軽快なミニアメリカン!ホンダ『JAZZ』

史上最鏡を手に入れろバナー ホンダ『JAZZ』

画像参照元…ホンダ公式ページ

軽やかな原付アメリカンバイク『ジャズ(JAZZ)』
最近は50ccバイク、いわゆる原付バイク(原付一種)も手軽で魅力的だなー・・・なんて思ったりします。もちろん大きなバイクも楽しいし魅力はたくさんあるのですが、原付バイクの手軽さや維持のしやすさは時折バイク好きに対して『物欲の発作』を発症させる魔力を持ったカテゴリのひとつだと思います。

もちろん私もその発作を度々発症し、時折面白そうな原付バイクを見ては物欲を抑えるのに必死な日々を送っています。それほど原付バイクというのは無条件で人を魅了するのです。

メインとしてはもちろん、サブとしても非常に人気が高い原付バイク。各メーカー工夫を凝らし遊び心の効いたモデルを数多く輩出しています。そんな中でも非常に個性的でしかもバイクを持つという所有欲を満たしてくれる原付バイクがあるのをご存知でしょうか。

今回ご紹介するのは、数ある原付バイクの中でも強烈な個性とプレミア感を持った一台、ホンダ『ジャズ(JAZZ)』をご紹介します。

ホンダ『ジャズ』が初めて登場したのは1986年4月。ホンダの誇る原付バイクの代表格であるスーパーカブ50と同様のエンジンを搭載したバイクです。

ジャズの最大の魅力と言えばその外観です。50ccという極めて小さな排気量では有りますが、その排気量の小ささを感じさせないどっしりとしたアメリカンスタイルが特徴的です。

しかもよくよく見ればかなり贅沢な仕様で、小さいからと言って全く侮れない本格的な作りになっているのもとても魅力的です。貫禄のある見た目ですが、原付バイクの武器である軽やかさとコンパクトさも有り、まさにそれまでの原付バイクの常識を覆した所有感をしっかりと満たしてくれる一台となっています。

車名の『ジャズ(JAZZ)』の名前の由来は、文字通り軽快な音楽『JAZZ』から命名されています。まるで音符を弾く様な軽快なサウンドと、古めかしい雰囲気の外観はまさに古くから人々を楽しませてきた音楽『JAZZ』に通ずるものを感じます。

その軽快さは性別・年代を問わず様々なユーザー層から人気が有り、アメリカンバイクらしいロー&ロングなスタイリングによる600mmのシート高と、最小回転半径2.1mという小回りの利く車体はビギナーや女性にも優しい仕様となっていました。また遊び心の効いた外観は、手練れのベテランライダーにとっても魅力的に見え、セカンドバイクとしても人気が有りました。

それではホンダの個性的な原付バイク『ジャズ』の魅力についてたっぷりと語っていきたいと思います!

ジャズの主要諸元(1986年式)

車体型式

  • 型式:A−AC09

エンジン

  • 型式:AC09E
  • 種類:単気筒4ストロークSOHC
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:49cc
  • 燃料供給方式:キャブレター
  • 内径(シリンダーボア):39mm
  • 行程(ピストンストローク):41.4mm
  • 圧縮比:10
  • 最高出力/回転数:4ps/7500rpm
  • 最大トルク/回転数:0.43kgf•m/6000rpm
  • 使用燃料:レギュラーガソリン
  • 始動方式:キックスターター式
  • 点火方式:C.D.I.式
  • プラグ型式:CR6HSA
  • 潤滑方式:ウェットサンプ
  • エンジンオイル全容量:0.8L
  • 変速機:リターン式4速MT
  • 操作方式:フットシフト

寸法

  • 全長:1986mm
  • 全幅:775mm
  • 全高:995mm
  • ホイールベース:1325mm
  • シート高:600mm
  • 車両重量:83kg
  • タイヤサイズ(前):2.50−16
  • タイヤサイズ(後):4.50−12
  • タイヤタイプ:チューブ/バイアス

性能

  • 乗車定員:1名
  • 最小回転半径:2.1m
  • 燃料タンク容量:6L
  • 燃料消費率:110.5km/L

構造

  • フレーム型式:ダブルクレードル
  • 動力伝達方式:チェーン
  • キャスター角:34°
  • 懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)
  • 懸架方式(後):スイングアーム式
  • ブレーキ(前):機械式リーディングトレーリング
  • ブレーキ(後):機械式リーディングトレーリング

チョッパーライクなスタイリング

ジャズは一目で分かるアメリカンな外観をしています。50ccバイクにアメリカンの組み合わせが合うのかと疑問を抱きそうですが、その車体の小ささとスリムさを活かしたチョッパーライクなスタイリングが非常に魅力的です。

まるでカスタマイズしたかの様な仕上がりは、語弊があるかも知れませんがB級チョッパーの様な雰囲気も醸し出しています。

大きく寝かせられたキャスター角によりロー&ロングのアメリカンらしいシルエットを表現。フロントホイールはスポークタイプ、リヤホイールにはディッシュホイールという前後でホイールの仕様を変えるという面白い足回りとなっています。また、リヤショックにはメッキ加工が施されたフルカバータイプのサスペンションを装着し、重厚感もある見た目です。

ヘッドライトは小さなベイツタイプが採用され、ハンドルは大きく反り上がったアップハンドルを装着しています。メーターは小ぶりなスピードメーターのみで、インジケーターランプはトップブリッジに埋め込みタイプとなっています。

チョッパーテイストが強く小ぶりなパーツチョイスが多い印象ですが、どれもメッキ加工を施した贅沢な仕様となっています。もちろんサイド部分に装着されたバッテリーボックスも惜しみなくメッキ加工を施すという拘り様です。

ホンダの50ccアメリカンバイクと言えばマグナ50も非常に人気ですが、マグナ50は少しドラッグレーサー的な印象で、上手くジャズと住み分けが出来ている様です。

ちなみに1987年にフラットハンドルを装着したモデルも登場しており、同じジャズでも全く違った雰囲気となっています。アップハンドルのジャズもイイですが、ナローなフラットハンドルのジャズもまたイイ感じです。

本格的なフレーム

私がジャズに対して一番「おっ!」となったのはフレームです。小さな車体に採用されたのはダブルクレードルフレーム。本格的なアメリカンバイクに多いダウンチューブを2本設けた剛性も有り見た目の迫力もあるフレームです。

この二又に別れたダウンチューブから除くエンジンが堪らなくカッコイイ見た目で、小さいながらも所有欲を満たしてくれる、まさに原付バイクらしからぬ珠玉の一台です。

クラシカルなフューエルタンク

ジャズに装着されているのはクラシカルなティアドロップタイプのタンク。容量は6Lと非常に小ぶりですが、110.5km/Lという驚異の低燃費。カブ譲りのエンジンのおかげで満タン時の航続距離は660km(カタログスペック)超えています。日々の通勤通学で重宝するのはもちろんの事、原付バイクではあまり無いかも知れませんがロングツーリングでも給油無しで往復できそうです。

タンクのサイド部分のデザインですが1986−1987年モデルはオールドウイングのデカールが貼られていましたが、それ以降はオリジナルのJAZZロゴが飾られています。また年式によっては単色だけではなく、アメリカンバイクらしいツートンカラーも有ります。

どっしりと座れるシート

ジャズには非常に厚みのあるシートが採用されています。まさにアメリカンバイクらしいどっしりと座れるソロシートもジャズの魅力とも言えるでしょう。デザインもクラシカルで、古いもの好きな目の肥えたライダーも満足のシートでは無いでしょうか。

チョッパー感を強める為に薄いソロシートへカスタムするのも良さそうですが、純正のシートも細い車体とちゃんとマッチしているのでそのままでも十分カッコイイのでは無いでしょうか。

アメリカンバイクらしいふかふかのちょっとラグジュアリーな乗り心地も体感してみたくなりますね。どっしりとシートに座っていればスピードを出さなくても(そもそも50ccなのでスピードは出せないですが・・・)のんびりとしたツーリングも楽しめそうですね。

シーシーバー風のナンバーステー

ファットボブタイプのリヤフェンダーにはナンバーステーが装着されていますが、そのナンバーステーのデザインはまさにアメリカンバイクらしいシーシーバー風のものとなっています。

主張こそ少なめなシーシーバーですが、こう言ったさりげない遊び心もジャズの面白いところです。見れば見るほど新しい発見がある、飽きのこない素敵なバイクですね。

ジャズを美しく保つには!?

以上、ホンダの軽快すぎるアメリカンバイク『ジャズ』のご紹介でした。1986年から1997年まで販売されていた事から、人気のあったロングセラーバイクであることは分かると思います。非常に遊び心のある原付バイクで、今見てもかなり魅力的な一台では無いでしょうか。

チョッパーテイストのかなり個性的な一台なので、他人とは被りたくない!!という個性重視の方へは強くオススメしたいバイクです。最近では高年式で綺麗な個体だと中古相場も30万円を超えている様なので、今後も価格の高騰する可能性も有り得ます。

そしてジャズの様な絶版車を愛車に選ぶなら気を付けたいのが外装を美しく保つ為のメンテナンスでしょう。エンジンだけではなく塗装やメッキパーツにも小まめなメンテナンスがとても重要です。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

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クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

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クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

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