メッキパーツはサビる前にケア!!”メッキング”で愛車のサビ予防!!

メッキパーツはサビる前にケアが大事!
車やバイクにはメッキパーツを使用している事が多くあります。メッキは純正パーツから社外品まで幅広く使われており、車体をより美しく魅力的に見せる為には必要不可欠と言えます。

しかしメッキパーツは金属加工の一種なのでもちろんサビてしまいます。特に湿気や水分にとても敏感で、まさに天敵。しかも日本には梅雨や台風の季節などがあります。最近ではゲリラ豪雨も多く、分単位で天気がコロコロと変わることもありますね。一年の中でも特に6〜9月あたりはバイク乗りにとって、とても神経質になる季節では無いでしょうか。

シャッター付きガレージなどの室内保管が出来ればある程度の対策にはなりますが、ほとんどの場合が駐車場や駐輪場での野外保管だと思います。もちろん私もです。

屋根付きであっても横殴りの雨に遭えば車体は濡れてしまい、カバーを掛けていても中に湿気がこもってしまう・・・久しぶりにカバーを外したらメッキパーツがサビていた・・・なんて事も珍しくありません。サビが発生したら軽微なうちに都度ケアをするのも大事ですが、やはり予防策を講じたいところです。

そんな悩みを解決してくれるのが『メッキング』です!せっかくの愛車ですからしっかりサビ対策をしていきましょう!

なぜメッキはサビるのか?徹底解説!

車やバイクのパーツに対して主に施されているメッキ加工は『クロームメッキ加工』と呼ばれるもので、メッキ加工の中でも耐久性・耐候性・耐蝕性・褪色性に優れています。これは野外で走行・保管されている車やバイクにとって必要不可欠な性能なのです。

クロームメッキ加工は単体で施工されるのでは無く、バフ研磨を施した素材→銅メッキ→ニッケルメッキ→クロームメッキという様に重ねて施工していく構造になっています。

また、クロームメッキの性質として滑らかな触り心地が挙げられますが、その摩擦係数はおよそ0.15以下と言われています。素材としての鉄の摩擦係数が0.52、コーティングなどを施していないボディの塗装面の摩擦係数がおよそ0.44と言われているので、クロームメッキが如何に表面が滑らかなのかが分かりますね。

見た目だけでは無く質感も上質で、まさに車やバイクにとって相性抜群のクロームメッキ加工。耐久性と耐候性に優れた一方で、実は繊細な面を持っています。なんだか矛盾している様に聞こえますが、硬く洗練された加工技術だからといって無敵ではありません。

クロームメッキの特性上、表面には無数の穴が空いています。穴といっても指で触ったくらいではまず分からない非常に小さな穴です。先ほども言った通り、クロームメッキは非常に滑らかな表面なのでにわかには信じがたいですが、そんなクロームメッキにも微細な凹凸が確かに存在するのです。その無数の穴こそが、クロームメッキを腐食させる原因のひとつなのです。

クロームメッキ腐食の原因が表面の穴と言っても、もちろん穴が空いているだけでは腐食など起きません。むしろクロームメッキ自体は錆びにくいという特性も持っています。

無数に空いた穴に水分や汚れといったものが蓄積していきます。その汚れや水分が侵入した先にあるのはクロームメッキ加工の下地となるニッケルメッキです。このニッケルメッキはもちろんクロームメッキよりも防錆性に乏しく、水分や汚れによって錆てしまいます。それが点錆として表面に現れているのです。

つまりクロームメッキの表面自体は錆びにくいが無数の穴がある為、下地のニッケルメッキに浸透し錆を発生させ内側から腐食している・・・という事になります。まさに万能と思われたクロームメッキの思わぬ『落とし穴』なのです。

そして最悪の場合、再メッキしか救う道はなくなってしまうのです。再メッキとなれば費用も掛かり、出来ればそうなる前になんとか防ぎたいところです。そうならない為にはメッキ腐食に対する正しい知識と正しい対処法を知る必要があります。

”トリプルキング”でサビ対策!

ご存知の通りNAKARAIでは『サビトリキング・ミガキング・メッキング』のトリプルキングを自社開発しております。簡単な用途としては

  • サビトリキング=浅いサビを落としてくれる
  • ミガキング=メッキ表面の汚れを落としてくれる
  • メッキング=メッキを保護してくれる

サビトリキングとミガキングはメッキパーツをそれぞれ違うアプローチで効果を発揮しますので、愛車のメッキの状態を確認した上でご使用ください。

そして大事なのがサビトリキングまたはミガキングを使用した後のケアです。せっかく綺麗にしたのでしっかりとコーティングで保護してあげるのが重要です。冒頭でも書いてある通り”予防”として効果を発揮してくれるのが『メッキング』です!

それではこの予防のミソとなる『メッキング』を含めた”トリプルキング”の特徴と使用方法について詳しく解説していきます!

メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)

メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。

そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!

サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。

使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)

メッキ磨きにはミガキング!(使い方)

メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。

しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。

そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!

ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。

ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。

経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。

メッキの保護材にはメッキング!(使い方)

愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。

そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!

メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。

しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。

メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。

100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。

それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ

最後に様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。

しっかりケアをして大事な愛車をサビから守りましょう!

それぞれのKINGの使い方の組み合わせ