画像参照元…ホンダ公式ページ
CBシリーズの異端児『EARA(エアラ)/CB750A』
1977年4月、ホンダが自動二輪車の領域に革命をもたらしました。その名は「EARA(エアラ)/CB750A」。CB750シリーズの一員として登場したこのモデルは、従来の概念を覆す斬新なデザインと先進的な技術で注目を集めました。
エアラの最も顕著な特徴は、ホンダ伝統のネイキッドスタイルのバイクで有りながら2速オートマチックトランスミッションの採用でした。シビックやアコードなどホンダ製四輪車にも搭載されたホンダマチックの技術を二輪車に応用するというもの。
乗り手は☆(スター)レンジに入れることで快適なツーリングを可能にしました。長距離走行に最適なモデルとして高い評価を受けました。
車名である「EARA(エアラ)」という名前は、「ERA(時代)」と「Automatic(オートマチック)」の「A」を組み合わせた造語です。エンジン始動方式はセルフとキックの併用式。エンジンの冷却方式も空冷と最新技術と伝統機構の混在が面白い一台です。
当時、二輪車にはAT限定免許がなく通常の大型二輪免許が必要でしたが、現在ではAT限定の大型二輪免許で運転が可能。AT免許で乗れる数少ない旧車のひとつです。
エアラは単なるバイクにとどまらず、その背後にはホンダの先見性と革新が息づいていました。エアラが開拓した新たな時代は、今日まで続いているとも言えます。
目次
EARA 主要諸元
型式 | CB750A |
---|---|
エンジン種類 | 4ストローク 直列4気筒 SOHC |
エンジン冷却方式 | 空冷 |
排気量 | 736cc |
シリンダーボア | 61mm |
ピストンストローク | 63mm |
圧縮比 | 7.7:1 |
最高出力/回転数 | 47ps/7500rpm |
最大トルク/回転数 | 5kgf•m/6000rpm |
燃料供給方式 | キャブレター |
エンジン始動方式 | セルフ・キック式 |
トランスミッション | 自動変速 |
全長 | 2260mm |
全幅 | 855mm |
全高 | 1230mm |
ホイールベース | 1475mm |
最低地上高 | 150mm |
車両重量 | 262kg |
燃料タンク容量 | 19L |
乗車定員 | 2名 |
駆動方式 | チェーンドライブ |
フレーム型式 | ダブルクレードルフレーム |
ブレーキ(前) | ディスク |
ブレーキ(後) | ドラム式 |
タイヤ(前) | 3.50-19 |
タイヤ(後) | 4.50-17 |
EARAの外観の魅力
当時としては初となるオートマチックトランスミッションを搭載したEARA。変速を自動でしてくれる飛び道具的存在かの様に思えますが、CB750の外観と機能美を踏襲した外観を見れば、ホンダ製のオーセンティックなオートバイであることは一目瞭然です。
流線型のフューエルタンクのサイド部分には鋭角なプレスラインが施された独特なデザイン。シートは緩やかな段付きシートを採用。
ハンドルは大きくプルバックしたアップハンドルを装着し、ゆったりとしたライディングポジションに。オートマのシームレスな走行に掛け合わせた優雅なライディングが可能です。
そしてやはり特筆すべきはエンジン造形。一見してトラディショナルなホンダ空冷4発ですがステップ横にあるトランスミッションの存在感も相当なモノです。
ホンダ空冷のアイデンティティを貫きながらも革新的な技術を取り入れたEARAは長いバイクの歴史においても特質的な存在であることは明らかです。
EARAのメッキパーツを史上”最鏡”に!
メッキパーツが多用されていることで引き締まった印象も受けるEARA。ヘッドライトリムやステムカバー、マフラーの表面にはもちろんのこと、タンク・シートに至るまでメッキのモールが施されるという贅沢な仕様です。
これらのメッキパーツはEARAを美しく飾る重要なパーツであることは間違い有りません。だからこそメッキパーツのお手入れには十分注意が必要になります。
塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護材にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキパーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。