メッキのくすみ除去で欠かせない良いクリーナーの特徴

最近では高級感がでるメッキパーツを搭載した車が多く見かけるようになりました。
一般的にメッキは放置していると汚れやくすみが出てしまうものです。
特に雨に濡れた後に放置していると、水分からくすみが出やすくなります。
こうしたくすみの除去をするにはコツが必要です。
シンプルに放置しないことも重要ですが、実はしっかりとお手入れを行えばくすみ除去はできるのです。
そこでメッキのくすみ除去について詳しく解説いたします。

メッキのくすみ除去にはクリーナーは必須

クロームメッキですが、水分を放置していると水に含まれるミネラル成分が固着してしまい、白くくすんでいるように見えます。
このくすみ除去をするためには専用のクリーナーがおすすめです。
一般的に販売されているワックスなどで対応する人もいますが、研磨剤の入っているものはおすすめできません。
なぜならクロームメッキ自体が非常に薄い膜のようなものなので、研磨剤が入っていると傷がついたり剥げたりするリスクがあるためです。
こうしたリスクがなく利用できるのが、メッキ専用のクリーナーになります。
以下に主なメリットをあげてみましょう。

  • 研磨剤が含まれないためメッキに傷がつかない
  • 汚れの除去ができる
  • つや出しなどの効果も期待できる
  • 製品によっては化学薬品を使わない安全なものがある
  • 専用の成分なので軽く拭くだけでくすみ除去ができる

専用のクリーナーを使うことでメッキのくすみ除去ができるだけではなく、つや出しの効果も期待できるのが大きな魅力です。
くすみ除去をするためにメッキを傷つけてしまっては意味がないので、専用のクリーナーを利用するのがおすすめだといえます。

良いメッキ専用クリーナーの特徴を確認しよう

メッキ専用のクリーナーといっても様々なものがありますので、どれを購入すれば良いのかわからない人も多いでしょう。
そこで良いメッキ専用クリーナーの特徴について見ていきますが、その前に1つ注意しておきたいことがあります。
それはメッキ専用クリーナーといっても、樹脂メッキなのか金属メッキなのかで選ぶべき商品が違ってくることです。

  • 金属メッキ専用
  • 樹脂メッキ専用
  • 金属メッキ・樹脂メッキのどちらも利用できる

メッキ専用クリーナーには大きくわけて3つがあります。
もともとも素材が金属よりもやわらかい樹脂メッキは、より扱いがデリケートになってくるためです。
金属メッキよりも被膜が薄くなっているのが、樹脂メッキだ覚えておくといいでしょう。
そのためメッキ専用クリーナーも樹脂か金属かで使い分ける必要があります。
中にはどちらも利用できるタイプがあるので、自分の都合にあわせて購入するのをおすすめします。

研磨剤が入っているかどうか

メッキ専用クリーナーで最も注意しておきたい点が研磨剤です。
メッキ専用クリーナーの場合、研磨剤が入っていないタイプが効果的です。
ただ微粒な研磨剤入のものもあります。
理想とすれば研磨剤が含まれていないタイプが良いのですが、どうしても他に選択肢がないのなら微粒な研磨剤タイプを選んでください。
コンパウンドなどで使われている研磨剤は粒子が荒く、メッキの汚れやくすみ除去はできても皮膜まで傷つけるリスクが高くなります。
この研磨剤の粒子を小さくしたものが、微粒子タイプなのです。
粒子の荒い研磨剤のようにメッキの被膜を傷つけるリスクは低くなりますが、樹脂メッキのようなデリケートなものには使いにくいでしょう。
より良い形でメッキのくすみ除去をしたい場合は、できるだけ研磨剤が入っていないタイプを選ぶべきです。
また樹脂メッキ用のクリーナーには汚れやくすみ除去に効果が期待できますが、汚れの付着を防止したりする力はありません。
他にも樹脂メッキそのものを保護するような効果は期待できないのです。
そのため樹脂メッキでくすみ除去をしたのなら、別途保護するような専用クリーナーも使うようにしておきましょう。

しっかりと汚れやくすみ除去ができるか

良いメッキ専用クリーナーの特徴としては、やはり汚れやくすみ除去をしっかりできる点です。
メッキの手入れをするのは良いのですが、金属メッキであってもデリケートな物に違いはありません。
そのため軽くなでるようにするだけで汚れや、くすみ除去ができるかは重要なポイントになってきます。
その理由は以下の通りです。

  • くすみが除去できないと何度もこする必要が出てくる
  • つい力を込めすぎてしまう場合もある

あまり汚れやくすみ除去ができないものだと、何度もこすってしまうことからメッキに傷がつくリスクが高くなります。
場合によっては力を入れすぎてしまうと傷ではなく剥げるリスクもあります。
メッキが剥がれてしまえば修復するのに、メッキ処理をする必要が出てくるのです。
その処理費用や手間暇は非常に大きなものになるので、できるだけくすみ除去がしっかりできる物を選ぶべきです。
ただ実際に使ってみないとわからないことでもあるので、販売店のスタッフなどに相談してみるのもおすすめです。
特に専門店であれば、的確にこちらの疑問にも答えてくれます。
どのタイプのメッキクリーナーが良いのかといった相談にものってくれるので、わからない場合は専門店のスタッフに確認すべきです。

手に入りやすいかどうか

最後の良いメッキ専用のクリーナーの特徴ですが、入手のしやすさという点も考慮しておくべきです。
ものすごく効果が高いクリーナーも、なかなか手に入らないのであれば使い勝手は悪くなってしまいます。

  • 通販などでも購入できるのか
  • 費用なども含めたコストパフォマンス
  • 1度購入してどの程度の期間利用できるのか

メッキ専用のクリーナーの入手しやすさというのも、ただお店で買えるというだけではありません。
店頭で購入できれば良いのですが、通販という手段も選べる方がいいでしょう。
また費用面なども含めたコストパフォマンスで検討すべきです。
高額すぎて手が出しにくい専用クリーナーよりも、入手しやすい金額の物を選んだ方が遠慮なく使えるはずです。
専用クリーナーの中には、使い切りタイプなどもあります。
使い切りとなるので開けてしまうと、すべて使わないといけません。
そのためお手入れをするのに、少しの時間しか取れない時には使いにくいでしょう。
逆に使い切らなくてもいいタイプであれば、今日はフロントだけといったような手入れの仕方もできます。
こうした使い勝手の良し悪しというのも、良い専用クリーナーの特徴になってくるでしょう。

メッキクリーナーは専門店で購入しよう

メッキクリーナーは様々な場所で販売されています。
カー用品店などでも見かけることがあるでしょうが、あまり安価なものはおすすめできません。
前述したようにくすみ除去ができるとしても、研磨剤などが含まれている可能性があるからです。
そのため安全に効率よくメッキのくすみ除去をしたいのなら、専門店で購入するのが最も確実な方法だと言えるでしょう。
ではメッキクリーナーの専門店は、どのようにして購入できるのかを確認します。
最も一般的なのがインターネットによる通販です。
自社で販売しているケースもありますが、専門店は全国に展開していません。
そのため地域にお店がなくても購入できる、インターネットでの通販がおすすめです。

  • 専門店が運営する自社販売サイト
  • 車やバイク関連の商品を専門的に扱うサイト
  • 大手通販サイト
  • 個人売買サイト

大きくわけると以上のような通販店があります。
専門店で提供している製品を取り扱っているのなら、いつも自分が使っている通販サイトを使ってもいいでしょう。
ただし個人売買のサイトだけはおすすめしません。
稀に偽物が送られてきたり、類似品である可能性があるからです。
正規品をきちんと購入したいのなら、専門店が運営している自社サイトで購入するのが確実です。
このケースで偽物が送られてきたり、類似品が送られてくることはありません。

メッキのくすみ除去についての情報でした。
メッキは雨や洗車のあとの水を放置していると、ミネラル成分が固着してしまいくすみを作ってしまいます。
このくすみを取るための方法として研磨剤入のワックスなどを使ってしまうと、メッキに傷がついてしまうリスクがあるのでお勧めできません。
そのためメッキ専用のクリーナーがあるのです。
くすみ除去に使えるのはもちろんですが、それ以外にもつや出しなどの効果が期待できます。
特に専門店が販売しているメッキクリーナーは効果が高く、初めての人でも安心して利用できるでしょう。
また専門店の場合は、自分のケースを相談して最適なクリーナーを選んで貰えるのも大きなポイントです。