鉄チンのホイールをメッキ加工し、ピカピカにするにはどういった方法があるのでしょうか?また、メッキ加工においてなにか注意する点はあるのでしょうか?ここではこうした疑問を解消していきます。アルミホイールが増えてきていますが、今でも鉄チンホイールは現役です。ドレスアップや耐食性の向上を目的にメッキ加工するケースがありますが、正しい知識を身につけておきましょう。メンテナンスも含めて正しく扱えばピカピカの綺麗な状態をキープできます。
目次
鉄チンホイールにメッキ加工する方法
鉄チンホイールのメッキのお見積は
鉄チンとはスチールのことで、つまりはスチールホイールにメッキ加工を施す方法ということになります。最近ではアルミホイールが主流になりつつあり、メッキ加工もアルミホイールに施すことが多いのですが、鉄チンホイールでも同様にメッキ加工が可能です。ただし、メッキ加工の作業を自分で行うことはほぼ不可能だと考えてください。十分な知識や技術、設備が揃っていればDIYでの作業も可能ですが、こうした環境を整えるのは非常に難しく現実的ではありません。一般的に鉄チンホイールのメッキ加工は業者にお願いしてやってもらうことになります。それだけ難しい作業になるわけです。大まかな流れはこうなります。
★塗装を剥がす
★表面の処理
★脱脂
★メッキ加工
このような流れでメッキ加工の作業は行われます。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
はじめに鉄チンホイールの塗装を剥がす
鉄チンホイールの製造段階でメッキ加工するなら別ですが、市販されている鉄チンホイールの多くは既に塗装がされています。メッキ加工する場合ははじめに塗装を剥がさなければなりません。丁寧に、鉄チンホイールに塗られた塗料を完全に剥がし、素の状態へと戻していきます。塗装されたままではメッキ加工は行なえません。
表面を処理して整える
既に使用している鉄チンホイールの場合、こまかな傷やへこみなどが見られます。傷やへこみもメッキ加工の際に邪魔になるので事前に処理して整えます。削ることで傷を消したりといった作業です。表面がなめらかに整えられたら次に脱脂という作業へと移ります。
脱脂で汚れを落とす
脱脂とは鉄チンホイールに付着した汚れや油分を落とす作業のことです。砂ぼこりや泥、さらにホイールはブレーキダストなども多く付着します。すべての汚れをしっかりと落とさないとメッキ加工の仕上がりにも影響するため手が抜けません。
メッキ加工
準備が整うといよいよメッキ加工に入ります。一般的なクロムメッキを行うとしましょう。メッキ加工は簡単に言うと、金属を溶かした液体の中にホイールを漬け込み、乾燥させて被膜を作る流れになっています。クロムメッキの場合、名称にも使われているクロムという金属の他、ニッケルと銅が使われます。クロム、ニッケル、銅という3つの金属の被膜で鉄チンホイールを覆うことでメッキ加工が施されるのです。液体に漬け込み、乾燥させて固まればすべての工程が終了します。
鉄チンホイールをメッキ加工する時は業者を探そう
今見てきたようにメッキ加工の工程は私達がいきなりできるものではありません。特に金属を溶かして漬け込むというメッキ加工の作業は専用の設備も必要であり、プロの業者に任せるのが一般的です。そのため鉄チンホイールをメッキ加工したいと考えた時は、まずメッキ加工してくれる業者を探しましょう。ホイールの種類や状態によってはメッキ加工できない可能性もありますので、まずはメッキ加工の可否を判断してもらいます。そして料金の見積もりなどもやってもらい、納得できたら依頼をしましょう。後は完成するのを待つだけです。プロの技術でしっかりとメッキ加工してくれるので安心ですが、メッキ加工が完了してからのメンテナンスも重要になってきます。メンテナンスは自分でもできますので、鉄チンホイールをメッキ加工したらその後のメンテナンスを心がけましょう。
メッキ磨きで常に綺麗な状態に
無事にメッキ加工が終われば鉄チンホイールもピカピカと光沢を放つようになります。ですが何もメンテナンスせずに放置しているとやがて汚れが目立つようになり、最悪の場合はサビが発生します。そこで普段からこまめにメッキ磨きをするようにしましょう。メッキ磨きをすることで汚れを落とし、綺麗な状態に戻せます。ここでポイントになるのがどうやってメッキ磨きすれば良いのかという点です。正しい方法を知らないと効果も少なくなってしまいます。正しいメッキ磨きを行ってメッキの命である光沢を失わないようにしましょう。
メッキ磨きの基本は洗車
メッキパーツに限らず、車の汚れを落とす時は洗車をするのが基本です。洗車することで大抵の汚れは落とすことができ、メッキ加工された鉄チンホイールも綺麗になります。洗車のポイントですがホイールに傷をつけないことを最優先に考えましょう。メッキというのは薄い金属の膜で覆っているような状態で、強い衝撃などで傷がついたり剥がれてしまいます。そのため洗車時もブラシを使うのではなく、柔らかいスポンジで洗ってあげましょう。カーシャンプーをスポンジに含ませ、よく泡立たせたら優しく洗っていきます。カーシャンプーの泡の力で汚れが浮き上がりますので、力を入れなくても十分に綺麗にできます。最後に水でよくすすぎ、乾燥させれば完了です。すすぐ際はカーシャンプーを完全に落とすよう念入りに行います。この作業をこまめにするだけでもかなり違ってきます。特に車やバイクのホイールは汚れが付着しやすいので、状態をチェックしながら必要に応じて洗車しましょう。
メッキ加工した鉄チンホイールはコーティング剤による保護も有効
ホイールに付着した汚れは洗車でも十分に落とせますが、厄介なのはサビです。メッキ加工されたホイールはサビに強くなりますが、それでも時間の経過でサビが目立つようになることがあります。サビ予防を強く意識することが重要になってくるのですが、そこで役立つのがコーティング剤です。コーティング剤を使うことでサビの発生を予防できるからです。メッキのサビは放置するとどんどん悪化し、やがてはメッキを剥がすほどになってしまいます。ここまで悪化するともう対処のしようがなく、メッキを一度剥がして再加工しなければなりません。業者にお願いしてやってもらったメッキ加工の作業をもう一度やらないといけないのです。費用もかかってしまいますので、そうなる前に予防策を講じるようにしましょう。コーティング剤なら自分でも塗ることができ、効果的にメンテナンスが可能です。
メッキにサビが発生するメカニズム
メッキ加工することで耐食性が向上します。つまりサビに強くなるのですが、それでもサビが発生してしまうのはなぜでしょう。実はメッキの表面にはごく小さな穴が無数に存在しています。この穴から水分が内部へと染み込んでいき、中からサビが進行するのです。そのためたとえメッキ加工していても油断するとサビがどんどん発生します。コーティング剤を使うとサビ予防ができるわけですが、それはコーティング剤がメッキ表面の穴を塞いでくれるからです。コーティング剤を塗ると特殊な成分が固まり、被膜を形成します。メッキが金属の被膜を作るのと同じようなイメージです。表面を被膜で覆うことで穴が塞がり、水分が中へと染み込むのを防ぎます。
こうしてサビを予防することができるのです。
コーティング剤の使い方
コーティング剤の使い方はとても簡単です。クロスやウエスといった柔らかい布に適量を含ませ、メッキ部分に塗っていきます。ムラがでないよう慎重に、そして傷をつけないように優しく塗りましょう。全体に塗り終わったら乾燥を待つだけです。乾燥していく過程で被膜が作られていき、完全に乾燥すると最大限の効果を発揮するようになります。
これでサビに対してさらに強くなり、サビによる被害を抑えられます。鉄チンホイールをメッキ加工した後は、コーティング剤を活用して保護してあげるようにしましょう。
スチール製の鉄チンホイールもメッキ加工は可能です。ただしメッキ加工の作業は業者にお願いすることになります。料金などもしっかり確認したうえで依頼をしましょう。また、メッキ加工が完了した後は洗車やコーティング剤の使用でこまめにメンテナンスも欠かせません。特にコーティング剤はサビ予防として非常に重要になってきます。せっかくのピカピカのホイールがサビで被害を受けないよう、コーティング剤を活用して対処するのがポイントです。サビがひどくなると最悪の場合はメッキの再加工となってしまうため、いかにサビを防ぐかを考えなければなりません。
鉄チンホイールのメッキ手入れ
クロムメッキパーツの多い旧車パーツの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。