【軽オープンカー熱を再燃させたコペン】
今回ご紹介するのはダイハツが2002年6月に発売した『初代コペン』をご紹介します。コペンは言わずと知れた軽オープンカー。そのコンパクトな車体と愛嬌のある見た目から発売前から注目され、見事に大ヒットを記録したクルマです。
初代『コペン』の名前の由来は当初のコンセプトカーの時点では、軽オープンを意味した『KOPEN』とされていましたが、後に『Compact Open』からとった『Copen』へと変更されました。実は2代目コペンはメーカーの公表によると『Community of Opencar life』からきているとされており、初代と2代目で車名が同じで有りながら込められている意味が異なるという珍しいネーミングパターンとなっています。
コペンはダイハツにとっては1993年に製造終了したリーザスパイダー以来の軽オープンカーで、2002年発売当時はトールワゴンタイプの軽自動車が主流だったので、綺羅星の如く登場したコペンには全国の『好き者』が心を踊らせました。
販売価格も最高グレードで200万円を超え、軽自動車にしては高く感じますが「憧れのオープンカーにこの価格で乗れる!」と若い時代に諦めていた中高年世代に特にウケた様です。もちろんその愛嬌のある見た目と維持のしやすさから一部の若者にも人気は有りましたし、女性でも乗っている方を見かけた事が有ります。
それでは初代コペンの魅力にご紹介をじっくりしていきたいと思います。
目次
【初代コペンの主な仕様】
初代コペンの主な仕様はこの様になっています。オープントップの種類は取り外し式のデタッチャブルトップと電動のアクティブトップが有ります。デタッチャブルトップは初期のロットにしか採用されておらず、コペンの中でもレアなモデルとなっています。
また、グレードについてはベースグレードの他に贅沢なレザーシートが特徴のレザーパッケージと、贅沢な外装と強靭な足回りを手にしたアルティメットエディションが存在します。今回はコペンでも最上級グレードのアルティメットエディションのスペックをご紹介致します。
・型式 L880K
・エンジン JB−DET型 直列4気筒 DOHCエンジン
・IC付きツインスクロールターボ搭載
・排気量659cc
・駆動方式FF
・全長3395mm
・全幅1475mm
・全高1245mm
・ホイールベース2230mm
・最低地上高105mm
・車体重量800−840kg
・最高出力/回転数 47kW(64ps)6000rpm
・最大トルク/回転数 110N•m(11.2kgf•m)/3200rpm
・燃料タンク容量40L
・燃料消費率(10.15モード)18km/L
トランスミッションは5速MTと4速ATが用意されており、圧倒的に人気なのは5速MTで、クラッチペダルを踏んで全身で操り、それこそセカンドカーとしてチョイスするならMTの方が遊びクルマとしては最適ですが、、4速ATのセミオートマ(+−でシフトチェンジ)も十分に『操ってる感』を楽しむ事ができます。中にはクラッチ操作のラグが短縮できるとして敢えてATを選ぶ人もいるとか。
【愛嬌たっぷりの外観】
コペンの魅力のひとつはそのコンパクトさ。全幅1474mm、全高1245mmという超コンパクトなボディとなっています。一般的な駐車場で言えば駐車スペースの3分の2程度で十分なほどです。知られざるオーナーの悩みとしては、小さすぎて駐車場で何処に停めたか探すのが大変など、コペンらしい悩みもある様です。
最低地上高も純正で110mmとかなり低く、それこそ屈み込んで搭乗しなければならない程の低さです。またコンパクトで有りながら全長は3395mmでスポーツカーらしいロングノーズを持っています。
コペンの外観は曲線を基調とした全体的にしなやかな印象を受けるボディラインです。ボンネットはツルンと丸みを帯びており、フロントに向かってV字に窄んでいく様な形状です。ターボ車ながらエアーインテークはワイパー付近にさりげなく配置する事で、コペン特有の柔らかさを損なう事は有りません。
フロントフェイスを見てみると、少し吊り上がった丸目のヘッドライトと、同じく小さな丸目のフォグランプが装着されています。このフロントフェイスが丸みを帯びたボディに見事にマッチし、愛嬌のある見た目を醸し出しています。
リアのデザインもフロント同様に丸目のテールランプが特徴的なリアビュー。リアスポイラーも標準で装備されていますが、主張の少ない大きさとデザインなので、コペンの雰囲気に上手く馴染んだスポイラーとなっています。
【贅沢なアルティメットエディション】
コペンの最上級グレードのアルティメットエディションは贅を尽くした様な上質な一台となっています。
ベースグレードでは樹脂製のメッシュグリルですが、アルティメットエディションではソリッドな見た目のメッキグリルが装着されています。可愛らしい顔つきに少しメッキパーツの硬さを持たせる事で、一気に男前な雰囲気に変貌します。またナンバープレートもセンターから左下へオフセットする事で、よりスポーティーさに拍車をかけます。テールランプにはクリアレンズを採用し、リアビューがスッキリした印象。
足回りを見てみると、ベースグレードはシンプルな5本スポークのアルミホイールですが、アルティメットエディションはBBS製の15インチアルミホイールが標準で装着されています。サスペンションにはビルシュタインのショックアブソーバーが採用され、ねじれ剛性の向上を測ったリアパフォーマンスブレースを装着するなど、見えない部分の装備がかなり充実しています。
また、シートヒーター付きアルカンターラレカロシート、MOMO製のステアリングと言った内装への拘りを見せています。アルティメットエディションはこの様にスポーティーさに全振りした至高の一台です。ベースグレードもシンプルで良いですが、一度アルティメットエディションを見ればその充実した装備に価格以上の価値を感じるのは間違い無いでしょう。
レザーパッケージも大人の雰囲気が出ている素敵なモデルです。シルバーのボディにタンレザーの上品なシートの組み合わせが個人的には好きですね。
【クセになるミニマルなコックピット】
その小さな車体で見てわかる通り、車内もかなりコンパクトなものとなっています。運転席に乗り込むとその詰まった感のあるコックピットに思わず心が踊る人も多いのでは無いでしょうか。
私も狭いところが好きなタイプですが、このギュッとした濃厚なコックピットがかなり魅力的に感じます。
悪く言えば狭いの一言で片付けられそうですが、このミニマルなコックピットのおかげでドライバーとコペンに一体感が生まれ、人車一体を実現させてくれます。最初こそこの狭小空間を窮屈に感じると思いますが、その狭さがクセになる不思議な空間となっています。
【オープントップで得られる開放感】
コペンの最大の特徴と言えばやはりオープントップ。これを知らずしてコペンは語れないでしょう。前述にもある通り脱着式のデタッチャブルトップと電動式のアクティブトップが有ります。デタッチャブルトップは脱着が面倒、外した屋根を持ち運べないのがネックでは有りますが、は電動に比べて軽量で故障のリスクが少ないのがメリットです。初期の僅かな台数のみですぐに廃止されたので、ほとんどの個体がアクティブトップとなっています。
アクティブトップはルーフ内側のロックを外す以外は全て電動です。もちろん運転席から一歩も動く事なく約30〜40秒程度でオープンになります。トランク部分に収納する為、オープン時にはトランクを空にする必要が有ります。
狭い車体では有りますがオープントップにする事で、開放感を得る事ができます。風を感じながらの街中や自然の中のドライブはまさに至高のひとときです。
【コペンの軽快な乗り味】
ドライビングポジションが低く視界はまるで地面を這う様な感覚で、それこそゴーカートやおもちゃの様なコペンですが、走りに関しても妥協は有りません。660cc直列4気筒DOHCターボ搭載のパワフルなエンジンと軽い車体が織りなす軽快な走りは特にダウンヒルやワインディングなどでその実力を発揮します。
タイトなコーナーもビルシュタイン製のショックアブソーバーのおかげでロールを最小限に抑え、キビキビとしたコーナリングも見せてくれます。
【コペンの中古相場は?】
気になるコペンの中古相場ですが、現在の中古価格はアルティメットエディションで130万〜150万円程度で、以前より手の届き易い価格ですが年式を考慮するとまだまだ人気車種らしい価格帯です。
ベースグレードのアクティブトップは状態や走行距離にもよりますが、80万円代の個体が結構ある様で、こちらはかなり現実的な価格となっています。意外にオープントップの電動モーターが故障している個体もある様なので、購入を検討されている方はしっかりオープン時のモーターの挙動も確認することをオススメ致します。
【軽オープンで非日常を得る】
如何でしたでしょうか。既に型落ちの初代コペンですが、シンプルな外外観なので今見ても古さは感じない素敵なクルマでは無いでしょうか。最近見る機会が減ってきたので注目を浴びるなんて事も有りそうです。
年式を考慮すると価格こそ割高では有りますが、軽スポーツの小気味の良い乗り味と、オープンカーの開放感はドライバーを非日常に引き込んでくれます。いつもの通勤路も、見慣れたドライブコースも軽快な走りとオープントップでちょっと違った感覚を得られるのは間違い無いでしょう。
人とは違った個性的なクルマ、特に遊べるセカンドカーを考えてる方は是非その候補にコペンを入れてみては如何でしょうか。きっと価格以上の価値を見出せるはずです。
以上、ダイハツ『初代コペン』のご紹介でした。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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