HONDA・ホンダ『CB1100』ファイナルエディション! 空冷ビッグマシンは伝説となる。

史上最鏡を手に入れろバナーホンダ CB1100

画像参照元…ホンダ公式ページ

空冷大型バイク『CB1100』生産終了

世界屈指のバイクメーカーであるホンダ。そんなホンダのフラッグシップマシンには『CB』の名が冠されており、世界中のライダーを魅了してきました。今回ご紹介するのは2021年10月の発売されたファイナルエディションを最後にその歴史に幕を閉じる事となった『CB1100』です。

生産終了の大きな理由は平成32年に制定されたガス規制規制の強化。対応の期日が2022年の10月までに迫ったこの規制に対し、ホンダは規制非対応のCB1100を生産終了するとういう苦渋の選択を下す事となったのです。『空冷大型バイク』の最後の砦として踏ん張ってきたCB1100でさえも新たなる規制には立ち向かわず、その生涯を終える結果となったのです。

ホンダのラインナップでも人気モデルであり、ホンダ車としての魅力がふんだんに詰まったCB1100生産終了のアナウンスは瞬く間にファンを驚愕させました。それと同時にファイナルエディションは予定していた販売計画を大幅に上回る予約が殺到し、予定していた2021年10月8日〜11月30日までの約50日間ほどの予約期間に対し、販売開始から僅か17日後の10月25日に予約受注が終了しました。

CB1100はホンダのスタンダードモデルとして純度100%のホンダ車として2010年に発売されたバイク。(以前は海外モデルのCB1100Fもありました)その究極の引き算によって生まれたシンプルな外装は、国境・性別・年齢を超えて長く愛されるモデルとして人気を博してきました。

『純粋にバイクと楽しむ』事に全振りした様なCB1100と言えば、市販の国産車の中でもかなり希少となってきた空冷の大型バイク。その拘りこそがCB1100のアイデンティティであり、唯一無二の魅力とも言えます。ホンダが古くから守ってきたCBのDNAを引き継いできたCB1100は約11年もの間、基本的なコンセプトを一切崩さずより究極体へとなるべく年々ブラッシュアップされ続けました。

デザインはシンプルでありながら、ETCやグリップヒーターの装備と言ったロングツアラーとしての機能も充実しており、初代CB1100においてはアップハンドル仕様の『TYPEⅠ』とローハンドル仕様の『TYPEⅡ』などが設定されていました。

カスタムベースにしても映える癖の無いシンプルな車体は、カフェレーサースタイルや往年のCB750を彷彿とさせる様なカスタムを施すなど、主にビンテージ志向なカスタムが特に人気な様です。その古き良き時代のスタイリングを現代に蘇らせた様なCB1100は、昔と今を繋げるバイク界の語部(かたりべ)の様な存在とも言えます。

それではホンダ『CB1100』ファイナルエディションの魅力についてたっぷりと語っていきたいと思います。

CB1100の主要諸元

CB1100ファイナルエディションは1600台の期間限定・台数限定販売です。予約開始から僅か17日で販売計画を達成したその『瞬殺ぶり』には驚愕してしまいますね。長年愛されてきたCB1100ですから当然と言えば当然の様に思います。

CB1100の主要諸元は以下の様になっています。今回ピックアップしたのはCB1100EXのものです。

車両型式

  • 型式:2BL−SC65

エンジン

  • 型式:SC65E
  • 種類:直列4気筒 4ストローク DOHC
  • 気筒あたりのバルブ数:4バルブ
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:1140cc
  • 燃料供給方式:フューエルインジェクション
  • 内径(シリンダーボア):73.5mm
  • 行程(ピストンストローク):67.2mm
  • 最高出力/回転数:66kW(90ps)/7500rpm
  • 最大トルク/回転数:91N•m(9.3kgf•m)/5500rpm
  • 使用燃料:レギュラーガソリン
  • 始動方式:セルフスターター式
  • 潤滑方式:ウェットサンプ式
  • 変速機:リターン式6段変速

寸法

  • 全長:2200mm
  • 全幅:830mm
  • 全高:1490mm
  • ホイールベース:1490mm
  • 最低地上高:135mm
  • シート高:780mm
  • 車両重量:255kg
  • 最小回転半径:2.7m
  • タンク容量:16L
  • タイヤサイズ(前):110/80R18
  • タイヤサイズ(後):140/70R18

燃料消費率

  • 60km/h走行時:31.3km/L
  • 満タン時航続距離(概算):500.8km

構造

  • フレーム型式:ダブルクレードル
  • 動力伝達方式:チェーン
  • 懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)
  • 懸架方式(後):スイングアーム式
  • ブレーキ(前):油圧式ダブルディスク
  • ブレーキ(後):油圧式ディスク

トラディショナルスタイルな外観

目まぐるしく変化していく時代の中でも、CB1100はまるで静観するかの様に一切スタイリングを崩さないトラディショナルな外装をしています。ネオクラシックと言えばそれで終わりかも知れませんが、極端に往年の名車のオマージュではなく昔を思い出させてくれる様な懐古的な印象さえ受けます。やはり今まで培ってきた技術と積み上げてきた歴史の大きさがそうさせるのかも知れません。

初代CB1100はCB750を彷彿とさせる角ばったタンクが特徴的でしたが、ファイナルエディションとなったCB1100のタンクは曲線を積極的に用いいたより洗練されたデザインのものへとなっています。特に大き膨らんだサイド部分とシェイプされたニーグリップポジションが大きな変化点となっており、その隆起が生み出す陰影が印象的なコントラストを生み出し、サイドビューに立体感を出してくれています。ヘッドライトは丸目一灯のシンプルなものが装着されており、その顔つきはまさに名車『CB』そのもの。

メーターも古めかしいアナログの2連メーター。文字盤の癖のない見やすいデザインとなっていますが、中央には時刻・ODO・燃料計などのデジタルメーターがさりげなく配されています。シートデザインもクラシカルな見た目のシンプルなダブルシートが採用されており、乗り心地を確保しながらもスリムなシートの形状は、まさに旧車の様な赴きさえ感じます。マフラーは2in1の左右2本出しマフラー。太いサイレンサーは横から見た景観だけではなくリアからの眺めにも迫力を与えてくれています。

CB1100自体がヨーロピアンテイストなマシンであり、ファイナルエディションにしてより洗練されたデザインはシンプルでありながらスタイリッシュさに加え、荘厳な雰囲気さえ漂わせています。

ちなみにファイナルエディションには燃料タンクに『Final Edition』の文字が飾られている様です。

高潔たるCB1100EX

CB1100には2つのモデルが存在しています。まずはスタンダードな外観のCB1100EX。メッキパーツを多用した煌びやかな見た目で、最もCBらしいCBと言えるデザインとなっています。

タンクカラーは二種類で、鮮やかで美しい発色と深みのあるキャンディークロモスフィアレッドと、重厚感のあるダークネスブラックメタリックが準備されています。そのカラーをベースにシルバーとグレーのコンビストライプが施されており、流麗なタンクのデザインをより強調してくれています。

足回りを見てみると、ライディングの要であるタイヤに装着されているのはクラシカルなスポークホイール。伝統的なデザインにマッチしたホイールがよりクラシカルな雰囲気に拍車をかけています。

シンプルでありながらも洗練されたデザインのCB1100EXは最も人気のあるモデルで、2010年発売の初代からこのスタイリングは踏襲され続けています。ホンダのバイクのニュースタンダードとして定着したこのスタイリングは、まさに究極のオートバイと言わんばかりの無駄のない美しい外観となっています。

スポーティなCB1100RS

CB1100RSは言わばCB1100のスポーツモデルで、単純に外装の雰囲気を変えただけでなく性能的にも精度を上げた仕様となっています。ホイールを17インチキャストホイールに換装。ハンドルもローハンドルが装着されており、より攻撃的なライディングポジション。

キャスター角に関してもEXの27°度に対してRSは26°度へ、トレール量は114mmから99mmに変更された事によって素早いコーナリングを実現をしてくれます。

カラーリングに関してはシックな雰囲気のマットジーンズメタリックと、まるでCB400Fourを思い出させてくれる様な目の覚める様な赤が印象的なマグナレッドの2種類。

ブラック塗装されたエンジンとコンパクト化した車体が引き締まった印象となっており、まさにCB1100のスポーツモデルとして相応しい外観となっています。

迫力の空冷直4エンジン

CB1100の最大の特徴であり、魅力である1100cc空冷直列4気筒エンジン。野太いトルクフルな走り出しと、スムーズで加速性。高回転域の伸びのあるエンジンはバイク本来の楽しさを思い出させてくれます。

迫力のある直4エンジンかた伸びるエキゾーストパイプの存在感もなかなかなもので、造形の美しさも相まっていつまでも眺めていられる様な、まさに伝統工芸品に近い感覚さえ感じます。

マフラーから吐き出させるのは厚みのあるジェントルなサウンド。エキパイを二重管にする事で変色を抑制するなど、外観の美しさえも配慮してくれています。

造形・サウンド・性能において妥協のない作りのCB1100のエンジンはまさにホンダの集大成とも言える後世に伝えるべく発明とも言えます。この完成度の高いエンジンも最後と思うとなんだか寂しくなりますね。

語り継がれるCB1100の伝説

悲しくも最後の時を迎える事となったCB1100。空冷エンジンであることを貫いたこのマシンは、時代の流れに逆らわずその生涯を華やかに終えようとしています。

最後まで多くのファンを魅了したCB1100は今後もバイク史に大きな爪痕を残し、伝説となるかも知れません。以上ホンダ『CB1100』ファイナルエディションのご紹介でした。

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

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初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

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