メッキ用クリーナーには、「MOTHERS(マザーズ) カリフォルニアゴールド クロームポリッシュ」や「99工房 メッキクリーナー」などがあります。
メッキの手入れは、クリーナーで表面を綺麗に磨くことも重要ですが、クリーナー後にメッキ用ケミカル保護被膜剤で保護することがさらに重要です。
なぜなら、クロームメッキはデリケートな性質を持ち、メッキクリーナーで何回も磨くとメッキ表面を傷つけたり、メッキが黒くくすんで見えたりと失敗の原因になるためです。
よって、メッキクリーナーで磨いた後は、メッキ用ケミカル保護被膜剤を使用してメッキを保護することをおすすめします。
スマホに、ガラスフィルムを貼るようなイメージです。
そこで、メッキクリーナー後におすすめのメッキ用ケミカル保護被膜剤が、メッキ専門店「NAKARAI」が5年の歳月をかけ、独自に研究開発した「メッキング」です。
また、クリーナー前に錆を取りたい場合には、メッキ用錆取り剤「サビトリキング」が効果絶大です。
この記事では、メッキ専門店「NAKARAI」が、メッキにおすすめのクリーナーをお探しの方やメッキをピカピカにしたい方に向けて、メッキパーツ用クリーナーやメッキ用ケミカル保護被膜剤などについて、ご紹介していきます。
目次
1、メッキ用クリーナー|メッキの正しい手入れ手順
メッキ用クリーナーには、ここでご紹介する商品以外にも多数あり、好みにより使っていただければと思います。
最終的には好き、嫌い等の相性で決めていただればと思いますが、参考にしていただけばと思います。
なお、メッキクリーナーも重要ですが、メッキの手入れにはクリーナー後の保護がより重要です。
メッキクリーナーや保護など、手入れについても併せてご説明いたします。
1-1.MOTHERS(マザーズ) カリフォルニアゴールド クロームポリッシュ
参考価格:1,680円(税込)
内容量:335ml
MOTHERS社が開発した、クロームメッキにも使える、研磨剤の入っていないクリーナーです。
特に、研磨剤が入っていないことが、クロームメッキに大きなメリットを与えます。
少し独特のに匂いがあります。イメージですが髪の毛につけるポマードみたいな匂いで、学生時代に怖かった先輩のリーゼントの匂いがします。使用感は少し粘土のある液体です。
クロームメッキは構造的に研磨剤との相性が悪く、研磨剤を使用すると黒くくすんで見えたり表面に傷がついたりと、返って台無しにしてしまうため、研磨剤が入っていないため、安心して使用できますが、室内での作業ではなく、換気のいい屋外での作業お勧めいたします。
なお、クロームメッキの構造や注意点については、後ほど詳しくご説明いたします。
1-2. 99工房 メッキクリーナー
参考価格:990円(税込)
内容量:125ml
こちらは比較的安価で、クロームメッキにも対応するクリーナーです。使用感は少しだけ粘土がある液体ですが、少し多めにつけると伸びきるまで磨かないといけなくなりますので、クロムメッキの汚れ具合によっては少量塗布でいいのかもしれません。
1-3. WILLSON超鏡面メタルメッキクリナー
参考価格:1551円(税込)
内容量:125ml
使用感は少し液体感があります。品物につける時は少しだけ気を付ける必要があります。
メッキ以外の部分に垂れる可能性があるので、少量塗布で様子をみるのがいいかと思われます。
1-4. 磨き塾 メッキクリナー
参考価格:999円(税込)
内容量:80ml
使用感はほどよい液体感です。少量塗布で様子をみるのがいいかと思われます。
1-5. Holts クローム・クリーン
参考価格:999円(税込)
内容量:40g
※説明書では樹脂パーツへのメッキ、鏡面仕上げには使用できません。と記載があります。
使用感は、ペースト状なので、それを伸ばそうと強く磨てしまうと、メッキ面に傷がはいる可能性がありそうです。適量をやさしく伸ばすように使った方がいいかと思われます。
1-6.3M クローム&メタルポリッシュ38527
参考価格:2,798円(税込)
内容量:283g
使用感は、そこそこの練り状です。練り状がお好きな方はいいかと思われます。
1-7.CHROME CLEAN&SHINE
クリーナーというよりワックスとクリナーの中間くらいの感じですが、コンパウンドが入っていなので安心して使用できます。少し甘い匂いがします。甘党の方なら問題ないと思いますが、甘いものが苦手な方には少し匂いがきになってしまうかもしれませんが、マスクしての使用なら問題ないと思います。
参考価格:2,390円(税込)
1-8.ミガキング (鏡面クロムメッキ用)
NAKARAIが自分で使う用に調合した、クロムメッキ用クリナーというよりは、クロムメッキ・鏡面用微粒子コンパウンドです。発売して初期ロットが売り切れてしまい、ただいま発売休止中です。
※メッキクリナー関してしましては、最終的には好みになる思います。
また、先ほど述べたように、クロームメッキはデリケートな性質上メッキクリーナーで何回も磨くと、メッキが傷ついたり黒くくすんで見えたりします。
そのため、メッキクリーナーの使用は数回に抑え、メッキ用ケミカル保護被膜剤で保護する方法がおすすめです。
1-9.メッキの正しい手入れ手順
クロームメッキの正しい手入れは、
1.メッキクリーナーでクロームメッキを綺麗にする 2.綺麗さを保つため、メッキ用ケミカル保護被膜剤で保護する
といった流れです。
また、錆がある場合は、メッキクリーナーの使用前にメッキ用の錆取り剤で除去します。
何より、メッキクリーナーを何度も使用すると、くすみの原因となります。
くすみを防止するために、メッキ用ケミカル保護被膜剤で保護するイメージです。
2、メッキクリーナー時におすすめ!「史上"最鏡"クロス」
クロムメッキは一度でも傷がついてしまうとアウトです。クロムメッキについた磨き傷は再メッキでしたか再生できないからです。
メッキクリーナーを使用するときには、クリーナー選びも大事ですが、メッキに磨き傷をつけないという観点からクロス選びこそ重要です。
史上"最鏡"クロスは本来メッキング用クロスですが、メッキクリーナー使用時にも使用できます。
むしろ、メッキクリーナー使用時にこそ使用していただきたいクロスです。
肌ざわりはシルクみたな感触で、メッキ面に傷がつきづらいです。
高級メガネ拭きの100倍くらい目が細かく、クリーンルーム内でも使用できるスペックです。
史上"最鏡"クロスはメッキクリーナー時に使用する分には洗濯可能で繰り返し使用できます。
(メッキング使用時は基本使い捨て)
ぜひ、メッキクリーナー使用時には史上"最鏡"クロスをご検討ください。
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3、メッキクリーナー後におすすめ!「メッキング」の効果と実績
メッキクリーナー後におすすめのメッキ用ケミカル保護被膜剤は、メッキ専門店「NAKARAI」の「メッキング」です。
「メッキング」は、クロームメッキの繊細な性質を考慮し、メッキのためだけに研究&開発された商品です。
メッキのピカピカを維持したい方に向けて、「メッキング」の概要や効果・口コミなどをご紹介いたしますので、お役立ていただければと思います。
3-1.なぜ「メッキング」がいいの?
メッキクリーナー後に「メッキング」をおすすめする理由は、ガラスコート系の被膜でクロームメッキの弱点を改善し、クロームメッキの輝きを維持できるためです。
数回程度ならリスクは低いですが、何度もメッキクリーナーをかけていると徐々にクロームメッキが剥がれて、黒くくすんで見えてしまう可能性があります。
そのため、「メッキング」で保護して、メッキクリーナーを何度も使わないようにすることがおすすめです。
また、「メッキング」を塗布していることで、クロームメッキの代わりに「メッキング」が汚れてくれます。
さらに、メッキングの上から、メッキクリーナーで汚れを磨くことも可能です。
まさに、スマホにガラスフィルムを貼って守るイメージです。
そもそもクロームメッキとは、素材に銅やニッケルの金属を下地として施工し、その上にクローム(Cr)を用いたメッキ加工を施したものです。
そして、最終表面のクロームメッキには、クローム独特の美しい金属光沢と高い耐食性があります。
しかし、一方でクロームメッキには、「非常に薄い膜」「目に見えない無数の穴がある」といった2つの弱点があります。
クロームメッキは非常に薄く、わずか0.02μ~0.5μ前後の厚みしかありません。 ※1μ(ミクロン)=1/1000㎜
そのため、何度もメッキクリーナーを使用すると、クロームメッキが削れて下地のニッケルメッキが露出し、くすんで見えたり錆びてしまったりと失敗するのです。
そして、表面には無数の穴が空いており、その穴から水やホコリが侵入し、下地のニッケルメッキを腐食させてしまいます。
※クローム自体の耐食性は高いです。
これらの弱点を改善できるメッキクリーナー後のアイテムが、「メッキング」です。
「メッキング」をクロームメッキ表面の無数の穴に流し込み、硬化させて塞ぐことで、ニッケルメッキの腐食を防ぎます。
また、研磨剤入りメッキ磨き剤のように、磨く原理でなく保護するもののため、クロームメッキが剥がれる心配もありません。
その上「メッキング」は、ガラスに近い性質のガラスコート系コーティング剤で、クローム独特の青光りをさらに向上させます。
これらの理由から、メッキクリーナー後には「メッキング」がおすすめです。
3-2.「メッキング」動画でご説明
3-3.「メッキング」の効果や機能性
「メッキング」の効果や機能性は、悪条件での24時間放置実験や2週間放置実験などで、効力がしっかりと証明されています。
「メッキング」塗布前後のクロームメッキを比較すると、メッキの剥がれやくすみに明らかな差があります。
3-4.「メッキング」の人気や実績
おかげさまで「メッキング」は、口コミやランキングで高評価を獲得しました。
・『バイクブロス』でランキング1位
・『みんカラ』4.67点(5点満点)
また、その高い評価から、複数の車・バイク雑誌などメディアにも取り上げていただきました。
例えば、
- 旧車雑誌「オールドタイマー」
- ハーレー雑誌「クラブハーレー」
- 絶版バイク雑誌「Zeppan Bikes」
- トラック雑誌「カミオン」
- ジェットスキー雑誌「HOT WATER」
- 台湾でもっとも人気な自動車・バイク雑誌「一手車訊」
などの車・バイク雑誌です。
メッキングを実際にレビューしていただき、効果絶大と言っていただきました。
雑誌や口コミだけでなく、岩城滉一さんやミッキーカーチスさん他、多くのバイク好き著名人の方々に褒められた商品です。
「岩城滉一」さんに、「メッキング」を塗布することで「メッキに深みが出る」と、お褒めの言葉をいただきました。
4、メッキクリーナー前に錆を取りたい方は「サビトリキング」
メッキクリーナーでメッキをピカピカにする前に、錆を取りたい方もいらっしゃると思います。
そこで錆には、メッキ専門店「NAKARAI」がメッキのためだけに開発した、メッキ用錆取り剤「サビトリキング」がおすすめです。
4-1.「サビトリキング」とは
「サビトリキング」とは、メッキに作用せず錆にのみ作用する特殊な研磨剤を配合した、“メッキに優しく、錆に厳しい”メッキ用錆取り剤です。
「サビトリキング」は、メッキを研磨剤で傷つけずに錆が取れ、効果が実感できます。
また「メッキング」同様に、たくさんの車・バイク雑誌などメディアで取り上げていただいたり、口コミ・ランキングで高評価を獲得したり、著名人の方々に愛用していただいたりと、たくさんの実績があります。
4-2.「サビトリキング」動画でご説明
4-3.錆取り時の注意①:一般的な研磨剤が配合されたメッキ用錆取り剤を使用しない!
メッキのクリーナーや錆取りで気を付けるべき注意点は、一般的な研磨剤が配合されたメッキ用錆取り剤を、使用しないことです。
クロームメッキに一般的な研磨剤が配合されたメッキ用錆取り剤を使用し、削って錆を取ろうとすると、表面が傷ついたり、削れて下地のニッケルメッキが露出しくすんで見えたりと、返ってクロームメッキが台無しになってしまいます。
この理由は、一般的な研磨剤は錆だけでなく、メッキや金属にも作用してしまうためです。
ステンレスなど単一金属なら、いくら研磨剤で磨いても問題ありません。
しかし、クロームメッキは層状になっている上に薄い膜であるため、簡単に削れてなくなってしまいます。
非常にデリケートな性質を持つクロームメッキの錆取りには、メッキに作用しない優しい研磨剤が配合された錆取り剤が必要です。
4-4.錆取り時の注意②:メッキ用特殊クロスを使用する!
次に、メッキの錆取り時には、メッキ用の特殊なクロスを使用する必要があります。
一般的なクロスを使用すると、取れた錆でクロームメッキの表面を傷つけてしまうことがあります。
クロームメッキは鏡面度が高く硬い性質のため、取れた錆で付いた小さな傷でも目立ってしまうのです。
そこで、取れた錆を巻き込むメッキ用の特殊クロスで、メッキを磨きます。
なお、「サビトリキング」には、メッキ用の特殊クロスが付属しています。
5、まとめ
メッキクリーナーには、「MOTHERS(マザーズ) カリフォルニアゴールド クロームポリッシュ」や「99工房 メッキクリーナー」などを使用します。
そして、メッキクリーナー後には、メッキ専門店「NAKARAI」が5年の歳月をかけ独自に研究開発した、「メッキング」でメッキを保護することがおすすめです。
「メッキング」には、
- 「クロームメッキにある無数の穴を確実に塞ぎ、耐食性が飛躍的に向上! 」
- 「クロームメッキ独特の青光りを、より一層輝かせる!」
といった効果性があります。
また、錆を取りたい場合には、“メッキに優しく、錆に厳しい”メッキ用錆取り剤「サビトリキング」をぜひお試しください。
なお、デリケートな性質を持つクロームメッキは、非常に薄く層状になっている上に、鏡面度が高く硬い金属です。
そのため、削ると下地のニッケルメッキが露出してくすんで見えたり、小さな傷がつくだけで目立ってしまう弱点もあるため、メッキクリーナーや手入れをする際は注意が必要です
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキング&サビトリキング購入する
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。