画像参照元…ホンダ公式ページ
がうずくビンテージスクランブラー『ホンダ SL250S』
新車中古車問わずバイクの高騰が止まらない昨今、特にお洒落さと軽快さが魅力のスクランブラーバイクは随一の人気を誇っています。デザイン性だけでは無く、キャンプブームの到来の相乗効果で、オフロードでも走破できるのも理由のひとつです。
そんなお洒落なスクランブラー好きも旧車好きも思わず欲しくなってしまうスクランブラーバイクが今回ご紹介する『ホンダ SL250S』です。1972年4月に発売されたデュアルパーパスモデルで、車名から分かる通り250ccエンジンを搭載した、オンオフ問わず様々なシーンで軽快に走り抜けるまさに”ニーハン・スクランブラー”です。
エンジンの種類は歯切れの良いサウンドにトルクフルな走りが楽しめる単気筒。4ストローク機構を採用した為、2ストロークよりも非力なのは否めませんが、SLシリーズに関しては一貫して耐久性や燃費などに優位性のある4ストロークエンジンへ拘りをみせていました。
製造期間は僅か1年程度と、とても短命に終わってしまったため現存する個体も非常に少なく、もはや希少種となってしまったSL250S。状態にもよりますが、程度が良ければ高値で取引される価値のある一台です。
後にXLシリーズへと移行し、SLの名はラインナップから消えてしまいますが、ホンダのデュアルパーパスモデルの盤石化に一役買ったバイクとして、その進化の家庭では無くてはならない存在でもあります。
目次
SL250S主要諸元
グレード | - |
車体型式 | SL250SE |
エンジン型式 | - |
エンジン種類 | 4ストローク単気筒4バルブSOHC |
エンジン冷却方式 | 空冷 |
排気量 | 248cc |
シリンダーボア | 74mm |
ピストンストローク | 57.8mm |
圧縮比 | 9.1:1 |
最高出力/回転数 | 22ps/8000rpm |
最大トルク/回転数 | 2kgf・m/6500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター |
エンジン始動方式 | キック |
トランスミッション | 5速MT |
全長 | 2120mm |
全幅 | 840mm |
全高 | 1125mm |
ホイールベース | 1400mm |
最低地上高 | 190mm |
車両重量 | 136kg |
燃料タンク容量 | 8L |
燃料消費率 | 43.0km/L |
乗車定員 | 2名 |
動力伝達方式 | チェーンドライブ |
フレーム型式 | セミダブルクレードルフレーム |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム |
ブレーキ(前) | ドラム |
ブレーキ(後) | ドラム |
タイヤ(前) | 2.75−21 |
タイヤ(後) | 4.00−18 |
SL250Sの外観の特徴
外観はノスタルジックなビンテージスクランブラーそのもの。スリムな車体にアップハンドル・アップマフラー・アップフェンダーと、スクランブラーとしてのマストアイテムが凝縮された魅力的な仕上がりです。最低地上高は190mmで車重は136kgと、見た目通りの軽量でフィールドを選ばず、まさにデュアルパーパスモデルにとって一番の機能とも言えるオフロードの走破性も期待できます。
シルバーのベースカラーにワンポイントのレッドラインが特徴のタンクの容量は僅か8Lの小ぶりな作りとなっています。直線的なフレームに鎮座したボリュームのあるシートがまたビンテージバイクらしいフォルムです。メーターは味のある文字盤のアナログタイプ。タコとスピードの2連メーターで、の薄く小ぶりなメーターケースに収納されています。
タイヤサイズはフロント21インチ、リア18インチを採用し前後ともにドラムブレーキを装備。シートレールとスイングアームを繋ぐリアサスペンションも垂直に装着されており、やはり旧車ならではの趣のある足回りは魅力的です。
SL250Sのミソとなる4ストローク248cc空冷単気筒エンジンのクランクケースにはマグネシウム合金を採用するなどしており、軽量化への拘りを感じます。
アップマフラーにはライダーの足を防護する為のパンチング加工が施されたヒートガードが装着されています。ブラック塗装がされており、主張性は無いもののワンポイントで入れられた”motorsport 250”のオリジナルバッジがより映えて見えます。
全体的にシンプルではあるものの、スクランブラー としてはまさに理想とも言える美しくバランスのとれたフォルムに思わず見惚れてしまいます。ビンテージバイクとしても荘厳な雰囲気を放っており、パーツのひとつひとつの造り込みに当時のホンダの拘りを存分に感じる事ができます。
SL250Sのメッキ パーツ を史上”最鏡”に!
雰囲気抜群のビンテージスクランブラーSL250S。見た目のシンプルさだけではなく、4ストロークエンジンというとっつきやすさもあるのがSL250Sの魅力のひとつです。現存する個体はかなり少なく希少なレア車となってしまいましたが、オーナーの方であればやはり外装の劣化には気を付けたいところだと思います。
もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護材にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキング&サビトリキングを購入する
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。