クロムメッキの保護剤の失敗しない選び方とメンテナンスまとめ

メッキは研磨剤なしで磨くべし!メッキをキレイに復活させる方法を解説!

車やバイクに使われているクロムメッキは保護とメンテナンスが重要です。
しっかりと保護・メンテナンスしてあげることで長持ちし、綺麗な状態を保ってくれます。
クロムメッキの保護とメンテナンスには保護剤が有効ですが、失敗しない選び方を知っておくことが大切です。
ここでは保護剤の選び方、そして保護剤を使ったクロムメッキのメンテナンスについて紹介します。
正しい選び方とメンテナンスのやり方を把握し愛車をより良い状態にしてあげましょう。

保護剤の種類について

まずはじめに保護剤の種類について知っておきましょう。
クロムメッキに使える保護剤は大きく3つの種類に分けられます。

★ワックス系
★ポリマー系
★ガラス系

以上の3種類です。
これら3つの中から、愛車に最適なものを選ぶことになります。

ワックス系の特徴

ワックス系は車やバイクに乗っている方ならよく使っているかと思います。
塗布することで綺麗な光沢が出てピカピカにすることが可能です。
このワックス系にもクロムメッキを保護する役割が期待できます。
ワックス系の保護剤の主成分は油ですが、油が皮膜となってクロムメッキを守ってくれる仕組みです。
光沢を出すというのが大きな目的ではありますが、同時に保護もしてくれるわけです。
ただし注意点が1つあります。
ワックス系の保護剤は研磨剤入りのタイプが多いという点です。
研磨剤が使われていると文字通りクロムメッキを研磨することになってしまい、傷を付けてしまう恐れがあります。
また、研磨剤の働きによってクロムメッキ特有の輝きが失われ、くすんでしまうことも考えられます。
ワックス系の保護剤を使う場合は研磨剤の有無を必ず確認し、できれば研磨剤の使われていないものを選びましょう。

ポリマー系の特徴

ポリマー系の保護剤はワックスとは違い、油ではなくブラスチック系の成分が中心になります。
形成される被膜もプラスチックのように硬く、またツヤも綺麗に出ます。
後述するガラス系の保護剤と比べると耐久性という点では少し劣りますが、バランスが良く使いやすいタイプと言えます。
値段的にもワックス系よりも高くなりますがガラス系よりは安く、性能・コストともに中間くらいといったイメージです。
ワックス系のように研磨剤の有無を気にする必要もなく、扱いやすいため人気があります。
欠点としてはメンテナンスが面倒だということでしょうか。
ポリマー系の保護剤は1度塗布した後、効果が持続する期間が短いものがほとんどです。
具体的には3ヶ月から半年ほどとされていて、定期的に保護剤の塗り直しが求められます。
手間がかかってしまうため、その点をしっかり考慮することがポイントでしょう。

ガラス系の特徴

ガラス系はその名の通りガラスの成分を使用した保護剤です。
クロムメッキの上に薄いガラスの膜を作り出すようなもので、非常に高い耐久性が特徴となります。
また、ガラス成分ということで透明度が高く、ツヤもしっかりと出てくれます。
クロムメッキに使える保護剤としてはワックス系、ポリマー系を上回る最高性能が期待できると言えます。
その分値段が高くなってしまうため、ガラス系の保護剤を購入する場合は金額もしっかりと確認しておきましょう。
また、施工が難しいことでも知られていて、DIYでの塗布作業は難しくなります。
業者に依頼して施工してもらうのが一般的ですので、ガラス系の保護剤を使ってコーティングする際はプロに相談してみましょう。
値段が高く、施工も難しいと面倒な部分もありますが1度塗布してしまえば2年前後は効果を発揮し続けてくれ、長期間に渡って保護効果を発揮します。
ワックス系やポリマー系のように頻繁に塗り直す必要はありません。

おすすめの保護剤はガラス系

クロムメッキに使える保護剤の種類を見てきました。
おすすめの保護剤はやはりガラス系の保護剤です。
非常に高い耐久性でしっかりと愛車を保護してくれ、同時に綺麗なツヤも出ます。
1度施工すればしばらくは再施工の必要もありませんし、性能面で考えるならガラス系がもっとも優れています。
ただし先程も触れたように値段が高めであること、施工は業者に依頼することになるといったことからワックス系やポリマー系も選択肢に入ります。
自分にとってどれが最適なのかを判断してみましょう。
手軽さならワックス系が良いですし、手軽さと性能の両方を求めるならポリマー系も悪くありません。
まずそれぞれの保護剤の特徴を把握し、そのうえで自分が求めているものと合致するタイプを見つけることがポイントです。

保護剤を使ったクロムメッキのメンテナンスとは

ここからは保護剤を使ってクロムメッキをメンテナンスする方法を見ていきましょう。
愛車のメンテナンスというと洗車が一般的ですが、これだけで愛車を守るのは難しいです。
特にサビや傷から愛車を保護するためには保護剤が欠かせません。
保護剤を使ってメンテナンスするにはどうすればいいのか、その流れを見ていきましょう。
前述のようにガラス系の保護剤は業者に施工してもらうのが一般的です。
ここではDIYでも作業可能なワックス系、ポリマー系の保護剤を使う場合を想定します。

まずは洗車でクロムメッキを綺麗にする

メンテナンスで最初に行うのは洗車です。
洗車でクロムメッキの表面に付着した汚れやホコリを取り除きましょう。
その後に保護剤を塗布していくわけですが、洗車そのものはごく一般的な方法と変わりありません。
カーシャンプーを用意し、よく泡立てて優しく洗います。
クロムメッキに傷が付かないよう硬いブラシなどは使わず、柔らかいスポンジなどで丁寧に磨くように洗いましょう。
最後に水でしっかりとカーシャンプーを落とし、よく乾燥させます。

保護剤の塗布

洗車が完了したらいよいよ保護剤を塗布していきます。
柔らかいクロスやウエスなどに適量の保護剤をとり、クロムメッキの表面部分に伸ばすように塗っていきます。
全体的にまんべんなく塗り進めていけば問題ありません。
全体に塗れたら完了です。
あとはじっくりと乾かし、被膜が形成されれば保護効果を発揮してくれます。
ガラス系は例外として、保護剤の塗布は決して難しい作業ではありません。
初めての方でも十分に行える作業ですので、ベストな保護剤を選んで愛車を保護してあげましょう。

ガラス系の保護剤を使いたい場合

性能的にもっとも優れているガラス系の保護剤を使いたいと考える方も多いでしょう。
その場合は業者に依頼してコーティング作業を代行してもらうことになります。
そこで重要なのが業者に選び方です。
保護剤によるコーティングをしてくれる業者は多いですが、仕上がりは業者の技術力にかかっています。
できれば技術力の高い業者を見つけ、より万全な状態にするのが理想です。
適当に選ぶのではなく、まず業者に相談して話を聞いていましょう。
どういった形で保護剤によるメンテナンスを行ってくれるのか確認し、信頼できる業者を見つけることが大切です。
また、料金についても必ず確認しておきましょう。
クロムメッキの保護にかかる料金は業者ごとに異なります。
同じ作業でも料金の高い業者や安い業者があります。
技術力に加え料金も考慮すると最適な業者を見つけられます。

保護剤の重要性

保護剤を使ってクロムメッキをコーティングすることでサビや傷に強くなります。
というのも、保護剤が形成する特殊な被膜がクロムメッキを守るからです。
まず被膜によって水分がクロムメッキに侵入するのを防げます。
これによりサビのリスクが大幅に軽減されます。
クロムメッキの表面には実は小さな穴が空いていて、この穴から水分が侵入してしまいます。
保護剤による被膜が穴を塞ぐ形になり、強力なサビ予防効果を発揮する仕組みです。
また、衝撃が加えられた場合もまず被膜が受け止めてくれますので、クロムメッキが直接傷付くことが減ります。
サビと傷からクロムメッキを守るために保護剤が大活躍してくれるのです。
だからこそ保護剤はとても重要で、保護剤によってしっかりとメンテナンスをしてあげる必要があるのです。
失敗しないためにも理想の保護剤を選ばなければなりません。

車やバイクに使われるクロムメッキは保護してあげないとサビてしまったり、傷が付いてしまったりします。
見た目が悪くなるだけでなく、サビや傷を放置していると再メッキしなければいけないほど状態が悪化することもあります。
こうした事態を防ぐためにも保護剤を活用しましょう。
保護剤なら被膜によってクロムメッキを守り、綺麗な状態を維持してくれます。
どういった保護剤が有効なのかを見極め、愛車を正しくメンテナンスしましょう。
そうすればリスクを減らし、クロムメッキの寿命を伸ばすことが可能です。

愛車はどのKING?

KINGチャート05

3つのKING

いますぐ注文する

レストアに欠かせない再メッキできます

バイクマフラーの再メッキ実験的に受付開始
お問い合わせが多かった、バイクマフラーの再メッキですが、
ただいま、実験的にマフラー再メッキの加工の受付を開始しました。
消音機が入っているものでも対応可能。

~マフラーの再メッキをされたお客様の声~

お世話になります。先日依頼した再メッキした純正マフラーの取り付けが完了しました。30年前の純正マフラーの再メッキをして頂ける業者がいない中再メッキして頂き有難うございました。出来あがりも申し分ない仕上がりでとても満足しています。
又機会がありましたらお願いします。 山口県 M様

CB400F

バイクマフラー 再メッキ

再メッキ後(車種・・・CB400F)

バイクマフラー 再メッキ

再メッキ前(車種・・・CB400F)

※マフラー&液パイにつきましては再メッキ後(再生品の為) ピンホールが原因(ガスが発生)で熱が加わった時点(エンジンをかけた)で膨れる可能性があります。
この場合は過去に何度も再再メッキしたことがありますが、同じ箇所が膨れました。よってメッキ不良ではなく、再メッキ品のためピンホールが原因だといことがわかっております。
ですので、御社にお渡しする時はもちろんメッキ膨れがない状態でお渡しいたしますが、その後膨れは一切ノークレームになります。

ウルフ125t

ウルフt125マフラー再メッキした画像

ウルフ125tマフラーを再メッキいたしました

マフラー再メッキ後

再メッキ後

マフラー再メッキ後

再メッキ前

カワサキ750RS(Z2)

1マフラー再メッキ前左側2マフラー再メッキ後左側
再メッキ前再メッキ後

 

3マフラー左側凹み4マフラー凹み修理後再メッキ後
板金前の凹み板金後→再メッキ
 
ナカライメッキに問い合わせ

メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

サビトリキング画像

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキングで磨く

ミガキング003

 

メッキ加工の事ならNAKARAI

メッキ工房NAKARAI

再メッキも、もちろん対応しております。メッキ工房NAKARAI

ナカライメッキに問い合わせ

 

メッキング&サビトリキングを購入する

メッキの手入れは、メッキング&サビトリキングがおすすめです。

3つのKING

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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は

電気メッキイラスト図

装飾クロム参考画像・バイクカバー

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