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歴史が詰まったグランドセダンGS350
レクサスは誰もが憧れる高級車でそのネームバリューは世界共通。トヨタの最新技術に加えて上質なエクステリアとインテリアは多くのファンを虜にさせています。今回ご紹介するのはレクサスの歴史の中でも多くの爪痕を残してきた『GS350』。
レクサスのセダンシリーズは多岐に渡りますがGSシリーズはLSシリーズに次ぐ上位モデルとして君臨し、まさに『Grand touring Sedan(グランドツーリング・セダン)』に相応しい高級車として人気を博していきました。
今回スポットライトを当てたのは最終型のL10系GS350。まずはGSシリーズの概要について簡単に説明します。
GSシリーズが登場したのは1993年2月。トヨタの高級セダン『アリスト』のレクサスブランド版として生産され、S147型の初代GSも当初はアリストと同じ様に曲線を基調とした滑らかな外観でした。
違いと言えばエンジンの仕様が異なる程度。2代目GSまではアリストとは外装を共有していましたが、本家アリストが2005年に生産終了した事で、3代目GSから独自デザインとして完全に独立しました。
3代目GSはアリストのフロントフェイスを踏襲した様なデザインで、大きく吊り上がった形状の4つ目ヘッドライトが特徴的でした。「アリストに後継車種があればこんな感じだろうな」とイメージできるほどアリストのオマージュを感じられるデザインは、アリストファンからも大きな支持を得ていたそうです。デザインも一新した事で高級車としての雰囲気も更に強まり、一線を画すエクステリアは他を圧倒するものでした。
3代目でも既に完成度の高いものでしたが、最終型である4代目GSになり更にスタイリッシュな外観へと進化しました。その醸成されたスタイリングはより強烈な存在感を纏っています。
更には4代目L10系GSにおいても2012年〜2016年の前期モデルと2016年〜2020年の後期モデルで分かれます。前期モデルはヘッドライトが細い台形型で小ぶりなフロントグリルでしたが、後期モデルは大きくエクステリアの変更がなされ、より攻撃的なフロントフェイスへと変貌を遂げました。マイナーチェンジではあるものの、その変わり様はかなりのものです。
トヨタ・アリストの歴史とDNAを引き継いだGSシリーズ。今回はその最終型L10系『GS350』の魅力についてたっぷりと語っていきたいと思います。
突然の引退に『GSロス』
GSシリーズの存在はレクサスにとって非常に大きく、高級セダンのラインナップの中でも古参者のベテランとも言える存在でした。もちろんその人気も高く、多くのファンを抱えていたモデルです。
そんなGSシリーズも2020年8月に生産終了し惜しまれつつもラインナップから姿を消したのも記憶に新しいかも知れません。国内においては高級セダンとして人気を博していたのですが、世界的に見るとBMWやアウディといったドイツ勢の高級セダンと比較するとブランディングに若干のアドバンテージを許していたのも事実です。
GSシリーズは言わば上位モデルのLSシリーズと下位モデルのISの中間の存在で、バランスが取れていたのでこの突然の引退に落胆したファンも多かったのでは無いでしょうか。
クルマとしての性能は確かなものがありましたが、比較的にレクサスブランドの歴史が浅い事があってか2020年にGSブランドの終了という苦肉の策を講じました。しかしただGSシリーズの終了ではなく同クラスのISシリーズに一本化し集中する事でGSファンの囲い込みも目論んでいました。
そう言った背景もあり、絶版モデルなってしまったGSですが現在でも中古市場では人気のあるモデルで高値で取引されているのも事実です。
L10系GS350の主要諸元(2019年式)
車体型式
- 型式:DBA−GRL12
エンジン
- 型式:2GR−FKS
- 種類:V型6気筒 DOHC
- 冷却方式:水冷
- 総排気量:3456cc
- 燃料供給方式:筒内直接+ポート燃料噴射装置
- 内径(シリンダーボア):94mm
- 行程(ピストンストローク):83mm
- 圧縮比:11.8
- 最高出力/回転数:234kW(318ps)/6600rpm
- 最大トルク/回転数:380N•m(38.7kgf•m)/4800rpm
- 使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
- トランスミッション:8速AT
寸法
- 全長:4880mm
- 全幅:1840mm
- 全高:1455mm
- ホイールベース:2850mm
- トレッド(前):1575mm
- トレッド(後):1590mm
- 車両重量:kg:1650kg
- タイヤサイズ(前後):225/50R17
性能
- 乗車定員:5名
- 最小回転半径:5.3m
- 燃料タンク容量:66L
- JC08モード燃料消費率:10.8L
構造
- ボディタイプ:セダン
- ドア数:4ドア
- ステアリング方式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
- 駆動方式:FR
- 懸架方式(前):ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付き)
- 懸架方式(後):マルチリンク(スタビライザー付き)
- ブレーキ(前):ベンチレーテッドディスク
- ブレーキ(後):ベンチレーテッドディスク
スポーティでラグジュアリーな外観
GS350の外観は非常に洗練されたもので、スポーティでありながらも高級車らしいラグジュアリーな雰囲気もしっかりと醸し出しています。大概はまさにアリストのコンセプトそのものといった感じで、スマートでありながらも肉厚でどことなくマークXにも似たボディラインが特徴的です。
フロントフェイスもはレクサスブランドの意匠でもある睨みの利いた顔付きが印象的です。
ヘッドライト形状は吊り上がったメインのライトに大きくシャープなデザインのL字型のスモールライト。LEXUSの『L』を模したのでしょうか、このヘッドライトデザインはかなり独創的で海外の高級車ブランドと比較しても一線を画す秀逸なものです。
フロントグリルは巨大な糸巻き型のグリルが採用。この大きく口を開けた様な大迫力のグリルはヘッドライトの形状に次ぐレクサスブランドの代名詞とも言えます。このフロントグリルはクロームメッキで縁取られている為、ボディカラーがブラックでもその存在感は衰える事はありません。もちろんグリルの中央にはレクサスのエンブレムが飾られています。
ちなみにこのグリルは立体的なスラントノーズとも意外にも相性が良いというのが私個人の率直な感想だったりします。
なだらかなボディラインですが、随所に直線的なデザインも施されている事も有り、4ドアセダンでありながらもスポーツカーの様な出で立ちなのも魅力のひとつでしょう。LSよりも一回り小さいとは言ってもその迫力とカッコよさは全く霞みません。
また主要諸元のご紹介した年式とは異なりますが、2018年には18インチアルミホイール、スピンドルグリル、ブラックペイントのドアミラーなど特別仕様のエクステリアデザインの『Black Sequence(ブラックシークエンス)』が設定されています。
生産終了が発表された2020年の最終年には『エターナルツーリング(Eternal Touring)』が登場。こちらもエクステリアのドレスアップが施された特別仕様車で、ブラックシークエンス同様に豪華な外観が魅力的な一台となっています。『永遠の旅』と称されたこのファイナルエディションは、言わばGSシリーズの集大成として華やかな引退劇となったのです。
上質なインテリアと走行性能
もちろんGS350の内装も美しいの一言。シックで落ち着きのあるインテリアで有りながら高級車としての雰囲気もしっかりと演出している上質な室内となっています。
レザー調のシートとステアリングの手触りの良い質感は、まさに至高の逸品とも言え、特別な空間を有するGS350はオーナーにとって最高のひとときを演出してくれます。
搭載されたナビは12.3インチのワイドディスプレイで直感的な操作が可能。またレクサスとしては初の試みとなる自然光指針のLEDアナログクロックなど、前衛的な技術も積極的に採用されています。上位グレードのGS450には本革に加え天然竹を用いたステアリングを装着し(一部グレードはオプション)上質なインテリア演出に一切の手抜きは見られません。
またGS350に搭載された3.5リッターV型6気筒DOHCエンジンは318ps/6600rpmとパワフルな走りを見せてくれます。駆動方式はFR仕様(一部のグレードは4WD仕様)の為、軽快なハンドリングとなっておりレクサスらしい上質なクルージングを可能にしてくれます。
外観だけでは無く、内装や走行性能にも拘りを感じられるGS350は純粋なクルマとしても魅力溢れるものとなっています。
多彩なカラーバリエーション
流麗なエクステリアのGS350は豊富なカラーバリエーションで見る者を魅了します。カラーの種類と特徴は以下の通りです。
ソニッククォーツ
光沢が印象的なホワイトパール、レクサス全体でも人気のある高潔なカラー。
ソニックシルバー
シンプルでありながらも上品さの溢れるシルバー。
ソニックチタニウム
無機質なチタンカラーでレクサス特有の暖色系シルバー。
ダークグレーマイカ
いわゆるガンメタに近い深みのあるグレー、無骨で逞しい印象。
グラファイトブラックガラスフレーク
深い漆黒と宝石の様な光沢が美しいブラック。
ブラック
シンプルかつ王道の単色、飽きのこないカラー。
ホワイトノーヴァガラスフレーク
まるで異次元の発色のホワイト、暗がりでも浮かび上がる様なカラー。
レッドマイカクリスタルシャイン
美しい発色のレッド、意外にもシックな印象で年配の方にも人気。
ディープブルーマイカ
レッドマイカ同様深みのあるブルー。
アンバークリスタルシャイン
落ち着いたブラウン、地味に思われがちですが高級感のあるカラー。
ヒートブルーコントラストレイヤリング
F−SPORTのみの専用カラー、鮮やかでスポーティーなブルー。コントラストレイヤリングという塗装技術は世界でもレクサスのみ。
レクサスGS350のお手入れの注意点は!?
以上、レクサス L10系『GS350』のご紹介でした。上質なエクステリアと高級感の溢れるインテリアはまさにレクサスの名に相応しいと言えます。
残念ながら今では生産終了した貴重なモデルとなってしまいましたが、今でも一定の人気を保っており中古相場も高値に推移している様です。
この様な高級車で気をつけていきたいのがやはり外装コンディションの維持です。美しい塗装やボディを綺麗に保つのはもちろんの事ですが、メッキパーツのお手入れにも拘るとその美しさに更に磨きが掛かります。
メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・
またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。
メッキ加工も承ります
レクサス GS350 ナンバープレート
再メッキ前
再メッキ後
レクサス GS350 フォグカバー
再メッキ前
再メッキ後
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
1.
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3.
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。