本格派小型スポーツ!『ホンダ1964年式・S600』通称エスロクを徹底解説!

史上最鏡を手に入れろバナーホンダ1964年式・S600

画像参照元…ホンダ公式ページ

ホンダ渾身の小型スポーツS600 通称『エスロク』
みなさんこんにちは!今回は、かつてホンダが製造販売をしていた1964年式『S600』についてご紹介致します!Sシリーズはホンダのスポーツカーモデルに冠される名称で、直近ではS2000やS660といった本格派スポーツカーモデルが有名です。

そんなSシリーズの原点とも言えるS600ももちろんのこと秀逸なスポーティなデザインのスペシャルティカーとして登場しました。

Sシリーズの誕生は遡ること1962年で、最初に作られたのはS360という小型スポーツカーでした。しかしこれは残念ながら市販化までは実現されずプロトタイプのみという悲しい運命を辿りました。当時のモーターショーにコンセプトカーとして登場したものの閉幕後には廃車処理される事になった幻のクルマでも有ります。

その後、S360で培ったノウハウを基にS500が1963年に小型オープンカーとして登場。こちらは市販化が実現した事で、実質的なSシリーズの初代とも言えます。

今回スポットライトを当てたのはそのS500の後継車である『S600』。外観は開放感とスポーティなS500のコンセプトをそのままに踏襲。小型ながらも造形に拘ったその完成度の高さは見る者を誘惑します。クラシックカー・軽自動車規格・オープンカーというクルマ好きの心を上手くくすぐってくる要素を全て兼ね備えた様なまさに理想の一台。ボディタイプはオープンタイプとクーペタイプが存在しますが、今回はオープンタイプのS600についてじっくりと解説していきます。

当時の新車販売価格は50万9000円で現代の価値にして大体450万〜500万円程度でしょうか。その価値を見ても当時としてもかなりプレミアムな一台である事が分かります。現在の中古相場ですが、かなり球数が少なく希少性の高いのでその殆どが要応談という価格設定。かなりプレミアがついているのも伺い知れます。もはや博物館レベルといっても過言ではないでしょう。

ちなみにS600は通称『エスロク』

S600の主要諸元(1964年式オープンタイプ)

エンジン

  • 型式:AS285E型
  • 種類:直列4気筒 4ストローク DOHC
  • 冷却方式:水冷
  • 総排気量:606cc
  • 燃料供給方式:キャブレター
  • 内径(シリンダーボア):54.5mm
  • 行程(ピストンストローク):65mm
  • 最高出力/回転数:57ps/8500rpm
  • 最大トルク/回転数:5.2kgf•m/5500rpm
  • 使用燃料:レギュラーガソリン
  • トランスミッション:4速MT

寸法

  • 全長:3300mm
  • 全幅:1400mm
  • 全高:1200mm
  • ホイールベース:2000mm
  • 最低地上高:mm
  • 車両重量:kg
  • タイヤサイズ:5.20−13 4PR

性能

  • 乗車定員:2名

構造

  • ボディタイプ:オープン
  • ドア数:2枚
  • 駆動方式:FR
  • 懸架方式(前):ダブルウィッシュボーントーションバー
  • 懸架方式(後):トレーリングアームコイル

クラシックスポーツの魅力満載な外観

S500を含め、S600はスポーツカーらしいロースタイルと趣のあるクラシックな外観が特徴的です。時代を越えた現代でも見る者を魅了する美しい外観はまさに芸術品とも言えます。

そのシンプルで有りながらもありきたりでは無いオリジナリティ溢れるデザインは、当時『バイクバカ』『フォーミュラバカ』(褒め言葉)のイメージが強かったホンダでしたが、『クルマも本気で作るよ』と言わんばかりにそのイメージをガラリと変えるモノでした。またスポーティなシルエットだけではなく、メッキパーツを多用した煌びやかな装飾も魅力のひとつで、スペシャルティカーに相応しい特別感溢れるS600は他メーカーとは一線を画します。

ボンネットからテール部分にかけて張り巡らせたメッキガーニッシュはボディにメリハリを与えて、より引き締まった印象。もちろんドアノブにもメッキパーツを使用し、細部に渡って拘りを感じます。

フェンダーミラーは当時としては普遍的だったラウンドタイプの小型ミラーが採用。視認性は見た目通りですが、やはりクラシックカーとしての雰囲気を醸すのに十分な存在感とも言えます。タイヤは5.20−13 4PRを装着。星型のホイールが採用されており、こちらにもメッキ加工が施された鏡面のキャップが取り付けられています。

当時は赤のボディカラーは御法度だった!?

S600のボディカラーは目の覚める様な真紅となっており、『真っ赤なスポーツカー』の代名詞とも言える強烈な印象を与えてくれます。今となってはポピュラーなカラーリングのひとつですが、実は1950年代までは市販車のボディカラーに赤や白を用いるのは法律上、御法度とされていたのです。

今では信じられない規制ですが、それにはきちんとした理由が有ります。それは警察車両や消防車など緊急車両に赤と白が用いられていた為、紛らわしいというもの。新車販売はもちろん自家塗装でもこの法律は適用されていた為、巷では赤と白の市販車は存在しませんでした。しかしこの法律も1960年代には撤廃されました。

その撤廃の裏に実はS600の先代であるS500があったと言われています。軽自動車規格のSシリーズはその車体の小ささから存在感が薄くなってしまう為、ホンダは存在を目立たせるべくボディカラーに赤を採用したかったそうです。

当時の担当者がそれを実現するべく何度も運輸省と交渉を重ねた結果がこの真っ赤なSシリーズと言われています。理想とするクルマの為に法律まで変えてしまったこのSシリーズの存在は、現在の自由なカラーリング設定に大きく貢献したのです。

ホンダらしい愛着の湧くフロントデザイン

ホンダは古くから大衆車を中心に数多くのクルマを世に輩出してきました。そのユーザーのライフスタイルに寄り添ったメーカーが作ったスポーツカーこそがS600です。

前述にもある通りバイクやF1で培った技術と知識を詰め込んだ珠玉の一台ですが、そのフロントデザインはまさにホンダらしい愛着が湧きやすい顔つきとなっています。

ヘッドライトはシンプルな丸目タイプを採用。そのヘッドライトレンズの下にはまるで『目の隈』の様なスモールライトが装備されており、ヘッドライトと共にメッキのフレームで飾られています。

大きなフロントバンパーと細かい格子状のデザインのフロントグリルは存在感抜群で、やはりこれらもメッキ加工が施されているという贅沢な仕様です。グリルの両脇には丸型のウインカーが装着されており、極めてシンプルでレーシーな印象を受けます。

ボンネットはフロント側にヒンジが取り付けられている為、前方向に開くギミックとなっています。こういった非凡な仕様もまたS600が特別なクルマである事を現しています。

開放感溢れるオープンカー

S600は小柄な車体をしていますが、開放感溢れるオープンカー仕様である為その小ささを忘れるほどです。やはりオープンカーはいつの時代もクルマ好きの憧れの的で有り、一度は乗ってみたいとは誰もが思うかも知れません。更にそれがクラシックカーとなるとその価値は格段に上がります。

また、S600の真紅のボディと黒い幌が相性抜群で、クローズ状態でも見応えのある外観となっています。

優れた走行性能

S600に搭載された水冷直列4気筒DOHCエンジンは最高出力57ps/8500rpmの高回転型で、最高速度は約145km/hとなっています。このエンジンもS500から引き継がれたエンジンをボアアップしたもので、ホンダのバイクやF1マシンのエンジン設計の技術がふんだんに注ぎ込まれた本気度の強い作りとなっています。

4ストロークDOHCエンジンに取り付けられた燃料供給装置は4蓮のキャブレターとなっており、この組み合わせは日本国内においても珍しいものだったそうです。

現代の軽自動車規格の660ccよりも更に低い606ccという排気量ながらも力技で最高出力の底上げをしたS600は、小型スポーツを忘れるほどパワフルな走りを見せてくれたそうです。デザイン性だけではなくクルマの要となる走行性能にも拘ったS600は、スポーツカーの歴史に大きくその爪痕を残したのです。

スポーティな内装

内装にも心躍る拘りが随所に散りばめられています。ヘッドレストを用いないシートはオープン時にスッキリとしたシルエットを実現。ステアリングは細いT字ブリッジのシンプルなデザインが採用されており、センターにはホンダの『H』を模したクラシックエンブレムが飾られています。

そこから除くメーターにはアルミパネルが嵌め込まれ、オーナーを『その気』にさせる様なコックピット。また、各所に配置されたスイッチにはトグルスイッチがチョイスされ、まるで007に登場するボンドカーの様なメカメカしい雰囲気を醸し出しています。

レア車だからこそ綺麗に維持したい!

以上、ホンダの本格派小型スポーツ、エスロクこと『S600』のご紹介でした。非常にレアで趣のあるクラシックスポーツは時代を越えた現代でも魅力が満載です。

この様なクラシックカーで注意したいのが、やはり外装コンディションの維持でしょう。せっかくの美しいボディをいつまでも綺麗に維持したいのはオーナーならば必ず願うことです。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

愛車はどのKING?

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クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑

フロントグリルにもメッキング

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング画像

メッキング愛用者の声

「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。

ヴェルファイアにメッキング

メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!

新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!

メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。

拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!

使用車種ヴェルファイアG's N様

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

1.
メッキング重ね塗布1回目

2.
メッキング重ね塗布2回目

3.
重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

  • 見た目重視の場合は薄く
  • 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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