『富士重工 ラビットジュニア S301』2023年卯年にぴったりなレトロスクーター

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画像参照元…Nostalgia-Cars

うさぎといえば富士重工 ラビットスクーター!
2023年の干支は卯年(うさぎどし)という事でNAKARAIはうさぎの様に飛躍していきますので今後ともよろしくお願い致します!今回は2023年の干支である”うさぎ年”に因んだバイクをご紹介します。そのバイクというのが『富士重工 ラビットジュニア S301』です!(厳密にいえば富士産業時代に発売されています)

ラビットスクーターといえば旧車好きの間では知らない人の方が少ない、イタリア・ベスパに並ぶレトロスクーターの代表格です。まさに”日本のスクーター”と言える趣のあるフォルムで、どこか野暮ったい雰囲気が逆に魅力的なレトロスクーターです。スチール製のボディに4ストロークないし2ストローク単気筒エンジンを搭載した堅牢性と重厚感のある一台です。

ラビットが登場したのは1946年の事です。1917年創設の中島飛行機株式会社が1945年に”富士産業株式会社”へと改名し、平和産業の一手として世に送り出したのがこの”ラビット”なのです。

中島飛行機時代に協力会社だった野村工業が日本に持ち込んだ『パウエル式スクーター』を模範としており、1946〜1947年でわずか20台のプロトタイプが製作され、1947年2月に市販モデル第一号となる135cc単気筒エンジン搭載のラビットS−1が発売されました。販売後は当時のニーズに応える為に90〜250ccまで幅広く排気量が設定されたモデル展開をしていました。

ラビットジュニアS301をご紹介

今回ピックアップしたのは1961年発売の『ラビットジュニア S301』。搭載エンジンは123cc空冷2ストロークエンジン。ボアストロークは52×58mm、圧縮比は6.5:1、最高出力は7.1ps/5800rpm、最大トルクは1.05kgf•m/4200rpm。ラビット125とも呼ばれる事もあります。

しっかりとした座面に風を防いでくれるフロントカウル、女性でも運転がしやすい様に配慮されたステップスルーなど、快適な乗り心地と操作性を持ったスクーターです。ラビットジュニアが発売された当時はホンダのスーパーカブも登場しており、凌ぎを削りあっていました。

車名である『ラビット(Rabbit)』の意味は文字通り『うさぎ』です。由来となったのは、外観が”うさぎっぽい”為、その名前が付けられたとされています。愛嬌のあるフォルムに合ったネーミングがしっくりきます。

バイク業界でも車名に”アニマルネーム”を採用する事は多く、バイクのイメージに合致した動物の名前が付けられると、そのバイクは一気に身近な存在の様に感じます。ラビットもまた”うさぎ”という愛嬌のある動物の名前を付けた事で、より親しみやすさが増しています。

残念ながらラビットスクーターは1968年に生産終了してしまいましたが、覚えやすいキャッチーなネーミングと独特なフォルム、そして現・SUBARUが富士重工時代に手掛けたレアなスクーターである為、レトロスクーターとしては知名度が高く、旧車好きなバイカーの中には熱狂的なファンがいるほどです。

ラビットジュニアの主要諸元

  • 車体型式:S301
  • エンジン型式:ES36A
  • 種類:2ストローク単気筒
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:123cc
  • 燃料供給方式:キャブレター
  • 内径(シリンダーボア):52mm
  • 行程(ピストンストローク):58mm
  • 圧縮比:6.5:1
  • 最高出力/回転数:7.1ps/5800rpm
  • 最大トルク/回転数:1.05kgf•m/4200rpm
  • 使用燃料:レギュラーガソリン
  • 全長:1840mm
  • 全幅:660mm
  • 全高:990mm
  • 車両重量:124kg
  • タイヤサイズ(前):3.50−10
  • タイヤサイズ(後):3.50−10

ラビットジュニアS301型の特徴

ラビットジュニアS301型はラビットスクーターシリーズの中でも晩年に登場したモデルで、洗練されたラビットとして定評があります。トランスミッションはハンドチェンジ式3速MTを採用していたのも特徴です。ラビットジュニアS301型には1961年〜発売のS301A型と、1964年〜発売のS301B型が存在します。主に吸気方式の改良による最高出力向上などが施されているのがS301B型です。

外観としては丸みを帯びた独特なフォルムが特徴的です。フロントカウルの前方のクチバシの様に尖った部分はフロントフェンダー。シンプルな丸目一灯のヘッドライトはグリルの様なデザインのメッキパーツで品よく飾られています。ヘッドライトの横に装備されたティアドロップ型のウインカーも個性的です。また、フロントカウルのエッジ部分はメッキのモールで飾られており、メリハリのあるフロントフェイスです。フロントフェンダー部分には『Rabbit junior』と洒落た筆記体で描かれたエンブレム。

フルカバーされたハンドルは短く程よい垂れ角。ハンドルの中央には半月型のスピードメーターがひとつだけポツンと装着されており、白い文字盤とシンプルなフォントの速度表示がなんともノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。ハンドルからぴょこんと伸びたミラーがそれこそ、うさぎの耳みたいで可愛らしく見えます。

曲線が特徴的なフロント部分に対し、シートからリヤにかけてはフラットなデザインです。サイドカバー部分にはラビットらしく、四肢を大きく伸ばして駆け出す脱兎のエンブレムが飾られています。タンデムシート下には収納スペースが装備されています。

テールデザインはキュッと窄んだ”うさぎっぽい”お尻。名前のイメージが先行しているせいもあるかも知れませんが後ろ姿はまさに、うさぎそのものです。

ステップ部分にはリヤブレーキペダルが取り付けられているのも、当時らしい装備です。スクーターバイクでありながら車っぽい操作性が面白いですね。

ボディは重厚感のあるスチール製ですが、しなやかな曲線が印象的なフロントのラビットジュニア。そのシルエットは現代のお洒落なスクーターに通ずるものを感じます。レトロ感がありつつ独創性のあるデザインはかなりの存在感を放っています。

愛車をいつまでも美しく!

以上、富士重工『ラビットジュニアS301』のご紹介でした!2023年の干支である”うさぎ”に因んだ縁起の良いレトロスクーターです。今でも根強い人気を誇っており、古めかしさがお洒落な雰囲気をより助長させています。また金属の塊の様な重厚感も魅力的です。

ラビットジュニアにはメッキパーツも多用されており、旧車が故にメッキパーツの劣化やサビなどにも注意していきたいところです。

もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・

車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。

それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。

またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。

愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。

愛車はどのKING?

KINGチャート05

3つのKING

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキング003

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

サビトリキング画像

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メッキの手入れは、メッキング&サビトリキングがおすすめです。

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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は

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