日野トラック話題の安全性能から、メッキパーツをキレイに維持する方法まで

日野自動車トラック画像

画像参照元・・日野自動車株式会社

「メッキパーツがキレイな日野のトラックに乗りたい」と憧れている人も多いのではないでしょうか?
現在では国内におけるカーシェア率も、いすゞ自動車と肩を並べていると言っても過言ではないです。

私は関東で(1都3県を中心に)トラックドライバーをしていますが、プロフィア・レンジャー・デュトロを見かける機会は多く、日に日に増している印象を受けています。

皆に愛され活躍している日野のトラックは、そのスタイルの良さも魅力の1つではないでしょうか?
実際に乗っている方も「自慢の1台」だと思っているでしょう。

そんな日野のトラックは、ECO排ガス規制やインターネットの普及により、時代とともに進化を遂げています。2017年には、プロフィア・レンジャーはフルモデルチェンジをして、より安全面や環境に力を入れ成長しているのです。

ところで、日野のトラックの安全機能といえば「PCS」や「スキャニングクルーズ」などがありますが、どのような構造なのかご存知ですか?
知ってそうで知らない方や、いまいち説明出来ない方もいるのではないでしょうか?

この記事では、日野トラックの新しい安全機能を「ドライバー目線」でわかりやすく解説していきます。
そして記事の後半では、トラックのメッキパーツを傷やサビから守り、キレイに持続する方法の紹介です。

トラックドライバーとして一読してみて下さい。

日野トラックの安全性能

日野自動車の歴史はとても長く、2020年には創業110周年を迎えています。

110年前の世界歴史といえば、タイタニック沈没(1914年)や第一次世界大戦(1914~1918年)があった時代です。

当時の日野自動車は、東京瓦斯電気工業という会社でガスや電気器具の生産をしていました。

1918年に政府による「軍用自動車補助法」のもと、日本では初めてとなるトラック(軍用保護自動車)を製造しています。

その後、合併や分裂を繰り返し1946年に「日野産業」と改称しセミトレーラートラック「T11B+T25型」の発売を始めたのです。

そして現在、インターネットの普及や半導体市場の成長に拍車がかかり、トラックはさらに進化を遂げています。

日野自動車の安全性能には、

● PCS(プリクラッシュセーフティー)
● スキャニングクルーズ
● 車両ふらつき警報
● 車線逸脱警報
などがあり、トラックを重大事故から守っているのです。
日野のトラックには他にも安全性能が多数ありますが、今回はこの4つを抜粋して紹介していきます。

安全性能①PCS(プリクラッシュセーフティー)

まず1つ目は、衝突防止システムであるPCS(プリクラッシュセーフティー)です。

PCSとは、トヨタ自動車の登録商標で、トラックの運転席に取り付けたカメラとバンパーに付属したミリ波レーダーにより前方の障害を感知し自動ブレーキを促すシステムになります。

カメラでは反応しづらい夜間や悪天候時でも、ミリ波レーダーを使うことにより前方の障害物をしっかりキャッチし危険を感知して警告音でドライバーに通知が可能です。

さらに緊急の場合には、警告音に加え自動ブレーキが作動し重大事故を未然に防いでくれます。

もちろんPCSは完璧に作動するわけではなく、あくまで補助システムとしての機能ですが、実際に乗った感想としては、障害物への反応がとても良く「おぉ!すごい」の一声が出るほどでした。

なお、PCSが作動した時は運送会社のパソコンにデータが送信されて、その管理にも役立てられています。

送られたデータをまとめ上手に活用することで、地域別の危険箇所が特定されたり、渋滞発生場所リストの作成などにも役立てられるでしょう。

技術の進歩によりこんなにも事故へのリスクが減り、安心できるようになりました。

安全性能②スキャニングクルーズ

2つ目の安全性能は、スキャニングクルーズです。
スキャニングクルーズには、ⅡとⅢがあり数が増えるごとに性能が進化しています。

主な性能としては、高速道路の運転中に速度を一定に保つオートクルーズ機能に加え、ミリ波レーダーを利用し前方の車両との車間距離を取るシステムです。

例えば、時速80kmで走行中、前方に時速70km車両が現れた時、ドライバーがブレーキをかけることなく時速70kmで走行、さらに車間距離を保ちつつ追走してくれるシステムになります。

特に、長距離運転をしているトラックドライバーには、高速運転時のアクセル操作が減り体の負担を軽減できるのです。

さらに衝突の危険を察知した時には、PCSが作動し車両を緊急停止して重大事故を未然に防いでくれます。

そして、スキャニングクルーズⅢでは、高速道路だけではなく幹線道路などの速度帯でも使用可能です。

例えば、時速60kmで設定し走行中、前方の車両が赤信号で停車した時には、車間距離をしっかり保ちつつ停車します。

さらに、信号が青になり前の車両が発進した時は、ハンドルのボタン操作かアクセルを1度踏み直せばリスタートできてしまうのです。

渋滞してノロノロ運転になってしまった時には、クラッチやアクセル操作による足の負担がなくなりドライバーにとっては助かる機能になっていますね。

安全性能③車両ふらつき警報

続いて3つ目は、車両ふらつき警報についてです。

この機能は、時速60km以上の走行時に、舵角センサーがハンドル操作のふらつき具合を感知した際に「ドライバーに休憩」の提案(指示)を促すシステムになります。

高速道路を走行中は、集中力がなくなると大変危険で大事故に繋がりかねません。
しかし高速道路の運転は単調で、長い距離を走るトラックドライバーは気付かぬうちに無理が生じてしまいます。

国土交通省でも自動車運送事業者に対し、トラックドライバーが高速道路を運転する際、過労防止対策の一つとして「2時間以上走行時には10分以上の休憩」をとらせるように指示が出されているのです。

実際にトラックドライバーであれば経験があると思いますが、1・2時間ほど高速道路の運転をしていると「集中力が低下」していることに気が付きますよね?

しかし無理をしてしまうのが人間の悪い癖であり、年齢を重ねるごとに無理をしがちになってしまいます。

そこで、ハンドルに付けられた舵角センサーがドライバーの疲労時に起こる微量の操作のブレを察知して、危険レベルに到達した時点で運転者に「休憩の提案」をお知らせしてくれるのです。

警告音の周波数は、高齢者でも聞き取りやすい音域に設定してあり、誰にでも親切に安全を通知してくれます。

安全性能④車線逸脱警報

最後の4つ目は、車両逸脱警報についてです。

この機能は、走行時にウィンカーの操作がなく車線をはみ出しそうになった時に、運転席のパネル表示と警告音によりドライバーに衝突防止を通知するシステムになります。

運転席の画像センサーによる車線の識別で、作動条件は時速60km以上となっており主に高速道路の運転時に効果的です。

車両ふらつき警報と機能が似ておりますが、こちらの特徴としては警告音の出し方にあります。

例えば、ハンドルを右に切りトラックが右側の車線に近づいた時は、運転席側のスピーカーから警告音が鳴ります。
(ちなみに左側の車線の場合は、助手席側のスピーカーからです。)

警告音が鳴った方に危険が迫っていることが判断でき、感覚的にも分かりやすいシステムです。

高速道路や幹線道路での事故は、絶えることがありません。

事故のきっかけは、些細なことが多く「脇見運転」や「考え事」などいわゆるイージーミスであったりします。

車線逸脱警報が作動することで、ドライバーの注意力を促して未然に事故を減らすことができるはずです。

その他の取り組み

日野自動車だけではなく、ここ10年でトラックは劇的に進化を遂げています。

CO2削減のため各企業がエコに対し、エンジンのダウンサイジング化やハイブリッドシステムの開発など、トラックの進化はもはや安全性能だけではありません。

そして日野のトラックは、中身だけではなく外観にもこだわりを追求し、スタイリッシュで魅力的なトラックの製造を続けています。

そんな外観をさらに飾るパーツといえば、「メッキパーツ」といえるでしょう。

メッキパーツは昔も今もトラックとの相性が良く、いつの時代でも人気のパーツとしてたくさんの人に愛されています。

トラックメッキパーツを汚れから守るには?

綺麗なトラックを維持するために、洗車に力を入れている方も多いのではないでしょうか?

そんな中、「最近メッキパーツの汚れが落ちない」と、悩みがある人はいませんか。

メッキパーツに着いてしまった水垢やサビは、普通の洗車では落とすことができません。

そのような時は、メッキパーツ専用のサビ取り剤とコーティング剤の使用が有効です。

メッキパーツの汚れが落ちなくなるには理由があります。

トラックのメッキパーツは「クロームメッキ」という特殊な加工が施されていているのです。

クロームメッキの特徴として、表面は非常に硬く丈夫で、耐久性に優れていて傷が付きづらいところにあります。
そして汚れにも強く、腐食やサビからトラックを守ってくれるのです。

しかし、クロームメッキも完璧ではありません。

弱点として、表面のクロームメッキ層には、目では確認出来ないほどですが無数の穴があいています。

洗車時や雨などの水分が、クロームメッキ層にある無数の穴から入り込み、次第に侵食していってしまうのです。

侵食が進むと、クロームメッキ層の下地であるニッケル層が腐敗しサビを生じてしまいます。

このサビこそが「落ちない汚れ」の原因です。

サビは普段のシャンプー洗車では、落とすことは出来ません。

そこで、メッキ専用のサビ取り剤を使用することで、しっかり汚れを落とすことが可能です。

さらに、クロームメッキにはコーティング剤を使用することで、無数の穴を塞さぎ水垢汚れやサビからトラックを守ってくれます。

日野トラックメッキパーツの手入れにおススメ商品

トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング&サビトリキング愛用者の声

舟形バンパー

サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに

これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね

今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました

これから大掃除をお考えの皆様

今年の汚れ今年のうちにですね

http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html

静岡県 K様

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

  1. メッキング重ね塗布1回目
  2. メッキング重ね塗布2回目
  3. 重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

■見た目重視の場合は薄く

■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

メッキ加工の事ならNAKARAI

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トラックホイールメッキ

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メッキコーティングならMEKKING

ステンレスにもメッキングを強くおすすめします。

メッキング画像

 

メッキのサビ取りならSABITORIKKING

愛車のメッキ錆を綺麗に落とす方法&予防策【プロ解説】

サビトリキング画像

 

メッキング&サビトリキングを購入する

メッキの手入れは、メッキング&サビトリキングがおすすめです。

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メッキパーツの悩み相談なら

Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?

.黒ずみがとれません

A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。

詳しくは:メッキパーツ相談室まで

 

クロムメッキの事についてもっと知りたい方は

電気メッキイラスト図

装飾クロム参考画像・バイクカバー

詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る