ミツオカ『バディ』の実態に迫る！納車待ち2年が短縮も！？

画像参照元…光岡自動車公式ページ

光岡自動車渾身のSUV『バディ』

みなさんこんにちは！今回はまだまだ話題沸騰中のあのSUVをご紹介します！その名も光岡自動車の『Buddy（バディ）』です！

バディは光岡自動車にとって初となる3ナンバークロスオーバーSUVとして2020年10月に発表されました。他メーカーとは一線を画すクラシカルなアメリカンスタイルSUVで、注目を浴び予約開始されるや否やすぐさま予約が殺到し、結果的になんと納車は2年待ちという凄まじい人気ぶりを発揮しました。ちなみに発売開始は2021年6月です。

使い勝手も良く機動性に優れたSUVで有り、趣のあるパイクカーであるバディは光岡自動車の知名度を爆上げしたきっかけとなる渾身の一台です。

車名の『Buddy（バディ）』とは英語で『相棒』を意味し、様々な生活シーンやアウトドアや旅行などのレジャーでもオーナーの『バディ』として寄り添い続けるという意味でも込められているかのような素敵なネーミングです。またシンプルで覚えやすいというのも大きな利点です。キャッチコピーは『Buddy さぁ いこうぜ相棒』と何とも粋なコピー。

それでは納車2年の超新星、光岡自動車『バディ』の実態についてじっくりと迫っていこうと思います。

光岡自動車とは？

バディによって知名度が上がったと言えど、「そもそも光岡自動車って何？」と首を傾げる人も多いと思います。光岡自動車（Mitsuoka Motor Co.Ltd）は富山県富山市を拠点にした自動車メーカーです。

創業は1968年。もともとは板金塗装などの整備業をしていましたが、その後は中古車販売などを経て、現代では日本で１０番目の自動車メーカーとして認められるほどに成長を遂げた自動車メーカーです。

しかしトヨタや日産といった大手メーカーに比べて規模も小さく、ネームバリューに乏しいのは事実。そんな光岡自動車のクルマがなぜ人気を博したのか、その理由は『クルマの作り方』にあります。

光岡自動車はいわゆるOEMによる市販化されている既存モデルのカスタマイズ販売と言った一風変わった販売方法をしています。『ミツオカ事業』と呼ばれるこの事業は「夢のある自由なクルマづくり」をモットーとし、日産マーチをベースにしたビュート、セドリック&グロリアをベースにしたガリュー、ホンダNSXをベースにしたスーパーカーオロチなど既存モデルに創意工夫を発揮しオリジナル外装に仕上げたカスタムカー製造販売がこの事業の主な内容です。

ベース車を用いる事で、外装デザインに技術を全振りする事で完成度の高いオリジナルパイクカーを数多く輩出してきました。そのデザインは時にヨーロピアンなものや（ガリューはロールスイスを彷彿とさせるデザインになっている）まるで伝統工芸品のような美しいボディラインのモノまで様々です。そのひとつひとつが全て職人による手作りだというから驚きです。まさに現代の匠による技術が光るクルマが揃い踏みの自動車メーカーです。

またベース車にチョイスしたクルマもどれも大手メーカーの人気車なので、クルマの品質・性能としても信頼できるのも大きなポイントです。光岡自動車の知名度が低くてもベース車の実績や知名度がある為、安心して購入できます。

大手メーカーに比べてその名を聞く機会が少ないとは思いますが、光岡自動車はこの『ミツオカ事業』の他に世界中の高級ブランドを手掛ける『ディーラー事業』、ビンテージ車を取り扱う『BUBU事業』の三本柱の上に成り立っており、まさに頭の先から爪先までクルマ事業に全身全霊を注いだ、世界でも有数の自動車ブランドのひとつです。

ベースとなたのはトヨタ・RAV4

バディのベースとなったのはトヨタの5代目となるRAV4となっています。RAV4もフルモデルチェンジによって爆発的な人気を博したSUVで、バディはその人気車をベースとしているのでその点はクルマとしてはお墨付きと言えるでしょう。因みにエンジン始動時にナビに表示されるのは『RAV4』の文字だとか。

バディのグレードとメーカー希望小売価格（税込）は以下の通りです。

• 20LX（2.0L 4WDガソリン）
  5,682,600円
• 20DX（2.0L 4WDガソリン）
  5,501,100円
• 20ST（2.0L 4WD / 2WD）
  5,056,700円 / 4,860,900円
• HYBRID DX（2.5L E−Four ハイブリッド）
  6,078,400円
• HYBRID ST（2.5L E−Four / 2WDハイブリッド）
  5,635,300円 / 5,414,200円

バディの主要諸元（HYBRID DX 2.5L E−Four ）

車体型式

• 型式：6AA−AXAH54

エンジン

• 型式：A25A−FXS
• 種類：直列4気筒
• 総排気量：2487cc
• 燃料供給方式：筒内直接＋ポート燃料噴射装置（D−4S）
• 内径（シリンダーボア）：87.5mm
• 行程（ピストンストローク）：103.４mm
• 最高出力／回転数：131kW（178ps）／5700rpm
• 最大トルク／回転数：221N•m（22.5kgf•m）／3600−5200rpm
• 使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
• トランスミッション：電気式無段変速機

フロントモーター

• 型式：3NM
• 種類：交流同期電動機
• 最高出力：88kW（120ps）
• 最大トルク：202N•m（20.6kgf•m）

リヤモーター

• 型式：4NM
• 種類：交流同期電動機
• 最高出力：40kW（54ps）
• 最大トルク：121N•m（12.3kgf•m）

動力用主電池

• 種類：ニッケル水素電池
• 容量：6.5Ah

寸法

• 全長：4730mm
• 全幅：1865mm
• 全高：1685mm
• ホイールベース：2690mm
• 最低地上高：190mm
• トレッド（前）：1605mm
• トレッド（後）：1625mm
• 車両重量：1740kg
• 車両総重量：2015mm

性能

• 乗車定員：5名
• 最小回転半径：5.5m
• 燃料タンク容量：55
• 10•15モード燃料消費率：

構造

• ドア数：5ドア
• 駆動方式：4WD
• 懸架方式（前）：マクファーソンストラット式コイルスプリング
• 懸架方式（後）：ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
• ブレーキ（前）：ベンチレーテッドディスク
• ブレーキ（後）：ディスク

無骨なアメリカンスタイルSUV

バディの最大の魅力といえば日本車離れしたクラシックアメリカンな顔付きです。シボレー・ブレイザーを彷彿とさせる直線を基調としたフェイスデザインは、どの国産メーカーの同クラスSUVと比較してみても抜群の存在感を放っています。

クロームメッキがふんだんに使われたフロントバンパーと、格子状の巨大なグリルに加えスクエア型の４つ目ヘッドライトはまさに西海岸を颯爽と駆け抜けるアメリカンクルーザーそのもの。グリルのセンター部分には光岡自動車のエンブレムが飾られていますが、既視感のない芸術的なデザインの為、知らない人からすれば外車と言っても何の疑いも抱かないでしょう。

大きく突き出たロングノーズのボンネットはセンターにクラシカルなリブ加工が施された、フラットなデザイン。ドアミラーからフェンダーミラーに変えても何の違和感も無い趣のあるクラシカルなフロントフェイスとなっています。

タイヤには無骨なディッシュホイールが採用。重厚感のある足回りでバディ全体から放たれる雰囲気にマッチしています。RAV4譲りのリアが窄んだスタイリッシュなデザイン。

温故知新といった感じの古き良きデザインと、現代的なデザインが融合した個性的なシルエットとなっています。

多彩なカラーバリエーション

バディは個性的なデザイン以外にも多彩なカラーバリエーションが人気の理由のひとつです。（一部オプション）

• グローブワンホワイトパール
• T800シルバーメタリック
• ベルベットレッドマイカ
• ダブルエックスブルーマイカ
• MJブラックマイカ
• ガンメタリック
• グランジデニムブルーパール
• 80’sミント
• デイ•オブ•グリーンマイカ
• スリラーレッド
• 95イエロー
• ディープパールメタリック
• ノースカロライナブルー/ホワイト

シンプルな単色系はもちろんのこと、流行りのアースカラーよりも往年のアメリカンクラシックカーを彷彿とさせるカラーバリエーションで他メーカーと大きな差を付けられます。

買うなら今？納期短縮も

納車２年待ちという途方もない納期となっていますが、2022年2月3日に嬉しいアナウンスが。光岡自動車はバディの納期短縮を図るべく、トノックス社と三菱ふそうバス製造との間に車両製作委託について基本合意を交わしたと発表がありました。

これによって納期を約半年ほど前倒しが出来る見通しとなり、僅かながらも納車スピードのアップが期待できます。（それでも納車1年6ヶ月待ち・・・）

今後の動向に注視するのはもちろん、このチャンスを逃さず購入を検討するのも有りだと思います。

重要！バディのお手入れの注意点は！？

以上、ミツオカ『バディ』のご紹介でした。ネットでは発売と同時に即決したであろうオーナーの元に納車したというディーラーの情報がチラホラ見られます。納車が2年近い超人気車ですが、バディの唯一無二の存在感はその価値があると言っても過言では無いでしょう。

晴れて納車されたオーナーの方はメッキパーツがふんだんにあしらわれたバディの外装メンテナンスをオススメします。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。