バイク磨きのコンパウンドの選び方!成分や種類・使い方など徹底解説

バイク磨きを行う際にはコンパウンドが便利です。
コンパウンドを使うことでバイクをより綺麗に磨けます。
バイク磨きに欠かせない存在ですが、コンパウンドはどういう基準で選べば良いのでしょうか?
ここではコンパウンドの選び方をはじめ、種類や成分、使い方などを解説します。
また、バイク磨きはボディ部分とメッキ部分に分けることができますが、今回は両方の磨き方についても見ていきます。
コンパウンドの正しい知識を身につけ、愛車をしっかりとメンテナンスできるようになりましょう。

コンパウンドとは?

バイクの磨き作業に使われるコンパウンドとはそもそもどういうものなのでしょうか?
コンパウンドとは簡単に言えば研磨剤のことです。
主成分として研磨剤が含まれていて、コンパウンドで磨くことで対象の表面を削り、汚れを削ぎ落としたり傷を消したりします。
バイクのボディ部分など、誤って傷つけてしまうことがありますが、ちょっとした傷ならコンパウンドで磨くことで傷を消す、目立たなくすることも可能なのです。

コンパウンドに使われる成分

コンパウンドにはまず研磨剤が使われています。
一定の大きさを持った粒子で、この粒子がバイク表面の汚れを落としたり、傷を消したりします。
紙やすりで削っているようなイメージです。
研磨剤の他には水や油といった成分が使われています。
これらはバイクを磨くために必要というより、コンパウンドがよく伸びるように使われていたり、削った表面を保護するために使われていたりします。
基本的には研磨剤が主な成分として使われていると考えておけば問題ないでしょう。

バイク磨きに使うコンパウンドの選び方

バイク磨きに使えるコンパウンドについては、たくさんの商品が販売されています。
いったいどれを使えば良いのかわからないということも少なくないでしょう。
ここからはコンパウンドの選び方について考えてみます。
選び方の基準はいくつかありますが、以下の点に注目してみましょう。

  • 研磨剤の粒子の粗さ
  • 液体タイプかペーストタイプか
  • 水溶性か油溶性か

コンパウンドには上記3つのような違い、タイプ分けがあり、それぞれの特徴を知ることで自分にとって便利なコンパウンドが見えてきます。

粒子の粗さで磨く力が変わる

まずは研磨剤の粒子の粗さから見ていきましょう。
粒子の粗さは商品ごとにそれぞれ違います。
粒子が荒いほど研磨する力、つまり対象を削り力が強くなります。
そのためできるだけ強力に研磨したい時などはなるべく粒子の粗い研磨剤を選びましょう。
逆にそれほど研磨したくない、仕上げ磨きに使いたいという場合は粒子の細かい研磨剤を選ぶのがおすすめです。
また、最初に粒子の粗い研磨剤で磨き、その後に粒子の細かい研磨剤で磨くといった方法も良いでしょう。
市販されているコンパウンドについても粒子の粗さが記載されていますので、必ず確認するようにしてください。

液体タイプとペーストタイプは使い勝手が違う

研磨する力は粒子の粗さによって決まりますが、コンパウンドの使い勝手、扱いやすさは液体タイプかペーストタイプかで違ってきます。
まず液体タイプですが、こちらはサラッとしていて水に近い感覚です。
よく伸びるため広い範囲に研磨剤を使いたい時などに役立ちます。
ムラになりにくく、広い範囲を一気に研磨できるというのがメリットと言えるでしょう。
ただし粘度が低い液体状のため、どうしても液垂れがしやすくなってしまいます。
研磨する部分によっては液垂れして他のパーツにまで研磨剤が付着してしまうおそれが出てきます。
マスキングをするなどの対応も必要になる場合があり、こうした手間がデメリットになるでしょう。
一方でペーストタイプは粘度が高く、ドロッとしているため液垂れがしにくく、バイクのサイド部分などにも塗りやすくなっています。
これは伸びにくいということでもあり、広い範囲にムラなく塗っていくのは慣れが必要です。
一気に広い範囲に塗るのではなく、狭い範囲に少しずつ使うといった工夫も必要になってくるでしょう。
少し扱いにコツがいるのがペーストタイプと言えるかもしれません。

水溶性と油溶性の違い

バイク磨きに使えるコンパウンドには水溶性のものと油溶性のものがあります。
これらの違いは粒子の粗さと同じく、研磨力の違いです。
水溶性のコンパウンドは研磨力が強く、より強力に研磨可能です。
一方で油溶性のコンパウンドは研磨力が比較的弱く、細かい部分に使ったり、仕上げに使ったりするのに適しています。
また、油溶性の場合は油脂が含まれていて、ワックスなどのように対象を保護する役割も持っています。
傷を研磨で目立たなくしつつ、同時に油脂による皮膜でパーツを保護、傷を隠すといった効果も期待できるのです。
こうした違いを踏まえたうえで水溶性か油溶性かを決めましょう。

コンパウンドの使い方

実際にコンパウンドを使ってバイク磨きを行う場合の手順を見ていきます。
コンパウンドを使う際ははじめにバイクの洗車から行いましょう。
洗車することでバイクに付着している砂埃などの汚れを落とします。
こうした汚れを落とさないままバイク磨きを行ってしまうと、砂やホコリによってバイクが削られ傷になってしまうことがあります。
カーシャンプーを使って全体を優しく洗い、その後に水でしっかりとすすぎます。
しばらく放置して完全に乾燥させたらいよいよコンパウンドでバイク磨きを行っていきます。
コンパウンドの使い方はそれほど難しくありません。
スポンジに適量のコンパウンドを含ませ、気になる部分を磨いていきます。
研磨剤によって磨かれていきますので力を入れる必要はありません。
やさしくなでるようなイメージで全体を磨きます。
磨き終わったら乾いた布でバイク表面に残っているコンパウンドを拭き取り完了です。
汚れが落ち、細かな傷であれば消えて見えなくなっているはずです。

バイクのメッキ部分を磨く場合は?

ここまでコンパウンドを使ってバイクのボディ部分などを磨く方法などを見てきました。
ここで気になるのがメッキ部分を磨きたい場合はどうすればいいのかという点です。
バイクはメッキパーツも多く、やはり定期的に磨いてあげる必要があります。
特にメッキパーツは光沢があり綺麗な部分なので、汚れや傷をそのままにしておくと見た目がどんどん悪くなってしまいます。
メッキパーツを磨きたいという場合もコンパウンドを使って同じように磨いてしまって良いのでしょうか?

メッキパーツはデリケートなので磨き作業も慎重に

結論から言うと、メッキパーツを磨く時にボディ部分に使ったのと同じコンパウンドを使うのはおすすめできません。
メッキパーツは非常にデリケートなため、研磨剤が使われているコンパウンドで磨いてしまうとかえって傷が増えたり、最悪の場合はメッキそのものが剥げてしまいます。
メッキに研磨剤は厳禁だと考えましょう。
とはいえメッキも磨かずにいればどんどん汚れてくすんでいきます。
光沢を取り戻すにはどういうケアをすれば良いのでしょう。

メッキ専用のクリーナーを使う

バイクのメッキ磨きをしたい場合、メッキ専用に作られてクリーナーを使いましょう。
メッキ専用クリーナーは研磨剤を使っていない、もしくは非常に粒子の細かい研磨剤を使っていてメッキそのものを傷つける心配がありません。
それでいてメッキを綺麗に磨くことができ非常に便利です。
バイクのメッキ部分まで磨きたいという場合は必ず専用のメッキクリーナーを用意しましょう。
メッキクリーナーの使い方自体はコンパウンドと同じです。
最初にバイクの洗車をし、その後にスポンジやクロスなどでメッキクリーナーをメッキパーツに塗って磨きます。
最後に乾いた布で拭き取れば完了で、メッキ特有の光沢も取り戻せます。
また、メッキパーツの場合は仕上げとしてコーティング剤を塗ってあげると表面を保護できてより万全な状態になります。
メッキクリーナーで磨き、コーティング剤で保護する、これが理想的なメッキパーツの磨き方です。

バイク磨きにはコンパウンドが欠かせません。
コンパウンドは粒子の粗さの違いだったり、液体かペーストかの違いなど、商品ごとにさまざまな違いがあります。
そうした違いを把握し、自分に合ったコンパウンドを見つけることが大切です。
また、コンパウンドの正しい使い方も理解し、適切に愛車をメンテナンスしましょう。
メッキパーツの磨き作業ではコンパウンドではなく専用のメッキクリーナーが役立ちます。
ボディ部分と同じコンパウンドを使うのは傷をつけるリスクが生じるので要注意です。
メッキ部分にはメッキ専用のアイテムを使う、これを徹底しましょう。

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メッキ手入れ

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