ジープ・JEEP『コンパス』
画像参照元・・ジープジャパン
【クライスラー ジープブランドのコンパクトSUV『コンパス』】
今回ご紹介するのはアメリカの自動車メーカー・クライスラーの四輪駆動ブランドであるジープから放たれている『コンパス』です。
ジープと言えばチェロキーやラングラーなどの無骨なクロカンから、イヴォークなどの高級SUVなど様々な視点から四輪駆動車を作り続けている、パイオニア的存在です。その歴史は深く、1940年の第二次世界大戦に導入された小型の四輪駆動車がジープの元祖とされています。
その始祖となる『フォード・GPW』はとてもシンプルな構造をしており解放されたキャビン部分にフロントは窓を設けただけの様な鉄板が一枚。食パンの様な形をしたエンジンルームに丸目のヘッドライトに柵状のフロントグリル。オーバーフェンダーにオフロードタイヤという『ザ・四輪駆動車』といった形をしていました。これこそが後の四輪駆動車の標準となり、世界中に広く認知される事となります。
第二次世界大戦中もこのジープは、当時の従軍記者のアーニー・パイル氏によって「武器以外の主要発明品はジープとコールマンのGIポケットストーブだ」と高く評価されるほど。その過酷で劣悪な環境下でも『人や物資を運ぶ』事を成し遂げたジープはまさにその性能のう高さを世界中に知らしめたのです。
そんなジープは現代においてもその高い四輪駆動性能を誇るクルマを作り続け、『四駆といえばジープ』と言われるほど世界中の人々の憧れの存在として君臨し続けています。
『コンパス』の誕生は2006年5月。初代コンパスMK型はそれこそGPWのフロント意匠をダイレクトに踏襲した顔つきをしており、くりっとした丸目の単眼に大きな柵状のグリルが特徴的です。このグリルは7つの穴が空いている事から『7スロットルグリル』と呼ばれ、ジープ特有のデザインとして定着しています。またボディスタイルはいわゆるハッチバックSUVで、無骨な印象のあるジープのイメージを大きく変えるスタイリッシュなデザインとなっていました。
走行性能においても舗装された公道をメインに走る事を前提としたモデルの為、優れたオフロードモデルにのみ与えられる『トレイル・レイテッド(Trail Rated )』のバッジも与えられておらず、悪路や未舗装道路の走破性は他モデルに比べて劣るとされています。
後期型となるとより洗練された外観となり、丸目のヘッドライトはエッジの利いた角型の形状へ変更されました。そして2017年に同メーカーのパトリオットと統合する形でフルモデルチェンジが行われ、現行車である2代目MP型が製造販売が開始されました。
その外観については後ほど詳しくご紹介致しますが、エクステリアはよりスタイリッシュにブラッシュアップされ、更に魅力的な一台へと進化を遂げました。
それではジープ現行『コンパス』についてたっぷり語っていきたいと思います。
目次
【コンパスの主な仕様】
車名となる『Compass(コンパス)』の名前を直訳すると『羅針盤』『方位磁石』など、道を示すと言った意味になっています。ドライバーを冒険へと示すかの様なロマンを感じるネーミングです。
グレードは『SPORT』『LONGITUDE』『LIMITED』の3つが用意され、今回は最上級グレードの『LIMITED』のスペックをご紹介します。
〈エンジン〉
・型式:B
・種類:直列4気筒 マルチエア 16バルブ
・総排気量:2359cc
・燃料供給方式:電子燃料噴射装置
・内径(シリンダーボア):88.0mm
・行程(ピストンストローク):97.0mm
・最高出力/回転数:129kW(175ps)/6400rpm
・最大トルク/回転数:229N•m(23.4kgf•m)/3900rpm
・トランスミッション:電子制御式9速オートマチック
・使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
〈寸法〉
・全長:4420mm
・全幅:1810mm
・全高:1640mm
・ホイールベース:2635mm
・トレッド(前):1550mm
・トレッド(後):1540mm
・最低地上高:180mm
・車両重量:1600kg(サンルーフ付き:1630kg)
・車両総重量:1875kg(サンルーフ付き:1905kg)
・タイヤサイズ(前後):225/55 R18
・乗車定員:5名
・燃料タンク容量:60リットル
〈燃料消費率/性能〉
・WLTCモード:11.5km/L
・市街地モード:7.7km/L
・郊外モード:11.9km/L
・高速道路モード:14.2km/L
・最小回転半径:5.7メートル
〈構造〉
・駆動方式:4輪駆動(オンデマンド方式)
・サスペンション(前後):マクファーソン式
・ブレーキ(前):ベンチレーテッドディスク
・ブレーク(後):ソリッドディスク
コンパスの各グレードにおいて四輪駆動仕様なのはLIMITEDのみで、SPORTとLONGITUDEは前輪駆動となっています。またトランスミッションも前者は9速オートマに対し、後者二つは6速オートマと走行性能に大きな違いが有ります。車体価格に関してもSPORTは346万円、LONGITUDEは399万円、LIMITEDは449万円と価格差が有ります。
コンパクトな車体ながら、価格は高級車クラスなのでジープコンパスを所有するという事はある意味ステータスの様にも感じます。
【精巧に作られたエクステリア】
チェロキーやラングラーと言った本格派4WDに比べ、コンパスはスタイリッシュ路線のSUVです。エクステリアにおいてもその棲み分けがしっかりできている様で、決して単なるジープ4WD車の廉価版などで無い全く新しい形のジープであることが分かります。
全体的な印象はジープらしいパキッとした直線を基調とした外観です。そのメリハリのあるボディは都会でも十分に映え、ゴリゴリの4WDメーカーのクルマとは思えない溶け込み方を見せてくれます。
フロントの意匠を見てみると、ヘッドライトは小ぶりでシャープな形状となっており先代に比べてよりモダンな印象を受けます。その中央に位置する7スロットルグリルも新たにデザインが刷新され、かくスロットルをシルバーメッキで縁取るなど存在感を強調しています。
直線的なデザインの中にもフロントバンパーやボンネット部分には曲線を入れ込む事で、緩急のある流麗なボディラインとなっています。またオンロードがメインで有りながら、アクティブな印象を受けるマットな樹脂パーツに肉厚な車体はオフロード車の様な佇まいさえ感じます。
そのファットなボディを支えるタイヤサイズはLIMITEDには18インチタイヤを採用。価格からして少し物足りない様に感じますが、コンパクトな車体に装着すると、225/55R18タイヤが絶妙なフェンダーとのクリアランスを生み出し、バランスの良さを感じます。
純正ホイールも拘りを感じるデザインとなっており、シルバーにブラック塗装が施された5本スポークホイールは屈強な足腰を連想させてくれます。
ジープで有りながらジープらしく無いスマートでモダンなエクステリアのコンパスは、新たなジープブランドのイメージを植え付け、SUV市場においてもデザイン性の高い洗練されたモデルとなっています。
【上品で心地良いインテリア】
2代目にしてコンパスはインテリアも大きくブラッシュアップされています。居住性の向上を重視したとして、ホールド感のあるレザーとポリウレタンのコンビシートは8ウェイのパワーシートとなっており、運転席側にメモリー機能が搭載されています。
またLIMITEDにはオプションでコマンドビュー®︎デュアルペインパノラミックサンルーフという如何にも噛みそうな長い名前のサンルーフが選択する事ができ、後部座席に至るまで開くサンルーフがまるでオープンカーの様な開放感をもたらしてくれます。大自然の中や木漏れ日の差す山道など自然光をたっぷり取り入れる事が出来ます。更にワンタッチで開閉するパワーサンシェードも装備されているので、強い日差しを指ひとつで和らげられます。
ドライバーをサポートしてくれるナビシステムは10.1インチのタッチパネルモニターが採用されており、スマホライクで直感的な操作が可能です。
【コンパクトで有りながら頼もしい走行性能】
ジープ独自に開発した高効率バルブリフトシステムを採用した2.4Lタイガーシャーク™️マルチエア®︎2直列4気筒エンジンというこれまた長いネーミングのエンジンは、最高出力175ps・最大トルク229N•mのパワフルな走りを見せてくれる一方で、静寂性に優れた紳士的なエンジンです。
またLIMITEDに搭載された電子制御式9速オートマチックトランスミッションは、全速域で優れたパフォーマンスを発揮し、スムーズな加速を与えてくれます。
ジープの中でも大人しめなコンパスですが、走りにおいては決して妥協をしておらず、いざとなればパワフルなエンジンで悪路も走破できるポテンシャルを持ち合わせています。
また安全性能も充実しており、アダプティブクルーズコントロールにはSTOP&GO機能が搭載されており、車間距離を自動で検知し前方の車両の挙動に即座に対応するというドライビングをアシストしてくれる嬉しい機能となっています。
その他にも死角の車両を検知し知らせてくれるブラインドスポットモニター/リアクロスパスディクション機能や、前方の障害物を検知し異常接近した際に警報が鳴りブレーキングも自動でしてくれるフルスピードフォワードコリジョンワーニング機能も搭載されています。
走行性も安全性も優れたコンパスは、ドライバーをサポートしてくれる頼もしい存在と言えます。
【コンパスが示す方向に待ち受けるものとは】
コンパスは、その歴史こそは浅いもののジープブランドの方向性を示していくまさにコンパスの様な存在かも知れません。
もちろんそれは、コンパスを手にしたオーナーにも言える事で、スタイリッシュで有りながら高い走行性能と快適な居住感はどこまでも遠くへ走り出したくなる様な衝動に駆られる事でしょう。その示す先にはきっと新しい発見があるかも知れません。
以上ジープ『現行コンパス』のご紹介でした。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。