画像参照元…ホンダ公式ページ
欧州向けシビックタイプR
かつてホンダは欧州仕様のシビックタイプRを導入していました。マニュファクチャー&アッセンブリー拠点は主に英国で2007−2012年の間、欧州にて販売されており日本では『シビック タイプR ユーロ』として2009年モデルをわずか2010台のみ販売されました。
『CIVIC(シビック)』とは英語で『市民の』という意味が有り、古くから市民の暮らしや嗜好に寄り添ったまさにホンダが誇る大衆車の代表格です。一時期はホンダのフラグシップモデルとしてラインナップされており、セダン・ハッチバッククーペ・バンと様々なボディタイプが展開されていました。
今回ご紹介するシビックタイプRユーロは3ドアのハッチバッククーペスタイル。その中でもスポーツグレードにのみ与えられる『タイプR』の名を関したホンダが誇る本格派のスポーツカーとなっています。
ロー&コンパクトなスポーツスタイルは見た目だけで軽快さを感じ、すぐにでも走り出したくなる様な車好きの心を程よくくすぐってきます。
目次
タイプRは車好きのロマン
ホンダが常に最上位スポーツモデルに与え続けた『TypeR(タイプR)』。エンジン・ブレーキシステム・サスペンション・ボディの軽量化&剛性アップなど、とにかく走りに特化したスポーツパッケージとなっており、同じ車種でも『タイプR』の名がついているだけで全く違った仕様となっています。
主にこのタイプRの名が与えられたホンダ車はNSX・インテグラ・シビック・アコードです。どれもホンダを代表する名車揃いでそれぞれタイプR仕様は人気を誇りました。
特にシビックタイプRは漫画『頭文字D』でも登場し作中で壮絶な名レース展開を見せ、その認知度と人気をより高いものにしたのです。よってマシンとしての性能だけではなく、ネームバリューも魅力的な一台となっています。ある意味、人気ブランドと言える『タイプR』はロマンと夢が詰め込まれています。
満を持して『タイプR』の名を与えられた事で、欧州でのニーズに応えながらもホンダスポーツモデルの拘りを全面に出した『シビック タイプRユーロ』はまさにジャパニーズスポーツの魂の宿った唯一無二のスポーツカーと言えます。
シビックタイプRユーロの主要諸元
車体型式
- 型式:ABA−FN2
エンジン
- 型式:K20A
- 種類:直列4気筒DOHC i−VTEC
- 冷却方式:水冷
- 総排気量:1998cc
- 燃料供給方式:ホンダPGM−FI(電子制御燃料噴射式)
- 内径(シリンダーボア):86.0mm
- 行程(ピストンストローク):86.0mm
- 圧縮比:11.0
- 最高出力/回転数:148kW(201ps)/7800rpm
- 最大トルク/回転数:193N•m(19.7kgf•m)/5600rpm
- 使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
- トランスミッション:6速MT
寸法
- 全長:4270mm
- 全幅:1785mm
- 全高:1445mm
- ホイールベース:2635mm
- 最低地上高:125mm
- 車両重量:1320kg
- トレッド(前):1505mm
- トレッド(後):1530mm
- タイヤサイズ(前/後):225/40R18
性能
- 乗車定員:4名
- 最小回転半径:5.6m
- 燃料タンク容量:50L
- JC08モード燃料消費率:10.8km/L
- 10•15モード燃料消費率:11.6km/L
構造
- ボディタイプ:ハッチバック
- ドア数:3ドア
- ステアリング方式:ラック&ピニオン式
- スタビライザー形式:トーションバー式
- 駆動方式:FF
- 懸架方式(前):マクファーソンストラット式
- 懸架方式(後):トーションビーム式
- ブレーキ(前):油圧式ベンチレーテッドディスク
- ブレーキ(後):油圧式ディスク
洗練されたコンパクトスポーツ
欧州車と言えばデザイン性に優れたカーメーカーが揃い踏みです。特にフォルクスワーゲン やアウディといった大衆車からコンパクトスポーツモデルを手掛けるメーカーも多く、シビックタイプRユーロにとっても非常に苦しい戦いを強いられる環境とも言えます。
しかし、シビックタイプRユーロはそれらのコンパクトスポーツと肩を並べるほどの秀逸なデザイン性と、日本生まれらしい凛々しい顔つきで他とは一線を画すオリジナリティ溢れる外観を持っています。
ボディタイプは3ドアのハッチバッククーペとなっており、これは国産のシビックタイプRから踏襲されているのが分かります。緩やかなボディラインはシンプルで有りながらも弾丸の様なフォルムで、スピード感溢れるデザインとなっています。フロントからリヤまでのアプローチは一切の段差がなく、気持ちが良いくらいシンプルです。
ドアからリヤフェンダーまでシャープでくっきりとしたプレスラインが目を引き、流麗なボディと対照的な印象を受けます。左右のメッキ加工が施されたドアハンドルが装着されており、ボディ左側にある給油口カバーにはスポーティーなガーニッシュが加飾されています。
欧州で販売するには車としての性能だけではなく、高級感もある程度求められる為、シビックらしいやり過ぎない贅沢がセンス良く折り込まれています。
最低地上高は125mmでスポーツモデルらしいロースタイル。ボディ全周にはスポイラーが装着されスペックの数値以上に低く感じます。
続いてフロントフェイスはスッキリしたフラットな顔つきとなっています。シャープなヘッドライトとグリルが一体化した様なV字デザインとなっており、鋭い目つきはスポーツカーらしい獲物を狙う攻撃的な印象も受けます。グリルセンター部分にはレッドバッジ『H』エンブレムが装着されています。またトライアングル型のフォグランプも特徴的です。
リヤビューはフロントと同じ様なデザイン。流麗なハッチバックスタイルですが、自然に流れる様なフォルムに、大きく傾いたリヤウインドウを分断するかの様に装着された大きなリヤスポイラーがかなりの存在感を放っています。
フロントに負けない迫力のリヤビューもシビックタイプRユーロの魅力のひとつです。国内仕様ではあまり見られない洒落たデザインは周囲の目を引きます。
快適で軽快な乗り心地
搭載エンジンは1998cc直列4気筒DOHC i−VTEC。ボアストロークは86×86mm、最高出力は201ps/7800rpm、最大トルクは193N•m/5600rpm。トルクのある走り出しとスムーズな加速は高速からワインディングまで軽快な走りを見せてくれます。
懸架方式はフロント・マクファーソンストラット式、リヤ・トーションビーム式を採用しています。タイプRの名を冠してはいるものの、マイルドな乗り心地で快適さえ感じるほどです。日本とは違い、細かな凹凸が続く石畳や小さなロータリーが多い欧州の道路事情に順応すべく、サスペンションを柔らかくした事がこの乗り心地に寄与している様です。
もちろん過剰なロールを抑えるバンプラバーも装着されていますが、意外にもコンフォートな乗り心地で両極端な二面性を持ち合わせています。
お洒落な内装
シビックタイプRユーロの内装はまさにスポーツカー思想に沿ったデザインとなっています。タイプRらしいレッドとブラックを基調とした内装はドライバーの闘争心を掻き立てるようです。
運転席と助手席は『TYPE R』の刺繍が入れられたレカロタイプのシートが採用されています。ブラックカラーのスウェード生地にレッドのステッチの組み合わせは高級感を醸し出しています。また、パンチングレザーのステアリングは質感への拘りを感じられます。
トランスミッションは6速MTとなっており、シフトノブの近くにはシリアルナンバープレートを装着。より特別なクルマであることを演出し、オーナーの所有欲を満たしてくれます。
愛車をいつまでも美しく!
以上、ホンダ『シビック タイプR ユーロ』のご紹介でした。既に生産は終了しており、国内販売もわずか2010台のみの導入というかなりレアなクルマでは有り、欧州仕様で有りながらもタイプRとしてのロマンの詰まった一台となっています。コンパクトカーが流行している現代でも、かなり魅力的に見えるのではないでしょうか?
欧州導入によって洗練されたシビックタイプRユーロは唯一無二の存在と言えます。そんなオーナーにとって特別な一台となるシビックタイプRユーロを美しく保つには、やはり塗装やメッキパーツのコーティングやお手入れが重要になってきます。
もちろん、塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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