ホンダ・HONDA『FTR223』元祖トラッカースタイルバイク!

史上最鏡を手に入れろバナーHONDA『FTR223』

画像参照元…ホンダ公式ページ

【一世を風靡したデュアルパーパスモデルFTR223】
みなさんこんにちは!季節も春めいてきてまさにバイクシーズン到来です!バイク好きの方はもちろん、これからバイクに乗りたいって方もウズウズし出す季節ですね。今回はビギナーからベテランまで気兼ねなく乗れる一台、ホンダ『FTR223』をご紹介したいと思います!

FTR223は2000年9月に発売されたデュアルパーパスモデルのバイクです。言わばオンもオフも行けるという汎用性の高いバイクの事を指します。2000年代はバイクシーンにおいてはストリートバイクの全盛期とも言え、ホンダFTR223以外にもカワサキの250TR、スズキのST250、ヤマハのTW225など各メーカーもミドルクラスストリートバイクの製造販売に力を注いでいた年代でも有ります。

FTR223はその中でもトラッカースタイルの硬派な位置付けで、本格派な競技バイクの様な外観が特徴的です。直接的なライバル車はヤマハのTW225と言われており、当時最も人気が高かったTW225に勝るとも劣らないほどでした。

ホンダのFTR223、ヤマハのTW225この2大巨塔によって巻きおこされたのがトラッカーバイクブームです。道を選ばない様なスタイリングとファッションバイクとしての特製も兼ね備えたこのトラッカーバイクは当時としても非常に人気のあるカテゴリーでした。

しかしFTR223とTW225がキャラクターが完全に被っているかと言えばそんな事は全くなく、トラッカースタイルのデュアルパーパスモデルという以外ではFTRはスリムで競技バイクの様な硬派なデザインである事から上手くファンを獲得出来たとも言えます。

今でこそ絶版車となってしまったFTR223ですが、2016年に製造終了してからも一部のファンやビギナーからも愛されており今でも中古市場においては一定の人気を保っているバイクでも有ります。特に現在はバイクブームだけではなく、アウトドアブーム・オフロードバイクブームでも有りますので、FTR223は特に注目されているバイクとも言えます。

中古相場においては現在、最終型で40万円前後と、ジワジワとその価値を上げている様に感じます。

FTRシリーズとは

意外と知らないFTRシリーズの全貌について簡単に解説します。FTRには実は今回ご紹介する223cc以外に250ccエンジン搭載のFTR250が存在していました。このFTR250がFTRシリーズの最初のモデルで有り、初めて登場したのが1986年と既に35年以上も前になります。

当時からFTR250もFTR223と同じ様に本格的なトラッカースタイルで、その外観を見ればFTR223が如何にそのデザインを踏襲しているかが分かります。違いと言えば排気量とヘッドライトの形状(250は角型で223は丸型)程度で素人目にはほぼ見分けが付かないほどの再現性です。

車名にあるFTRとは『Flat Track Racer(フラット・トラック・レーサー)』の頭文字を取った略称で、その名前からしてFTRがトラッカーバイクである事が分かります。

先代のFTR250は単気筒エンジンを搭載しており、やはりこのパワーユニットもFTR223で同様に採用されています。スリムな車体にトルクフルな単気筒エンジンという組み合わせはある意味FTRシリーズの魅力のひとつで有り、シンプルな仕組みが数多くのライダーに好まれた点でも有ります。

また前述にもある通り、FTRシリーズの直接的なライバルはヤマハのTWシリーズ。このTWシリーズの市場を奪う為に満を持して送り出されたのがこのFTR223だと言われています。

FTR223の主要諸元(2007年式モデル)

車体型式

  • 型式:JBK−MC34

エンジン

  • 型式:MD33E
  • 種類:単気筒4ストロークOHC
  • バルブ数/気筒:2バルブ
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:223cc
  • 燃料供給方式:キャブレター
  • 内径(シリンダーボア):65.5mm
  • 行程(ピストンストローク):66.2mm
  • 圧縮比:9
  • 最高出力/回転数:16kW(16ps)/7000rpm
  • 最大トルク/回転数:18N•m(1.8kgf•m)/5500rpm
  • 使用燃料:レギュラーガソリン
  • 始動方式:セルフスターター
  • 点火方式:C.D.I.式
  • 潤滑方式:ウェットサンプ
  • エンジンオイル全容量:1.2L
  • 変速機:リターン式5段変速
  • 操作方式:フットシフト

寸法

  • 全長:2080mm
  • 全幅:910mm
  • 全高:1115mm
  • ホイールベース:1395mm
  • 最低地上高:175mm
  • シート高:780mm
  • 車両重量:128kg
  • タイヤサイズ(前):120/90−18
  • タイヤサイズ(後):120/90−18
  • タイヤタイプ:バイアス/チューブタイヤ

性能

  • 乗車定員:2名
  • 最小回転半径:2m
  • 燃料タンク容量:7.2L
  • 60km/h走行時燃費:43.0km/L
  • 満タン時航続距離:309.6km

構造

  • フレーム型式:セミダブルクレードル
  • 動力伝達方式:チェーン
  • キャスター角:25°45’
  • 懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)
  • 懸架方式(後):スイングアーム式
  • リアサスペンション本数:1本
  • ブレーキ(前):油圧式ディスク
  • ブレーキ(後):機械式リーディングトレーリング

洒落たトラッカースタイル

既にご紹介の通りFTR223は本格的な競技バイクの様な外観で有りながらも、ストリートバイクらしいスタイリッシュな一面も持ち合わせています。

1980年代トラックレーサーを彷彿とさせるクラシカルな雰囲気もまたFTR223の魅力とも言えるでしょう。バイクらしい硬派なストリートバイクとして非常に完成度の高い一台とも言えます。

ここまで純度の高いトラッカースタイルだとカスタムを施す余地もなさそうに思えますが、カスタムベースとしても人気を誇っています。そのカスタムの振り幅は広く、素材の良さを活かしたライトカスタムから攻めたチョッパーカスタムまで柔軟に変身できる優秀なバイクです。

小ぶりなフューエルタンク

ガソリン容量7.2Lの小ぶりなタンクは先代のFTR250から踏襲された角ばったデザインがそのまま採用されています。カラーバリエーションについては2000年の発売当初はトリコロールカラーのみでしたが、マイナーチェンジ毎に単色系や特別色が都度追加されています。

2007年モデルチェンジ時に追加されたボニーブルーは今でこそ流行りそうな、いわゆる『くすみカラー』です。ストリートバイクが故に多彩なカラーバリエーションでユーザーを良い意味で悩ませていました。

スマートなシート

シートは薄型フラットシートが採用されています。こちらもタンクカラーに合わせてブラックカラーやブラウンカラー、ツートンカラーなどバリエーションが豊富です。

リアに向かってシュッと尖った形状もトラッカーらしい軽快なイメージを強めます。スタイリッシュではあるものの、やはり見た目の薄さ通りロングツーリング向きでは有りませんが、スリムな車体との相性は抜群です。

トラッカースタイルに欠かせないゼッケンサイドカバー

サイドカバーはまさにトラッカーバイクというに相応しいゼッケンプレート型のカバーが装着されています。リアタイヤの1/4を覆うほどの大きなゼッケンプレートの存在感は抜群です。もちろんゼッケン部分はブランクになっている為、自分の好きな数字をナンバリングが可能です。

ちなみにこのゼッケンプレートはトリコロールカラーのみに装着されている為、このゼッケンプレートも希少パーツとなっています。その他のカラーバリエーションでは小ぶりなサイドカバーが採用されており、ストリートバイクとしては後者が人気ですが、やはりトラッカースタイルを追求するならゼッケンプレートがカッコよく見えますね。

シンプルなエンジン造形

FTR223はその名前の通り、223cc単気筒エンジンを搭載しています。ボアストローク65.5×66.2mm、最高出力16ps/7000rpm、最大トルク18N•m/5500rpmと控えめなエンジンスペックですが、単気筒らしい軽快なサウンドと歯切れの良いフィーリングも魅力のひとつです。

エンジン造形についても非常にシンプルで、スリムな車体に収まった小ぶりなエンジンがまたFTR223の軽快な走りに還元されている様です。

マフラーはアップマフラーでは無いものの、車高が高く設定されている為、ちょっとやそっとの起伏では地面との干渉の心配はなさそうです。

FTR223のお手入れの注意点は!?

以上、ホンダのトラッカーバイク『FTR223』のご紹介でした。ストリートバイクとしても人気が高く、一世を風靡したFTR223。現在でも多くのファンから支持され、ベテランからビギナーまで幅広い世代と層から愛されている一台です。

現在では既に絶版車となっており、新車購入は不可能になってしまいましたが中古市場での球数は割りかし多めです。そしてこの様な絶版車を所有するにあたって気を付けたいのが外装のコンディションです。パーツもデッドストックになっていく中で、やはりオリジナルパーツは大事に綺麗に維持していきたいものです。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキング003

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

サビトリキング画像

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