画像参照元…BigIron
フォード サンダーバード程コンセプトが大きく変化したアメ車は無いでしょう。
1955年のデビュー当時はシボレーコルベットの対抗車種として2シーターのオープンスポーツカーとして生産されました。
しかしいつの間にか4シーターのツーリングカーになったと思ったらハードトップラグジュアリークーペとしてボディーは大型化しフォードリンカーンコンチネンタルマークⅣの兄弟車になったりして。
そこからダウンサイジング等を経て一度は生産中止となりましたが2シータースポーツカーとして再度復活するなど数奇な運命を辿った珍しいアメ車です。
目次
フォードサンダーバードとは
フォードサンダーバードは先にもご紹介しましたが、デビュー時のコンセプトから大きく変わり様々な運命を辿ってきたアメ車になります。
デビュー当時は2シーターのオープンカーのみがラインナップされシボレーコルベットの対抗馬として販売されました。
この1955年デビューのモデルは小さめのオープンスポーツカーで今でも新鮮で女の子ウケも良い可愛らしいボディースタイルになっています。
コルベットC1を意識したモデルなのは一目瞭然な1950年代特有の愛らしい丸目フェイスでとっても魅力的なロードスターモデルです。
その後いつの間にか4人乗りになって屋根付きのハードトップモデルのツーリングカーに変わってパッセンジャーカーとして長い時期を過ごしたアメ車になります。
今回ご紹介する1978年フォードサンダーバードタウンランドゥも4シーターの2ドアモデル、所謂リンカーンコンチネンタルマークⅣ等と同じラグジュアリークーペになります。
この時代は多くのアメ車がフルモデルチェンジをしてその姿を大きく変えた時期でもあります。
この時代のアメ車は同じ名前の車でも少し年代が変わるだけで印象が大きく変わるイメージですね。
1950年代や1960年代もそれぞれの年式で特徴のあるフェイスなどを備えていてアメ車はこの辺りまで年式によってそれぞれの良さがある事がとても大きな魅力になりますよね!
同じ車種でも〇〇年式が最高だよね。イヤイヤ通は〇〇年でしょなんて話にも花が咲きます。
1978年フォードサンダーバードも前モデルと大きく変わり最大の魅力とも言っても良いのは前面のヘッドライトがコンシールドヘッドライトになったことですね。
日本車でよくあるリトラクタブルヒドゥン式のボンネットの上にパカッと開くタイプでは無く前に向いたまま(グリルの中などで)ぐるんと周ってヘッドライトが前向きに出てくるコンシールドヘッドライトになります。
リンカーン等でも採用されてラグジュアリー感が一層強まり高級感があるデザインとなっています。
ダウンサイジングされてもそれを感じさせないデザイン
フルモデルチェンジがおこなわれたフォード サンダーバードは前モデルからホイールベースは6インチ、全長で10インチほど小さくなりダウンサイジングされましたがそれを感じさせないビッグボディーのラグジュアリークーペとなっています。
コレも直線的なデザインとコンシールドヘッドライトの採用にリアクォーターの独特なデザイン故でしょう。
ダウンサイジングで前モデルよりスポティーなスポーツクーペとなるのかなと思いきや、今見ても大きくてちょっとイカつめなビッグラグジュアリークーペと印象を受ける事でしょう。
実際のサイズ以上のサイズ感のあるアメ車になります。
これはスクエアデザインのエッジが効いたデザインによるものが大きいです。
この為、実際に乗ると思ったよりも大きさを感じず運転のしやすいアメ車となっています。
大きな車に乗りたいけど、大きな車の運転は心配という人には最適なアメ車ではないでしょうか。
日本の狭い道路でも十分取り回しも良くダウンサイジングされたことを実感できる安心して乗ることの出来るアメ車です。
本当に乗った時に感じるサイズ感と見た目のギャップが大きいアメ車です。
エッジの効いたデザインとロングノーズのボディーは存在感抜群でイカつく更なるカスタムでラグジュアリーな高級路線からオラオラなイカつめカスタムなど好みに合わせてカスタム可能な日本の道路事情とカスタムに合ったアメ車です。
同じフォード系のリンカーンコンチネンタルマークⅤはマークⅣからのダウンサイジングは殆どおこなわれずサイズキープされたまま文字通りのビッグボディーによるラグジュアリークーペとなっています。
これはリンカーンコンチネンタルマークⅤのご紹介ページで詳しくお伝えしますがビッグボディーの2ドアモデルならではのビッグボディーアメ車ならではの体験ができる貴重なアメ車でもあります。
1978年フォードサンダーバードは主張激しめ
1978年フィードサンダーバードはリンカーンコンチネンタルと同様にコンシールドヘッドライトを採用してリンカーンっぽい高級車としての見た目でダウンサイジングされ運転しやすくなったラグジュアリークーペになっています。
先にもお伝えさせて頂きましたが、ダウンサイジングされても見た目のサイズ感は大きなままで各所にサンダーバードの雷鳥のエムブレムがちりばめられ主張の激しいアメ車となっています。
例えばコンシールドヘッドライトのライトがしまわれた状態の前面に大きめのエムブレムが左右両方に付いています。
このサンダーバードエムブレムがあるが故にリンカーンでは無いな感は出てしまいますが…私はサンダーバードだ!感たっぷりで主張激しめなアメ車は嫌いではない人は多いはずです。
リアのコンビネーションランプのテールアリアと部分にも大きなエムブレムが左右にドーンと付いています。
前からも後ろからもサンダーバードだぜ!と主張が激しいですね。
更にサイドにはサンダーバードタウンランドゥならではのアイテムとしてボディーサイドからルーフをまたいで反対側のサイドまで繋がっているアルミパネルこの部分にあるオペラウインドウにもサンダーバードのエムブレムが付いています。
更にこの部分にはTOWN LANDAU(タウンランドゥ)のロゴも一緒に付いています。
このタウンランドゥのロゴは他にもリアの中央のトランク中央切り欠きがある部分に大きめのロゴがあります。
直線的なエッジの効いたモールディングでコンビネーションランプを囲っている事によってエッジのっきたデザインになっている事がサイズ感を大きく見せ主張を激しくしているパーツでもありますね。
フロントのコンシールドヘッドライトの左側下部にもタウンランドゥのロゴがありタウンランドゥの特別感がある事とサンダーバードタウンランドゥであることの主張が激しめなのがうかがえますよね。
サンダーバードの本気加減がうかがえる好ポイントではないでしょうか。
高級車として充実の装備と存在感
現在の高級車に引けを取らない装備も充実しています。
フルパワー装備でパワーウインドウにパワーロックに6WAYパワーシート等々充実の快適装備はもちろんボディーと同色のジェイドカラーで統一されたインテリアは統一感と高級感を感じさせてくれます。
シートベルトも勿論ジェイドカラーになって更にダッシュボードやステアリングにシート、カーペット等々インテリア全てがジェイドカラー(翡翠色)になっていますのでこだわりはとても強い事が分かりますね。
この年代頃までのアメ車はエクステリアとインテリアのカラーマッチが当たり前といった感じさえ受けます。
今ではエクステリアとインテリアのカラーマッチを施し統一された車も勿論ありますがコスト面や安全性の観点からインテリアのカラーはほぼ決まっていますよね…
日本車ではありがちな樹脂パーツでグレーのインパネ類…味気ない感じがしてしまうのは私だけでしょうか。
確かにダッシュボードがボディーカラーと同じカラーの場合フロントガラスに反射して見難いカラーもありますが、経験上慣れてしまえば問題ないのでオシャレなマッチカラーは良いですよね。
しかも当時のボディーカラーとインテリアカラーのマッチカラーならなおさら最高ですよね。エンジンなど全てマッチしているコンディション抜群な車に出会えたら最高ですね!
1978年フォードサンダーバードはサングラスをかけている
1978年フォードサンダーバードタウンランドゥはまるでサングラスをかけているようなスタイルをしています。
コンシールドヘッドライトによって目が隠れている印象を受けます。
目(ヘッドライト)が隠れている為イカツイ感じにみえてボディーサイズも見た目よりも大きく見えるのかもしれませんね。
ボディーデザインも直線的なデザインで一見すると分からないのですが、よく見ると多くのピンストライプで装飾されているのです。
このピンストライプがある事でエッジデザインが強調されジェイドカラーのボディーがゴールドのピンストで引き締まって高級感とイカツさを両立させています。
モールディングも各箇所を囲むようにクロームメッキで装飾されています。
細かい芸当が随所に光る細部にまでこだわったラグジュアリーカーだという事が良く分かりますね。
伝統の継承と新しさの融合
1978年サンダーバードタウンランドゥは1966年型から続いているリアデザインをしっかりと継承していてリアスタイルだけでサンダーバードと分かるデザインとなっています。
とはいってもコンビネーションランプにデカデカとサンダーバードのエムブレムが描かれていますので、この雷鳥エムブレムで分かるかもですが…
この伝統的なリアデザインとは違いフロントマスクはコンシールドヘッドライトで異様さを感じさせています。
そして何と言ってもグリルやヘッドライトよりもせり出した両脇のフェンダー先端に配置された一見するとターンシグナルでは無くリビエラの様なヘッドライト?と見間違う縦型のクリスタル装飾されたフロントターンシグナル。
クリスタルカットされた事によってターンシグナル(ウインカー)としてのランプよりもシャンデリア的な装飾と思わせる作りはサスガといった感じです。
更に中央のグリルは中央がせり出たデザインのフロントグリルとなっていてこの年代のアメ車には多く採用されていました。
GMでもサメカマロやキャディラック等でも採用されていた流行りのグリルデザインですね。
日本の道路事情に合ったセッティングのラグジュアリークーペ
エンジンなどは流石ラグジュアリークーペといった感じでビッグブロックが搭載されています。
搭載されるエンジンはV型8気筒400cuinになります。
ただ、このビッグブロックはモパー等のビッグブロックとは違い低速重視の大人しい大人のクルージングを楽しむ様なセッティングのビッグブロックになっています。
圧縮比は8.0対1で最高出力は173hp@3800rpmのセッティングに最大トルクは326lbft@1600rpmとなっていてビッグブロックっぽさが無いと言えば無い大人しい乗りやすさ重視のスペックです。
暴力的な加速感はありませんがダウンサイジングと共にパワー面でも乗りやすさを重視したまさに日本で乗る為のラグジュアリークーペと言っても良いセッティングとなっています。
見た目とは違って本当に乗りやすいアメ車なのです。
ちなみにエンジンは翌年の1979年からはビッグブロックはラインナップから外されてしまいスモールブロックのみとなってしまいます。
まとめ
1978年サンダーバードタウンランドゥは見た目とは違いとても乗りやすく日本に合ったアメ車になります。
エクステリアとインテリアが統一されたカラーリングは細部にまでこだわりがあり流石ラグジュアリークーペといった見た目以上に乗った時に感じる心地よさは最高なアメ車です!
フルサイズクーペに乗ってみたいけど運転が心配という人やアメ車初心者には最適な大きさとパワートレーンを兼ね備えた日本車からアメ車に乗りかえる入門機といった感じさえうけます。
ビッグブロックの大きなアメ車を探している人はこの1978年サンダーバードタウンランドゥはまさに最適のアメ車ですね!
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
1.
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3.
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならメッキング
メッキ磨きならミガキング
メッキサビ取りならサビトリキング
メッキング&ミガキング&サビトリキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
- メッキが剥がれた
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詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。