ホンダ・HONDA『レブル250』
画像参照元・・ホンダ公式ページ
【250ccアメリカンってどうなの?】
皆さんは250ccのアメリカンバイクって聞いてどれくらいの車種が思いつくでしょうか?ドラッグスター250、ビラーゴ 250、Vツインマグナ250・・・意外にも250ccクラスのアメリカンバイクってラインナップが豊富で面白いんです。今回ご紹介するのはホンダの『レブル250』です。車名にある通りこれも250ccのアメリカン(クルーザー)バイクで、最近になって新型モデルが登場したのも記憶に新しいと思います。
話は変わって、私がバイクの免許を取った1990年代から2000年前半にかけては若者のバイクブームは加熱していて、それまで主流だったネイキッドはもちろんビッグスクーターやSS、ストリートバイクが人気を博しており、そんな中でも特に人気だったのがアメリカンバイク。私もバイクの免許を取って最初に購入したのはホンダのスティード400で、周りもヤマハのドラッグスターやカワサキのバルカンなど、やはりアメリカンバイクが多かったのを覚えています。しかしどれも排気量は400cc以上とビッグツインが特に人気でした。
ぶっちゃけ「250ccじゃちょっと物足りないし、せっかくなら大きなアメリカンに乗りたい」と思って敬遠していた部分もありましたが、やはり当時としても250ccというとっつきやすい排気量と、維持のしやすさは魅力的でした。
もちろん400ccアメリカンに車格やトルクは劣るものの、今見ると250ccもありなのかな。とさえ思わせてくれます。
目次
【レブル三兄弟の末っ子として登場した『レブル250』】
2000年代までが全盛期だったアメリカンブームは徐々に衰退を見せて、250ccアメリカンもメーカーラインナップからその姿を消し始めました。レブルも例外ではありません。初登場したのは1985年となかなかの古株でしたが、やはり時代には逆えず1996年モデルを最後に生産が終了しました。
どのメーカーも消極的になってきたかの様に思ましたが、2017年に綺羅星の如く登場したのが新型レブル250。排気量は1100cc・500cc・250cc(海外モデルは300cc)と設定され、言わずもがなレブル250はその末っ子となります。
先代のレブルは小型のティアドロップタンクやプルバックされたアップハンドル、フロント18インチの大径ホイールとチョッパーライクな見た目でしたが、新型レブル250はガラリと印象を変えて、あえてスタイリング表現するならボバースタイルと言った無骨なデザインになりました。
それまでのアメリカンバイクの印象を根底から変えた様なデザインの新型レブルは、瞬く間に注目を浴びて即座に人気車種へと昇りつめました。
【レブル250の主要諸元】
全く新しく生まれ変わったレブル250。車名にある『レブル(REBEL)』とは訳すると『反逆』を意味します。なんだか物騒なネーミングですが、もちろん暴力的な意味ではなく『自由に行動する』という思いが込められているそうです。そんなレブル250の主要諸元はこの様になっています。ピックアップしたのは現行モデルのものです。
〈エンジン〉
・型式:MC49E
・種類:単気筒 4ストローク 4バルブ DOHCエンジン
・冷却方式:水冷
・排気量:249cc
・燃料供給方式:フューエルインジェクション
・内径(シリンダーボア):76mm
・行程(ピストンストローク):55mm
・最高出力/回転数:19kW(26ps)/9500rpm
・最大トルク/回転数:22N•m(2.2kgf•m)/7750rpm
・始動方式:セルフスターター式
・エンジン潤滑方式:ウェットサンプ
・変速機:リターン式6段変速
・使用燃料:レギュラーガソリン
〈寸法〉
・全長:2205mm
・全幅:820mm
・全高:1090mm
・ホイールベース:1490mm
・最低地上高:150mm
・シート高:690mm
・車両重量:170kg
・最小回転半径:2.8m
・乗車定員:2名
・燃料タンク容量:11L
・タイヤサイズ(前):130/90−16
・タイヤサイズ(後):150/80−16
〈燃料消費率〉
・WMTCモード値:34.1km/L
・満タン時航続距離(概算):511.5km
〈構造〉
・フレーム型式:ダイヤモンド
・懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)
・懸架方式(後):スイングアーム式
・ブレーキ方式(前):油圧式ディスク
・ブレーキ方式(後):油圧式ディスク
・動力伝達方式:チェーン
250ccと言ってもやはりアメリカンバイク。ボディの寸法は2205mm×820mm×1090mmと、同クラスネイキッドバイクよりもひと回り大きい印象です。その反面車両重量は170kgと軽量級というスペック。この車格をどうしたらそんなに軽量化できるの?と思わず首を傾げそうになりますが、やはり樹脂パーツの多用やダイヤモンドフレームによる恩恵が大きいのでしょう。しかし決してチープな印象はなく、軽量化はしてあるものの視覚的な重厚感はアメリカンバイクそのものです。
【クルージングが楽しくなる走行性能】
最高出力26psというエンジンスペックに物足りなさを感じるとは思いますが侮る事なかれ、水冷4ストロークDOHCエンジンは高回転域ではスムーズな加速と単気筒らしいトルクフルな走りを魅せてくれます。レブルのエンジンはまさにクルーザーバイクとしては十分な能力でしょう。
また単気筒らしい鼓動感と小気味の良いサウンドは聴覚的にもクルージングを盛り上げてくれます。エンジン本体から滲み出るメカノイズも心地良く耳に届き、停車時のアイドリングも見事に至高の時間に変えてくれます。この感覚はまさにアメリカンバイクのそれだと思いませんか?エンジンフィーリングに関してもしっかり往年のアメリカンバイクを彷彿とさせてくれるのは、ホンダらしいバイク作りの信念が感じられます。
シート高690mmと足つき性能も良く、サスペンションに関しても41φというワイドピッチなフロントフォークにローマウントされたリアのツインショックには窒素ガスを封入したダンパーユニットを採用するなど、屈強な足回りとなっています。これによって安定した走行性能が得られ、ライダーは快適なクルージングを過ごす事が出来ます。
この様にエンジンや足回りの性能に関しては一切妥協もなく、その排気量の少なさを忘れてしまうほどです。レブル250は250ccという排気量を深く考えさせられる一台となっています。
【無骨なスタイリング】
新型レブル250が何故そこまで人気が出たのか?もちろん兼ねてからの根強いレブルファンが復活に歓喜し盛り上がったのも理由のひとつですが、先代のレブルを知らない新規のファンも増えた様です。新たに人気が出た理由がやはりそのスタイリングです。私の周りでもこの新型レブルの無骨な外観に惚れて購入を検討している人は多数いました。そう、新型レブルはめちゃくちゃカッコ良いんです。
サイドビューはアメリカンバイクらしい、いわゆる三角形デザインとなっておりシルエットだけでもそのカッコ良さが滲み出てきています。フレームの型式は軽量化に適したダイヤモンドフレームを採用。先代のレブルはセミダブルクレードルフレームだったのでこれはかなりの変化です。ましてやアメリカンバイクにはあまり採用されないフレーム構造なのですが、スイングアームやリアサスペンションの絶妙な組み合わせで、見事なアメリカンバイクシルエットを作り上げています。
燃料タンクは無骨なスタイリングにマッチした、まるでスポーツバイクの様なデザインが採用されています。タンクのサイド部分にはホンダウイングのエンブレムがさりげなく飾られています。シートはメインシートとタンデムシートはセパレートタイプとなっており、カスタムライクな印象となっています。
タイヤサイズも16インチの小径ホイールのファットタイヤを採用し、フェンダーはチョップしたかの様なショートタイプが装着されています。
ハンドルはローアンドワイドなタイプのハンドルが採用されており、アメリカンらしいゆったりとしたライディングポジションとなっています。
全体的にブラックアウトされた車体は引き締まった印象に加えて、重厚感も演出してくれます。先代とは打って変わって男らしい硬派なボバースタイルが目を引くレブル250が、デザインで一目惚れされるのも頷けます。
【レブルの本体価格は?】
新型レブル250のメーカー希望小売価格はスタンダードモデルで税込み599,500円となっています。250ccにしてはプレミアムな価格となっていますが、その価格に見合った性能と外観デザインと言えます。
中古車もチラホラ出ている様ですが、やはり人気車種という事もあって走行距離にもよりますが、55万円前後と著しい値落ちは見られません。
【ニューエイジアメリカン『レブル』の今後】
アメリカンバイクに新たな旋風を巻き起こしたホンダの新型レブルシリーズ。今回ご紹介したのは250ccでしたが、予算やライフスタイルやツーリングスタイルによって排気量を選択できるのもその魅力でしょう。
どのモデルも人気に衰えを知らず、メキメキと販売台数を伸ばしている様です。今後のレブルシリーズの進化にも注目です。もともとカスタムライクな外観のレブルですが、メーカーカスタムで特別仕様車を増やしてくれると尚、嬉しいですね。ちょっとあざといかも知れませんがカフェスタイルなんかも良いかも知れませんね。
250ccにしては割高な価格設定ですが、レブル250にそれ以上の価値を見出せた方は納得の金額では無いでしょうか。やはり維持のしやすさ、とっつきやすさが小排気量バイクの魅力でもありますからね。興味がある方は、是非とも実車を見てみると良いでしょう。
以上、ホンダ『新型レブル250』のご紹介でした。
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再メッキ前
カワサキ750RS(Z2)
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再メッキ前 | 再メッキ後 |
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板金前の凹み | 板金後→再メッキ |
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