日産自動車 新型キックス
画像参照元:日産自動車公式ページ
【SUVとして転生した新型キックス】
今回ご紹介する日産自動車の『新型キックス』は2020年から国内で販売開始された(海外では2016年から)コンパクトSUVです。
キックスの誕生は2008年の三菱パジェロミニのOEMとして日産からリリースされた、クロカンタイプの軽自動車です。1990年代にはコンセプトカーとして時折車名が使われていましたが、市販車としてはこの時が初となります。2012年に三菱がパジェロミニの生産終了と共にキックスも販売を終了しました。
その後、海外向けにNGDC(日産グローバルデザインセンター)によって立ち上げられたチームによって新型キックスの開発が進められ2016年には新型キックスが海外向けに製造販売が開始されました。日本では2020年からの導入となりましたが、軽自動車規格から一転、3ナンバー規格SUVとして登場し注目を浴びました。
しかし単なる車名の使い回しではなく、軽自動車規格だった初代キックスのアクティブなイメージを踏襲したスタイリングとコンセプトを持っている為、直接的な後継車では有りませんがそのDNAを引き継ぎ転生を果たしたと言えます。
それでは日産の『新型キックス』の魅力についてたっぷり語っていきたいと思います。
目次
【新型キックスの主な仕様】
新型キックスは日産e-POWER搭載のコンパクトSUV。ガソリンエンジンで発電用モーターを動かし、その電力で走行すると言う日産独自の新しいシステムです。その他にも様々な性能を発揮するエンジンですが、それについては後ほどじっくりとご紹介致します。まずは新型キックスの主な仕様はこの様になっています。
〈エンジン〉
・エンジン型式(発電用) HR12DE
・エンジン 水冷3気筒DOHCエンジン
・総排気量 1198cc
・燃料供給方式 ニッサンEGI(ECCS)電子制御燃料噴射装置
・最高出力/回転数 60kW(82ps)/6000rpm
・最大トルク 103N•m(10.5kgf•m)3600−5200rpm
・内径(シリンダーボア)78.0mm
・行程(ピストンストローク) 83.6mm
・使用燃料 無鉛レギュラー
・タンク容量 41リットル
〈モーター〉
・モーター型式 EM57
・モーター種類 交流同期電動機
・動作主要電池 リチウムイオン電池
・定格出力 70kW(95ps)
・最高出力/回転数 95kW(129ps)/4000−8992rpm
・最大トルク/回転数 260N•m(26.5kgf•m)/500−3008rpm
〈寸法〉
・全長 4290mm
・全幅 1760mm
・全高 1610mm
・ホイールベース 2620mm
・最低地上高 170mm
・車両重量(総重量) 1350kg(1625kg)
〈諸装置〉
・駆動方式 前輪駆動(FF)
・ステアリングギア形式 ラック&ピニオン式
・フロントサスペンション 独立懸架ストラット式
・リアサスペンション トーションビーム式
・フロントブレーキ ベンチレーテッドディスク式
・リアブレーキ ディスク式
・タイヤサイズ 205/55 R17 91V
〈燃料消費率&性能〉
・WLTCモード 21.6km/L
・市街地モード 26.8km/L
・郊外モード 20.2km/L
・高速道路モード 20.8km/L
・JC08モード 30.0km/L
・最小回転半径 5.1m
エンジンとモーター共にトルクのある仕様となっており、ストレスの無い出だしを見せてくれます。2000ccエンジンと最高出力129psのモーターによって高速道路でも十分に流れをリードできる性能だと言えます。
またインテリジェントアラウンドビューモニターやオートライトシステム(フロントワイパー連動の薄暮時感知の「思いやりライト」機能)などドライバーの安全をサポートしてくれる装備も充実しています。
燃費についてもカタログ上は平均的に20km/L以上となっており、市街地モードでも26km/L以上とまずまずの数値を叩き出しています。
【日産の新スタンダードSUV】
新型キックスの誕生前は日産自動車のコンパクトSUVは『ジューク』一択状態でした。ジュークもヨーロピアンなデザインがウケて大ヒットを記録しました。ジュークはご存知の通りかなり独創的な外観をしていますが、新型はジュークよりも大人しめでは有りますが、クセが無い分、飽きの来なさそうなデザインをしています。
全体的にはリアからフロントに向けて広がる様な形状をしているので、スポーティーな印象を強く感じるシルエットです。ジュークが流線型のしなやかなボディラインだったのに対し、新型キックスは直線系の硬派なボディをしています。比較的コンパクトな車格で有りながら、逞しさを感じる芯のある体付きです。
細かい作りを見ていきます。まずはヘッドライトですが、フロントフェンダーまで食い込むほど大きく吊り上がっており、一見フロントフェイスに迫力は有りますが、形状自体はシンプルなのであっさりした印象も受けます。フロントグリルとフォグランプ周りは直線を基調としたエッジの利いたデザインで、引き締まった男前なイメージです。
リアビューを見てみると、フロントと同様にクセの無いシャープなデザインですが、テールランプは曲線を上手く使った個性的な形状をしています。私の個人的な印象ですが、日産自動車の車はテールランプが他メーカーに比べてデザイン性が高い様に感じます。
今でこそどのメーカーもリア周りにも凝ったデザインを施していますが、日産車は独特なデザインが多く、遠目から見て「お!あの車、かっこいいリアをしてるな」と思った車は大体日産車であった事が多い気がします。
次に足回りを見てみると、17インチアルミホイールはボディデザインとマッチした鋭利な5本スポークのものが装着されています。3ナンバーSUVにしては物足りない感じがしますが、新型キックスは比較的コンパクトな車体をしている為、バランス的には非常に良いのでは無いでしょうか。
この様に新型キックスは日産自動車らしいデザイン性の高い外観をしています。先ほども言いますが、クセのないその外観は裏を返せば長く愛されるとも言えます。この新型キックスが新たな日産SUVの新スタンダードとして、定着するかも知れません。
【コンパクトボディを活かした軽快な操縦性】
新型キックスは軽快な操縦性で、ドライバーのストレスを最大限に軽減させてくれます。コンパクトなボディのおかげで最小回転半径は5.1メートルと、同じく日産のSUVに比べて数値上は0.5程小回りが利きます。数値だけ見ると僅かな差の様に感じますが、実際に体感してみるとその違いはハッキリ出ます。
小回りが利けば狭い路地の運転や、Uターンなどのルート変更にも柔軟に対応できるので、ドライバーの苦手をハード面で助けてくれます。大きな車体の方がゆとりが有りますが、コンパクトSUVには利便性に軽快な操縦性が加わるので、コンパクトながらその価値は大きなものと言えます。
【日産の御家芸e-POWER搭載】
日産自動車と言えばe-POWERと言う独自のシステム。ガソリンで発電し電気で走るパワートレインで、ハイブリッド車で有りながら電気自動車の様なレスポンスを実現しています。特にこのe-POWERは今までに無い新感覚の走りを見せてくれます。アクセルペダルから足を話せば自動的に減速、つまり緩やかにブレーキングがかかっている様な状態。感覚的に言えばエンジンブレーキの様な感じでは有りますが、ガツンとかかる様な感触ではなく、それよりも抵抗の少ないしっとりとした減速です。
カーブでの速度調整や、渋滞時のストップ&ゴーが多いシーンでペダルの踏み換え頻度が少なくなり、ストレスフリーな走行が可能です。私も一度このe-POWERを体感しましたが、レスポンスや加速が良くシンプルな操作が可能なので、慣れてしまえばかなり快適な走りの様に感じました。
また発電用エンジン制御の適正化に加え、エンジンの作動時間を短くする事で静寂性を手に入れより快適な時間を過ごす事が出来ます。
【利便性と快適性を兼ね備えた内装】
アクティブな印象を受ける外観で有りながらインテリアは上質なものとなっています。シートの細かいステッチやインパネ、本革ステアリングなど質感に拘った内装はドライバーの所有欲を存分に満たしてくれます。
またコンパクトなボディで有りながら、フロントシートの背面形状を見直し後部座席の足元の空間を確保。コンパクトSUVのネックであったリアシートの居住感を最適化しました。更にシートにはマットスプリングタイプのゼログラビティシートを採用するなど、ドライバーや同乗者の負担を軽減させてくれる工夫もなされています。
SUVの真骨頂である、ラゲッジルームの広さも十分に確保されており、日々の買い物や旅行やアウトドアでも優れた利便性を発揮します。容量的には9インチのゴルフバッグが3つ入るなど十分な積載性を持っており、更に可倒式の後部座席をフラットにすれば車中泊などの非日常的な使用も出来そうです。
【日常に寄り添う新型キックス】
現在では各メーカー共にコンパクトSUVの開発には力を入れており、この新型キックスも日産自動車を代表するコンパクトSUVとしてラインナップに名を連ねています。
軽自動車規格から3ナンバーSUVでの転生を果たしたキックスですが、先代の遊び心やアクティブなイメージをしっかりと引き継いでおり、また軽自動車同等とまでは行かないにしても、軽快な走りを見せてくれます。
それに比べてe-POWERの先進技術も搭載している為、新次元のSUVとして他メーカーとは一線を画す存在である事は間違い無いでしょう。
今後も後継車が出るとすれば、キックスの進化には目が離せそうに有りません。一体どんな風に私たちを楽しませてくれるのでしょうか。
以上、日産『新型キックス』のご紹介でした
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならメッキング
メッキ磨きならミガキング
メッキサビ取りならサビトリキング
メッキング&ミガキング&サビトリキングを購入する
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詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。