再メッキ前の凹んだメッキバンパー
メッキ剥離後→板金溶接したバンパー
再メッキしたバンパー
メッキパンパのー再メッキ見積依頼をする↓
メッキバンパーの凹み・傷はどうやって修理するのでしょうか?
業者の修理をお願いする場合や、自分で修理する場合などいくつかの方法が考えられます。
ここではメッキバンパーの凹みや傷について、具体的な修理の方法・種類などを紹介します。
修理の方法や種類を知ることでいざ愛車のメッキバンパーが凹んだり傷ついた時、適切に対応できるようになります。
凹みや傷を放置しておくと見た目にも良くありません。
できるだけ早急に修理するように意識しましょう。
目次
メッキバンパーの凹みを自分で修理したい場合
まずはメッキバンパーの凹みを自分で修理する場合の方法について見ていきましょう。
車の凹みを自分で修理するのは不可能と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、凹みの程度が軽い場合など自分で修理できることもあります。
もちろん必ず修理できるというわけではありませんが、業者にお願いする前に試してみるのも良いでしょう。
自分で修理したいという場合、以下のような方法が挙げられます。
★専用の道具を使う
★ドライヤーと冷却スプレーを使う
★ハンマーで叩く
以上です。
それぞれの方法について詳しく解説します。
専用の道具で凹みを修理する
メッキバンパーの凹みを修理する道具というものがあります。
デントリペアキット・デントリペアツールなどと呼ばれる道具がそうです。
仕組みとしては単純で、機械の力で凹みを引っ張る、もしくは押し出すなどして元の形に戻すというものです。
市販されているため入手も簡単で、自分で修理したいという時にとても役立ちます。
使用の際は取扱説明書をよく読み、決められた手順で使いましょう。
各商品で使い方が決まっていますのでそれを無視してしまうとトラブルの原因になります。
ドライヤーと冷却スプレーを使って修理する
意外な方法として家庭でよく使われているドライヤーと冷却スプレーを使う方法があります。
凹みの部分にドライヤーを当て温め、メッキバンパーを柔らかくします。
一定時間ドライヤーを当て続けることでメッキバンパーは柔らかくなり、形を変えやすくなるのです。
その後、冷却スプレーを当てて一気に冷やしましょう。こうすると凹みが自然と元に戻ってくれる場合があります。1度で戻らない場合や何度かドライヤーを当てる、冷却スプレーで冷やすという作業を繰り返してみましょう。軽度な凹みであればこの方法で修理できることもあります。
ハンマーで叩いて修理する
もっとも単純な修理方法となります。凹みの反対側からハンマーで叩き、元の形に戻すというものです。デントリペアキットなどの専用道具を使わず、ハンマーで代用しようという方法と言えます。
ハンマーで叩くだけなので作業としては簡単ですが、凹みを綺麗に修理できるかは確実ではありません。かえって形が歪になってしまったりするおそれもあり、ある程度慣れていないと難しい作業になるかもしれません。また、凹みの反対側から叩くという方法のため、叩くためのスペースが必要です。
メッキバンパーの場合、1度車体から取り出す必要なども出てくるでしょうから以外と手間がかかります。凹みが軽度であり、かつハンマーで叩けそうなら応急処置的な意味合いでやってみるのも良いでしょう。
※メッキは金属に被覆しているので、メッキを剥離して素地にもどしてからでないと板金修理しても、綺麗にならいな事がほんどです。自分でチャレンジしてすぐに手に負えないという事がわかると思います。メッキの剥離は金属が溶けるような毒劇物を使って行いますので、まず個人では無理です。
ダメだと思ったらは早めに業者に依頼する事を強くおすすめいたします。
メッキパンパのー再メッキ見積依頼をする↓
メッキバンパーの凹みを業者に修理してもらう場合
自分で修理するのが難しい、不安だという場合、業者に修理をしてもらうのが一般的です。
ディーラーにお願いしたり、地元の修理工場にお願いするなど、いずれにしてもプロがしっかりと修理してくれます。ではプロはメッキバンパーの凹みをどうやって修理しているのでしょうか。
修理方法としては板金修理が挙げられます。板金修理は私達が自分でやるのは難しいですが、専門的な知識と技術を持つ業者であれば適切な修理が可能です。
プロの業者が行う板金修理について
業者にメッキバンパーの凹みの修理をお願いした場合、どんな手順で作業を行うのでしょうか。
まずはじめに凹みをできるだけ元の形に戻します。
専用の道具を使ったり、ハンマーで叩くなどして凹みを修復していきます。
ここまでなら自分で修理する場合に非常に近いですが、板金修理ではさらに多くの作業を行うことになります。凹みをある程度元の形に戻すことができたら次に塗装を剥がし、パテを盛っていきます。
道具を使ったりハンマーを使っても形を完全に元に戻すことは難しく、形をできるだけ整えたらパテを盛ってより綺麗な形にするのです。この際、塗装も剥がしてしまいます。
塗装を剥がして準備が終わったらパテ盛りをして綺麗な形に成形していきます。
乾いたら研磨し、表面を滑らかに仕上げます。その後に塗装をし、コンパウンドで磨くなどして完成です。ここまでの作業をプロにお願いすると凹みはもうまったくわかりません。
完全に修理されて元の状態に戻ります。
メッキバンパーの傷を修理したい場合
ここまでメッキバンパーの凹みを修理する方法をそれぞれ見てきました。
では凹みではなく傷がついた場合はどうやって修理するのが良いのでしょう。
傷の修理の場合、傷の度合いによっても方法が大きく変わります。
一般的には以下のような方法が考えられます。
★キズ消しワックスを使う
★パテで埋める
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
軽度の傷はキズ消しワックスで目立たなくなる
軽くこすったなど、傷の度合いがそれほど深刻でない場合、キズ消しワックスで目立たなくできます。
自分で作業できますので業者にお願いする手間・費用もかかりません。
市販されているキズ消しワックスを用意し、傷の部分に使用してあげましょう。
これだけで傷が見えなくなり、わからなくなります。
ただしあくまでも軽度の傷の場合のみに使用できる方法で、深い傷などは隠しきれません。
⇒ただし磨きするぎとる下地のメッキがでてしまうので、少し磨いてみてキズがとれない場合は諦めて、現状維持につとめましょう。
パテで傷を埋めてしまう
自分で修理する場合、業者にお願いする場合、いずれにしてもパテで傷を埋めるという方法も活用されます。傷の部分にパテを盛り、乾かして固めることで傷を埋めてしまう方法です。
パテ盛りをするためには脱脂をしたり、マスキングをしたり、この他にも研磨作業や塗装など、さまざまな工程が出てきます。これらの作業をすべて自分で行うのも不可能ではありませんが、専門的な知識や経験が求められます。初心者がチャレンジすると失敗してしまう可能性もあるため、深い傷はやはり業者に修理をお願いするのがベストな方法でしょう。無理に自分で修理しようとすると、かえって傷が目立ったり、より事態が深刻になる可能性もあります。パテ埋め作業は簡単ではありませんので、基本的に業者にやってもらうものと考えましょう。
⇒メッキ加工はメッキ工場でないとできないので、パテで埋めてもメッキができないので、せっかくの作業は全て水の泡になりますので、最初からメッキ工場に依頼する事をお勧めいたします。塗装用のパテはメッキ不可です。
メッキの傷は消せるの?
今回、メッキバンパーに焦点を当てています。
メッキ加工がされているわけですが、そもそもメッキに傷がついてしまった場合簡単に消せるものなのでしょうか。実はメッキについた傷を修理するのはとても大変です。先程も触れたように軽度な傷であればキズ消しワックスなどで対処できることもあるのですが、メッキが大きく傷ついてしまうと元に戻すのはとても難しくなってしまいます。最悪の場合、メッキを1度完全に剥がし、再メッキ加工しなければいけなくなることもあります。メッキを剥がし、傷を修理し改めてメッキ加工を施す、こういった手順になります。再メッキ加工となるともう私達が自力で作業するのは不可能で、メッキ加工をしてくれる業者にお願いするしかありません。そのためメッキ加工されていないバンパーに比べ、メッキバンパーは修理に手間がかかる、自分では修理できないという可能性が出てきます。もし凹みが見られたり、凹みだけでなく傷もあるという場合は自分で修理できるのか、それとも業者にお願いするべきなのかをよく検討しましょう。基本的には業者に任せてしまった方が安心です。修理の質も高いですし、確実に元の状態へと修復してくれます。自分で修理すると失敗する可能性もあり、時間や費用が無駄になってしまうこともあります。
メッキバンパーの凹み・傷は自分で修理するか、業者に修理してもらうかの2択になります。
ちょっとした凹みや傷であれば自分で修理することも可能ですが、症状がひどい場合はやはり業者にお願いするのが確実です。自分での修理はうまくいけば良いですが、失敗してしまうと状況がさらに悪くなってしまうので注意しましょう。凹みや傷の状態を確認しながら、どういう方法で修理するのが良いか考えます。また、メッキについた傷を修理するのは難しく、場合によっては再メッキ加工が必要になることもあります。再メッキ加工に関しては完全に業者に任せることになりますので、メッキの状態を確認することも重要です。
NAKARAIメッキで加工した旧車パーツ参考事例を掲載させていただきます。
ケンメリバンパー
再メッキ前 |
再メッキ後 |
ダットサン フェアレディ(SR311型)リヤバンパー
再メッキ前 | メッキ剥離後 |
板金修理後 | 再メッキ後 |
再メッキ後バンパー |
愛車のメッキバンパーはどのKING?
旧車パーツのメッキ手入れ
クロムメッキパーツの多い旧車パーツの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
再メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキング&サビトリキングを購入する
(POPデザインは バイク/車/トラック とありますが中身は一緒です)
メッキング&サビトリキングの購入を検討しているが、その前にメッキパーツについて相談がある方は、メッキパーツ相談室へ
メッキパーツ相談室
A.画像を拝見させていただく限り、既にクロームメッキが取れて、下地のニッケルメッキを通りこしてうっすら銅メッキがでている状態です。サビはなく、バンパー部分も綺麗に保っている状態を考えると、研磨剤のはいったメッキ磨き剤で磨きすぎた結果だと思います。手入れをしたつもりが逆にアダとなったのでは? こうなってしまったら再メッキしか再生不能です。 今後は磨くのではなく、メッキングで定期的なコーティングを強くお勧めいたします。
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。