アメリカンスタイルCB『ホンダ・750カスタム エクスクルーシブ』

史上最鏡を手に入れろバナーホンダ・750カスタム エクスクルーシブ

画像参照元…ホンダ公式ページ

重厚感のあるアメリカン『750カスタム エクスクルーシブ』

バイクが気持ち良くなってきたシーズン。梅雨前にたっぷり乗っておきたい今日この頃です。ロングツーリングやキャンプツーリングなど様々なバイクレジャーを楽しむにはやはり大型クルーザーやアドベンチャーバイクが主流でしょう。特にアメリカンバイクはいつの時代でも王道として確固たる地位を築いています。アメリカンバイクと言えばハーレーが一番に頭に浮かぶ思いますが、日本国産のアメリカンバイクも実は名車揃いなのです。

今回はそんな国産アメリカンバイクの中でも一際異彩を放つホンダ『750カスタム エクスクルーシブ(750CUSTOM EXCLUSIVE)』をご紹介します。車名を聞いてもあまりピンとは来ないかも知れませんが、この750カスタム エクスクルーシブはホンダのフラグシップモデルでもあるCB750からの派生車です。CB750カスタムは聞いたことがあるかと思いますが、エクスクルーシブの方はかなり知名度も低く知らない人の方が多いと思います。

CBの文字は冠していないものの、CBらしい乗り味はそのままにアメリカンスタイルに換装されたスタイリングはまさに一点モノの様な不思議な魅力を放っています。ホンダのバイクでは通例ですが、車名に『カスタム』と付けられたモデルはアメリカンバイクを指します。

既にCB750カスタムというモデルは存在し、やはりそれもCB750をベースにしたアメリカンモデルでした。750カスタム エクスクルーシブは更に快適なツーリングを追い求めたモデルなのです。名前の『エクスクルーシブ(EXCLUSIVE))』もなんとなく豪華な特別仕様車の様な雰囲気の漂うネーミングです。

外観については後ほどたっぷり解説しますが、エクステリアもより豪華になり、重厚感もアップした特別な一台。知られざる魅力について語っていきたいと思います。

750カスタム エクスクルーシブの誕生

750カスタム エクスクルーシブ(以下エクスクルーシブ)は冒頭で言った通りCB750から派生したアメリカンスタイルのバイクです。厳密に言えばCB750Kの姉妹車になります。

エクスクルーシブは1980年6月に発売され、どっしりとした外観がアメリカンバイクらしい逞しさを感じます。エクステリアや足回りだけではなく、ボディカラーもツートンカラーを採用するなど視覚的な変化が楽しい一台で、CBとは思えないスタイルが魅力的です。

750カスタム エクスクルーシブの主要諸元

車体型式

  • 型式:RC04

エンジン

  • 型式:RC01E
  • 種類:直列4気筒4ストロークDOHC
  • バルブ数/気筒:4バルブ
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:748cc
  • 燃料供給方式:キャブレター
  • 内径(シリンダーボア):62mm
  • 行程(ピストンストローク):62mm
  • 圧縮比:9.2
  • 最高出力/回転数:65ps/9000rpm
  • 最大トルク/回転数:5.9kgf•m/7000rpm
  • 使用燃料:レギュラーガソリン
  • 始動方式:セルフスターター式
  • 点火方式:フルトランジスタ式
  • 潤滑方式:ウェットサンプ式
  • エンジンオイル全容量:4.5L
  • 変速機:リターン式5段変速
  • 操作方式:フットシフト

寸法

  • 全長:2290mm
  • 全幅:880mm
  • 全高:1195mm
  • ホイールベース:1540mm
  • 最低地上高:135mm
  • 車両重量:236kg
  • タイヤサイズ(前):110/90−19
  • タイヤサイズ(後):130/90−16
  • タイヤタイプ:チューブタイヤ/バイアス

性能

  • 乗車定員:2名
  • 最小回転半径:2.7m
  • 燃料タンク容量:16L
  • 燃料消費率:32.0km/L
  • 満タン時航続距離:512.0km

構造

  • フレーム型式:ダブルクレードル
  • 動力伝達方式:チェーン
  • キャスター角:29°45’
  • 懸架方式(前):テレスコピックフォーク式(正立)
  • 懸架方式(後):スイングアーム式
  • リアサスペンション本数:2本
  • ブレーキ(前):油圧式ダブルディスク
  • ブレーキ(後):油圧式ディスク

CBのDNAを受け継いだ本格派クルーザー

CBのDNAをダイレクトに受け継いだエクスクルーシブ。搭載エンジンはCB750と同じ748cc空冷直列4気筒4ストロークDOHCが採用されています。

ボアストロークは62×62mm、圧縮比は1:9.2、最高出力は65ps/9000rpm、最大トルクは5.9kgf•m/7000rpmの高回転型で、CBらしい良く回るエンジンとなっています。空冷4発の大型エンジンの存在感も相当なもので、タンクからはみ出たエンジンは迫力満点。マフラーも左右4本出しという攻めのデザインとなっています。

アメリカンバイクでありながらも走りに拘ったそのスペックはまさに『ホンダ流儀』が光る特別な一台の様にも感じます。決して邪道ではなく、ホンダらしさがふんだんに折り込まれたエクスクルーシブはマニアックなバイクでありながらも名車と呼ぶに相応しいのではないでしょうか。

CBの雰囲気をしっかりと残しつつアメリカンカスタムが施されたエクスクルーシブ。ショートサスペンションや、低めのシート、大きく寝かせられた29°45’のキャスター角で
ロー&ロングスタイルを実現し、シルエットだけでもアメリカンバイクであることが十分に伝わってきます。ツアラーとしてもポテンシャルが高く、積載性を拡張するためにオプションでハードケースを装着することも可能でした。左右とリア部分にハードケースを装着したバガースタイルもしっくりくるデザインとなっています。

メッキパーツを多用しているのも大きなポイントです。繊細で煌びやかなパーツはまさに絢爛豪華なアメリカンバイクに仕上げるには持ってこいで、走っても見ても楽しい所有欲を十分に満たしてくれるバイクです。

カスタムライクなスリムなタンク

エクスクルーシブに装着された燃料タンクは容量16Lと十分ですが大きな車体との組み合わせではスリムに見える大きさとなっています。

タンク形状もアメリカンバイクらしい曲線の印象的なティアドロップタイプ。タンク後方は大きくえぐれ、ニーグリップのしやすい細工がされているあたりもホンダらしさを感じます。

タンクカラーのバリエーションは2種類です。シルバーベースにブラックとブラックベースにシルバーのシンプルなツートンカラーです。シックな配色に鮮やかなレッドのラインが差し色で入れられており、タンクのサイド部分にはゴールドカラーのホンダオールドウイングのエンブレムが誇らしげに飾ってあります。

ちなみにサイドカバーも同様のカラーリングが施されており、『750CUSTOM EXCLUSIVE』のオリジナルエンブレムが。細かな造形は目の肥えたライダーを満足させてくれます。

豪快な段付きシート

シートは大きく段差のついた段付きシートが採用されています。メイン部分が低く、タンデム部分が大きく盛り上がったまさにアメリカンと言ったデザインのシートです。シートカラーはライトブラウンとなっており、シックなボディカラーと相性は抜群です。

シートのサイド部分にはメッキモールが張り巡らされるなど、嬉しい細工が。シートのリア部分をグルッと囲むように装着されたグラブバーにはサイドバッグも装着が可能です。

ゆったりポジションのプルバックハンドル

ハンドルはチョッパーライクなプルバックハンドルが採用されています。ワイド&ハイな形状の為、ゆったりでありながらも豪快なライディングポジションに誘ってくれます。

コックピットに目を向けると、スピードとタコの丸型の2連メーターが装着されています。その間には各インジケーターランプ類が並んでいるという充実のメーター周り。スピードメーターの最高速度表示は180km/h、タコメーターのレッドゾーンは10000rpm以上となっています。メーターケースはもちろんメッキ加工が施されており、見応えのある景観です。

拘りの足回り

エクスクルーシブは足回りにも拘りが見られます。フロントは19インチ、リアは16インチのアメリカンバイクの黄金比とも言える組み合わせを採用。ホイールには星型のアルミニウム製コムスターが装着されており、ボディカラーとリンクするかのようなシルバーとブラック塗装が施されています。

ブレーキシステムはフロントは油圧式ダブルディスクとリアは油圧式シングルディスク。乾燥重量236kgのファットなボディを制御するには十分なブレーキ性能を誇ります。

750カスタム エクスクルーシブを美しく維持するには

以上、ホンダ『750カスタム エクスクルーシブ』のご紹介でした。CB系のバイクでは非常にマニアックかつレアなバイクですが、その魅力は少しでも伝わったでしょうか。中古市場においても球数が絶望的に少ないので、上玉に出会えればかなりラッキーです。

中古相場ですが、現在のところ高騰の兆しはあまり見られずレアな旧車にしては手頃な90万円前後となっています。興味がある方は是非ともチェックしてみては如何でしょうか。

この様なレアな旧車を所有する時に気を付けたいのが、やはり外装コンディションの維持でしょう。オリジナルパーツやペイントなどは美しく保っていたいものです。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキング003

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

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