全高:1495㎜
- ホイールベース:2360㎜
- 車両重量:800㎏
- トレッド(フロント):1290mm
- トレッド(リヤ):1280mm
- タイヤサイズ(フロント):165/55R14 72V
- タイヤサイズ(リヤ):165/55R14 72V
性能
- 乗車定員:4名
- 最小回転半径:4.6m
- 燃料タンク容量:30L
- 10•15モード燃料消費率:19.4km/L
構造
- 駆動方式:フルタイム4WD
- ステアリング方式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
- 懸架方式(フロント):マクファーソンストラット式コイルスプリング
- 懸架方式(リヤ):アイソレーテッド・トレーリング・リンク式コイルスプリング
- ブレーキ(フロント):ベンチレーテッドディスク
- ブレーキ(リヤ):リーディングトレーリング
レーシングスタイルのアルトラパンSS
ラパンSSの外装ですが、ベースとなったラパンの可愛らしいイメージを残しつつも男性的な無骨なスタイリングが非常に特徴的です。
お弁当箱をモチーフにした角ばったボディはシンプルながらもクラシカルな外観となっており、シルエットだけ見ればまさに可愛らしいラパンそのものです。
しかしその全容を見れば一目瞭然。アルトワークスを彷彿とさせるレーシーな雰囲気のパーツで飾られたその姿は、停車していてもそのスピード感を醸し出すほどの仕上がりとなっています。シンプルなお弁当箱スタイルの車体とレーシーな外装の化学反応により、クラシックスポーツカーの様な趣のある雰囲気を醸し出しているのです。
まず最も目を引く変化点と言えばそのフロントフェイスです。いわゆる『ゆるい顔つき』のラパンですが、ラパンSSはカッと見開いたつぶらな丸目のヘッドライトが特徴的です。かなりシンプルなヘッドライトデザインですが、グリルカバーに埋め込まれた様なレイアウトで小ぶりなヘッドライトはまさにアルトワークスのDNAを引き継いでいる様にも感じます。
ヘッドライトの斜め上にはウインカーも埋め込まれていますが、主張の少ないミニウインカーを採用する事でカフェレーサーさながらのカスタムライクな仕上がりとなっています。
フロントグリルにはスポーティーなメッシュタイプが採用されており、スズキのエンブレムまたはラパン特有のうさぎを象ったエンブレムの代わりに『SS』エンブレムが飾られています。またヘッドライトと同じ丸目のフォグランプも装着されています。
フロントフェンダー部分にはフロント同様に小ぶりなミニウインカーが装備されており、そのウインカーの上にはチェッカーフラッグの洒落たバッジが目を引きます。シンプルなボディとデザインながら随所に見られるレーシーな要素もまた所有欲を満たしてくれる粋な計らいの様に感じます。
カラーリングはブレイトレッド2・ブルーイッシュブラックパール・スペアリアホワイト・アズールグレーパールメタリックと闘争心を掻き立てるようなカラーバリエーションが用意されていました。特に人気があったのはガンメタの様な無骨なカラーが魅力的なアズールグレーパールメタリックで、レーシーな雰囲気に抜群にマッチしたカラーリングです。
ICターボの機敏な走り
ラパンSSに搭載されたのは658cc水冷直列3気筒DOHC・ICターボエンジン。圧縮比は1:8.4で最高出力は64ps/6500rpmで最大トルクは106N•m/3500rpmを誇ります。同年式のCBA−HE21S型ラパンと比べると最高出力はおよそ18%、トルクに関しては42%向上しています。
これにより、スムーズな加速とトルクフルな走りを実現。スポーツカーとしてのポテンシャルの高さを見せつけ、フラットな舗装路ではもちろんのことある程度の未舗装路や、寒冷地などでも重宝されるフルタイム4WDも魅力的です。
また、ラパンSSのラインナップの中にも4速ATの他に5速MTも用意されています。エンジンや足回りの性能、高い走破性だけでは無く『クルマを操る楽しさ』も兼ね備えた本格的なスポーツモデルなのです。
ラパン本来のゆるさや可愛らしさが残る外観ですが、まさに羊の皮を被った狼。舐めてかかっては大怪我をするスペックの持ち主だという事が分かります。
スポーティーな内装が魅力的
ラパンの魅力でもある見た目以上のゆったり空間とベンチシートですが、ラパンSSは外装にリンクしたスポーティーな内装となっています。
フロントはベンチシートからバケットタイプのシートに変わり、ステアリングも中央にチェッカーフラッグのエンブレムが特徴的なスポーティーなデザインとなっています。
アナログメーターには『SS』の文字が刻まれており、内側からでもスポーツモデルである事を存分に感じられる拘りの内装です。
アルトラパンSSをいつまでも綺麗に!
以上、スズキの軽スポーツ『アルトラパンSS』のご紹介でした。今でこそあまり見なくなったラパンSSですが、クラシカルで無骨な外観は今見ても非常に魅力的に感じるのではないでしょうか。
ノーマルで乗るのも良いですが、その素材の良さを生かしてカスタムするのも人気で、メッキグリルなどのドレスアップパーツなども数多く存在します。
今では既に絶版となってしまったラパンSSですが、このコンパクトで軽快な走りに魅了されたファンも多く存在します。貴重なモデルになりつつあるラパンSSですので、やはりユーザーとしても外装を綺麗に維持することにも注意されていると思います。
もちろん、塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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