画像参照元…三菱自動車公式ページ
デリカ・スペースギアは家族で楽しめるオフロードカー
三菱デリカはどんなに視野を広げても国内ではライバルを有しない、唯一無二のオフロードミニバン。オフロードカーとしてもファミリーカーとしても優れており、市場においては独壇場の様な存在です。そんなデリカが”両刀使い”として広く認知され、人気が出たのがやはり『デリカ・スペースギア』の登場だと言えます。
もともと商用車として販売されていたデリカがファミリーカーとして使えるオフロードミニバンとして生まれ変わったのは、現代で言えばイノベーションとも言える画期的な出来事です。
デリカ・スペースギアが登場したのは、1994年のこと。それ以前にはオフロードミニバンは1980年代に製造販売されていたカスターワゴンが存在し、デリカ・スペースギアは後継モデルにあたります。無骨なデリカスターワゴンに対し、デリカ・スペースギアはよりマイルドでファミリーユース寄りなデザインが特徴的です。
オフロードファミリーカーとして唯一無二の存在である上に、フロントにエンジンを搭載したトールワゴンは日本初であり、これによりフロント部分の強度を上げ、正面衝突時の安全性を向上させました。
8人乗りという十分すぎる積載性に加えて、2代目パジェロ(1991−1999年)をベースにした本格的なオフロードカーでもあります。家族や友人とのレジャーではもちろんのこと、オフロード走行も楽しめるのはデリカ・スペースギア最大の強みとも言えます。
こういった特性もあり、パジェロとも差別化を図っていました。またパジェロとデリカは三菱自動車における2大フラグシップとして人気を博していました。現在ではパジェロの国内販売はされておらずその座はアウトランダーへ明け渡す事となりましたが、デリカは今も尚、三菱自動車を牽引していくフラグシップモデルの担い手としてラインナップされています。
目次
デリカ・スペースギアの主要諸元(1994年式ディーゼル仕様Xエアロルーフ)
車体型式
- 型式:KD−PD8W
エンジン
- 型式:4M40
- 種類:直列4気筒OHC
- 冷却方式:水冷
- 総排気量:2835cc
- 燃料供給方式:分配型噴射ポンプ
- 内径(シリンダーボア):95.0mm
- 行程(ピストンストローク):100.0mm
- 圧縮比:21.0
- 最高出力/回転数:92kW(125ps)/4000rpm
- 最大トルク/回転数:294.2N•m(30.0kgf•m)/2000rpm
- 使用燃料:ディーゼル(軽油)
- トランスミッション:5MT
寸法
- 全長:4685mm
- 全幅:1965mm
- 全高:1965mm
- ホイールベース:2800mm
- 車両重量:1960kg
- トレッド(前):1440mm
- トレッド(後):1435mm
- 乗車定員:8名
- 最小回転半径:6.0m
- 燃料タンク容量:75L
構造
- ボディタイプ:ミニバン
- ドア数:4ドア
- ステアリング方式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
- 駆動方式:フルタイム4WD
- 懸架方式(前):ダブルウィッシュボーン式トーションバースプリング
- 懸架方式(後):5リンク式コイルスプリング
- ブレーキ(前):ベンチレーテッドディスク
- ブレーキ(後):ディスク
デリカ・スペースギアはパジェロ譲りの本格派オフロードミニバン
冒頭に書いた通り、デリカ・スペースギアは2代目パジェロをベースとした本格派オフロードミニバンです。今回スペック表にピックアップしたデリカ・スペースギアの4M40型エンジンはパジェロ譲りのディーゼル仕様のエンジン。
3.0リッター直列4気筒OHCで、ボアストロークは95.0×100.0mm、圧縮比:21:1となっています。最高出力は125ps/4000rpm、最大トルクは294.2N•m/2000rpmを誇り、ロングストロークとディーゼルエンジンらしいビッグトルクで、悪路でも高い走破性を見せてくれます。また、構造はラダーフレームとモノコックボディを一体化させた『ビルトインラダーフレーム』を採用。これもパジェロで使われたシャシー&ボディ構造を採用したものです。
本格的なオフロードカーとしての性能を持っていますが、ボディタイプはしっかりとミニバン。3列シートの8人乗りで(グレードによっては7人乗り)車内スペースも広く、ゆったりとした室内空間で家族や友人とレジャーや旅行にも持って来いの積載性を誇ります。
滑らかでマイルドなフォルム
全モデルのデリカスターワゴンは角ばったデザインで無骨な印象が強いボディデザインでしたが、デリカ・スペースギアは外観も大きく刷新され、丸みを帯びたマイルドな外観へと変貌しました。
シンプルな卵型の滑らかなラインと肉厚なボディで、逞しく男らしいデザイン。なだらかなフロントに楕円形の優しい眼差しのヘッドライトには安心感のある顔つきです。ファミリーカーとしても高い人気を誇ったデリカ・スペースギアのこのフロントフェイスを見ると懐かしい感じがする方も多いのでは無いでしょうか。
デリカ・スペースギアのグリルガードをメッキ加工しました!

メッキ前

メッキ後
今回はそんなデリカ・スペースギアのオーナー様からグリルガードのメッキ加工のご依頼があったので施工させて頂きました。逞しいオフロードカーにとって無骨なスタイリングを強調するのにはマストアイテムとも言えるグリルガードを、カッコよく美しく施工していきます。
ホワイト塗装が施されたグリルガード。太く逞しいパイプで、まるでアフリカゾウの象牙の様な迫力があり、これはこれでカッコいいですね。
こちらが施工後のグリルガードです。ガラリと雰囲気が変わり、パイプの曲線の滑らかさがより強調されます。固定部分までしっかりメッキ加工を施しているので、どの角度から見ても煌びやかなメッキが輝きます。艶やかなメッキパーツがあると、ドレッシーな雰囲気も増して愛車の魅力度も更にアップします。
愛車をいつまでも美しく!
以上、三菱『デリカ・スペースギア』のメッキ加工の施工例を交えてご紹介させて頂きました。パジェロ譲りのタフなエンジンと屈強なボディで未だ現役のスペースギアもまだまだ多いのでは無いでしょうか。
新型デリカD5もカッコイイですが、『デリカの真髄、此処にあり』と言わんばかりの貫禄のあるデリカ・スペースギアも魅力的です。オフロードカーとしてもファミリーカーとしても高いポテンシャルを誇る一台ですので、三菱自動車の誇る名車としてこれからも語り継がれていくことは間違いないでしょう。
また、デリカ・スペースギアに魅せられたファンも多くいる為、年式は古いものの根強い人気のあるモデルでもあります。個体数に限りがある以上、やはり外装コンディションには十分に注意していきたいところです。
もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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