画像参照元…アイシャーモーターズ公式ページ
2020年現在、インドのトラック市場は、日本の約3〜4倍で取引が行われる大きな市場です。
高度成長が続き経済大国に発展しているインドですが、この国で活躍するトラックとは、どのような物なのでしょうか。
EicherMotos(アイシャーモーターズ)は、ニューデリーを本拠地とし商用車・オートバイを製造・販売しているインドの多国籍自動車会社です。
1948年創業以来、74年以上の歴史あるEicherMotosは、トラック・バス・オートバイをはじめ自動車用ギアの開発も手がけています。
2008年からVolvoグループと合併事業「VE commercial Vehicles Limted(VECV)」を設立し国内だけでなく、国際的なマーケティング事業も多様化しているのです。
EicherMotosのトラックは、インド国内で、TATA、ASHOK LEYLANDに続き3位の実績があり、インドでは人気があるブランドとしてシェアを獲得しています。
今回、この記事では、EicherMotos(アイシャーモーターズ)の歴史や業績をもとに、インドで活躍している「VECV大型トラック」のスペックや特徴を説明していきます。
現在では、35カ国との取引や3000以上のサービスステーションを展開してグローバル化に成功しているEicherMotors(VECV)とはどんな企業なのでしょうか。
EicherMotorsの経歴
EicherMotors(アイシャーモータース)は、インドのニューデリーに本社をおくオートバイ・商用車を取り扱うメーカーです。
2008年から現在までは、ボルボグループと合併し事業を展開、VE Commercial Vehicles(VECV)としてトラック・バス・オートバイ・自動車用ギアなどを製造、販売をしています。
販売・流通事業はインド国内だけでは収まらず、世界50ヵ国以上の取引が行われていてグローバルな事業展開でも活躍しているブランドです。
こちらでは、EicherMotorsの歴史、ボルボとの提携事業などを時系列順にわかりやすく解説します。
EicherMotorsの起源は「グッドアース社」
Eicher Motorsの起源は、輸入トラクターの流通・サービスを展開していたグッドアース社となっています。
グッドアース社の設立は1948年。その後、1959年にドイツのトラクターメーカーと共同会社“Eicher Tractor Conrporation of IndiaPrivateLtd”を設立し、業務の拡大に成功したのです。
1965年以降は、インド株主により所有され、1973年になるとマッセイファーガソン氏によりドイツ会社が買収されています。
その後2005年、マッセイファーガソントラクターのインドライセンスはTAFE Tractors(チェンナイ)にトラクターとエンジン事業を売却しました。
「1982年」三菱と提携協定|小型商用車の製造
1982年10月には、日本の三菱と業務提携協定が結ばれています。
主な提携内容は、小型商用車(LCV)の製造で、提携協定は東京で締結されました。
共同開発した小型商用車(LCV)は、「EicherMitsubishi」というブランド名で販売が行われ、インド市場で流通したのです。
この時期をきっかけに「EicherMotors Limitd」が設立され、本格的な活動が始まりました。
1990年2月から徐々に株の買収をはじめ、1993年までにEicherは60%の株式保有をRoyal Enfield Indiaから獲得しているのです。
VE Commercial Vehicles Limited|2008年ボルボと合併
2008年7月、EicherMotersとVolvoグループが合併事業として商用車の開発を開始しました。
VE Commercial Vehicles Limited(VECV)と名付けられ、コンポーネントエンジニアリングとして設計、製造、販売をし、エンジニアリング設計の提供を始めています。
VE Commercial Vehicles Limited(VECV)の事業は主に、
- Eicherブランドのトラック・バスの製造や販売
- VE パワートレイン
- コンポーネント及びエンジニアリング設計サービス事業
- Volvoトラックの販売・流通事業
- Volvoバス・インディアのアフターマーケットサポート事業
この5つの業務を展開しているのです。
2020年、VECVはVolvoバス・インディア事業を100億ルピーで買収するほどの成長を遂げています。
VECVの戦略ビジョンは、インドと発展途上国に対し「商業輸送の近代化」を目標とし業界リーダーとして認証されるべく活動しているのです。
VECVジョイントベンチャー(合併事業)のきっかけ
2008年、商用車事業であるボルボグループとEicherMotorsは「インドの商用車市場の近代化」という共通のビジョンにより合併事業が成立しています。
そもそもEicherMotorsは、小型・中型車が国内では人気があるブランドでした。
そこにグローバルな知識、製品技術が多彩なVOLVOグループが加わり、互いに足りないところを補うように業務提携をすることとなりました。
このパートナーシップにより、インドはもとより新興市場がある多くの国にも「産業の近代化」の実現が可能となっています。
現在VECVでは、4,9〜55トンまでの多種多様な中・大型トラックが製造・販売されています。
また、商用車部門ではバスの製造・販売にも力を入れていて、席数12〜72までの小型から大型バスを提供しているのです。
Eicher Motors VECVの主な受賞
EicherMotors(VECV)は現在、従業員を1万人以上、製造工場8ヶ所、35カ国での取引、3000ヶ所以上のサービスステーションを設ける巨大組織にまで発展しています。
商用車の世界では、新しい新興市場、最先端のテクノロジー、顧客の要望などが常に流動的な変化をしているのです。
2008年より、インド国内外をリードしてきたVECVはこの業績を讃え、さまざまな受賞をされ日々の業績に功績を与えています。
EicherMotors(VECV)が近年に受賞した物として、
- 2022年CVアワード・アポロタイヤより「年間最優秀トラック」
- 2021年ウェアハウスエクセレンスにて「自動車会社オブザイヤー」
- 2021年Eicher小型トラックが「LCVカーゴキャリアオブザイヤー」
- 2020年インド工業連盟により「ベストプラクティス賞」
このような受賞を果たし、時代をリードし続けているのです。
EicherMotors「VECV大型トラクター」Eicher Pro8055
EicherMotors(VECV)では現在、4,9〜55トンまでの中・大型トラックが販売・製造されています。
今回紹介する「EicherPro8055」は、Eicherブランドの中で最大の大型トラクターです。
最大積載量55トンの次世代GCW関節式トラクターで、高出力・高トルクな設計がドライバーの操作性を快適にし運転の負担軽減に役立ちます。
こちらでは、EicherPro8055のスペックや安全機能をご紹介します。
VEDX8エンジン|Volvoが開発した新エンジン
EicherPro8055に搭載するエンジンは、直列6気筒・最大排気量7,7リットルのVEDX8ディーゼルエンジンを使用しています。
Volvoが開発したエンジンで、低回転で高トルクが特徴な経済的なエンジンです。
厳しい排ガス規制の「ユーロ6」にも適合しているVolvoの新VEDXエンジンは、
- 最大出力:258kw@2200rpm
- 最大トルク:1350Nm@1200~1600rpm
7,7Lディーゼルエンジンで、9速のギアボックスが搭載されています。
「EicherPro8055」キャブ内機能
4つのサスペンションがバランスよく配置されたEicherPro8055のキャブが、ドライバーの運転をサポートし快適なドライブを実現しています。
ヨーロッパの厳しい山岳地帯でも機能を発揮しているサスペンション技術は、インドでも高評価を得ているのです。
運転席には、モダンなデザインでありながら防水加工に優れたシートを採用、スリーパーキャブにすることで長距離輸送にも対応しています。
「EicherPro8055」ドライバーサポート機能
EicherPro8055の特徴として、ドライバーの運転サポート機能が充実しています。
主な仕様として、
- 操作パネルによる「燃料コーチング」
- 厳しい勾配に対応する「M-ブースター」
- 「オートクルーズ」による長距離ドライブサポート
- 走行距離・稼働時間・目的地へのルート検索に便利な「Eicherライブ」
これらの機能が搭載され、ドライバーの負担軽減が実現されています。
運転スキルの少ないドライバーでも低燃費走行ができるように、運転席パネルにある「燃料コーチング」が最適なギアとアクセルを表示しサポート、より少ない燃料消費が可能です。
厳しい上り勾配に対し、「M-ブースター」を使用し急減速による危険が回避され、高速道路の運転時には「オートクルーズ」を使用することでアクセル操作による負担軽減が実現されています。
さらに、「Eicherライブ」は目的地のルート検索はもちろん、GPS機能を利用し走行距離・稼働時間が検出でき運行スケジュールが把握できるようになっています。
愛車はどのKING?
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
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メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。