カフェレーサーを語りたい。ロイヤルエンフィールド『2013年式コンチネンタルGT』

史上最鏡を手に入れろバナーロイヤルエンフィールド『2013年式コンチネンタルGT』

画像参照元…ロイヤルエンフィールド公式ページ

【原点回帰させてくれる『コンチネンタルGT』】
みなさんこんにちは!今回はどうしてもカフェレーサーを語りたい気分になったので、そんな私の『カフェレーサー欲』を一挙に受け止めてくれるような一台にスポットライトを当てていきたいと思います!今回熱く語っていくのはロイヤルエンフィールドの『コンチネンタルGT』です!

このコンチネンタルGTですが、わざわざ題名に「2013年式」と入れたのにはワケがあります。今回ご紹介するのはバーチカルツインのコンチネンタルGT650の方ではなく単気筒500ccの方のコンチネンタルGTです。

なぜわざわざ古い方のコンチネンタルGTをチョイスしたのか。それはこのコンチネンタルGTには古き良きカフェレーサーの魂が込められているからです。(もちろん650cc版も超魅力的なバイクです)無駄の無い洗練されたボディに、鼓動を全身で感じられる単気筒エンジン。このコンチネンタルGTには往年のカフェレーサーたちのロマンが詰め込まれた様な、まさに究極の一台と言えるのです。

私も無類のカフェレーサー好き英国車好きなのですが、このロイヤルエンフィールドのバイクにはたびたび驚かされ、フラグシップモデルであるブリットシリーズは『新車で買える旧車』として人気を博しており、例に漏れず私もロイヤルエンフィールドのバイクには度々興奮させられていました。

そんなロイヤルエンフィールドが2013年に発売したのがこの『コンチネンタルGT』です。クルーザータイプのブリットをベースにユーザーやビルダーたちによってカフェレーサーカスタムされた車両は数多く有りますが、コンチネンタルGTはロイヤルエンフィールドが自ら手掛けたメーカーカスタムモデルです。

ブリット500をベースにクリップオンハンドルやバックステップ、シングルシートなどのカフェレーサーの『三種の神器』を装着したモデルで、エクステリアもガラリとスポーティな装いに一新されているのが特徴。

発売当初も世界各国からの熱い注目を集め、クラシカルスタイルが売りだったブリットのコンセプトをそのままにカフェレーサーカスタムが施された特別なマシンとして瞬時に人気車種へと登りつめたのです。

ロイヤルエンフィールドとは

ところでみなさんはロイヤルエンフィールドってバイクブランドをご存知でしょうか。一昔前は一部のバイクマニアにしか認知度はなかったものの、最近ではアドベンチャータイプのバイクなども手掛ける様になり、その認知度はかなり多くなってきていると思います。

名前からしてイギリスのめっちゃお洒落なバイクメーカーかと思われますが、ロイヤルエンフィールドは実はインドのバイクメーカーです。実はこれにもかなり深いワケがあるのです。

ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield)は元々はイギリス発祥のオートバイブランドで、1851年に前身企業が設立され1871年より自転車を製造。1901年にオートバイ製造を開始し、本国イギリス以外にも1955年にエンフィールド・インディアとしてインド支社を設立しました。その後1971年にイギリス本社が倒産し、しばらくはインド支社のみが稼働。

1993年にアイシャー・モーターズがエンフィールドインディアを買収。1994年に『ロイヤルエンフィールド・モーターズ』に改名されアイシャー・モーターズの一部門として存続する事となりました。既にイギリス本社は無くなっている為、製造国はインドとなり中古バイクサイトなどでも、ロイヤルエンフィールドはインドのメーカーとして取り扱われております。

コンチネンタルGTの歴史

ご紹介しているコンチネンタルGTは言わば復刻版の様なもの。モチーフとなったのはロイヤルエンフィールドが英国時代の1965−1968年にかけて製造していたコンチネンタルGT250です。その姿を見ればすぐに分かると思いますが、ご紹介している500cc版のコンチネンタルGTの外装デザインはこのコンチネンタル250が踏襲されています。

しかし当時のコンチネンタルGT250もカフェレーサーカスタムしたかの様な仕様では有りますが、スパルタンな印象はあまり無く、ハンドルはセパレートハンドルでは無く、低めのバーハンドルにシートは分厚いダブルシートとマイルドな見た目となっており、大きなスクリーンも装着されています。

往年のオリジナルレーサーのDNAを引き継ぎつつ、現代版に近付ける事でロイヤルエンフィールドなりのネオクラシックバイクとして新たに息を吹き返したと言えるでしょう。

コンチネンタルGTの主要諸元(2013年式)

車体型式

  • グレード名:Continental GT

エンジン

  • 種類:単気筒4ストロークOHV
  • バルブ数/気筒:2バルブ
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:535cc
  • 燃料供給方式:フューエルインジェクション
  • 内径(シリンダーボア):87mm
  • 行程(ピストンストローク):90mm
  • 圧縮比:8.5
  • 最高出力/回転数:21.4kW/5100rpm
  • 最大トルク/回転数:44N•m/4000rpm
  • 始動方式:セルフ・キック併用
  • 潤滑方式:ウェットサンプ
  • 変速機:リターン式5速
  • 操作方式:フットシフト

寸法

  • 全長:2060mm
  • 全幅:760mm
  • 全高:1070mm
  • ホイールベース:1360mm
  • 最低地上高:140mm
  • シート高:800mm
  • 車両重量:184kg
  • タイヤサイズ(前):100/90−18
  • タイヤサイズ(後):130/70−18
  • タイヤタイプ:バイアス

性能

  • 燃料タンク容量:13.5L

構造

  • フレーム型式:ダブルクレードル
  • 動力伝達方式:チェーン
  • 懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)
  • 懸架方式(後):スイングアーム式
  • リアサスペンション本数:2本
  • ブレーキ(前):油圧式ディスク
  • ブレーキ(後):油圧式ディスク

ブリティッシュカフェレーサースタイル

冒頭からしつこく言っていますが、コンチネンタルGTの最大の魅力と言えば秀逸なブリティッシュカフェレーサースタイルです。既にインドのバイクメーカーですが、そのデザインセンスは半世紀経った現代でも創業当時のままの様に感じます。

モチーフとなったコンチネンタルGT250から踏襲されたデザインですが、よりレーシー且つスマートな出来栄えとなっています。しかし無闇に新しくしたのでは無く、タンクからシートまで一直線にデザインされ、テール部分にはアール加工の施されたフレームはまさにクラシックバイクそのもの。

直線系のフレームに対し垂直に搭載されたバーチカルシングルエンジン。懐古的な前後スポークホイールなど、旧車と言っても何も疑われなさそうなその味のあるデザインによって、このコンチネンタルGTにしか出せない独特のオーラが出来上がっています。

クラシックスポーツなタンク

先代のコンチネンタルGT250から引き継いだロングタンク。グリップ部分を大きく凹ませた立体的なデザインのタンクは容量13.5Lと十分な容量を確保しています。

闘争心を駆り立てる真紅のレッドに塗装され、ホワイトの文字で『ROYAL ENFIELD』と描かれています。タンクキャップのクロームメッキも目を引き、高貴な印象の漂うタンクデザインです。

ストイックなシート

コンチネンタルGTに装着されたシートは極めてスマートなシングルシートとなっています。テール部分になだらかに沿う様に装着されたシートカウルもまた『当時モノ』の様な趣のあるデザインが印象的です。

屈強な足廻り

クラシカルなデザインの中にも、走りに妥協しない拘りが見え隠れしています。懐古的なスポークホイールに装着されているのは前後ブレンボ製のディスクキャリパー。リアサスにはパイオリ製のショックを採用するなどして、ネオクラシックで有りながらもライバル車とは一線を画す仕様となっています。

バーチカルエンジンの造形美

外装デザインにも負けないほどの美しいバーチカルエンジン。曲線美の美しいクランクケースと、大きくくびれたシリンダー部分。シルバーとブラックのメリハリのあるコントラストのフィンなど、単気筒で有りながらもその迫力はまさに圧巻です。

ボアストローク87mm×90mmのロングストロークが誇る最大トルクは44N•m/4000rpmをマーク。単気筒らしい太いトルクで、ストレスのないスタートを切る事が出来ます。

もちろんキックスターターも健在。コンチネンタルGTをガレージから出し、『始動の儀式』を執り行っているところを想像するだけでも思わず口角が上がってしまいそうになります。

エンジンから伸びたエキゾーストマフラー。装着されたサイレンサーは普遍的なデザインで、癖のないシンプルな印象。ブリットシリーズに比べるとスポーティなデザインなのは良く分かります。

コンチネンタルGTのお手入れの注意点は!?

以上、ロイヤルエンフィールド『コンチネンタルGT』のご紹介でした。コンチネンタルGT650も素敵なバイクですが、この単気筒500cc版のコンチネンタルGTも捨てたものではないと思いませんか?

既にこの単気筒モデルは生産終了してしまっており、現存する個体も限られています。この様な絶版車で気を付けたいのが外装コンディションの維持でしょう。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキング003

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

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