クロムメッキ取付時の注意事項

クロムメッキ取付時の注意事項

■クロムメッキホイール事例【ゲイルスピード】

ゲイルスピードホイールハブ根元メッキ膨れ画像1

ゲイルスピードホイールハブ根元メッキ膨れ画像2

【症状】・・ゲイルスピード新品ホイールにクロムメッキを施工し、メッキ加工終了時にはメッキ膨れがなかったが、お客様にお渡し後、取り付け後にハブの根元のメッキが浮いてしまった。

【原因】・・取り付け時にインパクト施工により、圧がかかりすぎたことにより、表面クロムメッキ層がおされた事によりメッキが浮いてしまったのだと思われます。

アルミは素地が柔らかいので、圧が加わってもある程度たわみますが、表面のクロムは硬いので、インパクトに弱い。メッキは表面張力で各金属が被覆されているだけなので、インパクト施工に弱い。

※取り付け時はインパクト施工は絶対にやめていただきたいです。

メッキが膨れるとその部分だけを修正は不可なので、再メッキもしくは、再度新品パーツを購入していただき、新たにメッキする形になります。

【マスキング】・・ホイル関しましては、マスキングできる箇所は対応可能範囲内で対応いたしますが、ディスクローター当たり面含め、完全にマスキングはメッキの特性上できませんので、メッキ後お客様の方でメッキが厚くついた部分を削っていただく等の処理が必要です。その際にも、メッキに熱が加わらないような削り方をお願いいたします。メッキが熱でいぶされると、膨張してしまい、熱膨張率の違いから、メッキが膨れてしまいます。