カワサキ『バルカン400 ドリフター』孤高の放浪者の魅力

史上最鏡を手に入れろバナーカワサキ バルカンドリフター

カワサキ・バルカン400 ドリフター

画像参照:カワサキ公式ページ内

【唯一無二の存在『バルカン ドリフター』】

カワサキのアメリカンバイクと言えばバルカンシリーズです。400cc・800cc・900cc・1500ccと幅広い排気量ラインナップを有し、ファットなクルーザータイプのバルカンクラシック・チョッパーライクなバルカンカスタムなど、好みスタイリングを選ぶことが出来、アメリカンブームの1990年代〜2000年代前半にカワサキを支え続けた立役者でも有ります。

今回ご紹介するのはそんなバルカンシリーズの中でも最も豪勢で強烈な仕様の『バルカン400ドリフター』です。バルカンドリフターの魅力を先に言ってしまうと、ビンテージバイクの様な外観です。アメリカ最古のモーターサイクルブランド『インディアン』を彷彿とさせるスタイリングは発売当時はもちろん、現代においても唯一無二の存在であることは明らかです。

当時としてはやはり大型クルーザーの代名詞とも言えるハーレーに比較され続け、ジャパニーズアメリカン『ジャメリカン』『和メリカン』などと言われていましたが、本場ハーレーにも負けずとも劣らない個性的なものが多く、バルカンドリフター400もそのひとつとも言えます。

車名にある『ドリフター(Drifter)』とは漂流者・放浪者と言う意味で、国産アメリカンの中では独自のスタイリング持つ、孤高の放浪者としては相応しいネーミングです。また『バイカーは放浪者であれ』という思いも込められているのかも知れません。

それではカワサキ『バルカンドリフター400』(以下バルカンドリフター)の魅力についてたっぷりとご紹介していきたいと思います。

【主な仕様】

バルカンドリフターの主な仕様です。ラインナップは400cc・800cc・1500ccとあります。せっかくなので比較しながら見ていきます。表示は(400cc / 800cc / 1500cc)の順番です。ちなみに今回ご紹介するバルカンドリフター400の登場は1999年3月です。

・水冷V型2気筒4ストロークOHCエンジン

・排気量(399cc/ 805cc/ 1470cc)

・全長(2490mm/ 2490mm/ 2545mm)

・全幅(995mm/ 995mm/ 955mm)

・全高(1120mm/ 1120mm/ 1115mm)

・ホイールベース(1600mm/ 1605mm/ 1655mm)

・車体重量(247kg/ 269kg/ 302kg)

・最高出力(33ps/ 55ps/ 63ps)

・最高出力回転数(8500rpm/ 7500rpm/ 5000rpm)

・最大トルク(3.3kgf•m/ 6.3kgf•m/ 11.2kgf•m)

・最大トルク回転数(6000rpm/ 5500rpm /5000rpm)

・シリンダーボア(62mm/ 88mm/ 102mm)

・ピストンストローク(66.2mm/ 66.2mm/ 90mm)

・タンク容量(14L / 15L / 16L)

基本的に400と800の車格は同じで、1500がひと回り大きい印象ですが、スペック上では1500の方が全幅が40mm狭いという不思議。車重に関しては400に対して、1500が60kg近く重いのが分かります。

 

アメリカンバイクの真骨頂でもあるトルクに関しては、1500は11.2kgf•mと400の約4倍です。当たり前ですが、このトルクフルな1500ccエンジンは魅力的ですね。

しかし400でも車格がかなり大きいので、パッと見では排気量の差は分からないと思います。

【鼓動感のあるエンジン】

バルカンドリフターのエンジンは国産アメリカンの中でもトップクラスの鼓動感を味わうことが出来ます。この独特の鼓動感はドリフターだけではなく、Vツインのバルカンシリーズ全てに言えます。

この鼓動感のおかげで、バルカンは当時のアメリカン好きバイカーの間で大きな人気を博し、他メーカーに対するアドバンテージとなっていました。

エンジン造形も扇型のエンジンが二つ並び、ヘッドカバーも角ばったシンプルで無骨な印象のエンジンです。水冷エンジンである為、前面に大きなラジエーターが付いているのが些か残念な感じもしますが、それ以上に美しい造形のエンジンなので、私の個人的な感覚では大きな欠点では有りません。

純正マフラーはズドンと伸びた2IN1タイプのストレートマフラーが採用されており、極太のサイレンサーに、エンド部分はフィッシュテール風の窄んだ形状がよりビンテージ感を感じます。

もちろん、社外マフラーとの相性も抜群で鼓動感と腹の底に響く様なサウンドを400ccで手に入れられる唯一の国産アメリカンです。

【ビンテージモーターサイクルのオーラ】

バルカンドリフターの特徴と言えばその独特の外観です。前述にもある通り、アメリカ最古のモーターサイクルブランド『インディアン』を彷彿とさせるビンテージテイスト溢れる外観をしており、国産アメリカンの中でも一際異彩を放っています。

特に目を引くのが大きなディープフェンダーです。まるでカタツムリの殻の様な見た目から『エスカルゴフェンダー』とも呼ばれています。

このタイヤを大きく包むエスカルゴフェンダーはフロントとリアに装着され、ただでさえ大柄な車体がより巨大で、重厚感が溢れるスタイリングを見せてくれます。ただの大きなフェンダーでは無く、流線型の美しい造形で、フェンダーのエンド部分は小さく反り返しが施されているなど、細部にまで配慮された美しいフェンダーです。

このエスカルゴフェンダーこそがバルカンドリフターの代名詞と言っても過言ではない特徴のひとつで、クラシカルな前後16インチタイヤとの相性も抜群です。

またシートの作りもスタンダードなアメリカンには無い形をしています。通常、バイクのシートはリアフェンダー上部に沿う様にピッタリと装着されますが、バルカンドリフターのシートはリアフェンダーからセパレートした様な、ソロシート風のものが装着されています。しかししっかりダブルシートになっているので、タンデムも可能です。

こうする事で、リアフェンダーがより低く深く感じるので、リア部分の重厚感が増して見えます。このフェンダーとシートのバランスはかなり絶妙でモール風のタンデムバーもビンテージ感を演出させています。もちろんソロシートの相性も抜群ですが、下手に小さすぎるソロシートだと間延びした印象になりせっかくの重厚感が損なわれるので、厚みのある大きめのモノが良さそうですね。

その他の細かい部分にもバルカンドリフター特有の拘りを感じます。ヘッドライトは大きな砲弾型のヘッドライトケースを採用し、ブラック塗装にシルバーメッキのリムで締りの効いたデザインです。

フロントフォークも太めのフォークカバーを装着しており、重厚感のあるエスカルゴフェンターとのバランスを上手く保っています。テールランプも楕円形のカスタム感溢れるレンズが採用されています。

ステップもゆったりとしたフォワードステップで、バータイプでは無くボードタイプが装着されています。

純正の状態でかなり洗練されているので、カスタムの余地がなさそうに見えます。このスタイリングを崩さず、センスよくカスタムしている人もいるので、そう言った方を参考にしてみは如何でしょうか。

【ビンテージ感溢れるカラーリング】

バルカンドリフターはカラーラインナップもセンスが光ります。年式によってカラーの仕様は異なりますが、パープル・ブラック・ホワイト・ブルーなどが有り、それぞれ違った印象を受けるカラー展開になっています。

特にパープル(ディープグースベリー)はバルカンドリフターの代表的なカラーリングで深みのある暗めのパープルが特徴的です。

もちろん他のカラーリングもかなり魅力的で、重厚感のあるブラックやポリスルックなホワイト、爽やかなブルーそれぞれがとてもいい味を出しています。

個人的には意外にもブルーカラーが好きで、淡いスカイブルーのとても美しい発色に見惚れてしまいます。

バルカンドリフターはビンテージバイクの様なシックな佇まいですが、しっかりメッキパーツも多用されており、それぞれのカラーリングとの相性もバッチリです。

【バルカンドリフターの中古相場は?】

バルカンドリフターの発売当時の新車価格は400ccで約64万9000円です。(因みに800ccは72万9000円・1500ccは115万円)

スタンダードなクラシックタイプのバルカンクラシックと同じ価格なのは驚きです。もう少し価格に上乗せしても良さそうな仕様ですが、買い手にしてみれば嬉しいですね。

そんなバルカンドリフター400の現在の中古相場はおよそ50万円〜60万円後半と新車価格と照らし合わせて見ても目立った価格の落ち込みは無く、比較的いい値段の部類では無いでしょうか。唯一無二のスタイリングですから、この相場価格には頷けますね。

こちらも因みにですが800ccで60万円〜70万円、1500ccで90万円前後と比較的高水準だと思われます。もちろん状態によります。

今後どの様に価格が変動していくか見ものですね。

【バルカンドリフターで放浪の旅を】

何度も言いますが、バルカンドリフターは国産アメリカンの中でも個性の光る唯一無二のビンテージルックのバイクです。実車を見てみればこの荘厳で古めかしいスタイリングと大きなエスカルゴフェンダーに釘付けになる事は間違い無いでしょう。

その上カワサキが放つ鼓動感溢れるVツインエンジンですから、フィーリングに関しても満足させてくれるバイクです。

既に絶版車となったバルカンドリフターですが、現代でも一部のファンに根強い人気を誇っています。中古でしか入手するこが出来ませんが、このスタイリングがハートに刺さった方には是非オススメしたいバイクです。思い切って放浪の旅にでも出掛けたくなりますね。

以上、カワサキ『バルカン ドリフター400』のご紹介でした。

 

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クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング愛用者の声

ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。

メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!

新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!

メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。

拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!

 

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

  1. メッキング重ね塗布1回目
  2. メッキング重ね塗布2回目
  3. 重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

■見た目重視の場合は薄く

■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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